タイガーマスク(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『タイガーマスク』とは、原作:梶原一騎、作画:辻なおきによる1968年の漫画作品である。「月間ぼくら」、「週刊ぼくらマガジン」、そして「週刊少年マガジン」と3種類の雑誌に連載された。尚、本作はメディアミックス作品であり1969年からはTVアニメの放映もはじまり、全105話が放映されていた。謎の組織「虎の穴」から送り込まれてくる悪役レスラーと戦いながら、みなしごたちのためにつくそうとする覆面レスラーのタイガーマスクこと伊達直人(だて なおと)の姿を描いた作品である。
ザ・マップマン
パリの地下プロレスのプロレスラーの一人。タイガーマスクと戦い、タフネスぶりを発揮して、タイガーマスクを敗北の一歩手前まで追い詰めた。なお、アニメ版では第45話にて、ドイツの人気レスラーとして登場している。
ジャングル・キング
パリの地下プロレスのプロレスラーの一人。キングコブラを手懐けており、そのキングコブラと共にタイガーマスクに挑んできた。最後はフジヤマ・タイガー・ブリーカーの原型となる技で倒された。尚、アニメ版では登場していないが、類似している「ジャングル・コブラ」というプロレスラーが登場している。
ミスター・カミカゼ
CV:小林清志
パリの地下プロレス界の帝王。白地に、日の丸と神風という文字の書かれたマスクをかぶっている。日本人であり、空手の選手権試合で優勝経験があるほどの、空手の達人である。その時の試合で、恋人の兄でもある親友を殺してしまい、傷心を癒すためパリへやってきたところ、追いかけてきた恋人と結婚してそのままパリで暮らし始めた。生活費を稼ぐため、虎の穴の誘いに応じて地下プロレスでファイトするようになった。息子のキヨシを人質にとられ、半ば脅された状態でタイガーマスクと戦ったが、フジヤマ・タイガー・ブリーカーに敗れる。
ブラックⅤ(ブラックヴイ)
CV:小林清志
額にVの字が書かれた黒いマスクを被る黒人の覆面レスラー。「黒い魔神」の異名を持つボボ・ブラジルの弟子で、ブラジルの白人レスラーへの恨みを晴らすために、幼いころからプロレスを仕込まれた。ブラジルと同等以上の固い石頭と、あらゆる関節技が効かないゴムのように柔らかい体が武器。 タイガーマスクに敗れたボボ・ブラジルの復讐のために来日。必殺技は回転しながら空中を飛んで頭突きするV式ミサイルヘッドバット。なお、ブラックVのリクエストで、この時の試合は覆面世界選手権試合として開催された。
ザ・ピラニアン
タイガーマスクの覆面世界タイトルを狙ってやってきたマスクマンの一人。南米アマゾン出身。ピラニアをかたどったマスクとボディスーツを着用する。タイガーマスクとプールデスマッチを戦ったときには、代々木プールにピラニアを放ち、タイガーマスクを苦しめた。
デビル・スパイダー
CV:中曽根雅夫
タイガーマスクの覆面世界タイトルを狙ってやってきたマスクマンの一人。蜘蛛をかたどったマスクとスーツを着用している。ヨーロッパ最強の覆面レスラーを自称している(アニメ版でも実力は相当のものであり、虎の穴のボスから高く評価されていた)。高所に、巨大な蜘蛛の巣を張り巡らせたスパイダー・ネスト・デスマッチでタイガーマスクと激闘を繰り広げた。
ゴルゴダ・クロス
漫画版のみ登場。タイガーマスクの覆面世界タイトルを狙ってやってきたマスクマンの一人。十字架をかたどったボディス-ツを着用する。ゴルゴダの丘でイエス・キリストを十字架にかけたように、この世の正義を滅ぼすとうそぶいていた。鉄条網のロープと釘だらけの巨大十字架をマット上に置いたゴルゴダ・クロスデスマッチでタイガーと戦う。血しぶきが飛び交う様は、お茶の間からクレームがつき、警察を呼び込むほどの騒ぎとなった。
ユニバーサル・マスク
CV:中曽根雅夫
タイガーマスクの覆面世界タイトルを狙ってやってきたマスクマンの一人。宇宙の果てからやってきたと自称する怪人。タイガーマスクと金網デスマッチを闘う。特に反則技を使用しないものの、金網の中というせまい環境で立体的な空中殺法を駆使されたことで、タイガーマスクは思わぬ苦戦を強いられ、危うく覆面をはぎとられる危機に陥った。
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目次 - Contents
- 『タイガーマスク』の概要
- 『タイガーマスク』のあらすじ・ストーリー
- 物語の始まり
- 悲しき宿命
- 迫り来る刺客たち
- 覆面ワールドリーグ戦優勝
- 栄光と挫折
- 復活のタイガーマスク
- 完全敗北
- 再びよみがえる虎
- 激闘の果てに
- 永遠の別れ
- アニメ版の最終回
- 『タイガーマスク』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- タイガーマスク
- 伊達直人(だて なおと)
- 身の回りの人たち
- 若月ルリ子(わかつき ルリこ)
- 若月先生(わかつきせんせい)
- 健太(けんた)
- 大岩鉄平(おおいわ てっぺい)
- 日本プロレス協会の面々_実在するプロレスラーたち
- ジャイアント馬場(ジャイアントばば)
- ザ・グレイト・ゼブラ
- アントニオ猪木(アントニオいのき)
- 大木金太郎(おおき きんたろう)
- 虎の穴の者たち
- ミスターX(ミスターえっくす)
- 3人の支配者(さんにんのしはいしゃ)
- 虎の穴のレスラーたち
- ブラック・パイソン
- 獣人ゴリラマン(じゅうじんゴリラマン)
- ミスター・ノー
- ザ・ドラキュラ
- ザ・スカルスター
- ミスター・シャドウ
- ザ・キングサタン
- ザ・ゴールデン・マスク
- ザ・エジプトミイラ
- ザ・ライオンマン
- 赤き死の仮面(あかきしのかめん)
- ミラクル3(ミラクルスリー)
- タイガー・ザ・グレイト
- 虎の穴以外のライバルレスラーたち
- スター・アポロン
- ウルサス・アポロン
- ミスター?(ミスターくえすちょん)
- スノーシン
- ザ・マップマン
- ジャングル・キング
- ミスター・カミカゼ
- ブラックⅤ(ブラックヴイ)
- ザ・ピラニアン
- デビル・スパイダー
- ゴルゴダ・クロス
- ユニバーサル・マスク
- ジキル・アンド・ハイド
- バイキング・キッド
- サイクロン・ガストン
- 偽タイガーマスク(にせタイガーマスク)
- 実在の外国人レスラーたち
- ジャック・ブリスコ
- ザ・コンビクト
- ミル・マスカラス
- サイケデリコ
- フレッド・ブラッシー
- ザ・ブルーザー
- キラー・コワルスキー
- ドリー・ファンク・ジュニア
- アブドーラ・ザ・ブッチャー
- ザ・デストロイヤー
- ボボ・ブラジル
- ベアキャット・ライト
- ギロチン・ゴードン
- その他
- リコ・ゴールド
- ビッグ・コンドル
- キヨシ
- ソニー
- 『タイガーマスク』の用語
- 虎の穴(とらのあな)
- ちびっこハウス
- タイガーマスクの3大必殺技(タイガーマスクのさんだいひっさつわざ)
- ウルトラ・タイガー・ドロップ
- フジヤマ・タイガー・ブリーカー
- タイガーV(タイガーヴイ)
- 『タイガーマスク』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 若月ルリ子「くるしくてもまじめにただしくいきぬくべきだと」
- 若月ルリ子「人間ってそんなにたやすくうまれかわるものではないわ」
- 大岩鉄平「七ころび八おきの根性を教えてやってください」
- ジャイアント馬場「ほんとうにえんをきりたい人間なら」
- ミスターX「とらの穴にプロレスのスポーツマンシップを期待するとは」
- タイガーマスク「悪役の王は辞退する」
- 『タイガーマスク』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 日本国内で初めて取り入れられた手法で作成されたアニメ版
- アニメ版では微妙な名前の外人レスラーたち
- 前日譚となるジャイアント馬場の物語
- 原作者の梶原一騎の作風
- 消えゆく主人公
- プロレス界にかかわるギャングたち
- 常識はずれの特訓
- 続編①_漫画版の分
- 続編➁_アニメ版の分
- 「タイガーマスク運動」について
- 『タイガーマスク』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):新田洋「行け!タイガーマスク」
- ED(エンディング):新田洋「みなしごのバラード」