本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜

本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜

『本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜』とは、香月美夜が『小説家になろう』に投稿したweb小説である。「TOブックス」より書籍版が発売され、その後、漫画化・アニメ化された。シリーズ累計発行部数850万部を突破する人気作品である。本が大好きな主人公が、マインとして異世界に転生してしまう。その世界でマインは本を入手することができず、自分の手で本を作るために奮闘する。マインが成長していく姿や、家族を大切にする姿が丁寧に描かれており、読者の心を打つ。

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本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜のレビュー・評価・感想

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本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜
8

「アニメ第2期」巫女見習いになったら文化の違いに驚きが隠せません

この作品は、第1期の続編です。
魔力を宿し平民が生まれる“身食い”に蝕まれたマインは、魔術具がなければ長く生きられず、魔力を奉納する青色巫女見習いになりました。
本来、青色巫女見習いになれる貴族の孤児ではない平民のマインの周りは敵だらけ、3人の側仕えの灰色巫女は問題児でした。貴族と平民の生活の違いに戸惑うマインがなじみ、「読書ができるのか、本を作れるのか」という物語です。神殿での生活と、孤児院との関わりが見所です。
平民のマインは灰色巫女ですが、体の弱さやお金を稼ぐ能力、魔力の多さなどによって、貴族の青色巫女見習いになりました。
この世界で重要なことは、村、町の農作物や子どもの魔力量など、さまざまなことに魔力の多さが影響する、魔力の多い人間が必要になること。
魔力が多く青色巫女見習いになったマインは、平民ではなく貴族の振る舞いや生活に慣れる必要がありました。ずっと一緒に側仕えがいることや、貴族として教養を覚えること、言葉遣い、お祈りの言葉、下町との生活の違いに、マインは驚きました。
青色巫女見習いの生活に慣れた頃、マインが見に行った孤児院で目にしたのは、やせ細った体の子どもや、汚れた薄暗い部屋でした。平民とはいえ、貴族の暮らしをしているマインには見るのも耐えられない、とても悲惨で過酷な現状でした。
孤児たちの現状を何とか変えようと、孤児院の院長になったマインが、紙の作り方を教え、お金を稼がせようとする姿がすてきでした。紙を作る行為は夢である本作りにも繋がり、信念がぶれないところもすごいです。
日本で暮らしていたときの知識と、平民や貴族の常識が混ざり合い、神殿での生活に苦労するマインが、青色巫女見習いとして頑張る姿や、ますます過熱する本への熱意を見てほしいです。

本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜
10

読書好きなら読んで損なし!

ライトノベル原作で、アニメ化もしている作品『本好きの下剋上』。
いわゆる異世界転生ものではあるものの、世界観がしっかりしていて、どのキャラクターも引き立っているのがこの作品の魅力です。
図書館司書への就職が決まっていた女子大生の主人公は、地震によって倒れてきた本棚によって死亡。
異世界で、5歳の少女マインとして転生しました。

よくある転生してすぐ無双、という状態にはなく、貧乏で不潔で病気がちな少女への転生でした。
主人公の性格は一言でいえば重度の本オタク。
本のことしか考えておらず、序盤はもしかしてイラっとしてしまうかもしれません。

ですが物語が進むにつれて家族の絆や友情。魔法の学校への入学。貴族の差別など、語り尽くせないほどの見所が出てきます。
現代社会にもあるような問題を描いている部分もあるので、大人も子供も楽しめる作品なのは間違いないです。

主人公マインに魅力を感じなくとも、周りに魅力的なキャラクターで溢れています。
マインの家族であるギュンター、エーファ、トゥーリを始め、いつもマインの暴走を止めてくれる親友のルッツ。
次々とアイデアを出すマインを繋ぎとめようとする、商人ベンノ。
魔力の暴走によって入ることになってしまった神殿。そこで出会うマインの保護者のような存在フェルディナンド。

どんな立場になっても、大切な人を守り、アイデアをどんどん出し、本が好きすぎて暴走するマインの活躍に読み進める手が止まらなくなるはずです。

本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜
7

本が大好きな少女が世界を変えていく

2019年に第1期が放送開始。原作はWeb小説で完結済み。
本が大好きな日本人女性が図書館への就職が決まった日に亡くなり、「もっと本を読みたかった」という未練を持っていたせいか、彼女は異世界へ転生していた。
マインという名前で、日本で生きていた知識を持ったまま生きていく。
はじめは異世界と日本の文化の差が大きすぎて、現代的な暮らしとはかけ離れているせいで文句などを多く言うマインに感情移入がしにくい。
5話辺りまでのマインの言動に耐えきれるかどうかがこの作品を視聴し続けられるかのポイントになると思う。
「異世界でも本を読みたい」という強い願いを持ったマインは、自らの知識を活かして本を作ることを決意する。
幼馴染のルッツと共に紙を開発し、父の同僚に字を教えてもらい、少しずつではあるが彼女の夢に近付いていった。
やがて彼女は自身の病を知り、その病を抱えたまま生きていくために神殿へと入り、巫女見習いとして生きていく。
そこでも彼女は本を作るために次々と技術を確立していくが、貴族社会の思惑に巻き込まれていく。
本が好き、という強い思いを持った少女が夢に近付いていく様子は見ていて楽しいし、異世界の雰囲気も穏やかで、様々な解説がなされるため分かりやすい。
ほのぼのとした異世界ライフに少しのシリアスを求める人におすすめの作品だ。

本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜
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本好きな人にオススメな本に関するファンタジーなお話

主人公(本須麗乃:もとすうらの)は本を読むことをこよなく愛する日本の女子大生という設定で始まります。
彼女はある日、本が大量に降ってきて圧死してしまいます。
死んでしまう瞬間にも彼女は「もっと本を読みたい」と願って死んで逝きます。

目が覚めると主人公は貧しい貧民街の幼女(マイン)に転生していたのです。
身体は虚弱で上手く力が入らず不便な生活を強いられますが、本さえあれば耐えられると本を探します。
しかし主人公の周りには紙すらない状態です。
「本がないなら作ればいい!」主人公は前世の記憶をもとに紙を作ろうと奮闘します。

エジプトのパピルス、活版印刷、木版印刷と、主人公の前世の知識を生かして奮闘しながら印刷技術をどんどん進めて本を作っていきます。
生活する中で主人公は本作り以外でも前世の記憶をもとにシャンプーやお菓子、料理を革新的に広げていきます。
そんな生活の中で身分制度、虚弱な身体(虚弱の秘密)に向き合い、家族の大切さや絆を学んで成長していく物語です。

主人公の知識は物語が進むにつれて色々な人物に目を付けられていきます。商人、神殿の神官、貴族…。
日本には身分制度がないため、その考えに振り回される主人公。
小説の第一部では本を作るために紙を開発するお話が中心になります。
アニメでも第一部は放送されているのでそちらも必見です。

本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜
9

アニメ作品「本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません」の感想について

赤毛のアンの様な、少女が活躍する面白いアニメ作品です。
内容は、
主人公の日本の女子学生が、異世界に前世の記憶を持ったまま、幼い少女として転生して、
その生まれ変わった世の中で、
前世からの記憶で、人々を驚かせる奇抜な新製品を作ったりして行くなかで、
平民に生まれた主人公の少女が、出世して行くと言う面白い物語となっておりました。

また、主人公が、転生する前は、本(書物)が好きで、図書館の司書になる事が夢でしたが、
夢が叶う前に亡くなってしまい、生まれ変わっても本が好きと言う、こだわりの性格の持ち主と言う設定も
面白いです。
転生した先の世界では、本が高価すぎて読む事もままならない、本がどうしても、読みたいので、
自分で、本を作ってしまえ。と言う一念から、本を作成して行くためのプロセスが描かれ、物語が進ん行く事も、
奇抜でとても面白いです。

また、
最初は、転生した先の世界では、普通の中世の世の中と思われていましたが、
話が進んで行く回ごとに、魔法・魔術と言う、異世界の物が少しずつ入り込んで描かれ
話に引き込まれました。

また、家族との絆、友達との友情関係、周り人々と主人公との人間関係も、優しく進んで行くところも感動します。

私は、このアニメ作品の1シーズン目しか、見ておりませんが、2シーズン目が始まりましたら、
次も見てみたい作品です。

本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜
8

はやりの異世界ものではありますが。

もとはライトノベルで、コミック化もされていますが、おすすめはTVアニメです。
第1期が2019年10~12月、第2期が2020年4~6月に放送されました。何よりも本が好きな麗乃(うれの)は、事もあろうか大好きな本に埋もれて死んでしまいます。もっと本が読みたい!と願う彼女が目を覚ますと異世界の少女『マイン』に生まれ変わっていました。ところが生まれ変わった世界では本は大変高価で、貴族や大金持ちでなければ手に入らないという絶望的な状況でした。
前世の記憶(知識)で本を作るためにいろんな方法を試行錯誤する様子が面白い!オススメポイントです。木の繊維を漉いて紙を作ったり(小説ではガリ版印刷や、はては凸版印刷にまで!)、本以外にもこの世界にないものをどんどん作り出す様子はワクワクしますね。異世界なので魔法や魔術、魔物も登場しますが、それらと戦う事がメインではないところが他の異世界ものとはちょっと違っています。すこしハリーポッターみたいな感じもあります(私的な意見ですけど)。
マインの上司(監視役)のフェルディナンド様が良くも悪くもクールでカッコいいんです。でも常に眉間にしわを寄せているので、何とかしてあげたくなります(笑)。

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