四谷(めぞん一刻)の徹底解説・考察まとめ

四谷とは漫画『めぞん一刻』に登場する人物である。職業不詳、本名不詳の謎多き人物で、一刻館の4号室に住んでいる。人を揶揄う事が大好きで、4号室と5号室の壁に穴を空け、5号室に住む主人公の五代に何かと絡んで行く。彼に食べ物や酒をせびったり、度々他の一刻館の住人達と共に5号室で大宴会を開いた。また人の話を真面目に聞かない為、彼に伝言等を頼むと大抵の場合トラブルとなる。他の一刻館の住人達と五代、響子、三鷹の三角関係を面白がり、度々茶々を入れては酒の肴にしていた。よく家賃を滞納する問題住人でもある。

4号室

一刻館の四谷の部屋。四谷が、八神の家庭教師を引き受けた際に中が描写された。部屋の中は本棚等があり、意外にも小綺麗な部屋であった。

五代から借りたエロ本

五代からエロ本を借りる四谷

五代が郁子の家庭教師を引き受け、5号室に招いた際、彼は部屋の片付けを始める。その時、四谷が穴から乗り出し、五代のエロ本に目を付けた。五代はエロ本の隠し場所に難儀していた為、仕方無く四谷に貸し出す。四谷は五代と郁子が勉強している時に、このエロ本を返そうと悪巧みをしていた。

響子の手作りマフラー

マフラーを身に付ける四谷

響子は一刻館に赴任して初めてのクリスマスに、一刻館の住人達全員と三鷹に手作りマフラーを贈った。四谷はこれを喜んでいる。

釘抜き

響子が朱美の勧めで、6号室にてレオタードに着替える事になった際に使用した。以前、朱美の部屋を覗く為に四谷は5号室と6号室の間の壁に小穴を空けていた。だが、朱美にバレてこの穴は塞がれている。その為、四谷は五代の部屋に入り込み、バールで釘を抜いて穴を塞いでいた板を取り外した。

タキシード姿

タキシード姿で家に帰る女子高生を見送る四谷

八神が同級の女子高生を連れて来た際、四谷はタキシードに身を包んだ。また五代と響子の結婚式にもタキシード姿で出席しており、これが彼なりの正装である事が伺える。

「遊びに来た女子高生を正装であるタキシードで迎える」という、下心を隠そうともしない四谷の性格を表している。

四谷(めぞん一刻)の来歴・活躍

五代の部屋に穴を空ける

壁に穴を空ける四谷

四谷は一刻館の4号室に古くから住んでいた。そこへ隣室の5号室に、五代裕作(ごたい ゆうさく)が引っ越してくる。五代は冴えない貧乏な青年である。この時は浪人生をしており、後に大学に進学する事になる。彼が一刻館に引っ越して来た初日、四谷は丸太で4号室と5号室を隔てる壁に大穴を空けた。驚く五代に慇懃無礼な挨拶をし、以降は彼の私生活に何かと干渉していく。

新しい管理人を迎える

響子(画像右の人物)に頭を下げる四谷

五代は曲者揃いの一刻館の住人達に嫌気が刺し、出て行こうとした。五代を「揶揄うとおもしろい男」としてオモチャにしていた四谷が引き止めている所へ、音無響子(おとなし きょうこ)が新しい管理人として赴任する。響子は未亡人の美しい女性である。五代は彼女に一目惚れし、一刻館に残る事を決意した。以降、四谷は五代の響子への想いをネタに、彼を揶揄う様になる。また、四谷は五代の秘密を握っては、響子への口止め料として、食事や酒を奢らせた。

また、四谷は彼女にさり気無くボディタッチをしたり、着替えを覗こうとしたりしていた。これにより四谷は、響子に要注意人物として警戒される様になる。

四谷は一ノ瀬花枝(いちのせ はなえ)と六本木朱美(ろっぽんぎ あけみ)らと共に、日夜を問わず五代の部屋で大宴会を頻繁に催す。一ノ瀬は一刻館の1号室に住む、酒豪で恰幅のよい中年女性である。また朱美は一刻館の6号室に住む、セクシーな女性である。五代の部屋は「一刻館の中で一番荷物が少ない」という理由で、頻繁に宴会の場として利用されていた。

五代と響子の関係を揶揄う

五代と響子の情事を覗こうとする四谷

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