ロマンチカクロック（漫画）のネタバレ解説・考察まとめ

2023.02.20

『ロマンチカクロック』とは2012年から2015年まで少女まんが雑誌『りぼん』にて槙ようこが連載した漫画、およびそれを原作としたアニメ。鎌倉に住む14歳の加治屋杏花音（かじやあかね）とその双子の兄、蒼（あおい）の兄妹関係を軸に展開していく青春恋愛漫画である。個性的な友人たちを巻き込みながら恋愛、勉強、友情に一生懸命立ち向かっていく杏花音と蒼の成長を描く。槙ようこの作品は主人公以外のキャラクターにもスポットライトが当たることが多く、様々な人間関係を楽しみながら読み進められるのが魅力。

その他

杏花音と同学年で柔道部所属。杏花音のことが好きであったが全く相手にされていない。杏花音のためにと思って物理的に蒼に勝負を申し込むが、杏花音本人に止められてしまう。最初の頃は杏花音たちと一緒に過ごしていたが、学力が低かったため徐々に別々で過ごすことが多くなる。高校に入学するとバカなことをしている同級生が多かったため、中学より居心地がいいと感じている。

みっちゃん

杏花音が初めて貧血で倒れてしまった時に助けてくれた年配の女性。実は緑清高校の元校長先生。詳しくは説明されていないが、認知症なのか記憶を忘れてしまうことが多い。しかし、杏花音のことはしっかりと覚えている。杏花音の明るい性格をとても気に入っており、高校受験を陰ながら応援している。

松浦歩実（まつうらあゆみ）

歩睦の2歳上の姉。杏花音と蒼が歩睦の家に訪問した時に出会う。緑清高校の生徒で、杏花音たちに学校のことを教えてくれたり、文化祭では校内の案内をしてくれるなど、優しい性格の持ち主。友達のいない歩睦のことを心配していたが、杏花音たちの存在を知り安心している。

プーちゃん

近所に住むブルドッグ。昔は気の荒い性格であったが、現在は年をとって目や耳が悪くなってしまったため大人しくなった。杏花音は幼少期のハロウィンイベントでプーちゃんに衣装を食い破られてしまったため、プーちゃんのことが未だにこわい。

『ロマンチカクロック』の用語

加治屋双子

双子が周りからセットで呼ばれるときの名称。双子であることが知られてから学年を問わず有名人となり、この名称で呼ばれることが増える。慎もケーキ屋で会ったときに発した第一声が「加治屋双子！」である。

7組

杏花音、小春、山田が3年生になって進級するクラス。学年の中で勉強についていけていない生徒を集めたのがこの7組である。。杏花音はそのクラスで唯一難関高を目指し、担任からも夢を見ることはいいことと言われ合格すると思われていなかった。

緑清（りょくせい）高校

杏花音、蒼、香鈴が受験した高校。進学校で蒼が獣医を目指すために希望していた学校。

蒼マミー

ストーリー中盤から杏花音は蒼のことを「蒼マミー」と呼び始める。母親のように過保護になっていく蒼に対して、何か文句を言うときに呼ぶことが多い。その過保護っぷりには全てを理解している香鈴でさえ嫉妬してしまう。

『ロマンチカクロック』の名言・名セリフ／名シーン・名場面

杏花音「あんたは一生のライバルよかかってきなさい！」

1話で杏花音が蒼に対して言うセリフ。
中学に初めて登校し注目を浴びる蒼に文句を言う杏花音。蒼は杏花音の「学校来ればいいのに」と言う言葉で登校することにしたため、一体どっちなんだと問う。それに返した言葉がこの「あんたは一生のライバルよかかってきなさい！」という言葉であった。杏花音の蒼に負けたくない気持ちが溢れ出ている一言で、杏花音の代名詞とも言える。どんなに自分の分が悪くても諦めない強気な姿勢、それが勝負事に向き合うときの大切な考えだと教えてくれる一言である。

杏花音「蒼はいつだってまっすぐ努力してるから私はそれに負けたくなくて悔しいの！」

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