スカーレット（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ

スカーレット（ONE PIECE）の概要

スカーレットとは漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクターであり、ドレスローザ王国で第一王女の地位にあった女性である。かつてドレスローザ軍が手を焼くほどの悪童だったキュロスが、父親のリク・ドルドの計らいによってスカーレットと妹・ヴィオラの護衛を務めることとなった。スカーレットはキュロスの事を警戒して「妹や自分には一切手を触れないこと」とキュロスに警告する。しかし海賊によって攫われた際にキュロスに助けられ、スカーレットはキュロスに惚れ込んでしまったのだった。

王族の身分を捨ててまでキュロスと結婚し、娘のレベッカをもうけて「ひまわり畑」で幸せに暮らしていたスカーレットだったが、ある日突然ドフラミンゴ・ファミリーによって王宮が襲撃されてしまう。キュロスはスカーレットと「赤い花畑で落ち合おう」という約束を交わして王宮へ向かったが、敵の幹部であるシュガーの能力によって「ブリキの兵隊の玩具」に変えられてしまうのだった。
玩具となったものに関する一切の記憶は失われてしまい、キュロスの存在や約束も忘れたスカーレットはお腹を空かせたレベッカの為に一人街へと向かう。しかしスカーレットはディアマンテによって銃撃され致命傷を負ってしまうのだった。偶然近くにいた「片足の兵隊」に助けられたスカーレットだったが、彼女はその「片足の兵隊」が夫のキュロスであることを認識できず、彼の腕の中で息を引き取った。

スカーレット（ONE PIECE）のプロフィール・人物像

誕生日：10月28日
出身地：ドレスローザ
CV：山崎和佳奈

髪の色は赤で、編み込み状に後ろで結っている。
スカーレットは、イタズラをして怒られて部屋に閉じ込められたトンタッタ族のレオや妹のヴィオラをこっそり出してあげるような優しさと、気の強さを併せ持った女性である。その気の強さは他国の王であるエリザベロー2世にも記憶されているほどだった。当初はキュロスの事を警戒して毛嫌いしていたスカーレットだったが、海賊から助けられたことをきっかけにキュロスに惚れ込み、普段しない料理をしてキュロスに弁当を差し入れるなど一途な面もある。

スカーレット（ONE PIECE）の能力

王女であるスカーレットは特別な戦闘訓練は受けていないと思われる。一方銃撃されて命に危機に瀕した状態でも、お腹を空かせた娘のレベッカを心配するような母としての強さや優しさを持っている。

スカーレット（ONE PIECE）の来歴・活躍

ドレスローザ王国の第一王女だったスカーレットは、優しさと気の強さを併せ持っている女性だった。スカーレットは過去に殺人を犯したキュロスが、「正義の軍団長」を務めることや「スカーレットやヴィオラの護衛」を務めることに強く反発する。妹のヴィオラが「ギロギロの実」の能力で「悪い人ではない」と判断しても、「こんな汚い心を覗かないの」とヴィオラを注意し、「自分やヴィオラには手を触れないこと」をキュロスに求めた。

しかしある時海賊に攫われたスカーレットは、キュロスによって救い出される。そのことがきっかけでスカーレットはキュロスに惚れ込み、キュロスに弁当を手作りしてプレゼントするなど猛烈にアプローチを掛けた。やがてスカーレットは「キュロスと結婚する」とリク王に直訴する。リク王は「キュロスの活躍ぶりは誰もが認めているところだが、いざ結婚となれば国民はキュロスの罪を赦さないだろう」と判断して結婚を渋ったが、スカーレットの「キュロスと一緒になれないのなら死にます」という猛反発を受けてしまうのだった。
最終的に国民に対して「スカーレットは病死した」という嘘の情報を流し、王族としての身分を離れることで、スカーレットの結婚はようやく果たされた。

ひまわり畑にある小さな家で暮らしていたスカーレットとキュロスの間にやがてレベッカという娘が誕生し、3人は幸せな生活を送っていた。しかしある日突然海賊のドンキホーテ・ドフラミンゴがドレスローザの王宮を襲撃する。キュロスは「赤い花畑」で会おうとスカーレットと約束を交わすと、リク王を助けるために王宮へと向かった。しかしキュロスは王宮でドフラミンゴ・ファミリーによって拘束されてしまう。「ひまわり畑」に住んでいるスカーレットとレベッカの元にも刺客を差し向けたと聞かされたキュロスは片足を切断してドフラミンゴに斬りかかったが、ファミリーの一人であるシュガーの「ホビホビの実」の能力によって片足の玩具の兵隊に変えられてしまうのだった。
キュロスは玩具にされながらもリク王を連れて王宮から脱出することに成功したが、人々の間からキュロスの記憶は完全に消え失せてしまった。

一方スカーレットやレベッカの中からも玩具にされたキュロスの記憶は無くなってしまい、キュロスとの約束の場所である「赤い花畑」の事も忘れてしまう。スカーレットはお腹を空かせたレベッカをひまわり畑に残して街へと向かい、娘の為に食べ物を探す。しかしスカーレットはドフラミンゴ・ファミリーの幹部の一人であるディアマンテによって銃撃されてしまった。
偶然近くにいた「片足の兵隊」ことキュロスがスカーレットの事を助けるが、キュロスに関する記憶を失っていたスカーレットはその玩具が夫だとは認識できず、彼の腕の中でそのまま息を引き取ったのだった。

スカーレット（ONE PIECE）の関連人物・キャラクター

キュロス

キュロスとは漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクターであり、かつてコリーダコロシアムで3000戦全勝を成し遂げた伝説の剣闘士である。元々はリク王軍でも手が負えないほどの悪童で、15歳の頃親友を殺された復讐として殺人を犯してしまった。キュロスは「コロシアムで100勝したら仮釈放する」という約束をリク王と交わしあっという間に100勝を達成するが、観客たちから「出てくるな」と猛反発を浴びて仮釈放を辞退した。
その後キュロスは「3000勝全勝」という大記録を打ち立て人々からも褒めたたえられるが、「殺人」という事実が彼の中で消えることはなく罪の意識に苦しめられる。

しかしリク王に請われてキュロスはリク王軍の軍隊長に就任し、同時に王女スカーレットとヴィオラの護衛を任されることとなった。初対面の際スカーレットから激しく警戒され「私や妹のヴィオラに触れないこと」と言い渡されたキュロスだが、海賊に攫われたスカーレットをキュロスが助けたことがきっかけでスカーレットにアプローチされるようになり、最終的にはスカーレットが王位を捨てることで彼女と結婚した。

その後娘のレベッカも生まれて幸せに暮らしていたが、ある日ドンキホーテ・ドフラミンゴによって王宮が襲撃される。スカーレットと「赤い花畑で落ち合おう」という約束を交わして王宮へ駆けつけたキュロスだったが、海楼石の鎖で片足を拘束されてしまった。「スカーレットとレベッカのところにも刺客を放ってある」という言葉を聞いたキュロスは足を斬り落としてドフラミンゴに斬りかかるが、幹部のシュガーの能力によって玩具に変えられてしまい、かろうじてリク王を助け出し王宮を脱出した。
玩具にされたキュロスは能力の影響で人々から存在そのものが消えてしまい、スカーレットとレベッカもキュロスの事や「赤い花畑」の約束を忘れてしまう。レベッカの食料を調達するために街にいたスカーレットを目の前で銃撃され、彼女から「夫」だと認識されないままに彼の腕の中でスカーレットは無くなってしまった。

以降は「片足の玩具の兵隊」としてレベッカの事を見守り続け、ドフラミンゴへの復讐の機会をうかがう。ドレスローザにやって来た「麦わらの一味」やコロシアムの選手と共闘して人間の姿へと戻り、平和なドレスローザを取り戻した。

キュロス（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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キュロスとは、尾田栄一郎作『ONE PIECE』に登場する剣士。かつてはコリーダコロシアムで3000戦全勝を成し遂げた伝説の剣闘士であった。ドフラミンゴのドレスローザ襲撃時、シュガーの能力により10年もの間おもちゃの兵隊にされていた。麦わらの一味とドンキホーテファミリーの決戦では、シュガーの気絶により人間に戻ることができ、ドンキホーテファミリーの最高幹部ディアマンテに打ち勝つ。リク王家が復権した後は娘のレベッカと共にドレスローザで暮らしている。世界会議レヴェリーには王族の護衛として同行した。

レベッカ

レベッカとは漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクターであり、ドレスローザのコロシアムで剣闘士として活躍していた女性である。リク王の孫であり本来は王女という立場だが、ドフラミンゴに操られて乱心したリク王の血筋という理由で国中から忌み嫌われている。母親のスカーレットは、彼女が幼いころ突如国を襲ったドフラミンゴ・ファミリーによって殺害されている。
「片足の兵隊の玩具」によって育てられており、彼から厳しく稽古をつけられたため戦闘能力は高い。見聞色の覇気の持ち主で、レベッカはコロシアムの出場選手たちを一切傷つけることなく勝利していた。

「メラメラの実」を狙ってコロシアムに参加したルフィと出会ったレベッカは、出場する選手たちに追われていたルフィを匿ったり、彼に弁当をおごったりしてルフィと関わりを持つようになる。その後「片足の玩具の兵隊」が自分の父親・キュロスであることが判明し、「麦わらの一味」のウソップがドフラミンゴ・ファミリーの幹部シュガーを気絶させたことで「ホビホビの実」の能力が解除され、人間に戻ったキュロスと再会した。
ルフィによってドフラミンゴが倒された後はキュロスの一計により「王女」として王宮で暮らすこととなったが、ルフィの手助けによってキュロスと二人で暮らす道を選んだ。

レベッカ（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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レベッカは『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物で、ドレスローザ王国のコリーダコロシアムの囚人剣闘士。コロシアムで開催される闘技大会に出場し、賞品の悪魔の実「メラメラの実」を狙う。レベッカは元王女だが、ドフラミンゴが国を乗っ取り祖父のリク王を操り国民に虐待をさせたため、残虐な王家の一人と国民から嫌われていた。その「メラメラの実」を手にしドフラミンゴを討つことを決意。闘技大会に出場してきたルフィと出会い、ドフラミンゴファミリーとの戦いに身を投じていく。

リク・ドルド3世

リク・ドルド3世とは漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクターであり、かつてドレスローザ王国を統治していた人物である。国中から慕われるような名君だったが、突如襲撃してきたドフラミンゴ・ファミリーによってその地位を奪われてしまった。スカーレットとヴィオラの父親であり、レベッカの祖父。キュロスは義理の息子に当たる。

かつてリク王軍ですら手が付けられなかった悪童のキュロスを「リク王軍軍隊長」として取り立て、娘たちの護衛を任せた。海賊に攫われたスカーレットをキュロスが助けたことがきっかけで二人は恋仲となり、スカーレットを「病死」と偽って王位を捨てさせることでスカーレットとキュロスの結婚を認めた。
しかしドフラミンゴによって突如国を奪われてしまい、名君だったリク王は「史上最悪の王」として国民から忌み嫌われる存在となってしまった。

ドレスローザを訪れていた海賊「麦わらのルフィ」によってドフラミンゴは倒され、真実が明かされたことで再びドレスローザ国王として国を治めることとなった。

リク・ドルド3世（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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リク・ドルド3世とは、尾田栄一郎作『ONE PIECE』に登場する人物。新世界にあるドレスローザ王国の国王。戦争をしない国家を築いており、国民や部下からは絶大な信頼を誇っていた。しかし王下七武海だったドンキホーテ・ドフラミンゴに陥れられ、不本意ながらも国民を傷つけてしまったことで国中から恨まれていた。その後は10年もの間ドフラミンゴに王権を乗っ取られ、身を隠しながら生活していた。ドフラミンゴの蛮行が暴かれた後は、民衆の強い希望により再度国王となって世界会議レヴェリーにも参加した。

スカーレット（ONE PIECE）の名言・名セリフ／名シーン・名場面

「片足の兵隊」の腕の中で亡くなったスカーレット