ラブラバ/相場愛美(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

ラブラバ(本名:相場愛美)とは、漫画『僕のヒーローアカデミア』に登場するジェントル・クリミナルの相棒である。個性は最愛の相手に愛をささやくことによりその対象の能力を短時間増強することができる「愛」。パートナーであるジェントル・クリミナルの熱狂的なファンであり、彼と共に迷惑動画の撮影・アップロードをする活動をしている。文化祭開催中の雄英高校に潜入し、その様子を撮影をする計画を実行に移そうとするが、偶然居合わせた緑谷出久に正体がバレてしまい戦闘になる。

ラバーモードで強化されたジェントル(左)とラブラバ(右)

USJ襲撃事件をはじめとするヴィラン連合の襲撃や、平和の象徴として君臨してきたオールマイトの引退からヒーローへの不安が高まっているなか、襲撃を受けてきた雄英高校で文化祭の開催が決まった。その発表を聞いたジェントルは、ヒーローに危機意識の低さを説くために雄英高校に侵入する作戦を立てる。ラブラバは「前途ある子どもたちまで巻き込むことになるのははたしてどうなのかしら!!」と無関係の学生を巻き込むことを憂いていたが、ジェントルに説き伏せられ共に計画に加担することになる。
一方雄英高校側も呑気に文化祭開催を決定したわけでは無く、ヒーローへの不安が飛び交う現状を憂い、少しでも生徒に明るい未来を示すという意図があってのものだった。セキュリティを強化し、誤報であっても警報が鳴った場合には即中止という条件のもと開催される。
ジェントルとラブラバは午前5時からヒーローの巡回や交通量の少ない道を物音を立てずに慎重に進み、古びた喫茶店で犯行前のルーティーンである紅茶を嗜む。その際にラブラバのハッキングで雄英バリアを解いて侵入するという計画を立てた。いつも犯行前は喫茶店ではなく屋外で紅茶を用意して飲んでいたが、今回わざわざ喫茶店に入るというリスクを冒したのは、この喫茶店では幻の紅茶「ゴールドティップスインペリアル」を提供しているからであった。仕事の大きさによって飲む紅茶のブランドを選ぶジェントルは、今回の大仕事にふさわしいブランドはこの紅茶であると判断したのだ。しかし、この決断が物語を動かしていくことになる。

計画を順調に遂行し、無事「ゴールドティップスインペリアル」を嗜んで喫茶店を後にした2人は、買い出しに来ていた緑谷出久とぶつかりそうになる。びっくりしたジェントルが「ゴールドティップスインペリアルの余韻が損なわれるところだったじゃァないか」と発言したことにより、緑谷に正体がバレてしまう。「雄英に侵入し歴史に名を残す」というジェントルの信念と、「文化祭を成功させ、死穢八斎會の治崎に虐待を受け笑えなくなった壊理(えり)ちゃんを笑顔にしたい」という緑谷の想いがぶつかり、戦闘が始まる。その時ジェントルにカメラを回すよう指示を受けたラブラバは、彼と緑谷を追いながら撮影していた。ジェントルは緑谷を倒すことよりも雄英高校に侵入することを優先していたため、民間人の頭上の鉄骨のねじを外し救助させその間に逃げるなど、救助を優先するヒーローの性質を利用しクレバーに立ち回った。しかし、雄英高校付近の森にて、ジェントルの個性を逆手に取った緑谷に取り押さえられてしまう。双方が決して諦めることはないと察したラブラバは自身の個性を使用することに決めた。ラブラバの個性により強化されたジェントルは拘束を解き、緑谷を手刀で気絶させようとするも失敗する。そこから肉弾戦が始まり、個性を使ったにも関わらず緑谷を出し抜けなかったことに対してラブラバは自身の愛が足りなかったと嘆くが、ジェントルはそれを否定しようと善戦した。
お互いの想いと力が拮抗する戦いが続くなか、「勝って!!ジェントルー!!」とラブラバが呼びかけたことによりジェントルが優勢になる。しかし、緑谷のセントルイススマッシュを受け敗北してしまった。ジェントルはラブラバに逃げろと指示するが、彼女は「ジェントルと離れるくらいなら死ぬ!!」と拒否する。それを聞いたジェントルは自首を決意した。そしてラブラバに罪を着せまいと自身が洗脳して犯行に協力させたと供述し、彼女を守ろうとした。
その後の取り調べでは、雄英高校に侵入するためにラブラバが組んだプログラムを見た警察が「その才能世の中の為に使う気ない?」とヒーロー側の戦力として勧誘するが、彼女は「私はジェントルの為になりたいんだもの」と拒否している。

全面戦争編

ハッキングを行うラブラバ

オール・フォー・ワンによるタルタロス(対個性最高警備特殊拘置所)の襲撃を発端に7か所の刑務所が襲われ、そのうち6か所から受刑者が脱獄し、ヴィランが解き放たれた世の中は混沌としていた。そしてヒーローとヴィランの全面戦争が勃発する。ヒーロー側は意識を失っていたヴィラン黒霧の個性・ワープをコピーした1年B組のファントムシーフ(物間寧人)によってヴィランの戦力を分断し戦闘していた。しかし、ハッキングを得意するヴィランのスケプティック(近属友保)によって雄英の防御システムと避難システムが乗っ取られ、死柄木弔対策で宙に浮いていた雄英高校が墜落し始める。
不測の事態に絶望するヒーロー達であったが、そこにラブラバとジェントルが現れる。ラブラバは警察である塚内直正のもと、捜査本部にて雄英のシステムに入ったスケプティックを逆にハッキングし居場所を突き止め、追いつめることに成功した。一方、ジェントルは墜落中の雄英高校に駆けつける。刑務所に服役していたジェントルだったが、脱獄事件の際に自身が収監されていた刑務所の受刑者の脱獄を阻止し、警察に協力していたのだ。そして、かつて想いをぶつけあった緑谷を助けるために参戦し、彼と同じく「明るい未来を示せる人間になりたい」という信念のもとに戦闘に参加。一時は警察への協力を拒否していたラブラバであったが、「ジェントルの為になら」と協力することになった。そして逢えない時間により一層育った熱烈な愛をジェントルに叫ぶ。ラブラバの熱烈な愛を受け強化されたジェントルは、「ジェントリースパーラヴァー」という大技で雄英高校を受け止め、ヒーローのピンチを救ったのだ。

ラブラバ(相場愛美)の関連人物・キャラクター

ジェントル・クリミナル/飛田弾柔郎(とびた だんじゅうろう)

自己紹介をするジェントル

本名は飛田弾柔郎(とびた だんじゅうろう)。彼の個性「弾性(エラスティシティ)」は、地面や空気などに触れることにより対象に弾性を持たせ、トランポリンのようにすることができる。跳ねるように移動したり、空気の膜によって攻撃を反射したり、進路妨害をすることができる。弱点は、自分では個性を解除できない点。「現代の義賊」を名乗り、犯罪行為を撮影、ネットに投稿する活動をしている。作中で商品の不正表示を行ったコンビニに強盗に入っているが、不正への抗議と歴史に名を残すことが目的であるため奪った金は出演料として置いていくといった義賊らしい振る舞いをしている。
元々高校時代はヒーロー科に属しておりヒーローを志す若者の1人であったが、転落したビルの清掃員を助けるため個性を行使したのが裏目に出てヒーローを妨害してしまう。その清掃員は重傷を負ってしまい、ジェントル自身は公務執行妨害で逮捕された。それを期に高校を中退し、周囲からの非難が殺到した彼は家族からも勘当され、転落人生を歩むことになる。
22歳の時、プロヒーローになった高校の同級生と再会するも忘れられており、それにショックを受けたジェントルは誰の記憶にも残らないまま生きることを憂い、歴史に名を残すために動画投稿の道に進んだ。苦手なパソコンを使い動画投稿を続けていたが、再生数は伸びず辛辣なコメントが寄せられ、芳しくない状況であった。
そんな中1人のファンがジェントルの自宅に来訪した。それが後のラブラバである相場愛美だった。「活動に参加したい」というラブラバのお願いに「少女を犯罪に加担させる訳にはいかない」と一時は拒否するが、熱烈なラブラバの意思に折れ、パートナーとして活動することになる。ハッキングのプロでもあるラブラバの助力のおかげで再生数も伸びていった。そんな中、さらなる躍進の為に文化祭開催中の雄英高校への侵入計画を実行するが、緑谷との戦闘の末に敗北し自首する。ラブラバを庇いつつ刑務所に収監される。そしてオール・フォー・ワンのタルタロス襲撃後の脱獄騒動では自身が服役していた刑務所の脱獄囚を制圧し、全面戦争が激化する雄英高校に駆け付け、スケプティックのハッキングにより落下した校舎を受け止めてヒーローのピンチを救った。ジェントルはヴィランではなくヒーローとして歴史に名を残したのだ。

renote.net

スケプティック/近属友保(ちかぞく ともやす)

パソコンを操作するスケプティック

元異能解放軍の幹部の1人。ヴィラン連合と異能解放軍が併合された超常開放戦線で、トガヒミコとともに開闢行動情報連帯CARMINEの隊長として暗躍する。
表向きの職業は大手IT企業「Feel Good Inc.」社の取締役。極度に失敗を嫌う性格で、本人曰く、1度だけ自分で構築したセキュリティにハッキングで侵入されるという失敗をしたことがあるとのこと。後の全面戦争編にてそのハッキングをしたのがラブラバだと明かされる。
見た目は長身の細身で、黒のロングヘアーが特徴的な人物である。その姿や名前からお笑いコンビ「金属バット」の友保隼平がモデルとなったキャラクターだと推測される。

ラブラバ(相場愛美)の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「愛してるわ」

愛をささやくラブラバ(右)と受け取るジェントル(左)

文化祭編にて緑谷に取り押さえられた際に、ジェントル・クリミナルに対して発した言葉。涙を流しながら「愛してるわ」と愛を囁き、個性を発動させた。個性を発動する為だけでなく、心から発言していることが表情から見て取れる。彼女がジェントル・クリミナルのことを本当に愛していることが分かる名セリフだ。

「ジェントルが幸せだと私もっと幸せなんだもの!」

愛をささやくラブラバ(右)と受け取るジェントル(左)

全面戦争編にて雄英高校に駆け付けたジェントル・クリミナルのために、個性を発動させる際に発した言葉。「ジェントルが幸せだと私もっと幸せなんだもの!」と語りかけられながら強化されたジェントル・クリミナルは、これまでにないパワーを発揮した。この強さは、彼が刑務所に収監されていて逢えなかった期間が長く、しばらく会えなかったラブラバの愛が大きくなっていたことが理由である。
久しぶりに会えたことへの喜びと、愛の大きさが分かる名セリフとなっている。

「こんなに素敵なジェントルを誰も知らないままなんて!彼が良くても私が許さないんだから!!」

ジェントルの活躍を配信するラブラバ(画像中央)

全面戦争編で墜落する雄英高校を支えるジェントルの勇姿を経営科の生徒がスマホで撮影しており、そのスマホをハッキングした際に発した言葉。「こんなに素敵なジェントルを誰も知らないままなんて!彼が良くても私が許さないんだから!!」と言いながら世界に向けてその様子を配信した。歴史に名を残すというジェントルの夢が、彼だけではなくラブラバの夢でもあることがよくわかるセリフである。

ラブラバ(相場愛美)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

michi6pan5
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プレゼント・マイク/山田ひざし(やまだ ひざし)とは、漫画『僕のヒーローアカデミア』に登場するプロヒーローであり、主人公の高校生・デク/緑谷出久(みどりや いずく)のクラスの英語教師である。個性”ヴォイス”で、桁外れに大音量の声量で戦う。ラジオのDJも勤め、生徒のことをリスナーと呼んだり、体育祭や試験のときには突然ハイテンションな実況を始めたりと、とても明るくて親しみやすいキャラクターだ。緑谷出久のクラス担任・イレイザーヘッド/相澤消太(あいざわ しょうた)とは高校生の時の同級生。

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僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション』とは、堀越耕平原作の人気漫画を映画化した作品で、ヒロアカ映画シリーズの第3弾。興行収入は劇場版最高である33.9億円を記録。主人公デクら若きヒーローが個性抹殺を企む組織「ヒューマライズ」を止めるため国際的任務に挑む。異国の地「オセオン」で作戦行動中、ある事件に巻き込まれた緑谷はなんと大量殺人犯として全国指名手配されてしまう。ヒロアカ史上最大の危機が世界を襲う。

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烈怒頼雄斗/切島鋭児郎(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

烈怒頼雄斗/切島鋭児郎(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

烈怒頼雄斗/切島鋭児郎(レッドライオット/きりしまえいじろう)とは、『僕のヒーローアカデミア』に登場する1年A組の生徒であり、「硬化」の個性で身体を自在に硬くすることができる。その硬度を活かした正面戦闘が得意だ。味方の盾になったり、硬いこぶしでパンチを繰り出す。一方で、遠距離での戦闘が苦手である。切島は、まっすぐで男気の良い性格から、クラス内での評判も高く、全員と分け隔てなく仲は良い。特に、爆豪勝己とは入学時からコミュニケーションが取れており、心をあまり開かない爆豪が唯一心を許している。

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インゲニウム/飯田天哉(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

インゲニウム/飯田天哉(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

インゲニウム/飯田天哉とは、主人公(緑谷出久)が在籍する雄英高校ヒーロー科1年A組の学級委員長である。彼の個性は、「エンジン」。ふくらはぎに爆速を可能とするエンジンが付いており、驚異的なスピードを出すことができる。兄であるプロヒーロー飯田天晴に憧れ、雄英高校に進学した。のちに、兄のヒーロー名「インゲニウム」の名前を受け継ぐ。個性豊かな1年A組をまとめる委員長にふさわしく、規律を重んじ、誠実な性格の持ち主である。それにより、クラスメイトからの信頼も厚い。

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クリエティ/八百万百(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

クリエティ/八百万百(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

クリエティ/八百万百(やおよろず もも)とは『僕のヒーローアカデミア』の登場人物で、雄英高校ヒーロー科1年A組に在籍する生徒である。「創造」と呼ばれる個性を持ち、自身の体内から様々な無生物を創り出すことができる。雄英高校に推薦入試で合格した実績を持つ優等生。クラスでは副委員長を務め、クラスメイトから「ヤオモモ」という愛称で慕われている。ナイスバディー、お嬢様のような口調が特徴的である。性格は上品で落ち着いているが、負けず嫌いで打たれ弱い一面もある。「クリエティ」は彼女のヒーロー名である。

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ネジレチャン/波動ねじれ(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

ネジレチャン/波動ねじれ(僕のヒーローアカデミア)の徹底解説・考察まとめ

ネジレチャン/波動ねじれ(はどう ねじれ)とは『僕のヒーローアカデミア』の登場人物で、雄英高校ヒーロー科3年A組に在籍する生徒である。「波動」と呼ばれる個性を持ち、ねじれた衝撃波を放つことができる。プロヒーローに劣らない実力の持ち主で、雄英高校ではトップに君臨する「ビッグ3」に入っている。また、美貌も兼ね備えており、雄英高校文化祭のミスコンでは毎年上位を獲得している。話すことが大好きであり、好奇心旺盛な性格をしているため、質問攻めやマシンガントークを繰り広げることが多々ある。

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