冒険家になろう!(スキルボードでダンジョン攻略)のネタバレ解説・考察まとめ

『冒険家になろう!(スキルボードでダンジョン攻略)』とは萩鵜アキの同名小説のコミカライズ作品で、作画は栗山廉士が担当する。世界中でダンジョンの存在が確認されてから5年後の世界。初心者冒険家空星晴輝(からぼしはるき)は、自宅にできたダンジョンで魔道具「スキルボード」を発見する。空星は、スキルボードを駆使して有名な冒険家「ランカー」を目指すこととなる。魔物との緊張感漂うバトルシーンと仲間たちとのコミカルな掛け合いが楽しいダンジョン冒険活劇。

中札内にあるダンジョン。ダンジョンとしてのレベルは低め。中層部でピヨコの魔物が出現する。熱石の採石場としても有名。名物は、地鶏のチャンキーと枝豆。

神居古潭ダンジョン

神居古潭にあるダンジョン。スタンピードにより魔物が吹き出し、付近の森に住み着いている。全部で地下10階までしかなく、ダンジョンレベルは低め。

一菱武具販売素材買取所

一菱が経営する素材買取所で、朱音や大井素が働く。ちかほや車庫ダンジョンなどのダンジョン近くに設置されている。素材買取所では素材の買い取りだけでなく、魔道具の鑑定も行っている。なお、簡易鑑定は素材買取所で販売員が1000円で行う。また、詳細鑑定は一菱本部の鑑定人や検査機で鑑定するため結果が出るのに1月程かかり、1回10万円で検査を受けることができる。

勇者の酒場

冒険家になろう!でよく話題に上がる人気の酒場。生ビールは1杯2000円と高めの値段設定。

カムイの湯

旭川市にある温泉。ダンジョンから湧き出している温泉で、魔物化を改善することができるという噂がある。その他にも、うちみ、関節痛、筋肉痛、腰痛、疲労回復、運動機能障害、美肌に効果があるとされる。

奥尻島

第一次スタンピードにおいて、外部からの防衛協力が得られず放棄された島。過去の奪還作成では冒険家が何人も行方不明となっている危険地帯。

事件

新宿陥落(しんじゅくかんらく)

日本最大級のダンジョン「新宿駅ダンジョン」で起きた事件。日本全国でスタンピードが一斉に起き、新宿も多数の冒険家があたったが、最大戦力のマサツグが居なかったこと、63箇所ある出入口すべてから同時に中型の魔物が溢れたこと、鹿の魔物によりベーコンが行動不能にさせられたことなどいくつかの不幸が重なったことで、戦線が崩壊し、新宿は陥落。人々は命からがら新宿から脱出した。

『冒険家になろう!(スキルボードでダンジョン攻略)』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

空星晴輝「いいね…実にいい!!」

自宅で寝ていた空星晴輝は、車庫ダンジョンが揺れていることに気づいて飛び起きた。車庫ダンジョンでスタンピードが起こり、魔物の行進によりダンジョンが揺れていたようで、放っておいては自宅や村が飲み込まれて崩壊してしまう危機的状況に陥る。スタンピードを鎮めるには、ボスモンスターを倒す必要があり、空星は、スタンピードを逆走し、ボスモンスターのワーウルフを発見した。初心者冒険家の空星にとって、格上の相手であり、強靭な肉体や戦闘を楽しむセンスに苦戦する空星であったが、そんな状況下において、空星は恐れや絶望感を抱くといったことはなく、「いいね…実にいい!!」と強者とのギリギリの戦いを楽しんでいた。空星の積極的に戦闘を楽しむ性格は、急速なレベルアップの源になっている一方、火蓮や朱音から、度々異常との評価を受けている。

黒崎火蓮「お返しです」

突然現れた鎧の戦士の強力な攻撃により、吹き飛ばされてしまった火蓮。なんとか致命傷は避けたものの、大ダメージを負ってしまった。自身の最大限練り上げた魔法が鎧の戦士には通じなかったため、絶望感に打ちひしがれそうになった火蓮であったが、後方支援の火蓮の最大の役割は、魔法ではなく戦況の掌握だという朱音の助言を思い出し、冷静に戦況を分析し始めた。鎧の戦士は、気力をまとった鎧を着ているため、魔法が通じないことに気づいた火蓮は、魔力ではなく気力を込めることで攻撃が通じると分析した。空星が攻撃している隙を見て、「お返しです」と強力な気力による一撃を与えることに成功した。

カゲミツ「みんな!!俺がひきつけている間に逃げろっ!!!」

リザードマンの強さに徐々にやられていくエアリアルの一行。そんな中、カゲミツは自身が冒険家を目指すこととなったきっかけを思い出していた。学生時代から存在感があり、目立ちたくないのに目立ってしまうカゲミツは、そのことに悩んでいたが、初めてダンジョンから魔物が溢れた日。女の子に飛びかかろうとする魔物に対して、それを止めるため大声で叫ぶと、魔物は女の子ではなくカゲミツを標的にした。魔物に襲い掛かられそうになるカゲミツであったが、なんとか撃破に成功した。嫌で嫌でしょうがなかった存在感が、誰かを救うことのできる能力だと理解したカゲミツは、大切な誰かのためであれば命を投げうつ覚悟を決めていた。リザードマンの猛攻を前に覚悟を思い出したカゲミツは、大切な仲間を守るため「みんな!!俺がひきつけている間に逃げろっ!!!」と、自身の存在感を使ってしんがりを務めることを宣言した。

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