蜘蛛ですが、なにか?(小説・漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『蜘蛛ですが、なにか?』とは、馬場翁が『小説家になろう』に投稿したweb小説である。KADOKAWAからライトノベルが発売、その後、漫画化・アニメ化された。2021年8月にはシリーズ累計発行部数が430万部を突破している。女子高生だった前世の記憶を持って、蜘蛛に転生した主人公が成長していく過程を描く。作中に張り巡らされた多くの伏線の謎が解き明かされていく展開は、非常に魅力的である。

謙譲

魂を消費することで、神と同等の力を得ることができるスキル。

純潔

神性領域を拡張し、強力な結界を張ることができるスキル。

鑑定

見たものの情報を得ることができるスキル。
レベル1では「石」や「壁」など、わかって当然の情報しか得られない上、酷い頭痛と伴うため、役に立たないとされている。
レベルが上がると、より詳しい情報を得られるようになり、相手のステータスや所持スキルまで見られるようになる。
「私」の「鑑定」スキルがレベル10に達した時、上位スキルに進化することはなかった。しかし、「私」の愚痴を聞き届けた管理者Dによって、上位スキル「叡智」が作成される。

鑑定石

「鑑定」のスキルと同じ能力を使うことのできるアイテム。
「鑑定」のスキルを使用すると、頭痛を伴うため、人族の間では鑑定石を用いるのが一般的。
スキルと同様に、レベルによって得られる情報量が異なる。
スキルレベル10に値するものは、世界に数個しか存在せず、国が管理している。使用できるのも王族や有力貴族など、限られた者のみ。

蜘蛛糸

蜘蛛系の魔物が生まれた時から所持しているスキル。
体内で糸を生成し、射出することができる。伸縮性や粘性を調整することも可能。
「私」はこのスキルによって、罠を張ったり、敵を拘束することで生き延びられた。
また、糸を使ったマイホームを建てたこともある。火で燃えてしまいやすいのが弱点。

韋駄天

「私」が転生時に獲得したスキル。
「スキルレベル×100分平均速度に補正がかかる。また、レベルアップ時にスキルレベル×10分成長補正がかかる。」
このスキルによって、「私」は転生直後から素早さを活かした戦闘スタイルで生き残ることができた。

過食

上限を超えて貯めたSPをストックしておくことができるスキル。
スキルレベル×100分のストックが可能。食べることでストックするため、太ってしまうというデメリットがある。
レベル10になると「飽食」へ進化する。「飽食」では、スキルレベル×1000分がストックされる。

属性耐性

「熱」「毒」「麻痺」「酸」「苦痛」「恐怖」など、物理的または精神的にかかる負荷を軽くする防御スキル。
スキルレベルが上がると、「軽減」「無効」に進化する。
種族として弱点である属性の耐性を得ることは難しい。

苦痛耐性

痛みがあっても行動を可能にするスキル。痛みが軽減されるわけではない。
「苦痛無効」のスキルレベルを上げて、「痛覚軽減」へ進化して初めて、痛みが軽減される。
「痛覚無効」では、全く痛みを感じなくなるが、受けた傷が致命傷であれば、危険信号でわかるようになっている。

外道耐性

魂へ直接ダメージを与える外道属性の攻撃への耐性。
「探知」や「鑑定」のスキルを発動した時の頭痛も、外道属性である。そのため、「外道耐性」のレベルを上げることで、頭痛を感じることなく、スキルを発動できる。
また、魅了や洗脳など、精神操作のスキルに抵抗することもできるようになる。

腐蝕耐性

yusuke137
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@yusuke137

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