蜘蛛ですが、なにか?(小説・漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『蜘蛛ですが、なにか?』とは、馬場翁が『小説家になろう』に投稿したweb小説である。KADOKAWAからライトノベルが発売、その後、漫画化・アニメ化された。2021年8月にはシリーズ累計発行部数が430万部を突破している。女子高生だった前世の記憶を持って、蜘蛛に転生した主人公が成長していく過程を描く。作中に張り巡らされた多くの伏線の謎が解き明かされていく展開は、非常に魅力的である。

魔族と並んで、世界の覇権を争う種族。
魔物の侵入を防ぐため、外周を塀で囲んだ街を作り、生活している。
ダズトルディア大陸とカサナガラ大陸で、それぞれの主導者を中心とした複数の国家が存在する。

魔族

人族と並んで世界の覇権を争う種族。
カサナガラ大陸の魔族領で、「魔王」を主導者とした国家を作っている。
人族に比べると個々のステータスが高く、寿命も長い。その反面、繁殖力は低い。

エルフ

ポティマスを長とし、森の中のエルフの里で生活する種族。尖った耳が特徴。プライドが高く、他の種族を見下す傾向がある。
元々は、ポティマスが自身の手駒にするために作った。そのため、消耗品として使い捨てられることも多い。

管理者

世界の「システム」を管理する者。所謂「神」に相当する。
作中では管理者Dとギュリエの2名が登場するが、同格の存在ではない。ギュリエよりも管理者Dの方が上位で、使用できる権限も多い。

スキル「神性領域拡張」のレベルをレベル10まで上げることで、神化した種族。
体内に膨大なエネルギーを内包している。「私」は、神化することで「システム」の管理下から外れた。
同じ神である管理者Dは地球を、ギュリエは作中の舞台となる世界を管理している。

転生者

日本のある高校の教室にいた、教師と生徒。総勢26名。
先代の「勇者」と「魔王」の放った魔法によって、教室で爆発が起き、死亡した。その後、管理者Dによって転生させられた。転生時にスキル「n%l=W」と個々の適正にあったスキルを付与されている。大半は人族に転生しているが、魔物やエルフに転生した者もいる。

冒険者

魔物を狩ることを生業にしている者。人族の生活圏を維持するための重要な役割である。
人族の中でも高いステータスを有する者が多い。
各魔物の討伐の危険度を、SからFランクで定めている。

聖女

聖アレイウス教国で、勇者と共に魔族や魔王と戦う役割を負っている。
人族の希望になっている勇者に協力することで、人族における神言教の影響力を強める役割もある。

その他

システム

管理者Dが作成した超巨大魔術。崩壊の危機にある世界を救うため、ギュリエが管理者Dより借り受けた。サリエルがその核となって稼働している。
世界に存在するすべての生物にスキルやステータスを付与する。生物たちは、生きている間にスキルやステータスを上げ、エネルギーを体内に溜め込む。生物の死後、生前に溜め込んだエネルギーはシステムによって回収され、MAエネルギーに変換される。そして、MAエネルギーを世界の再生のために利用する。

ステータス

「システム」によって数値化された「HP」「MP」「SP」「平均攻撃能力」「平均防御能力」「平均魔法能力」「平均抵抗能力」「平均速度能力」の総称。
HPは体力ゲージで、緑色の棒線で表されている。MPは魔力ゲージで、青色の棒線で表されている。SPは運動によって消費されるスタミナゲージで、赤と黄色の棒線で表されている。
平均攻撃能力は、その個体の平均的な物理攻撃能力のこと。あくまでも平均値のため、部位によって異なる。平均防御能力は、物理的ダメージに対する防御力を表す。平均魔法能力は、平均的な魔法を運用する能力のこと。平均抵抗能力は、魔法攻撃に対する防御力のこと。平均速度能力は、個体の物理的な移動速度のこと。

人魔大戦

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