ブラッククローバー(ブラクロ)の黒の暴牛まとめ

『ブラッククローバー』は『週刊少年ジャンプ』連載の田畠裕基によるファンタジー漫画である。魔法が存在する世界で、魔法の源となる「魔力」のない少年アスタが魔法使いの頂点「魔法帝」を目指して奮闘する姿を描いている。
「黒の暴牛」は魔法帝が束ねる魔導士集団「魔法騎士団」の1つで、「魔法帝」を目指すアスタが所属することになる。物語開始時は「魔法騎士団の中で最低最悪の団」と呼ばれていたが、アスタや彼に影響を受けた団員の活躍で周囲から認められていく。

黒の暴牛の副団長だが就任後一度しかアジトに顔を出していない人物。アスタたち団員も知らないメンバーだったが、ヤミがスペード王国に拉致された際に初めて姿を現した。長らくスペード王国での潜入調査をしていたため、スペード王国について詳しい。自身の過去の行いによって家族をすべて失ったため、自身も含めてしっかりとしていない者を毛嫌いしている。
魔法属性は「影」。4体の悪魔を従魔の儀により従えており、複数の悪魔と合体することで悪魔の力を引き出すことができる。

団員

アスタ

本作の主人公。魔力を持たない少年で、相手の魔法を無力化する「反魔法の魔導書」に選ばれて反魔法の剣を扱う。底抜けに前向きな熱血バカで、ユノとの誓いのために魔法帝を目指している。彼の前向きな性格は黒の暴牛の団員たちに良い影響を与えている。一方で自分が尊敬できない人物には敬意を示さないことから、貴族にはあまり受けが良くない。
作中では「反魔法の魔導書」に宿る悪魔の力を引き出し、下級から一等上級魔法騎士にまで昇進する。

ノエル・シルヴァ

本作のヒロイン。王族の二大巨塔であるシルヴァ家の出身で、膨大な魔力を見に宿すが、魔力のコントロールが絶望的に下手なため、家族から見下されている。そのため厄介払いのように黒の暴牛に押し込まれた。魔力のコントロールが苦手という点を侮辱しない団員たちに心を開いていく。特にアスタに対しては明確に好意を持つようになる。
魔法属性は「水」。当初は全くコントロールができないような状況だったが、初任務でその場に留めておく魔法だけは魔力のコントロールが可能になり、その後移動させるだけの魔力コントロールを身につける。そして攻撃魔法も撃てるようになり、苦手意識を払しょくする。

フィンラル・ルーラケイス

一等下級魔法騎士。変人揃いの黒の暴牛においては比較的まともな性格をしているが、任務に支障を来す極度の女好きである。当初は臆病な一面もみられたが、どんな苦境でもあきらめないアスタに感化され、黒の暴牛を最強にすると決意する。
希少な空間魔法の使い手だが、便利なあまりヤミにいいように使われている。また喧嘩が苦手なため、攻撃魔法が苦手である。

ゴードン・アグリッパ

黒の帽子を被りピエロのようなメイクをした人物で、小声でぶつぶつとつぶやくように話す。周囲に不気味な印象を与えるが、他の団員たちはあまり気にしていない。ゴードン本人はもっとみなと仲良くなりたいと思っている。
呪詛を生業とする家に生まれた呪術魔法のエキスパートであり、魔法属性は「毒」。そのおぞましい属性により、周囲から疎外された過去を持つ。

マグナ・スウィング

五等下級魔法騎士のチンピラのような見た目をした男。口が悪いものの、男気があり面倒見がよく、アスタからは慕われている。田舎出身の下民であるため、魔力量が少ない。そのことにコンプレックスを抱いている節もあったが、悪魔を擁するスペード王国との戦いでは魔力が少ないものなりの戦い方を身につける。
「炎魔法」の使い手で、炎の弾を投げたり打ったり、野球のような魔法を使う。強力な魔法を乱発はできないが、遠距離・近距離双方で戦える。

バネッサ・エノテーカ

魔女の森の出身の女魔導士。酒好きで、アジトでは下着姿で呑んだくれていることが多い。ヤミに見出されたことから、彼に対して好意を抱いている様子。
魔法属性は「糸」。「運命の赤い糸」という運命を術者の良いほうに変える強力な魔法を使用する。

ラック・ボルティア

非常に好戦的な五等下級魔法騎士。マグナをワザと怒らせて喧嘩をすることが多いが、大事な友達だと思っている。入団試験で対戦相手を必要以上に叩きのめしたことから「狂喜のラック」と呼ばれており、当初は独断専行の行動が目立った。しかしアスタとの出会いで協調性が芽生え始める。
雷の魔力を身に纏う「雷魔法」の使い手で、性格が破綻していなければどの団でも引く手数多だったというほど高い戦闘能力を持つ。

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