本好きの下剋上(ラノベ・漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜』とは、香月美夜が『小説家になろう』に投稿したweb小説である。「TOブックス」より書籍版が発売され、その後、漫画化・アニメ化された。シリーズ累計発行部数850万部を突破する人気作品である。本が大好きな主人公が、マインとして異世界に転生してしまう。その世界でマインは本を入手することができず、自分の手で本を作るために奮闘する。マインが成長していく姿や、家族を大切にする姿が丁寧に描かれており、読者の心を打つ。
シャルロッテ
CV:本渡楓
ジルヴェスターとフロレンツィアの子供。ローゼマインの義妹。
優秀なローゼマインを慕っている。ローゼマインが多くの仕事を抱え込んでいると、少しでも負担を減らそうと手伝いを申し出た。
洗礼式の日、自分が誘拐されてしまったせいで、ローゼマインが2年も眠りにつくことになったことを、申し訳なく思っている。そのため、ローゼマインの代わりに神殿の神事を行ったり、冬の子供部屋で子供たちを教育する役割を買って出た。
貴族院入学後は、社交が苦手なローゼマインの分も自分が頑張らなければ、と張り切る。
フロレンツィア
CV:諸星すみれ
ジルヴェスターの第1夫人。フレーベルターク出身で、現在のアウブ・フレーベルタークは実の兄。
貴族院時代、ジルヴェスターからの熱烈な求愛を受けた。
エーレンフェストに嫁いでからは、義母のヴェローニカに疎まれ、対立関係にある。エルヴィーラとともに派閥をまとめ、ヴェローニカから身を守っていた。
ヴィルフリート、シャルロッテ、メルヒオールを出産したが、ヴィルフリートを育てて教育する権利はヴェローニカに奪われてしまった。そのため、ヴィルフリートの教育が全く進んでいなかったことに憤る。
物語の終盤には、ジルヴェスターとの第4子を懐妊する。
メルヒオール
ジルヴェスターとフロレンツィアの子供。ローゼマインの義弟。
エーレンフェストの聖女と呼ばれるローゼマインに憧れており、ローゼマインの後任の神殿長となる。
エルヴィーラ
CV:井上喜久子
カルステッドの第1夫人。エーレンフェストの北部にあるハルデンツェルの出身で、ギーべ・ハルデンツェルの妹。
フロレンツィアとともに派閥をまとめ、ヴェローニカに迫害される者を守ってきた。そのため、エーレンフェストの女性貴族の中では、強い影響力を持っている。
フェルディナンドを敬愛しており、ローゼマイン曰く、熱烈なアイドルファンのよう。
ローゼマインが平民出身だと知りながら、自身の娘として洗礼式を受けさせることを了承した。
ローゼマインが2年の眠りにつくと、ハルデンツェルに印刷工房を作らせ、自分好みの恋愛物語の本を作らせる。恋愛物語の本は女性貴族に人気が高く、本を広めるのに一役買った。その一方で、恋愛話が耳に入ると根掘り葉掘り質問され、本の題材にされるため、周囲の男性たちはエルヴィーラに恋人を隠すようになる。
ボニファティウス
CV:森川智之
前アウブ・エーレンフェストの兄。カルステッドの父親で、ローゼマインの祖父。
孫が男ばかりであったため、初めてできた孫娘のローゼマインを溺愛する。しかし、力の加減ができない脳筋であるため、周囲はローゼマインとの接触にヒヤヒヤしている。
騎士団長を務めていたこともあり、現役を引退してはいるが、ボニファティウスに敵う者はごくわずか。
ヴェローニカ
CV:渡辺明乃
前アウブ・エーレンフェストの第1夫人で、ジルヴェスターやゲオルギーネの母親。
権力を握ることに固執しており、気に入らない者を徹底的に迫害していた。
前アウブ・エーレンフェストの死後、ジルヴェスターを操って権力を手にしていたが、ベーゼヴァンスのために公文書を偽造した罪で幽閉される。
ローゼマインの側近
ダームエル
CV:梅原裕一郎
下級貴族出身の騎士。
トロンベ討伐の際、フェルディナンドからマインの護衛をするよう命じられるが、シキコーザが危害を加えたことで処罰を受ける。その後、1年間騎士見習いに降格し、マインの護衛騎士に任じられた。マインがローゼマインになってからも引き続き護衛騎士を続け、平民出身という秘密を知る貴重な存在になる。ローゼマインと過ごした時間が最も長く、信頼も厚いため、新しい側近を選ぶ際の基準に「ダームエルと上手くやれる者」というのがあるほど。
同じローゼマインの護衛騎士であるブリギッテに求婚し、ブリギッテもそれを受け入れた。しかし、ブリギッテと結婚すればローゼマインの護衛騎士を辞めなければならないことになり、結婚よりもローゼマインに仕えることを選んだ。
コルネリウス
CV:山下誠一郎
カルステッドとエルヴィーラの三男。
ローゼマインが来る前は、能力があるのにも関わらず、何事もやる気がなく手を抜いていた。シャルロッテの成人式の日、目の前でローゼマインが襲われたのをきっかけに、努力し真面目に取り組むようになった。
普段ローゼマインと接する時は、領主の養女と護衛騎士だと一線を引いているが、兄としての過保護さを見せる時もある。
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目次 - Contents
- 『本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜』の概要
- 『本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜』のあらすじ・ストーリー
- 本のない世界
- 平民と貴族
- 貴族の世界
- 貴族院での生活
- メスティオノーラの書
- 『本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜』の登場人物・キャラクター
- マインの家族
- マイン/ローゼマイン/本須麗乃(もとす うらの)
- ギュンター
- エーファ
- トゥーリ
- カミル
- グーテンベルク・商人
- ルッツ
- ベンノ
- マルク
- フリーダ
- ヨハン
- ハイディ
- ヨゼフ
- インゴ
- グスタフ
- ダミアン
- レオン
- その他の平民・孤児
- オットー
- コリンナ
- フーゴ
- エラ
- イルゼ
- ユッテ
- ヴォルフ
- ビアス
- ザシャ
- ジーク
- ラルフ
- カルラ
- ディード
- フェイ
- リヒト
- ディルク
- カイ
- リコ
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- ヴィルマ
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- モニカ
- ザーム
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- エグモント
- カンフェル
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- エーレンフェストの領主一族
- フェルディナンド
- ジルヴェスター
- カルステッド
- ヴィルフリート
- シャルロッテ
- フロレンツィア
- メルヒオール
- エルヴィーラ
- ボニファティウス
- ヴェローニカ
- ローゼマインの側近
- ダームエル
- コルネリウス
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- クラリッサ
- ハイスヒッツェ
- アウブ・ダンケルフェルガー
- ジークリンデ
- アーレンスバッハ
- ゲオルギーネ
- ディートリンデ
- レティーツィア
- ライムント
- アウレーリア
- ビンデバルト伯爵
- シュトラール
- その他
- リュディガー
- オルトヴィーン
- イマヌエル
- ラオブルート
- エアヴェルミーン
- メスティオノーラ
- 『本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜』の用語
- 国・領地・場所
- ユルゲンシュミット
- エーレンフェスト
- 中央
- クラッセンブルク
- ダンケルフェルガー
- ドレヴァンヒェル
- ギレッセンマイアー
- ハウフレッツェ
- アーレンスバッハ
- ガウスビュッテル
- キルシュネライト
- ヨースブレンナー
- インメルディンク
- レームブルック
- ロルツィング
- ベルシュマン
- フレーベルターク
- ロスレンゲル
- ノイエハウゼン
- リンデンタール
- オースヴァルト
- クヴァントレープ
- ベルケシュトック
- ザウスガース
- トロストヴェーク
- シャルファー
- アイゼンライヒ
- アレキサンドリア
- ランツェナーヴェ
- 下町
- 貴族街
- 貴族院
- 地位・派閥
- 平民
- 身食い
- 貴族
- ツェント
- アウブ
- ギーべ
- グーテンベルク
- ルネッサンス
- ヴェローニカ派
- フロレンツィア派
- ライゼガング派
- 神殿・神事関係
- 神殿
- 青色神官/青色巫女
- 灰色神官/灰色巫女
- 聖典
- 聖典の鍵
- 神具
- 洗礼式
- 成人式
- 星結び
- 祝福
- 加護
- 魔術・魔力関係
- 魔石
- 魔剣
- 騎獣
- 魔力圧縮
- ローゼマイン式魔力圧縮法
- ユレーヴェ
- シュタープ
- 魔獣
- シュミル
- トロンベ
- その他
- ディッター
- グルトリスハイト
- メスティオノーラの書
- 政変
- 名捧げ
- アダルジーザの実
- 『本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- マイン「手に入らないなら、どうする?自分で作るしかないでしょ?こうなったら、手段は選ばない。絶対に本を手に入れてやる!」
- マイン「わたし、名前も変わるし、もう父さんのこと、父さんって呼べないけど…父さんの娘だから。だから、わたしも街ごと皆を守るよ」
- フェルディナンド「アレキサンドリアの領地ごと君を守る」
- ローゼマイン「ただいま、皆!マインだよ!」
- 『本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 演じるのが大変だったキャラクター第1位「フェルディナンド」
- 物語の構想期間は約4ヶ月
- 『魔術士オーフェンはぐれ旅』とのコラボ
- 『本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):諸星すみれ「真っ白」(第1話 - 第14話)
- ED(エンディング):中島愛「髪飾りの天使」(第1話 - 第14話)
- OP(オープニング):諸星すみれ「つむじかぜ」(第15話 - 第26話)
- ED(エンディング):鈴木みのり「エフェメラをあつめて」(第15話 - 第26話)
- OP(オープニング):東山奈央「あの日のことば」(第27話 - 第36話)
- ED(エンディング):坂本真綾「言葉にできない」(第27話 - 第36話)