ドンキホーテ・ホーミング（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ

ドンキホーテ・ホーミングの概要

ドンキホーテ・ホーミングとは漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクターであり、ドンキホーテ・ドフラミンゴ及びロシナンテの実の父親である。世界貴族（天竜人）だったが、「人間らしい暮らし」を求めて地上に移住することを決断する。身分証となるICチップを返却して、世界政府非加盟国に居を構えた。

しかし元天竜人であるという事が発覚してしまい（原作では経緯不明、アニメ版では自ら説明した）、天竜人の横暴な振る舞いに激しい恨みを抱く人々から苛烈な暴行や差別を受けてしまう。あまりに凄惨な現状にホーミングは、自身の認識の甘さを認めて「妻と子供だけでもマリージョアへ戻してほしい」と訴えかけるも、自己都合によってチップを返上している為拒否された。
その後妻を病気で失い、その2年後自身も地獄から抜けだす決意を固めたドフラミンゴに銃を突きつけられる。死の間際「私が父親でごめんな」と謝罪の言葉を息子たちに伝えた。

ドンキホーテ・ホーミングのプロフィール・人物像

CV：村治学

長いカールした髪の一部を頭頂部で団子状に結い上げ、残りの部分は垂らしている。やや面長で口ひげを蓄えており、目は小さめ。
息子であるドンキホーテ・ドフラミンゴとは異なり、天竜人独特の口調（「～～え」「～～かえ」など）はなく、標準的な言葉をしゃべっている。天竜人の中では「異端」とされるほど穏やかで良心的な性格をしていた。一方で「地上」の人間たちが天竜人に対してどのような気持ちを抱いていたのかまでは把握しておらず、激しい差別や暴行を受ける中「私の認識が甘かった。妻と子供たちだけでもマリージョアへ返してくれないか」と掛け合っていた。

環境の変化の影響もあって妻は病死してしまい、自身もその2年後に地獄から抜け出すことを決意したドフラミンゴによって銃を向けられる。その時ホーミングは息子に対して恨み言を残さず、自分の認識の甘さが招いた悲劇を謝罪していた。

ドンキホーテ・ホーミングの能力

ドンキホーテ・ホーミングは「天竜人」の中では善良・常識的で穏やかな人物だったが、突出した戦闘能力などはないと推察される。

ドンキホーテ・ホーミングの来歴・活躍

聖地・マリージョアからの出奔

天竜人の中でも「異端」として知られていたドンキホーテ・ホーミングは、妻や子供たちを連れて「人間らしい暮らし」をするためマリージョアを離れることを決意した。彼らを引き留める天竜人達は「神である立場を捨てて人間に成り下がろうというのか」と問いかけると、「人間ですよ、昔から」と穏やかに答える。その後ろで妻も穏やかに微笑みながら同意していた。

天竜人の証であるICチップを返却し、これからの生活に困らない程度の財宝を手にして、世界政府非加盟国に建てられた屋敷へと向かう。地上についたドフラミンゴは宝石がぎっしり詰まった宝箱に座りながら「奴隷はどこだぇ？」と無邪気に問いかけていたが、ホーミングは「一から教えなおさねば」と息子たちを見ながら呟くのだった。

非情な現実

「人間らしい暮らし」を夢見て地上へとやって来たホーミングだったが、自分たちが元天竜人であることが発覚してしまい、横暴な天竜人に激しい恨みを抱いていた国民たちから激しい暴行や差別を受ける。家や財産はあっという間に剥奪され、ホーミングは「何でもするから妻と息子だけはマリージョアへ戻してやってくれないか」と依頼するも、自己都合で出ていったために拒絶されてしまうのだった。

死に際の謝罪

その後まもなく妻は病気が悪化して死亡し、その2年後ホーミングも、地獄から抜け出すためのチャンスを手にしたドフラミンゴによって銃を突きつけられる。泣き叫ぶロシナンテを無視して引き金を引こうとするドフラミンゴに対し、ホーミングは「私が父親でごめんな」と涙を流して自分の浅はかさが招いた悲劇を息子たちに謝罪した。
ロシナンテは父の死に大きな衝撃を受けており、ドフラミンゴを止めるために拾ってくれたセンゴクの元で海兵になり、ドフラミンゴ・ファミリーでスパイを演じていた。

ドンキホーテ・ホーミングの関連人物・キャラクター

ドンキホーテ・ドフラミンゴ

ドンキホーテ・ドフラミンゴとは漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクターであり、海賊「ドンキホーテ・ファミリー」を率いるボスである。「イトイトの実」の能力者であり、多彩な攻撃手段を持つほか、糸を蜘蛛に引っ掛けて空中を移動することができる。「元王下七武海」の肩書を持つ大海賊。
元天竜人であり、人間らしい暮らしを望んだ父親のホーミング及び母に連れられて、ロシナンテと共にマリージョアから地上の世界政府非加盟国へと移住した。

当初は「奴隷はどこかえ？」などと発言していたが、元天竜人の一家だという事が発覚すると、横暴な天竜人達に深い恨みを持つ国民たちから苛烈な暴行を受けるようになる。母は環境の変化で病気になったあげく死んでしまい、自分たちも磔にされて矢を射かけられるなどの壮絶な生活を送っていた。矢にあたる寸前凄まじい恨みと怒りの感情で覇王色の覇気を発現させ、生き延びることができた。
トレーボル・ディアマンテ・ピーカ・ヴェルゴから将来を見込まれて復讐の機会を手にし、ホーミングに銃を突きつける。「お前の首を持ってマリージョアへ戻る」と宣言し引き金を引く間際、ホーミングから「私が父親でごめんな」と謝罪を受けた。

ドンキホーテ・ドフラミンゴ（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

ドンキホーテ・ドフラミンゴとは、『ONE PIECE』（ワンピース）の登場人物で、王下七武海（世界政府に公認された海賊）の一員。
様々に応用可能な鋭利な糸を操るイトイトの実の能力者。天竜人という特権階級の生まれだったが、「人間に貴賤などない」と信じる父がこの立場を返上したことで、奴隷同然に扱ってきた者たちから激烈な悪意と暴力を向けられる。それを上回る悪意と暴力を身に着けることで生き残り、海賊として名を上げ、自身の出自をも利用して様々な勢力と関わりつつ、かつて己を否定した世界を破壊せんとした。

ドンキホーテ・ロシナンテ／コラソン

ドンキホーテ・ロシナンテ（コラソン）とは漫画『ONE PIECE』に登場するキャラクターであり、ドンキホーテ・ホーミングの息子及びドフラミンゴの実の弟である。
「人間らしい暮らし」を望んだホーミングや母親に連れられて、マリージョアから世界政府非加盟国へと移住した。

元天竜人の一家であることが発覚してからは、天竜人の横暴な振る舞いに深い恨みを持つ国民から苛烈な暴行・差別を受ける。大好きだった優しい母親は病気でなくなり、その2年後復讐の機会を与えられたドフラミンゴは、天竜人へと返り咲くためホーミングを殺害してしまった。
この事に激しいショックを受けたロシナンテは偶然出会ったセンゴクに保護されて海兵となり、兄を止めるためにファミリーに戻って「コラソン」と名乗って、スパイ活動を行うようになった。