LION/ライオン 〜25年目のただいま〜(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』とは2016年に公開されたドラマ映画で、アメリカ合衆国、オーストラリア、イギリスの3国が共同して作成した。サルー・ブライアリーのノンフィクション本が原作となっている。5歳の少年サルーが家族と離れ離れになり、オーストラリアに養子として迎えられる。そして大学生になったサルーがGoogle Earthを使って故郷を探し出す物語である。家族愛が描かれた感動の物語である。

サルーが故郷探しに難航する中、養母のスーに故郷を探している事を言うシーンで、スーが自身の過去を語った際に「恵まれない子たちを助けることには意義がある」と言った。スーは子供が産めないわけではなかった。しかし、自ら進んで養子を迎える覚悟とその迎えた子供達と幸せに暮らす未来を願っていた。この言葉でサルーは家族と向き合う事を決める。

『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

映画公開後のサルーの活動

サルー・ブライアリー本人

この映画の主人公のサルー・ブライアリーは実在し、インドとオーストラリアの2拠点で生活している。サルーは頻繁にインドを訪れ、ミセス・スードを支えると同時に、自身の生みの母であるカムラや親族との交流も大切にしている。その影響力はオーストラリアにとどまらず、海外での講演活動によって広まり、多くの人々が感銘を受けている。

インドの過酷な現状

実際のブライアリー夫妻(左右)とサルー(真ん中)

インドではストリートチルドレンの問題が根強く残っている。子供が道端で物乞いをしたり、誘拐事件が多発したりなど様々な問題が絶えないという。サルーは運良く愛情を持った家族と出会う事ができたが、ほとんどの子供はそうではないという。
養母のスー・ブライアリーはこの問題について「悲しいことに、私たちにはもっと多くの戦争が起こっています。今、家族と一緒にいられることを願っている子供たちもいると思います」と語っている。

『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』の主題歌・挿入歌

主題歌:スター・シア「ネヴァー・ギヴ・アップ」

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