蜘蛛ですが、なにか？（小説・漫画・アニメ）のネタバレ解説・考察まとめ

2023.09.08

『蜘蛛ですが、なにか？』とは、馬場翁が『小説家になろう』に投稿したweb小説である。KADOKAWAからライトノベルが発売、その後、漫画化・アニメ化された。2021年8月にはシリーズ累計発行部数が430万部を突破している。女子高生だった前世の記憶を持って、蜘蛛に転生した主人公が成長していく過程を描く。作中に張り巡らされた多くの伏線の謎が解き明かされていく展開は、非常に魅力的である。

ホーキン

クレベア

シュンに仕える侍女。シュンに頼まれて、剣術の指南役も担っていた。
アナレイト国王が殺害された後、レストンと共に処刑されるが、シュンに蘇生される。

ロナント・オロゾイ

CV：飛田展男
レングザント帝国の筆頭宮廷魔導士。
魔法を極めることに並々ならぬ情熱を注いでいる。そのため、普段は落ち着いた常識人であるが、魔法に関する関心事を見つけると、奔放で身勝手になる。
その実力は確かで、歴代最年少で宮廷魔導士になり、人類最高の実力を持つと言われている。
一時期、ユリウスを弟子にして、魔法を教えた。

オーレル・シュタット

ロナントの弟子、兼世話係。
ロナントが暴走した際には、ツッコミを入れることのできる貴重な人材。
幼い頃から、人より優れた魔法の才能を持っていた。
後に、レングザント帝国の宮廷魔導士になる。

ブイリムス

CV：平川大輔
レングザント帝国の召喚士。「調教」のスキルを獲得しており、魔物を使役することができる。
ラースが生まれたゴブリンの村を襲撃し、ラースたちゴブリンを奴隷として調教する。最終的には、「憤怒」のスキルを獲得したラースによって殺される。
長く帝国の自宅に帰ることができず、会うことの叶わなかった娘は、転生者の手鞠川咲だった。

ティーバ・ヴィコウ

レングザント帝国の軍人。
帝国軍の中でも中心的人物で、英雄と呼ばれている。
息子夫婦と孫を、人身売買組織に殺害された。そのため、ユリウスと共に人身売買組織の摘発を行なった。摘発の終盤、ポティマスに殺害される。

レイガー・バン・レングザンド

レングザント帝国の先代剣帝で、ユーゴーの今世での祖父。
人類の平和のために、ロナントたちと戦い続けた。しかし、終わらない戦いに疲弊し、息子へ王位を譲る。その後、狂戦士となったラースに遭遇し、敗れる。

ジョン・ケレン

CV：岩崎諒太
サリエーラ国のケレン伯爵。ソフィアの今世での父親。
真面目で人柄が良く、領民からも慕われていた。しかし、「私」が領地に現れ、神獣として祀られたことで他国と衝突し、頭を抱える。最終的に、争いを回避することはできず、オウツ国と戦争になる。
その後、エルフに屋敷を襲撃され、ポティマスに殺害される。

セラス・ケレン

サリエーラ国のケレン伯爵夫人。ソフィアの今世での母親。
「私」に命を助けられ、「私」を女神に仕える神獣だと言って祀るようになる。そのことが領地外にも広まり、「私」を取り合って他国と揉める。
エルフに屋敷を襲撃された際、メラゾフィスにソフィアを託した。直後、ポティマスによって殺害される。

ゲイツ

CV：落合福嗣
オウツ国から、サリエーラ国のケレン伯爵の元へ送られた大使。
「私」の所有権がオウツ国にあると主張し、ケレン伯爵に対して横柄な態度をとっていた。
また、「私」を無理矢理捕獲してオウツ国へ連れ帰ろうと画策するが、失敗する。その仕返しとして、「私」に殺害される。殺害されたのが、ケレン伯爵の屋敷内だったため、オウツ国とサリエーラ国の開戦のきっかけとなってしまう。