くもりときどきミートボール(アニメ映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『くもりときどきミートボール』とは、ジュディ・バレット作の絵本、およびそれを原作とする3DCGアニメーション映画作品。
発明家を夢見る主人公のフリント・ロックウッドが水を食べ物に変える画期的なマシンを開発する。以降、町には大量のチーズバーガーやドーナツ、ステーキなどの食べ物が大量に降ってくるようになり、そこから巻き起こる騒動を描いている。主人公のフリントが自身の発明を通して、町の人々や家族と心を通わせる物語である。空から降ってくる様々な食べ物を3DCGで見事に表現している。

カル

CV:ボビー・J・トンプソン/吹替え版:矢島晶子
アールの息子。誕生日に一面のアイスクリームをプレゼントされ、大いに喜んだ。

パトリック

CV:アル・ロッカー/吹替え版:内田直哉
ニューヨークのテレビ局のニュースキャスター。

フランシス・ロックウッド

CV:ローレン・グレアム/吹替え版:湯屋敦子
フリントの母。フリントの発明家になりたいという夢を応援してくれていたが、フリントが大人になる前に亡くなっている。

『くもりときどきミートボール』の用語

FLDSMDFR(フリズムドファー)

フリントが開発した機械。Flint Lockwood Diatomic Super Mutating Dynamic Food Replicatorの頭文字を取ったもので、機械の上に水を入れるとそれが食べ物に変化する。使用するには大量の電力を必要とし、稼働しすぎると食べ物が巨大化してしまう。フリントが空の彼方に飛ばし、スワロー・フォールズには大量に食べ物が降るようになった。その後暴走し、食べ物が巨大化していった。フリントがスプレーシューズを吹き付けたことで、ようやく稼働が止まった。

スプレーシューズ

幼少期のフリントが発明した品。足に噴射することで即席で靴ができあがるため靴紐が不要。小学校の発表会で自慢げにクラスメイトに披露するも、靴を脱ぐことができなくなりみんなの笑い者になってしまう。フリントは今でもその靴を履いている。フリントは暴走したFLDSMDFRにこれを吹き付けて機械を止めることに成功した。

本音翻訳機

フリントが発明したもの。使用した者の考えていることが音声として聞こえてくるという機械。フリントの飼っている猿のスティーブがこれを使用している。

サーディン

イワシの缶詰のことで、港町のスワロー・フォールズではかつて有名だった品。ベイビー・ブレントサーディンという会社がこの缶詰を大量生産していたが、大量に売れ残り会社も倒産する。町の人々は毎日イワシを食べるという味気ない日々を送っていた。

『くもりときどきミートボール』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

スワロー・フォールズに降り注ぐチーズバーガー

チーズバーガーを手に取るフリント・ロックウッド

発明がまたも失敗に終わったと落ち込むフリントの元に次々とチーズバーガーが空から降ってくるシーン。
自分の開発した発明が結果的に成功し、今までの努力が報われたと嬉しそうな表情を見せるフリントが印象的な場面である。今まで数々の発明が失敗し町の人にも迷惑をかけていた状況が一変、彼は町の人気者になることができた。

フリント「これが本当の君だ そうだろ」

サムをデートに誘い、ゼリーで作ったお城に案内するフリント。そこでサムはポニーテールとメガネの格好で気象科学に夢中だった過去を話した。しかしクラスメイトにガリ勉だとバカにされてからはメガネも掛けず科学の話もしなくなったという。そんなサムにフリントはメガネを掛けさせ、髪型をポニーテールにしてあげた。その際に「これが本当の君だ そうだろ」と言うのだった。
ありのままで良いと肯定してくれる味方がいる素晴らしさと、フリントの人柄の良さが際立つセリフである。

ロープを離さないサム

FLDSMDFRを止めるためにピーナッツ飴の谷に訪れたフリントとサムの場面。谷底まで行くためのロープをサムが上で引っ張っていたが、ピーナッツの欠片に触れてしまい顔が腫れ上がってしまう。谷の途中にいたフリントがロープを離すんだと伝えるが、サムは頑なに離そうとしない。
アレルギー症状の苦しみに耐え、命がけでフリントの命を救おうとしたサムの行動が印象的なシーンである。

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