大雪海のカイナ（アニメ・漫画）のネタバレ解説・考察まとめ
『大雪海のカイナ』とは、弐瓶勉（東亜重工）原作のテレビアニメ作品である。拡がり続ける「雪海」により大地が消えかけた異世界を舞台に、天膜に住む少年カイナと地上の少女リリハの冒険を描く。独自の世界観と美麗なビジュアルが特徴である。カイナとリリハが軌道樹と呼ばれる巨木や古代兵器「建設者」などの謎に迫りつつ、滅びかけた世界を変える物語が始まっていく。細谷佳正、高橋李依、坂本真綾など豪華な声優陣が出演している。アニメ終了後ほどなくして劇場版『大雪海のカイナ ほしのけんじゃ』が公開された。
CV：和久井優
王族に仕えるアトランドの侍女の1人。控えめな性格で、リリハやヤオナと親しい。
アトランド軍
小国アトランドに属する兵士たち。精鋭の騎馬隊は雪海馬に乗る。口を覆いフードを被りもする比較的軽装の装備に身を包む。銃や剣、大筒（大砲）で戦う。
バルギア
アメロテ
CV：坂本真綾
バルギアという国の士官で、古代の遺物である黒い鎧を身に纏い、黒い兜を被って戦いもする「バルギアの黒兜」。冷静沈着に見えて、相手を認め、慮る面もある。元々はアコイルという国の王女だったが、バルギアに侵略されて捕らえられ、生き延びるためにバルギアの士官になり、忠誠を誓った。成功者に見えるが、これは過去の経験から強くならざるを得なかったからである。バルギアの最高指導者・ハンダーギルの命令で、リリハというアトランドの王女を捕らえようとし、オリノガと戦う。アトランドとの戦争でも一戦交えるが、互いに分かりあう。
ンガポージ
CV：杉田智和
バルギアの将校で、アメロテの副官。歳は40代。アメロテとは対照的に、マイペースでおちゃらけた性格。しかし、戦闘の際には冷静に指揮を執り、アメロテをサポートする。ンガポージは、バルギアのやり方には疑問を持っておらず、ハンダーギルの命令に忠実に従う。戦争でも副官の職をまっとうする。
ハンダーギル
CV：檜山修之
バルギアの最高指導者で、残忍な悪役。「提督」と呼ばれている。左目に眼帯、右手にフック状の義手をつけている。常に国を拡大しようとしており、手段を選ばない。リリハを捕らえ、彼女の国の水を狙っていた。自分の所有する古代兵器「建設者」でアトランドを襲い、多くの犠牲者を出す。ところがカイナに「建設者」を壊され、オリノガに銃で頭を撃たれ、敗れ死ぬ。彼は自分の野望や存在意義について、最後まで疑いを持たなかった。
チル
真ん中の人物がチル、左がノゼ。
CV：諸星すみれ
バルギア下層で物取りをしながら生活する少年少女の盗賊団「ドクロ兄弟団」の1人で、赤い髪が特徴。リリハの首飾りを盗んだ。
ノゼ
CV：熊谷健太郎
バルギア下層で物取りをしながら生活する少年少女の盗賊団「ドクロ兄弟団」の1人で、チルの兄。団の中ではリーダー的存在である。
バルギア軍
移動要塞国家バルギアに属する兵士たち。雪海では黒い艦艇に乗っている。暗色の、顔まで覆った装備に身を包む。弓矢や棍棒類、投射機（投石機）で攻撃する。
その他のキャラクター
トビケラ
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目次 - Contents
- 『大雪海のカイナ』の概要
- 『大雪海のカイナ』のあらすじ・ストーリー
- 天膜の少年と雪海の少女
- リリハの救出
- 脱出と漂流
- アトランドとバルギアの戦争
- 『大雪海のカイナ』の登場人物・キャラクター
- 天膜の住人
- カイナ
- 看板じい
- 大おば
- 中ばば
- 中じじ
- 痛風持ち
- アトランド
- リリハ
- ジャルジ
- ヤオナ
- オリノガ
- ハレソラ
- ムルノタ
- スゥロ
- アトランド軍
- バルギア
- アメロテ
- ンガポージ
- ハンダーギル
- チル
- ノゼ
- バルギア軍
- その他のキャラクター
- トビケラ
- 大軌道樹蟲（おおきどうじゅむし）
- ヒカリ
- 浮遊虫（ふゆうちゅう）
- 雪海馬（ゆきうみうま）
- オオノボリ
- 『大雪海のカイナ』の用語
- 世界関連
- 大雪海（おおゆきうみ）
- 軌道樹（きどうじゅ）
- 天膜（てんまく）
- 賢者（けんじゃ）
- 国
- アトランド
- バルギア
- 古代の遺物
- 建設者（けんせつしゃ）
- 樹皮削り（じゅひけずり）
- 『大雪海のカイナ』の名言・名セリフ／名シーン・名場面
- リリハ「私はアトランドの王女リリハ。賢者を探しに天幕を目指して」
- リリハ「私たちが暮らす世界雪海も今滅びの危機に瀕しています」
- カイナ「みんな 行ってきます」
- リリハ「あの方は賢者様のお弟子様です」
- カイナ「それからおしっこは行ける時に」
- ハレソラ「戦争だな」
- リリハ「賢者様、本当にいたのなら…」
- 『大雪海のカイナ』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- 『大雪海のカイナ』は弐瓶勉とポリゴン・ピクチュアズとのコラボレーション作品
- 弐瓶勉の他作品にも出てくる東亜重工との関わりがある「建設者」と「樹皮削り」が登場
- アメリカの「Crunchyroll Expo 2022」で先行上映されて非常に好評
- ポリゴン・ピクチュアズ設立40周年記念作品で「これまでの集大成」と位置づけ
- 『大雪海のカイナ』の主題歌・挿入歌
- OP（オープニング）：ヨルシカ 「テレパス」（第1話〜11話）
- ED（エンディング）：GReeeeN「ジュブナイル」（第1話〜11話）
- 挿入歌：馬場みさき「In the snowsea-雪海の中- 」（第4話、第5話）