本好きの下剋上(ラノベ・漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜』とは、香月美夜が『小説家になろう』に投稿したweb小説である。「TOブックス」より書籍版が発売され、その後、漫画化・アニメ化された。シリーズ累計発行部数850万部を突破する人気作品である。本が大好きな主人公が、マインとして異世界に転生してしまう。その世界でマインは本を入手することができず、自分の手で本を作るために奮闘する。マインが成長していく姿や、家族を大切にする姿が丁寧に描かれており、読者の心を打つ。

アウブ・ダンケルフェルガー

CV: 上田燿司
ダンケルフェルガーの領主。レスティラウトとハンネローレの父親。
思ったことや興味を持ったことには、すぐに行動を起こす性格。政治的なことを考えたり、社交でのやり取りは、主に第1夫人のジークリンデが担当している。
レスティラウトがローゼマインに嫁取りディッターを申し込んだ時には、ダンケルフェルガーの秘宝を貸し出して助力した。
ディッターが大好きで、フェルディナンド救出の際には、ローゼマインが言った「本物のディッター」という言葉に惹かれて参戦を決める。

ジークリンデ

CV:豊口めぐみ
アウブ・ダンケルフェルガーの第1夫人。レスティラウトとハンネローレの母親。
暴走しがちなアウブ・ダンケルフェルガーやレスティラウトを抑え、他領とやり取りする政治的手腕に優れている。
嫁取りディッターに関する話し合いでは、アウブ・ダンケルフェルガーの代わりにジルヴェスターと交渉し、互いの認識に齟齬があったことを知った。

アーレンスバッハ

ゲオルギーネ

CV:三瓶由布子
アウブ・アーレンスバッハの第1夫人。ディートリンデの母親。
エーレンフェストの出身で、ジルヴェスターの姉。魔力量が多く、幼い頃から次期アウブ・エーレンフェストとして教育された。しかし、ゲオルギーネと同等に魔力が豊富で、男のジルヴェスターが生まれると、次期アウブ・エーレンフェストの座を下される。ジルヴェルターに対しては、辛く当たっていた。よってジルヴェスターを支えることはできないと判断され、アウブ・アーレンスバッハの第3夫人になる。
その後、第1夫人と第2夫人が亡くなったことで、第1夫人へ繰り上がった。すると、エーレンフェストに干渉するようになり、ジルヴェスターからエーレンフェストを奪うための謀略をめぐらせる。
最終的には、エーレンフェストの礎を奪うために侵入したところを、ジルヴェスターに捕えられた。

ディートリンデ

CV:潘めぐみ
アーレンスバッハの領主候補生。ゲオルギーネの娘。
我儘で傲慢な性格のため、側近たちからも敬遠されている。
アウブ・ダンケルフェルガーの死後、王命によってフェルディナンドと婚約を結び、レティーツィアが成人するまでの中継ぎの領主になることが決定した。しかし、ディートリンデ本人は自分が中継ぎであることを理解していない。
また、貴族院の卒業式で国王選定のための魔法陣を浮かび上がらせたことで、一部の者たちから次期国王候補と目される。それによって、王族に対しても不敬罪に問われるような問題を起こす。最終的にはランツェナーヴェの者を貴族院に引き入れ、外患誘致の罪で捕えられた。

レティーツィア

CV:長縄まりあ
アウブ・アーレンスバッハと前第1夫人の養女。ドレヴァンヒェルに嫁いだアウブ・アーレンスバッハと前第1夫人の娘が実母。アーレンスバッハの領主一族が激減したため、洗礼式の時に祖父母と養子縁組を行った。
成人後にアウブ・アーレンスバッハとなることが内定しており、ヒルデブラントと婚約を結んでいる。
フェルディナンドがアーレンスバッハへ来てからは、アウブになるための教育を受けるようになる。しかし、厳しい教育で心が折れそうになることもあり、ローゼマインが用意させた実の両親の声を録音したぬいぐるみが、心の支えになっている。
ディートリンデに利用され、フェルディナンドに毒を盛ってしまう。しかし、レティーツィア本人も被害者であることから、罪には問われず、アレキサンドリアの領主候補生になる。

ライムント

アーレンスバッハの中級貴族出身の文官見習い。
ヒルシュールに師事し、魔術具をより少ない魔力で動かせるように改良する研究を行なっている。その後、フェルディナンドに師事するようになった。
フェルディナンドがアーレンスバッハへ移動してからは、フェルディナンドとローゼマインを繋ぐ貴重な連絡係になる。

アウレーリア

アウブ・アーレンスバッハの姪。
貴族院在学中に、ランプレヒトと恋仲になる。しかし、エーレンフェストとアーレンスバッハが緊張状態にあったため、結婚の許可が下りなかった。
その後、エーレンフェストとの関係を強化しようとしたアウブ・アーレンスバッハの圧力によって、ランプレヒトとの結婚が決まる。
結婚後しばらくは、怪しい動きがないか厳重に監視されていたが、ヴェローニカ派の貴族と接触することもなかった。
顔立ちから、きつい性格だと勘違いされることがコンプレックスになっている。実際は大人しく、臆病な性格。ローゼマインからエーレンフェストの布で作ったヴェールを贈られたこと、エルヴィーラと話をしたことで、エーレンフェストの貴族として生きる決意を固めた。

ビンデバルト伯爵

CV:茶風林
アーレンスバッハの貴族。
ベーゼヴァンスと共謀し、マインを誘拐しようとする。
最終的には、ジルヴェスターの養女となるマインに攻撃したことで、捕縛される。

シュトラール

CV:上田耀司
アーレンスバッハの騎士団長。
フェルディナンドの優秀さを尊敬し、彼の指示に従っていた。ある時、ディートリンデの命令よりもフェルディナンドの命令を優先したことで、ディートリンデの不興を買い、騎士団長を辞めさせられる。その後は、フェルディナンドの護衛騎士となった。
ローゼマインがアーレンスバッハの礎を奪ったあとは、フェルディナンドの指示に従い、エーレンフェストの防衛戦にも参加する。

その他

9bty_0603_2011
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