八握剣異戒神将魔虚羅（呪術廻戦）の徹底解説・考察まとめ
八握剣異戒神将魔虚羅（やつかのつるぎいかいしんしょうまこら）とは、『呪術廻戦』に登場するキャラクターで、「十種影法術」という術式によって召喚される式神の1体。ファンからは「まこーら」の愛称で呼ばれる。
魔虚羅は式神の中でも別格の戦闘力を誇り、歴代の術師の誰もが調伏できなかった怪物で、あらゆる攻撃と状況に後付けで適応する能力を持つ。「十種影法術」の使い手の伏黒恵は、魔虚羅を「自分諸共に相手を殺す自爆技」として使用していた。魔虚羅は後に最強最悪の呪霊両面宿儺に利用され、彼にさらなる力を与えた。
その後宿儺は伏黒の肉体を奪い、「十種影法術」を己のものとする。魔虚羅の調伏にも成功したのか、万という術師との戦いで披露している。一方、虎杖は五条の封印を解除することに成功し、宿儺は彼との決戦に臨むこととなる。
宿儺と五条の戦いは、呪術の粋を尽くしたすさまじいものとなった。五条もまた「六眼」と「無下限呪術」を生まれ持った強力な術師だったが、宿儺は相手の無敵に等しいバリアを突破するために魔虚羅の召喚を決行。彼を倒されないように立ち回りつつ、「適応」によって「無下限呪術に対する適応」が進むのを待ち続ける。
やがて魔虚羅は、宿儺の思惑通りに「無下限呪術を突破する力」を獲得する。直後に五条によって消し飛ばされるも、宿儺は「魔虚羅がどのような術式によって無下限呪術のバリアを突破したか」を分析し、自身の術式にこれを応用することで五条を両断。五条の力を絶賛しつつ勝利を収める。
「十種影法術」は、撃破された式神は“別の式神と合成”した上でさらに使えるようになる特徴を持つが、「五条を倒せれば、あとは自分の術式だけで十分」との判断か、その後宿儺は魔虚羅を合成された状態で召喚していない。
八握剣異戒神将魔虚羅の関連人物・キャラクター
伏黒恵（ふしぐろ めぐみ）
禪院家の血を引く若き呪術師。「十種影法術」の使い手。
優れた才能の持ち主だが、魔虚羅を調伏することを無意識に諦めているところがあり、「“いざとなったら魔虚羅の調伏の儀に巻き込んで自分諸共に敵を倒せばいい”と考えている」と五条からたひたび苦言を呈されていた。
伏黒恵（呪術廻戦）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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伏黒恵（ふしぐろ めぐみ）は、『呪術廻戦』の登場人物で、呪術の名門禪院家の血筋を引く麒麟児。東京都立呪術高等専門学校の一年生にして二級呪術師の資格を有し、主人公虎杖悠仁とはクラスメイト。
一見するとクールで真面目な優等生ながら、内には激しい情動を秘める。善人だった姉が呪いによって倒れたことが呪術師を目指す動機となっており、最強の呪術師五条悟に師事する。自身を救うために特級呪霊両面宿儺の宿主となった虎杖を庇い、彼の善性と呪術師としての潜在的な才能を信じて、宿儺の力を求めるあまたの敵と戦っていく。
両面宿儺（りょうめんすくな）
1000年前に生きた術師で、後に歴史上最強最悪の呪霊となった怪物。現代において虎杖の肉体の内に宿る形で復活し、完全な自由を得る好機を虎視眈々と狙い続ける。
「自分が自由を得れば、恐らく五条との戦いになる」と考えており、その対策として伏黒の「十種影法術」を奪うことを画策。特に魔虚羅の存在には注目しており、五条との戦いでも切り札の1つとして用いていた。
両面宿儺（呪術廻戦）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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両面宿儺（りょうめんすくな）は、『呪術廻戦』に登場する、殺戮と闘争を好む“呪いの王”である。
千年以上前の人間で、性格は残忍にして狡猾、尊大にして凶悪。当時の呪術師が総出で挑んで敗れ、死後指だけが呪物として残り、世に悪しき影響を与え続けている。
その指を主人公虎杖悠仁が飲み込んだため、彼の肉体を依り代に復活。しかし理由は不明ながら虎杖の意識を奪うことができず、その体内に封じられる。虎杖の内に潜み、肉体を乗っ取る隙を虎視眈々とうかがい、時に暴威を振るって善悪の区別無く命を奪う極めて危険な存在。
五条悟（ごじょう さとる）
伏黒の師で、現代最強の術師。呪力効率を劇的に上昇させる「六眼」と、無敵に等しいバリアを展開する「無下限呪術」の使い手。
宿儺が伏黒の肉体を奪って完全な自由を得た後、彼と対決。一進一退の攻防を繰り広げるが、最終的に魔虚羅に「無下限呪術」を突破され、これを自身の術式に応用した宿儺によって殺害された。
五条悟（呪術廻戦）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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五条悟（ごじょう さとる）とは、『呪術廻戦』の登場人物で、日本に四人しかいない特級呪術師の一人にして自他ともに認める「最強の呪術師」。特級呪術師の中でも別格の実力者である。
作中屈指の実力者たちをまとめて相手にしてなお圧倒するほどの恐るべき戦闘能力の持ち主で、存在そのものが呪術界のバランスを成すジョーカー的存在。特級呪霊・宿儺の宿主となってしまった主人公虎杖悠仁を、東京都立呪術高等専門学校に誘った張本人で、同校では教師を務める。呪詛師として暗躍する夏油とは、かつては親友の間柄だった。
八握剣異戒神将魔虚羅の名言・名セリフ／名シーン・名場面
宿儺との戦い
物語中盤、五条を解放するための戦い「渋谷事変」の中で初めて顕現した魔虚羅は、その恐るべき力で読者を驚愕させた。“自分がいずれ奪う”予定の伏黒の肉体を守るために駆け付けた宿儺との戦いは、渋谷事変で繰り広げられた戦いの中でも特に大規模なものの1つで、そのすさまじいアクションは作品を代表する名シーンの1つとなった。
2023年に放送されたアニメ版では、魔虚羅の戦闘描写がさらに追加され、圧巻の立ち回りを見せた。
八握剣異戒神将魔虚羅の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
魔虚羅の「適応」をネタにした二次創作
恐るべき身体能力に加えて、「適応」という珍しい力を持つ魔虚羅は、ファンにとっても斬新な存在として受け止められ、様々な二次創作が作られている。
「様々な理不尽に直面した魔虚羅が、その状況に“適応”してスマートな対応を見せる」といったものもあれば、「作品の壁に“適応”した魔虚羅が、別作品に殴り込んで理不尽な状況を変えてくれる」といったものもある。その妙に愛らしい名前もあり、言葉の話せないキャラクターながらファンからの人気が非常に高いことがうかがえる。
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呪術廻戦の歴代OP・ED主題歌・挿入歌・サウンドトラックまとめ
『呪術廻戦』（じゅじゅつかいせん）とは、芥見下々によるダークファンタジーバトル漫画、およびそれを原作としたアニメ作品。この記事では、『呪術廻戦』を彩るオープニング・エンディング主題歌、挿入歌、そして本作の前日譚である『呪術廻戦0 東京都立呪術高等専門学校』を原作とする劇場アニメ『劇場版 呪術廻戦 0』の主題歌を紹介していく。
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呪術廻戦の御三家・禪院家まとめ
禪院家（ぜんいんけ）とは、『週刊少年ジャンプ』の人気漫画『呪術廻戦』に登場する呪術界のエリート家系・御三家の一つである。術式至上主義であり、術式を持たない者は血族であっても落伍者として蔑まれる。また男尊女卑の思想も強く残っており、長く続くがゆえに古き因習に囚われている。 『呪術廻戦』では禪院家出身のキャラクターが多く登場するが、人間性を疑いたくなるような人物も多く、読者の中では「禪院家は『クズ』の集団」という認知が進んでいる。
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