ONE PIECE（ワンピース）の壮絶な過去を持つキャラクターまとめ

ヴィンスモーク・サンジ

「麦わらの一味」の料理人。足技を主体とする格闘術の使い手で、ゾロとは互いをライバル視する間柄。美しい女性をこよなく愛し、女性と認めた相手は敵対する組織の者でも丁重に扱う。
ジェルマ王国の第3王子として生まれるも、落ちこぼれとして徹底して冷遇される。虐待に近い仕打ちをされた末に、唯一自分を庇ってくれた姉レイジュの手引きで一族の手から脱出。以降はただの「サンジ」と名乗り、ジェルマ王国とは無縁の存在であるかのように振る舞っていた。

この頃から料理に興味を抱いており、逃げ込んだ先の客船でコック見習いとして働く。そんなある日、蹴り技を主体とした格闘術の使い手で、“赤足”の異名で恐れられる海賊ゼフが客船を襲撃。必死で抵抗する中、サンジはゼフ共々海に投げ出される。その後嵐による高波に運ばれ、四方を断崖絶壁で囲まれた島（というより海上に突き出た岩）の上にゼフと一緒に取り残されてしまう。
ゼフは手持ちの食糧の半分をサンジに渡し、島の反対側で通りかかる船を見付けろと彼に命じる。一応はこれに従うものの、数日で食料を食べ尽くしてしまったサンジは、飢え死にする前にゼフの分を奪おうと彼に襲い掛かる。しかしゼフが持っていたのはこの状況ではなんの役にも立たない金銀財宝で、彼自身は“自分自身の足を石で叩き潰して食べる”ことで生き永らえていた。

ゼフもまた「いつか自分の料理店を開きたい」と考えるほどの料理好きで、客船での短い交流の中でサンジが料理人として自分と同じ夢を持つことを知り、「死なせたくない」と考えて一緒に海に落ちてしまったのだった。
これを知ったサンジは、自分を助けるために誇りでもあった足を潰すことまでしてくれたゼフに衝撃を受け、2人で空腹に喘ぎながら料理について語り合うようになる。やがて偶然通りかかった船に救助されたサンジは、ゼフを料理人の面でも格闘術の面でも師範を仰ぎ、彼の技術と精神をその身に叩き込んでいった。

ヴィンスモーク・サンジ（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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ヴィンスモーク・サンジとは、『週刊少年ジャンプ』の大人気海賊漫画『ONE PIECE』の登場人物。主人公モンキー・D・ルフィ率いる麦わら海賊団のコック。東の海の海上レストラン「バラティエ」でルフィと出会い、一味に加入。しかし正体は北の海の海遊軍事国家ジェルマ王国の第3王子だった。幼い頃に父王に酷い仕打ちをされ捨てられた過去を持つ。一流の料理人で、料理に使う手を傷つけないために足技を駆使して戦う。戦闘能力は一味でもトップクラスだが、大の女性好きであり、敵が女性の場合は最弱なる場面も見られる。

トニートニー・チョッパー

「麦わらの一味」の船医。正体はヒトヒトの実を食べたトナカイで、人間に匹敵する知能と2足歩行能力を持つ。天真爛漫な性格で、一行の中ではマスコット的な立場にあり、ウソップとは気が合うのかたびたび行動を共にしている。
ヒトヒトの実を食べたために仲間のトナカイたちから迫害され、人間たちからも気味悪がられ、長らく孤独に過ごしていた。しかしある日、“完全な善意で見当違いな治療を施しては余計な騒ぎを起こす”ことで知られる藪医者のヒルルクという男と出会い、彼と共に暮らすようになる。

ヒルルクから“怪我人や病人を癒す”医者という存在を教えられ、自身もそのような技能を身に着ければ受け入れてもらえるかもしれないと考える。この時、ヒルルクからは“何物にも束縛されない”海賊についても教えられており、その自由な在り方に羨望を抱く。
そのヒルルクが死病に侵され余命が少ないことを知ると、彼の著書にあった「ドクロマークで紹介されていたキノコ」のスープを作る。チョッパーはこれを「海賊と同じマーク＝自由の象徴＝病魔もきっと治してくれる」と信じていたが、実際は猛毒のキノコだった。それでもチョッパーの想いを嬉しく思ったヒルルクはこれを飲み干し、「悪政という病魔」に侵されていた故国を救うために死力を尽くし、最後はチョッパーのスープによって早まった己の死期が来る前に、王国の軍隊を前に自爆して果てる。

ヒルルクの壮絶極まる生き様とその最期は、チョッパーにすさまじい衝撃と医者としての覚悟、そして医療技術の大切さを教えることとなった。

トニートニー・チョッパー（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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トニートニー・チョッパーとは、『週刊少年ジャンプ』の大人気海賊漫画『ONE PIECE』の登場人物。主人公モンキー・D・ルフィ率いる麦わら海賊団の船医である。普通のトナカイだったが、悪魔の実「ヒトヒトの実」を食べて人語を解するようになった。青鼻であることから仲間のトナカイからは仲間はずれにされており、ならばと人里に降りたがそこでは化け物扱いされ迫害された。その時助けてくれたDr.ヒルルクと関わったことで、「自分自身が全ての病気を治すことができる”万能薬”になる」という夢を持ち、医学の道を志した。

ネフェルタリ・ビビ／ミス・ウェンズデー

アラバスタ王国の王女。聡明かつ勇敢、王族らしく大局的な視点で物事を判断する少女。必要と判断すれば時に大胆な行動に出ることも少なくなく、一時的に「麦わらの一味」に身を寄せ、ルフィたちと共に大敵と戦った。
秘密結社バロックワークスと、それを率いる海賊サー・クロコダイルに故国が密かに静かに脅かされつつあることを知ると、これに対抗するために若干13歳にして動き出す。やがて「もはや国内だけではどうにもならない」と判断すると、王女としての身分を隠し、バロックワークスの下級戦闘員として内部から彼らの動きを探ろうとした。

しばらくの間スパイとしての活動を続けるも、最終的には見破られ、バロックワークスの追手に始末されそうになる。しかしコンビを組んでいたMr.9や、その場に居合わせたルフィたちの奮闘によってピンチを脱し、改めて事情を打ち明けて麦わらの一味の一員となった。
その後はルフィたちと共に様々な冒険を繰り広げ、アラバスタ王国でクロコダイル率いるバロックワークスと全面対決。彼らを撃退して国を守ることに成功するも、王女としての役目を果たすためルフィたちとは別れることとなった。この際、「いつかまた会えたら、もう1度仲間と呼んでくれますか」と彼らに尋ね、仲間内だけで通じる肯定の意を示されて涙している。

ネフェルタリ・ビビ／ミス・ウェンズデー（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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ネフェルタリ・ビビ／ミス・ウェンズデーとは、『ONE PIECE』の登場人物で、かつて麦わら海賊団の一員としてモンキー・D・ルフィたちと共に冒険を繰り広げたアラバスタ王国の王女。
国がサー・クロコダイルによって支配されつつあることを知り、自ら状況の打破に動き出す。クロコダイル配下の実働部隊である秘密結社バロックワークスに偽名を用いて参加しその動向を探る中、麦わらの一味と出会ってその仲間となる。クロコダイルを打倒した後は麦わら海賊団を離れ、王女としての立場から密かに仲間たちの無事を祈っている。

ニコ・ロビン／ミス・オールサンデー

「麦わらの一味」の考古学者。作品世界の中で「空白の100年」と呼ばれる時代のことを調べており、そのために世界政府に追われている。当初は敵対する立場でルフィたちと相対したが、「彼らについていった方が真実に近づける」と判断して仲間になった。
「空白の100年」について調べることは世界政府が絶対の禁忌としており、これを破った者は本人のみならず国ごと滅ぼされる。作中でもオハラという国がかつて滅ぼされたことが明かされており、ロビンはこの国の生き残りである。

当時まだ幼かったロビンは、しかし考古学者としての優れた片鱗を発揮し、オハラの学者たちに混じって「空白の100年」に関する研究に参加。これが世界政府の逆鱗に触れた結果、海軍の総攻撃を受けてオハラは壊滅。ロビンはそれ以前から親交のあったハグワール・D・サウロという巨人によってかろうじて脱出に成功するも、そのサウロとも生き別れて孤独な人生を歩む。
ロビンは“オハラはなぜ滅ぼされなければならなかったのか”を知るためにも「空白の100年」を解き明かそうとしており、現在も世界政府に追われる身となっている。

ニコ・ロビン／ミス・オールサンデー（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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ニコ・ロビン（ミス・オールサンデー）とは、『ONE PIECE』に登場する海賊である。
主人公・ルフィ率いる『麦わらの一味』の考古学者。ハナハナの実の能力者で、自由に身体の一部を咲かせる事ができる。
考古学の聖地『オハラ』の唯一の生き残り。8歳にして考古学者になり、ポーネグリフの解読を可能にした天才。現状、ポーネグリフを解読できる唯一の存在であり、物語の中で重要な役割を担っている。

フランキー／カティ・フラム

「麦わらの一味」の船大工。全身をサイボーグ化しており、全身の至るところに銃火器を仕込んでいる。豪放な性格だが誇りを重んじる一面もあり、“男”と見込んだ相手に対しては真っ向からの対決を挑む。
幼い頃から暴れん坊で、親に捨てられて10歳の頃にはストレートチルドレンになっていた。この頃から手先の器用さを発揮して廃材から武器を作って生活していたが、船大工のトムに拾われ、兄弟子のアイスバーグと共に修行に励む。

しかしトムは「かつて海賊の船を作った」罪で処刑されることとなってしまい、1度は公的な活躍によってこれを回避するも、フランキーが密かに作った戦艦が街を襲撃したことで苦境に立たされる。この船はトムが持つ情報を欲した世界政府側の人間が強奪して利用したもので、自分の船が大怨あるトムを追い詰めることに使われたことを知ったフランキーは衝撃を受ける。
トムは「最初の処刑を受け入れる代わりに、公的な活躍で得た恩赦で自分の弟子たちは見逃してほしい」と懇願。その意を汲んだ裁判官によって改めて死罪を申し渡される。トムが護送されるのをなんとか止めようとしたフランキーは瀕死の重傷を負ってしまい、全身を少しずつサイボーグ化しながら生き永らえ、何年もかけて力を蓄える。やがてアイスバーグと再会し、彼と共にトムが命懸けで隠した「古代兵器プルトン」に関する秘密を守り続けていった。

フランキー／カティ・フラム（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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フランキー（カティ・フラム）とは、『週刊少年ジャンプ』の大人気海賊漫画『ONE PIECE』の登場人物。主人公モンキー・D・ルフィが率いる麦わら海賊団の船大工。一味が乗るサウザンド・サニー号の製造者でもある。体の前半身を自身で改造して機械化しており、半分サイボーグという変わった体をしている。また発明家としての腕もあり、船に付属する潜水艇や小型ボートや戦車などを作る腕も持つ。性格は義理人情に熱く、兄貴肌で面倒見も良いが、自他共に認める変態。下半身は必ずビキニパンツ一丁を通している。

ブルック

「麦わらの一味」の音楽家。ヨミヨミの実を食べて骨から蘇った存在で、ゾロには及ばないながら剣士としての実力もかなりのもの。自分がすでに死んでいることをネタにたびたび笑えないジョークを口にする。
かつては歌や演奏を愛する仲間たちと共に「ルンバー海賊団」を結成し、その一員として活躍していた。ある時、親とはぐれた仔クジラと遭遇し、彼を励まそうと仲間たちと共に演奏会を開く。これが気に入られて仔クジラに懐かれ、彼をラブーンと名付けて仲間たちと一緒にかわいがっていた。

“海賊王”につながる秘密があるとされる「偉大なる航路」に挑む際、一行はラブーンに別れを告げて、必ず戻ってくることを約束。しかし「偉大なる航路」は危険性もそこを縄張りとする海賊たちの力も桁違いで、ルンバー海賊団は壊滅。ブルックは仲間たちの無念に涙し、ラブーンとの約束を果たせない罪悪感に苦しみながら命を落とした。
その後ヨミヨミの実の力で復活するも、肉体はすっかり腐り落ちて骨人間と化していた。途中で別れた仲間たちのその後やラブーンのことが気になってはいたが、ゲッコー・モリアという海賊との戦いで、彼の悪魔の実の能力で影を奪われてしまう。これにより「日光に当たれば消滅する」という状態となり、仲間たちを探す前にまずモリアと決着をつける必要に迫られ、その機会を虎視眈々とうかがい続けることとなる。

ブルック（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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ブルックは、『週刊少年ジャンプ』の大人気海賊漫画『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。主人公モンキー・D・ルフィ率いる麦わら海賊団の音楽家。一度は死んだものの、悪魔の実「ヨミヨミの実」の能力で骸骨の姿で現世に蘇るという異色の経歴を持っている。生前はルンバー海賊団という海賊団で音楽家をしていた。音楽家としての腕は一流で、さらに剣技も凄腕。冗談が多く、女性にパンツを見せてくれるようせがむなどユーモアのあるエロ紳士だが、仲間との約束を大事にし、命を軽んじる者を許さない義理人情に厚い面も持つ。