大蛇丸(NARUTO・BORUTO)の徹底解説・考察まとめ
大蛇丸(おろちまる)とは岸本斉史による漫画『NARUTO-ナルト-』『BORUTO-ボルト-』に登場するキャラクターである。
木の葉隠れの里出身で、猿飛ヒルゼン率いる班に属し、自来也・綱手とともに伝説の三忍と呼ばれた。木の葉の里を抜けた後、音隠れの里の創設や、暁への加入などを通じ「木の葉崩し」を企てた。
目的のために犠牲を厭わない残忍な性格であるが、孤児を匿い、洗脳していくことから心酔する部下も多い。不老の術や死んだ者を蘇らせる「穢土転生」など、禁術の開発に力を入れていた。
三重羅生門(さんじゅうらしょうもん)
大蛇丸の身を守るために発生させる巨大な絶対防御の口寄せ。
受、減、拡の3重の羅生門を展開させることにより、段階的に相手の攻撃を弱めることができる。
消写顔(しょうしゃがん)の術
人の顔に手を当てることでその顔をコピーする術。若い姿を保つため、大蛇丸自身の顔にもこの術を使用していた。変幻自在に顔を変えることが出来るため、敵を欺くための変装に使用していた。
軟の改造(なんのかいぞう)
体の関節を外し、軟体化した状態で攻撃を繰り出すことができる。大蛇丸の名前の通り、蛇のような動きで相手を惑わすことができ、軟体化した状態で相手に巻き付くことにより、窒息させることもできる。
五行封印(ごぎょうふういん)
相手の体に宿る力を制御し、チャクラコントロールを取りづらくする術。1度ナルトの中にある九尾のチャクラを封印するも、自来也の五行解印によって解かれた。
大蛇丸の来歴・活躍
木の葉の里時代
大蛇丸は幼少の頃より、三代目火影・猿飛ヒルゼン率いる小隊に属し、自来也・綱手とともに伝説の三忍と呼ばれた。
志村ダンゾウが創設した暗部養成部門の「根」にも所属しており、木の葉の里を抜けた後も初代火影・柱間の細胞の試作品とうちはシンの右腕を提供するなどつながりを持っていた。
第三次忍界大戦後、猿飛ヒルゼンが三代目火影を引退したためその後継に名乗りを上げるも、危険な思想を問題視され、代わりに波風ミナトが四代目火影に推薦された。
そのような経緯から禁術の研究・開発に手を出すようになり、里の人間を生贄にした人体実験を繰り返す。行方不明者の詳細を追っていた三代目火影・猿飛ヒルゼンに実験がバレたことから逃亡し、そのまま木の葉の里を抜けることとなった。
木の葉の里を抜けた後
暁への加入
詳しい理由は説明されていないが、木の葉の里への復讐と、禁術の開発を進めるために犯罪組織の暁へ加入したとみられる。当時は赤砂のサソリとツーマンセルを組んで行動していた。その後うちはイタチが加入し、その写輪眼の瞳力に魅せられ、不屍転生の術で体を奪おうとするも失敗。それにより暁を抜けたが、その後もうちは一族の特殊な瞳力に執着し、それを自身の力とすることを望んでいた。
音隠れの里の創設
名目上は田の国の里だが、実態はどこの国にも属さない独立勢力で大蛇丸が牛耳る里である。洞窟内に研究施設をいくつも構えており、多くの人が不屍転生や穢土転生の生贄として囚われている。音隠れの里に所属する忍としては、薬師カブトのほかにザク・アブミ、ドス・キヌタ、キン・ツチが中忍選抜試験に登場した。また木の葉崩しの際には音の四人衆として次郎坊、鬼童丸、左近・右近、多由也が登場し、君麻呂とともにうちはサスケの奪取に勤しんだ。
『NARUTO-ナルト-』 第1部
第1部では中忍選抜試験において消写顔の術で姿を隠し、自らも受験生として試験に参加した。
第二の試験で第七班と交戦した際に、うちはサスケの首に呪印を残し、その強力な力に依存するよう布石を打った。
第三の試験では自らが暗殺した四代目風影に成りすまし、砂隠れの里の忍とともに木の葉崩しを試みる。三代目火影・猿飛ヒルゼンが自身の命を懸け屍鬼封尽を発動したことで、大蛇丸の両腕は封印され、あらゆる術を使えなくなってしまった。
その後自身の腕を治してもらうため、医療スペシャリストである綱手に接触するも交渉に失敗し、自来也・ナルト・綱手の付き人であるシズネ対、大蛇丸・薬師カブトの戦闘となる。
綱手が四代目火影に就任した後も、木の葉の里を抜けたうちはサスケを鍛えあげ、数年後にその体を乗っ取る計画を着々と進めていた。
『NARUTO-ナルト-』 第2部
第2部では薬師カブトとともに天地橋に登場する。赤砂のサソリと密会する約束だったが、すでに死亡したサソリの代わりに、ヤマト・ナルト・春野サクラ・サイと交戦する。4本目の尾が出るまでナルトの九尾化は進むも、余裕の表情であしらった。
その後第七班のメンバーが大蛇丸のアジトに潜入し、接触したサスケに殺されそうになった際にも現れ、それを制止する。仇である暁のメンバーを、木の葉の里の忍が1人でも多く抹殺してくれることを願って姿を消した。
以前の転生から3年が経った頃、酷使した体の限界を迎え、弱り切っていたことを知ったサスケに襲われる。それを機に不屍転生の術でサスケの体を乗っ取ろうとするも、彼の瞳術の前に敗れ、逆に魂を取り込まれてしまう。
死んでも尚大蛇丸の生命力はすさまじく、サスケに抹殺された後、彼がイタチと交戦した際に呪印の封印が緩んだことから現世に復活した。草薙の剣でイタチを襲おうとするも、彼の術「須佐能乎」に敗れ、呆気無く封印された。
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目次 - Contents
- 大蛇丸の概要
- 大蛇丸のプロフィール・人物像
- 大蛇丸の能力・必殺技
- 穢土転生(えどてんせい)
- 不屍転生(ふしてんせい)の術
- 口寄せ(くちよせ)の術
- マンダ
- 草薙の剣(くさなぎのつるぎ)「空の太刀(くうのたち)」
- 潜影蛇手(せんえいじゃしゅ)
- 万蛇羅の陣(まんだらのじん)
- 三重羅生門(さんじゅうらしょうもん)
- 消写顔(しょうしゃがん)の術
- 軟の改造(なんのかいぞう)
- 五行封印(ごぎょうふういん)
- 大蛇丸の来歴・活躍
- 木の葉の里時代
- 木の葉の里を抜けた後
- 暁への加入
- 音隠れの里の創設
- 『NARUTO-ナルト-』 第1部
- 『NARUTO-ナルト-』 第2部
- 第四次忍界大戦
- 『BORUTO-ボルト-』
- 大蛇丸の関連人物・キャラクター
- 薬師(やくし)カブト
- 自来也(じらいや)
- 綱手(つなで)
- うちはサスケ
- 猿飛(さるとび)ヒルゼン
- 君麻呂(きみまろ)
- 大蛇丸の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「動いているものを見るのは面白い…止まっているとつまらないでしょ… 回ってない風車なんて見るに値せず…ってね」
- 「全ての術を手に入れこの世の心理を全て理解する」
- 「私にとって 肉体の寿命は短すぎる 儚すぎる…」
- 「昔は自らが風となり風車を回したいと思っていたわ でも今はいつ吹くか分からない他の風を待つ楽しさも知れた… その風を楽しむ前に密封されたくはないからね」
- 大蛇丸の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 焼肉屋でアルバイト
- ラーメン一楽に出現
- 虫から逃走
- 結婚祝いのビデオレター