白膠木簓(ヒプノシスマイク)の徹底解説まとめ
白膠木簓(ぬるで ささら)とは、2017年に始動した音楽原作キャラクターラッププロジェクト「ヒプノシスマイク」のキャラクターである。オオサカ・ディビジョン「どついたれ本舗」のチームリーダーで、お笑い芸人をしている。もともとチームメンバーの躑躅森蘆笙(つつじもり ろしょう)と漫才コンビを組んでいたが解散してピン芸人となった。MCネームは「Tragic comedy(トラジックコメディ)」。碧棺左馬刻(あおひつぎ さまとき)と「Mad Comic Dialogue」を組んでいた。
Creepy Nutsが楽曲提供しており、軽快なメロディにネームドロッピングという固有名詞が持つ印象をラップに落とし込む技術がふんだんに使用されている。ディビジョンラップバトルへ参加するイケブクロ、ヨコハマ、シブヤ、シンジュク、ナゴヤへの宣戦布告を曲内で各所に散りばめた曲だ。意味を読み解くのも楽しめるのも魅力である。
白膠木簓のミュージックビデオ
コメディアン・ラプソディ
簓のシルエットが鮮明になっていく雰囲気と合わせ、開演ブザーや拍手が鳴り、お笑い芸人簓のステージを見ているような曲だ。歌詞上の線が歌のリズムに合わせて動き、サビの雰囲気をさらに高めている。
毎度!生きたろかい!~OSAKA Big Up~
コミカルな文字が飛び交い、漫才のビデオを見ているような笑いを生むラップとは違う魅力を持っている曲となった。コンビ時代の旧「どついたれ本舗」の漫才を彷彿させるMVである。
白膠木簓の名言・名セリフ/名シーン・名場面
「俺の相方を務めれるんはお前しか居てへんのや」
簓が蘆笙をラップチームに誘う場面のセリフである。漫才コンビであった旧「どついたれ本舗」時代、悩んでいる蘆笙に簓から歩み寄ることはできなかった。昔の簓は自分から悩みを言ってくれるのを待つ姿勢でいたために、解散を望まれた時に引き止められずそのことをずっと後悔する。しかしラップチームを考えたとき、1番に浮かぶのは蘆笙であり、昔とは違い積極的な行動をする。誘いに戸惑う蘆笙へ「俺の相方を務められるんはお前しか居てへんのや」とはっきりと気持ちを伝え、チームを組んだ。簓自信から歩み寄れるようになった成長と情の厚さがわかる言葉である。
「メロンソーダ博士としては行くしかないやろ!」
好きなものがクリームソーダである簓を象徴するセリフである。相方を探しに東京に来た際に、伝説のメロンクリームソーダのチラシを見て言ったセリフだ。ドラマトラック内でもメロンクリームソーダは4回もおかわりするほどの好物である。簓とともに出てくる飲み物はほぼメロンクリームソーダであり、自販機で購入した缶にも表される徹底ぶりだ。好物である理由は明かされていない。
白膠木簓の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
寒いギャグは憧れの漫才師をリスペクトしたもの
両親が不仲であり、どうにか笑わそうと愛想笑いが染み付いた少年時代の簓は、ある日「もうかりまっか本舗」の漫才を見る。愛想笑いではない自然にこみ上げる笑いを知り、漫才師をヒーローのように感じ目指すことにした。特にダジャレを多用する氷筋多聞(ひょうきん たもん)をリスペクトしている。お笑い養成所の入校時に多聞が話をしたあとには「さすが氷筋さんや!的確な言葉…このおれがリスペクトしているだけのことはある!最後のダジャレも最高や!」と感情を高ぶらせるシーンがあった。ダジャレを多用した簓の芸風を作った原点とも言える。
旧「どついたれ本舗」の人気
蘆笙と組んでいた旧「どついたれ本舗」は大人気漫才コンビであった。もともとボケを蘆笙、ツッコミが簓であったが逆転させテンポの良いツッコミとなりさらに人気が上がる。公式チャンネル登録数20万人、単独ライブツアーチケットが初日で完売など、まさに破竹の勢いだった。しかし簓に頼り切りなことに自信をなくした蘆笙は、お笑いの頂点を決める「爆笑王」決勝戦であがってしまう。結果は準優勝であるが、これをきっかけに旧「どついたれ本舗」は解散となった。解散後は簓はピン芸人へ、蘆笙は教師へと別々の道を進む。人気絶頂の中でのコンビ解散は、ニュースで取り上げられるシーンがあるほど世間の話題となった。
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目次 - Contents
- 白膠木簓の概要
- 白膠木簓の活動経歴
- 躑躅森蘆笙との漫才コンビ結成から解散
- 碧棺左馬刻との「Mad Comic Dialogue」の結成
- 「Mad Comic Dialogue」の活躍と解散
- 「どついたれ本舗」結成
- 第2回ディビジョンラップバトル参加
- 白膠木簓のプロフィール・人物像
- 白膠木簓のディスコグラフィー
- ヒプノシスマイク オオサカ・ディビジョン 「あゝオオサカdreamin'night」
- ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-2nd D.R.B『どついたれ本舗 VS Buster Bros!!!』
- 「キズアトがキズナとなる」
- CROSS A LINE
- どついたれ本舗 -No double dipping!-
- 「The Block Party -HOMIEs-」
- 「The Block Party -HOODs-」
- 白膠木簓の代表曲
- Tragic Transistor
- 「あゝオオサカdreamin'night」
- 白膠木簓のミュージックビデオ
- コメディアン・ラプソディ
- 毎度!生きたろかい!~OSAKA Big Up~
- 白膠木簓の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「俺の相方を務めれるんはお前しか居てへんのや」
- 「メロンソーダ博士としては行くしかないやろ!」
- 白膠木簓の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 寒いギャグは憧れの漫才師をリスペクトしたもの
- 旧「どついたれ本舗」の人気