くもりときどきミートボール

くもりときどきミートボール

『くもりときどきミートボール』とは、ジュディ・バレット作の絵本、およびそれを原作とする3DCGアニメーション映画作品。
発明家を夢見る主人公のフリント・ロックウッドが水を食べ物に変える画期的なマシンを開発する。以降、町には大量のチーズバーガーやドーナツ、ステーキなどの食べ物が大量に降ってくるようになり、そこから巻き起こる騒動を描いている。主人公のフリントが自身の発明を通して、町の人々や家族と心を通わせる物語である。空から降ってくる様々な食べ物を3DCGで見事に表現している。

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くもりときどきミートボールのレビュー・評価・感想

くもりときどきミートボール
9

食べ物は恐怖

主人公のフリントは子どもの頃から発明が好きで、ちょっと変わった青年で、昔いじめられてて友達がいなかった感じがよく出ていてよかったです。何かをするときにいちいち「なになにをする」を言いながらするところとか、いろいろ確認しながら作業しなくちゃいけない発明家ぽくていいし、ヒロインとの恋についても凄くドキドキしているのがわかって奥手ぽくていいです。
ヒロインの子もガリ勉であることを隠していて、そこがまた可愛いと思いました。キャピキャピしているときも可愛いけど、頭のいい眼鏡っ子のときも可愛かったです。
フリントが作った食べ物気象装置はすごいなと思いました。空から食べ物が降ってくるなんて、夢のようです。ベーコンとかの朝ごはん雨もいいし、やっぱり一番いいと思ったのはアイスの雪ですね。警官の子どもの誕生日に降らせたのですが、そんな誕生日あこがれです。
でも、その食べ物が大きくなっていって、制御不能になって、ハリケーンみたいになったら、恐怖でしかありませんでした。食べればいいじゃんとも思いますが、食べ切れるものでもないし、捨てる場所もないし、埋もれてしまえば死にます。そんなこと、もっと早く気がつけば良かったけど、今まで誰にも認められなかった男からしたら、みんなに期待されてるのに装置を止めることはむずかしかったんだなと思いました。
最後には自分でけじめをつけていて、フリントはほんとは男らしい、いい男だと思いました。なかなかスリリングで面白い話でした。

くもりときどきミートボール
9

キャラクターがいい。

食べ物が降ってくるという夢のような天気、でもそれが暴走すると災害になるという、おもしろ設定でよかったです。
朝ごはんセットが降ってきたり、飴玉とかアイスの雪とか、子どもなら誰もが憧れた話だと思いました。
フリントはみんなのリクエストを受けて大変そうだけど、私でもリクエストしてしまいます。
ヒロインの子はゼリーが好きということで、ゼリーの城みたいなのを作ってもてなしたり、プリントも結構ロマンテイストだなと思いました。
ヒロインの子は本当は科学大好きな眼鏡っ子なのに、それではテレビでは活躍できないし、男受けもよくないからキャピキャピギャル風にしているのが、今っぽい設定だなと思います。
テレビのキャスターには受けてなかったけど、眼鏡っ子のときのほうが可愛かったと思います。
フリントともお似合いだし、いいカップルだと思いました。
フリントの昔から科学が大好き、発明王になりたいと思っていた、ちょっと変わったという設定もいいと思いました。
でも、靴を履きっぱなしというのはどうなのでしょう。
すごく不衛生で、気になります。
あと、フリントの物静かなお父さんも魅力的だし、オムツ姿でCMに出ていた幼馴染みも面白いキャラで、キャラクターのいい作品だなと思いました。

くもりときどきミートボール
10

深夜に見るのは危険!

この映画はあまりメジャーじゃないのでもっとみんなに知ってほしい映画です!
中でもビジュアルの楽しさ美しさが凄くてCGのツルツル感がだいすきです。
水分を食べ物に変えるっていう発想がまず可愛いし、空からハンバーガーが降ってきたときの全員の顔がとてもかわいいほんとうに夢みたいなストーリーだと思います。
しかもそれがどんどん大きくなってしまって空から大きな大量の食べ物が降ってくるのは楽しくてしょうがない。
世界各地の名物が降ってくるのもおもしろいポイントだと思います。
日本の海苔巻きも降ってくるのが最高!主役のクリントのアホさ加減もとてもいいです。
化学効果音を自分の口で喋るシーンやゼリーのお城で遊ぶシーンなんてずっと笑っていられます。
ストーリー的にも序盤に登場したキャラや伏線が後半になって活躍してきたりおおっと感動できるストーリーになっているのがお勧めです。
お腹が減っている時に見るととっても辛い気持ちになってしまうので、たくさんの食べ物と飲み物を準備してみはじめることをお勧めします。
私のお勧めはやっぱりハンバーガーです。次に見るときはテーブルに大量にハンバーガーを置いてみようと思います。
私の好きなセリフは「ゼリーでできたゼリー」です。

くもりときどきミートボール
9

空から食べ物なんて夢のよう

とても面白い作品でした。
主人公のオタク気質というか、陰キャぶりも良かったですし、ヒロインが本当は頭が良い秀才系なのに、お天気お姉さんとして求められているキャピキャピした子を演じているのも面白かったです。たしかに、女の子女の子していた方が周りから浮かないもんなと思いました。でも、本当はそんなの嫌な世の中だなと思うし、元の方がいいじゃんと主人公が言っていて、その通りと思いました。
空から食べ物が降ってきたらいいなという子供の頃、一度は夢に見たことが本当に起きたときに生じることを描いていて、面白いなと思いました。最初はみんな喜んで食べまくってるけど、食べ物雲がぼうそうして、食べ物が巨大化、降り続けると、とたんにそれは天災でもうどうしようもなくなる感じでした。最初の方の、楽しいシーンでは、私も映画の中に入り込みたいと思いました。私が降らせてほしい食べ物は何かな?やっぱスイーツ系?とかいろいろ考えて見れました。暴走シーンは見ていて気持ち悪くなる感じでした。
ピクサーとかシュレックのところじゃないアニメ会社でこんなに面白い作品が見られるなんて、びっくりです。
また、いろんな作品を作ってほしいです。

くもりときどきミートボール
8

食いしん坊必見の笑って泣けるアニメ映画

とにかく視覚的に楽しい。アイスクリームの雪原で雪合戦とかドでかいホットケーキ(メイプルシロップ+バター付き)が降ってくるとか、食いしん坊ならたまらない空想が実現してヨダレがとまらない。
本作のテーマはモラトリアムニートの青年と不器用な父親の親子愛であり、素の自分を特別と認めてくれる存在の大切さに気付かされる話である。
子供は食べ物で街中埋め尽くされる夢のようにカラフルで楽しい映像に大喜びだし、大人は大人でフリントやサムのままならない承認欲求や劣等感、親とのすれ違いに共感する。
そして伏線の散りばめ方が非常に上手い。フリントが過去に発明した作品、一つ一つにちゃんと意味があり、後の展開で重要なアイテムとして生きてくる。
その事実によって、失敗作と決め付けられた作品も決して無駄じゃなかったというメッセージが輝く。
この物語はダメな人間への優しいまなざしが溢れてる。
ひとりぼっち、はみだしもの、変人……そんなレッテルを貼られ白い目で見られがちな人の背中を、「いいじゃないそれで」と押してくれるようなポジティブさがある。
各国に対応したソウルフードが降ってくるユーモアにもくすっとした。万里の長城をおみくじクッキーが直撃してからの二段オチなど、演出が本当にこっている。

くもりときどきミートボール
8

食べ物がてんきとなって降ってくる

子どもの頃から発明が好きな男性が、イワシしかたべるもののない故郷の島のためにつくった水を食べ物に変える機械が起こす大騒動。最初、食べ物の雨が降るようになって、みんなハッピー、観光地化しようてなるんだけど、だんだん食べ物ハリケーンになってきて…て話。
空から食べ物が降るとか、アイスに埋もれるとか、子どもの頃、よく妄想していたから、それが現実におきた世界を見るのは楽しかった。空から降ってくる食べ物は、なんかみんなに喜ばれているころから、多すぎ、衛生的なの?て疑問符のとこもあるけど、軒並み美味しそうだし、ハリケーン化した食べ物は怖い。ミートスパゲティなんか、ほんと竜巻みたいだった。
キャラもたってて、主人公は変人だし、お父さんも不器用な感じでいい。特にいいのはヒロインで、一見キャピキャピギャルだけど、ほんとは頭がよく、メガネ女子だけど、それだと世間でうまくいかないからそれを隠しているていう。日本だとなんか画一的美人が重宝されるけど、外国でもそういう感覚があるんだなと思った。話も、負け犬が成功したと思ったら大騒動になって、それを仲間と回収するというわかりやすい話だし、日本人は食に興味があるので、日本人に馴染みやすい話だと思う。

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