本好きの下剋上(ラノベ・漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜』とは、香月美夜が『小説家になろう』に投稿したweb小説である。「TOブックス」より書籍版が発売され、その後、漫画化・アニメ化された。シリーズ累計発行部数850万部を突破する人気作品である。本が大好きな主人公が、マインとして異世界に転生してしまう。その世界でマインは本を入手することができず、自分の手で本を作るために奮闘する。マインが成長していく姿や、家族を大切にする姿が丁寧に描かれており、読者の心を打つ。
各領地の神殿長が1冊ずつ所持し、神殿長のみが閲覧できる本。神殿長が許可すれば、他者も読むことができる。
創世神話や初代国王の建国神話の他、神事や祝詞について書かれている。すべての大神の加護を得ると、最初のページにグルトリスハイトを得て王になる方法が浮かび上がる。
聖典の鍵
聖典を開くための鍵。魔石が付いており、そこに触れて魔力を登録した者のみが使用できる。
また、聖典だけでなく、神殿図書室から領地の礎へつながる扉も開けることができる。
神具
神に魔力を捧げるための魔術具。神殿にある魔術具は、王が魔術で作る。ローゼマインは、シュタープを変形させることで神具を作り出すことに成功した。その後、他の貴族たちも練習して神具を作り出せるようになる。しかし、神具を作り出すには大量の魔力が必要。
洗礼式
ユルゲンシュミットの子供達が7歳になると受ける儀式。白い晴れ着を着て参加するのが決まり。
洗礼式の際、メダルに魔力を登録する。そのため、洗礼式までは正式に一人の人間として扱われない。
洗礼式後、子供たちは見習い仕事を始める。
成人式
ユルゲンシュミットの人々は、15歳で成人し成人式を行う。
神殿では季節ごとに年4回行われ、15歳になった平民が参加する。貴族の場合は、貴族院の卒業式とともに行われる。その際、エスコートは親族か婚約者が行う。
星結び
ユルゲンシュミットにおける結婚を「星結び」と言う。
平民も貴族も、結婚相手は基本的に親が決める。
結婚式に当たる星結びの儀式は、年に1回行われ、同時に数組の夫婦が誕生する。
祝福
シュタープや魔石を通して魔力を放出すること。
ローゼマインは神に祈りを捧げることで、神の加護を得られる祝福を与えることができる。
貴族の挨拶では、魔石から魔力を放出して祝福することがマナーとされている。
加護
神に祈りを捧げることで加護を得ることができる。その効果は個々に異なるが、加護を得ると魔力の消費量が大幅に減る。
ローゼマインによって、神に魔力を奉納しながら祈れば加護が得られることが明らかにされると、多くの貴族が神々に祈りを捧げるようになった。
魔術・魔力関係
魔石
魔力を持つ石。
魔獣を倒すことで得られる。魔力を持つ貴族が死ぬと魔石になる。
魔石の中にある魔力を放出したり、魔力を魔石内に蓄積することができる。許容量を超えた魔力を蓄積しようとすると、金粉になってしまう。
素材を調合することで、特手の魔術を使用するための魔石を作ることもできる。
魔剣
所有者が魔力を注いで育てる魔術具の武器。
シュタープを使って武器を作り出すことができるため、持っている貴族は少ない。本編中ではアンゲリカのみ。
シュタープとは違って携帯しなければならないというデメリットはあるが、神の加護を得られたり、魔物が倒しやすくなるといったメリットもある。
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目次 - Contents
- 『本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜』の概要
- 『本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜』のあらすじ・ストーリー
- 本のない世界
- 平民と貴族
- 貴族の世界
- 貴族院での生活
- メスティオノーラの書
- 『本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜』の登場人物・キャラクター
- マインの家族
- マイン/ローゼマイン/本須麗乃(もとす うらの)
- ギュンター
- エーファ
- トゥーリ
- カミル
- グーテンベルク・商人
- ルッツ
- ベンノ
- マルク
- フリーダ
- ヨハン
- ハイディ
- ヨゼフ
- インゴ
- グスタフ
- ダミアン
- レオン
- その他の平民・孤児
- オットー
- コリンナ
- フーゴ
- エラ
- イルゼ
- ユッテ
- ヴォルフ
- ビアス
- ザシャ
- ジーク
- ラルフ
- カルラ
- ディード
- フェイ
- リヒト
- ディルク
- カイ
- リコ
- ノーラ
- トール
- リック
- マルテ
- 神殿関係者
- フラン
- ギル
- デリア
- ロジーナ
- ヴィルマ
- ニコラ
- モニカ
- ザーム
- ベーゼヴァンス
- エグモント
- カンフェル
- フリターク
- アルノー
- エーレンフェストの領主一族
- フェルディナンド
- ジルヴェスター
- カルステッド
- ヴィルフリート
- シャルロッテ
- フロレンツィア
- メルヒオール
- エルヴィーラ
- ボニファティウス
- ヴェローニカ
- ローゼマインの側近
- ダームエル
- コルネリウス
- ブリギッテ
- アンゲリカ
- リヒャルダ
- オティーリエ
- フィリーネ
- レオノーレ
- トラウゴット
- ユーディット
- ブリュンヒルデ
- リーゼレータ
- ハルトムート
- ローデリヒ
- マティアス
- ラウレンツ
- グレーティア
- 領主一族の側近
- ユストクス
- エックハルト
- ラザファム
- ランプレヒト
- オズヴァルト
- エーレンフェストの貴族
- シキコーザ
- グラオザム
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- モーリッツ
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- ギーべ・ライゼガング
- ミュリエラ
- ニコラウス
- 貴族院
- ヒルシュール
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- 王族
- アナスタージウス
- エグランティーヌ
- ヒルデブラント
- トラオクヴァール
- マグダレーナ
- ジギスヴァルト
- アドルフィーネ
- ダンケルフェルガー
- ハンネローレ
- レスティラウト
- クラリッサ
- ハイスヒッツェ
- アウブ・ダンケルフェルガー
- ジークリンデ
- アーレンスバッハ
- ゲオルギーネ
- ディートリンデ
- レティーツィア
- ライムント
- アウレーリア
- ビンデバルト伯爵
- シュトラール
- その他
- リュディガー
- オルトヴィーン
- イマヌエル
- ラオブルート
- エアヴェルミーン
- メスティオノーラ
- 『本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜』の用語
- 国・領地・場所
- ユルゲンシュミット
- エーレンフェスト
- 中央
- クラッセンブルク
- ダンケルフェルガー
- ドレヴァンヒェル
- ギレッセンマイアー
- ハウフレッツェ
- アーレンスバッハ
- ガウスビュッテル
- キルシュネライト
- ヨースブレンナー
- インメルディンク
- レームブルック
- ロルツィング
- ベルシュマン
- フレーベルターク
- ロスレンゲル
- ノイエハウゼン
- リンデンタール
- オースヴァルト
- クヴァントレープ
- ベルケシュトック
- ザウスガース
- トロストヴェーク
- シャルファー
- アイゼンライヒ
- アレキサンドリア
- ランツェナーヴェ
- 下町
- 貴族街
- 貴族院
- 地位・派閥
- 平民
- 身食い
- 貴族
- ツェント
- アウブ
- ギーべ
- グーテンベルク
- ルネッサンス
- ヴェローニカ派
- フロレンツィア派
- ライゼガング派
- 神殿・神事関係
- 神殿
- 青色神官/青色巫女
- 灰色神官/灰色巫女
- 聖典
- 聖典の鍵
- 神具
- 洗礼式
- 成人式
- 星結び
- 祝福
- 加護
- 魔術・魔力関係
- 魔石
- 魔剣
- 騎獣
- 魔力圧縮
- ローゼマイン式魔力圧縮法
- ユレーヴェ
- シュタープ
- 魔獣
- シュミル
- トロンベ
- その他
- ディッター
- グルトリスハイト
- メスティオノーラの書
- 政変
- 名捧げ
- アダルジーザの実
- 『本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- マイン「手に入らないなら、どうする?自分で作るしかないでしょ?こうなったら、手段は選ばない。絶対に本を手に入れてやる!」
- マイン「わたし、名前も変わるし、もう父さんのこと、父さんって呼べないけど…父さんの娘だから。だから、わたしも街ごと皆を守るよ」
- フェルディナンド「アレキサンドリアの領地ごと君を守る」
- ローゼマイン「ただいま、皆!マインだよ!」
- 『本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 演じるのが大変だったキャラクター第1位「フェルディナンド」
- 物語の構想期間は約4ヶ月
- 『魔術士オーフェンはぐれ旅』とのコラボ
- 『本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):諸星すみれ「真っ白」(第1話 - 第14話)
- ED(エンディング):中島愛「髪飾りの天使」(第1話 - 第14話)
- OP(オープニング):諸星すみれ「つむじかぜ」(第15話 - 第26話)
- ED(エンディング):鈴木みのり「エフェメラをあつめて」(第15話 - 第26話)
- OP(オープニング):東山奈央「あの日のことば」(第27話 - 第36話)
- ED(エンディング):坂本真綾「言葉にできない」(第27話 - 第36話)