鎌滝えり(龍が如く)の徹底解説・考察まとめ
鎌滝えり(かまたきえり)は『龍が如く7 光と闇の行方』に登場する和菓子屋「一番製菓」の社長。サブストーリー「異人町の受け皿」で主人公の春日一番と深く関わる。ミニゲームの「会社経営」を進めていくと仲間にできる、任意加入キャラクターとなっている。
ただの経営者でありながら腕っぷしは強く、戦闘では事務用品を武器に、素早い身のこなしで戦う。一方で想定外のことに対面すると動揺してしまうなど、メンタルが弱い一面が見られる。
倒産寸前の一番製菓
一番製菓は異人町(いじんちょう)で長年愛された和菓子屋であった。しかし本編の3年前に経営者であった父親が亡くなってしまう。当時えりはまだ学生であったが、祖父や父親との思い出が詰まった店を潰したくないという気持ちから、学校を辞めて後を継ぐことを決心する。必死に勉強して切り盛りしていたものの、なかなか思うようにはいかずに経営は苦しくなる一方だった。
そんな折、横浜経済界を牛耳っている企業「宝生コンツェルン」の宝生という男が現れる。えりは彼の口車に乗り会社の財産の大半を騙し取られてしまう。彼女は不本意ながらも店を畳むことを考えるが、昔からの付き合いがあるソープランドのオーナー、野々宮が協力を申し出てくれた。彼は借金を肩代わりしてくれた上に、相談にまで乗ってくれるという。しかし野々宮は別件で自殺に見せかけて殺されてしまった。その知らせを聞いたえりはショックで気絶し倒れた。
一番の協力
目を覚ましたえりは、野々宮の死を知らせてくれた一番たちに介抱されて目を覚ました。えりは一番たちに一番製菓のことを話した。あまり善人とは言えない野々宮が優しくしていたことを訝しむ一番たちだったが、仲間の1人である向田紗栄子(むこうださえこ)は、野々宮が酒に酔っ払った時などに「この町にでかい会社を作って受け皿を作りたい」と語っていたと話す。
えりはそんな野々宮が亡くなったことで、今度こそ店を閉める決意を固めるが、えりの思いを聞いた一番が「自分がなんとかする」と宣言した。えりは一番に感謝し、彼に会社を案内した。そこで祖母のトメを紹介。祖母には彼氏と勘違いされつつ、一番に経営のやり方をレクチャーした。
しかし営業をするにしても金がない。そこで一番は日系アメリカ人の実業家であるニック・尾形に助けを求める。ニック・尾形はえりの境遇と彼女を助けようとする一番に感動し、いくつかの条件をつけてお金を貸してくれた。
そこからえりは一番と協力し、設備を整えたり従業員を増やしたりしてどんどん会社を大きくしていき、ようやく黒字を出すことに成功する。
宝生との因縁の決着
会社が大きくなるとえりを騙した男、宝生の耳に入ることになる。宝生は自身の手下である「総会屋三連星」を差し向けて、一番製菓を完全に潰そうと企むが、それをことごとく一番たちが返り討ちにした。いよいよ追い詰められた宝生が、株主総会にやってくる。一番は質疑応答で宝生たちの野次にも負けず、成功を収めた。そこにニック・尾形が現れ、宝生が告発されたことを告げ、さらに彼の経営のやり方を批判した。宝生は耐え切れずにニック・尾形に殴りかかるが、それを制したのはえりだった。えりはきれいな正拳突きを宝生に決め、彼をノックアウトした。
その後、事務所に帰ったえりは「当初の目標はクリアしたがまだ一番に経営をしてほしい」と頼み込む。一番も「ありがとう」と言って引き受けた。
それからしばらくたち、えりは一番に「2人で飲みませんか」と言ってサバイバーで待ち合わせをした。そこでえりは改めて一番にお礼を告げ、「会社を日本一、世界一笑顔を作れる会社にしたい」という目標を語る。このイベントの後、えりは正式に一番のパーティーに加わることになり、一緒に戦闘をしてくれるようになる。
鎌滝えりの関連人物・キャラクター
春日一番(かすがいちばん)
『龍が如く7 光と闇の行方』の主人公。野々宮のもとで働いていたことが縁で、えりと知り合う。えりの会社の社長に就任した後は、えりから社長と呼ばれる。えりの祖母からは、えりの彼氏だと思われているのか、「カレシ」と呼ばれている。えりは否定していたものの、絆イベントを進めていくと一番に好意を寄せるようになる。告白ともとらえられるような一番の紛らわしい発言に動揺して、気絶してしまう一幕も。一番の方も好意を向けられてまんざらではない様子である。
春日一番(龍が如く)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
春日一番(かすがいちばん)とは、『龍が如く7 光と闇の行方』の主人公。『龍が如くシリーズ』の2代目主人公であり、気心の知れた相手からは「イチ」と呼ばれている。初代主人公の桐生一馬とは対照的に、フランクで明るい性格をしている。
もとは東城会系三次団体「荒川組」の構成員だった。しかし尊敬する荒川真澄の懇願で他人が犯した殺人の罪を被り、警察署に出頭。出所後に荒川と再会した際には銃を向けられ、実の父のように敬愛した彼に撃たれてしまう。
野々宮勲(ののみやいさお)
ソープランド「乙姫ランド」の店長。ソープ嬢に対して当たりが強く、「乙姫ランド」はブラックな環境であることが窺えるが、一方で悪徳ビジネスに騙されているソープ嬢を助けてほしいと一番たちに頭を下げるなど、彼なりにソープ嬢のことを思っていることが分かる描写も見られる。また「この町にでかい会社を作って受け皿を作りたい」という思いもあり、行き場のなかった一番たちを受け入れたりもしている。野々宮はその夢もあってか、えりの店「一番製菓」が借金を抱えた時は進んで助け、相談に乗っていた。しかしその矢先、野々宮は首吊り自殺に偽装された上で殺害されてしまう。
宝生(ほうしょう)
横浜経済を牛耳っている企業「宝生コンツェルン」の会長。利己主義者であり、えりを騙して一番製菓を倒産寸前にまでに追い込んだ張本人でもある。場の私物化と利益の独占しか考えておらず、経営者としての矜持もない。そのため他の経営者からは蛇蝎のごとく嫌われており、株主総会で敗北して横浜最大企業の座から転落した後は他の経営者から告発された。そしてそのことでニック・尾形に殴りかかったものの、えりに正当防衛として殴り倒された。
鎌滝えりの名言・名セリフ/名シーン・名場面
「悪い奴らに騙された私がいけないんです」
野々宮が亡くなり、一番たちに自分の境遇を話している中で出た言葉。店は赤字続きで頼みの野々宮は亡くなる。えりは「どうしようもない」と店を畳むことを決める。一番に「本当にそれでいいのか」と問われた際には、「いやだ」としながらも、「悪い奴らに騙された私がいけないんです」と言って諦観していた。自分からお金をだまし取った人の恨み言を言うわけではなく、自分の責めるえりに一番は心を動かされ、彼女を助けると決めた。
「一番ホールディングスを日本一、世界一……笑顔を創れる会社にすることです」
株価ランキングの100位に入り、会社の経営が軌道に乗った頃、えりは一番と飲みに出かけた。そこでえりは「向上心のある目標を定めた」と言う。それが「一番ホールディングスを日本一、世界一……笑顔を創れる会社にすることです」だった。1度ドン底を味わったえりだからこそ、現状維持を目標にしていたらだめだという考えに至ったのだ。この目標を聞いた一番は、「最高の目標だと思うぜ。えりちゃん、成長したな」と褒めたたえた。
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龍が如くシリーズの近江連合まとめ
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目次 - Contents
- 鎌滝えりの概要
- 鎌滝えりのプロフィール・人物像
- 鎌滝えりのジョブ・必殺技
- 事務員
- 癒しの振動
- 影縫い
- 身躱し蹴り
- 舞鶴
- 鋲散の陣
- 宵闇の墨
- 封じの判
- 鉄針打ち
- 紙束落とし
- 裁断刀・燕返し
- 飛燕の極み
- テレフォンヌンチャクの極み
- 専用極技
- フラッシュショット
- 絆技・ツインフィストの極み
- 煎餅チョップ
- ヨイショ一発
- 迫真の演技
- ラッキーパンチ
- 粉塵爆散の極み
- 鎌滝えりの来歴・活躍
- 倒産寸前の一番製菓
- 一番の協力
- 宝生との因縁の決着
- 鎌滝えりの関連人物・キャラクター
- 春日一番(かすがいちばん)
- 野々宮勲(ののみやいさお)
- 宝生(ほうしょう)
- 鎌滝えりの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「悪い奴らに騙された私がいけないんです」
- 「一番ホールディングスを日本一、世界一……笑顔を創れる会社にすることです」
- 「……これからもずっとずっと、俺を側で支えてくれ、か……いつか、社員としてじゃなくて一人の女性として……言ってもらえたらいいのにな……」
- 鎌滝えりの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 戦闘中のボイスはかなり強気
- 恋愛イベントを起こすには「会社経営」が必須
- 『龍が如く8』には登場しないことが決定