たらんたランタ(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『たらんたランタ』とは、2006年から2007年まで漫画雑誌『りぼん』にて槙ようこが連載した少女漫画である。単行本は全2巻発売された。両親が離婚し、兄も事故で亡くした佐久間ヒカル(さくまひかる)が「幸せを呼ぶ女への道ノート」を片手に、様々な出会いや経験から成長していく恋愛物語である。先輩や幼馴染、友人など個性豊かなキャラクターたちが登場し、ヒカルの人生を彩っていく。キラキラした世界観の作風も印象的だ。

『たらんたランタ』の概要

『たらんたランタ』とは、2006年2月号から2007年1月号まで漫画雑誌『りぼん』にて槙ようこが連載した少女漫画である。単行本は全2巻発売された。内容が少しシリアスだったためか読者からあまり支持されず、1年で連載終了となっている。
両親が離婚し、兄も事故で亡くした佐久間ヒカル(さくまひかる)が「幸せを呼ぶ女への道ノート」を片手に、様々な出会いや経験から成長していく恋愛物語である。先輩や幼馴染、友人など個性豊かなキャラクターたちが登場し、ヒカルの人生を彩っていく。キラキラした世界観の作風も印象的だ。

『たらんたランタ』のあらすじ・ストーリー

幸せな女の子を目指すヒカル

主人公の佐久間ヒカル(さくまひかる)は両親が5年前に離婚し、兄も2年前に事故で亡くしていた。そのため、これまでの不幸を振り切るために幸せな女の子を目指し、「幸せを呼ぶ女への道ノート」をいつも持ち歩いていた。そのノートには「こわい関西弁を使わない」などが書かれていた。

「ダンチ」こと幼馴染の石野勝人(いしのまさと)と一緒に期待を胸に高校へ入学すると、ヒカルは下駄箱で転んでしまい、キレイな女の子に声をかけられる。優しく接してくれた彼女は同じクラスの木村ねね(きむらねね)だった。ヒカルはねねと友達になり、一緒に昼食をとることとなる。その時、2年生の男子生徒がヒカルの前を通り、ヒカルは思わず腕を掴んでしまう。ヒカルに腕を掴まれた三木三智也(みきみちや)は一瞬驚くが優しくヒカルに声をかける。我に返ったヒカルはどうしていいか分からなくなったが、ねねの助け舟により事なきを得る。三智也はヒカルの亡くなった兄にそっくりで、ヒカルは一目ぼれをしてしまったのだ。それに気づいたねねはヒカルの恋を応援するため、様々な情報を集めてくれるようになる。

ある日、ねねの提案で三智也たちのグループのあとをついていってみることになったヒカル。しかしねねは隠れる気がなく、普通に話しかけにいく。そしてヒカルが三智也のことを好きだと言ってしまい、ヒカルは動揺する。三智也に呼ばれ、今度は自分で告白するヒカル。そんなヒカルに三智也はいきなりキスをし、ヒカルは更に動揺してその場を去るのだった。

その日の帰り、ねねと一緒に今日の出来事を話しながらウィンドウショッピングをしていたヒカルは、可愛いリップを見つけるが値段を見て断念する。ヒカルの様子を見て、ねねは何事もなかったかのようにリップを万引きしヒカルに渡そうとする。ねねの行動に理解が追い付かないヒカルは「何してるの」と声をかけてしまい、周りの目から逃げるように2人はその場を離れる。ねねはヒカルに自分のことを理解できないなら一緒にいなくていいと言って帰ってしまう。

その後、ヒカルは落ち込みながら1人で街中を歩いていると、三智也が他の女の子と歩いているところを目撃する。ホテル街から出てきた三智也にショックを受けたヒカルは三智也に声をかけ、自分と付き合ってもらえると思っていたことを話す。そんなヒカルに三智也は「昨日今日会って 俺を縛ろうとするヒカルちゃんの方がひどい」と言い、それを聞いたヒカルは「お兄ちゃんはそんなこと言わないっ」と返してしまう。三智也は自分はお兄ちゃんではないことを伝えると他の女の子と帰ってしまい、ヒカルは泣きながら自分ばかり不幸になることを悲観する。その場に居合わせた三智也の友人、一橋潤(いちはしじゅん)はヒカルが落とした「幸せを呼ぶ女への道ノート」を手に取り、ヒカルのことを「バカな男のために自分下げて泣くな」と言って慰めるのだった。

親友誕生

翌日、学校に登校したヒカルは三智也やねねに対してぎこちない対応をしてしまう。ねねから自分のしたことが悪いことか聞かれると、「すごく悪いことだと思うよ」と素直に伝えてしまい、ねねはヒカルと一緒に過ごさなくなった。悩むヒカルに声をかけたのは後ろの席に座る小倉杏子(おぐらあんこ)だった。杏子はねねと同じ中学出身で、ねねのことを好きだと話す。そして杏子は「一つダメなところがあっても好きなところを忘れるのはもったいない」と言い、ヒカルは杏子の言葉に心を打たれるのだった。

その後、ねねはクラスに戻ってこなくなり、担任も探すような一大事となる。ヒカルがふと窓の外を見ると屋上にねねが立っており、担任は自殺をしようとしていると勘違いをして声をかけに行く。ねねと仲の良い友人としてヒカルがねねの元に向かうこととなるが、ねねは事が大きくなっていくことに嫌気が差し、「本当に死にたくなってきた」と呟く。死について軽く発言したねねに対し、ヒカルは我慢の限界に達し、「死ぬっつう事が どないな事かわかって口にしとんのか」と禁じていた関西弁を使って説教を始める。そして「誰にも何にも迷惑かからんとこで 姿消さんかいっ」と怒鳴りつけてしまうのだった。

騒動後、ヒカルは1人でノートを確認していた。使ってはいけない関西弁を使ってしまい後悔しているヒカルの元にねねが現れる。ねねは死ぬつもりなんてなかったことを伝え、ヒカルに謝罪。そしてヒカルのことを好きだと言い、万引きしたものもお店に返したと告げる。学校にも万引きしていたことがバレてしまったため、ねねは3日間の謹慎処分となったが、この一件でヒカルとねねは親友となったのだった。

お守りのフリスク

騒動で関西弁を使ってしまったヒカルは、三智也たちからからかわれることとなる。潤も一緒に笑っていたが、ヒカルに笑わないでほしいと言われると友人たちを止めてくれ、お詫びにフリスクをヒカルに手渡す。ヒカルはそのフリスクをお守りとして持ち歩くことを決める。

一方、三智也はヒカルのことを早めに摘んでしまおうと考え、潤の嘘の情報を流すことにした。潤には彼女がいるがうまくいっていないこと、他に気になる子ができたことなどをヒカルに伝えると、ヒカルは全てを信じて潤の辛い恋を心配する。そんな時、ヒカルは潤が告白されている現場に遭遇し、潤から「好きとか嫌いとかすごく疲れるんだよ」と言われる。ヒカルは何とか潤の力になりたいと思い、自分が話を聞くことを提案する。そんなヒカルを隠れて見ていた三智也は、勝手に動いたヒカルのことを一気に摘むため動き始める。

その後、ヒカルのクラスに知らない先輩が来ると、潤から「放課後話があるから待っててほしい」と伝言を頼まれたと言われる。ヒカルはそれを信じて夜になるまで教室で待ち続けるが、それは三智也が仕組んだ嘘だった。ヒカルは怖くなってねねに電話をする。ねねから危ないから帰るように言われるヒカルだったが、頑なにそれを拒否。ねねは仕方なく勝人にヒカルのお迎えをお願いする。

勝人が学校に向かって走っていると三智也に遭遇する。勝人が事情を話すと三智也は潤に連絡し、ヒカルが待っているから学校へ行くように話す。最初は怪しんでいた潤だが、ヒカルの名前が出たことで学校へと向かい、無事ヒカルと合流。潤はヒカルが三智也のおもちゃにされたことに気づき、ヒカルが傷つかないように話を合わせる。ヒカルが「話って何だったんですか?」と質問すると、潤は何を言おうかと考え、ラーメンを食べに行くことを提案する。

2人でラーメンを食べながら、潤はヒカルが三智也から聞いた話を聞く。三智也への苛立ちを隠せない潤だったが、ヒカルが純粋に自分のために動いてくれたことが分かり、「俺のことが知りたいんなら俺に聞けばいい」と伝え、三智也から聞いたことは全て忘れるように話す。

翌日、三智也が嘘をついていたことが判明し、潤が自分に全て合わせてくれていたことを知ったヒカル。潤に対してどんどん気持ちが溢れていくのだが、杏子から潤が指輪をしているという情報を聞く。ヒカルが潤に直接質問しに行くと、潤は「彼女ではないけどもっと大事な子」と話すのだった。

ヒカルの周りに起き始める異変

潤の言葉を聞いて39時間も寝込んでいたヒカルは、学校に行く途中で潤の優しさに甘えていたことに気づき、お守りにしていたフリスクを潤に返すことにする。ヒカルはその日の放課後、新しくフリスクを購入しある場所へ向かっていた。三智也はヒカルがフリスクを買っているところを目撃し、一緒についていくことにする。ヒカルが向かった先は兄のお墓だった。ヒカルは兄からパワーをもらうためにお墓参りに来たのだった。

ヒカルと三智也が戻ってくると、潤が待っていた。潤は三智也から連絡を受け、気になってヒカルたちを探していたのだ。ヒカルは自分が潤にもらったフリスクをお守りにしていたため、自分も新しいフリスクに兄からパワーをもらってきたと話し、潤が大事な子とうまくいくためのお守りとして手渡す。そんなヒカルに潤は朝返されたフリスクをもう一度ヒカルに渡し、お互いがお守りとして持つことに。そして指輪の件は「ヒカルが思っているような事は何もない」と話すのだった。

翌日、学校にある女の子が訪れる。それは潤の元妹である郡あみな(こおりあみな)だった。潤は親の再婚で連れ子の妹がいたが、その後離婚をして別々に暮らしていたのだ。その日の放課後、あみなと会って話す約束をした潤は、三智也やヒカルにも同席してほしいと話す。ヒカルは授業中の態度で出されてしまった課題を終わらせてから向かうこととなったが、気が重くなっていた潤はヒカルを待って一緒に行くこととなった。ヒカルはフリスクを見せて潤を元気づけ、2人は待ち合わせ場所へと向かう。

あみなに会ったヒカルはあまり役に立つことはできず、指輪をしていることだけに気づいて終わる。外に出るとき、ヒカルはフリスクを落とし、それを拾おうとするとあみなに手を踏まれてしまう。「ごめんなさい」と言うあみなだったが、解散後ある男性と会い、「潤もそのまわりにいる人達も大嫌い」と話していた。

その次の日、ヒカルの下駄箱に一通の手紙が入っていた。そこには一目ぼれしたと書いてあり、ヒカルは手紙の主である河田由(かわたよし)という人物に会うこととなる。ヒカルは好きな人がいると言って告白を断るが、由は友達でいいと返し2人は記念に写真を撮った。

その後、ヒカルの周りで異変が起き始める。遊び人だという噂が出たり、いきなり野球ボールが窓ガラスを突き破って飛んできたりと嫌がらせが続いたのだ。これは全てあみなが考えたもので、潤からヒカルを遠ざけるために行っていた。あみなはヒカルが由と撮った写真を使って彼氏に浮気されていると潤に話す。しかし潤はあみなの話に耳を傾けることはなかった。

ヒカルの存在で心を開くあみな

ヒカルは三智也の提案であみなを更生することとなり、あみなが差し向けた由の呼び出しに応じることとなった。しかし由が無理やりホテル街にヒカルを連れて行こうとしたため、隠れて見ていたねねや勝人が助けに行ってしまい、作戦は失敗する。訳が分からなくなったヒカルは泣きながら「こんなことしたくないっ」「皆 誰が好きなのっ」と話し、「私は潤先輩が好きっ」と自分の気持ちを言葉にする。すると、その場に潤が現れ、三智也から潤がボスであることを聞かされたヒカルたち。潤はこわい思いをさせてしまったヒカルに謝り、「あみな なんとかしなきゃな…」と呟くのだった。そして由は三智也によって、あみなを更生させるチームに加わることとなる。

翌日、ヒカルは潤から告白を断られてしまう。潤はこれ以上ヒカルを巻き込みたくないと考え、自分からヒカルを遠ざけようとしていたのだ。そして潤と三智也だけであみなの元に向かうが、潤はあみなをうまく説得させることができなかった。その場を逃げたあみなだったが、今度はヒカルと遭遇してしまう。ヒカルはあみなの様子を見て心配するが、「あんな人たちいなくなればいいのに」というあみなの言葉で「ほんま根性腐っとるのう」とキレて、あみなと友達になると宣言する。潤に「ヒカルは俺のこと好きなの やめた方がいい」と言われたヒカルは、あみなのことを解決して潤に好きになってもらおうと考えたのだった。

それからヒカルはあみなを連れて遊園地や映画館などに行き、友達っぽいことをしようと頑張る。あみなの家の前までついてきたヒカルにあみなはきつい言葉を浴びせるが、ヒカルが帰ることになると「明日もまた来てくれる?」と遠くから呟くのだった。

次の日もヒカルはあみなを訪ね、2人は公園に行く。ヒカルはあみなの気持ちを代弁し、「頑張れって言われたらがんばれるかもしれないのにってこと?」と質問する。あみなが少し当てはまると伝えると、ヒカルはびっくりして乗っていたブランコから転落する。
ヒカルが目を覚ますと、あみなは「絶対無理してるよね」と話し始める。そんなあみなに対し、ヒカルは自分の苦手なことを伝え、「それでもいいの 私は人に出会うために生まれてきたの」と話す。その時、由がその場に現れ、あみなに学校へ行こうと誘う。お金ももっと楽しいことに使おうと話す由に、あみなは「私たちって長い思春期?」と呆れながら話すのだった。

軽く脳しんとう気味だったヒカルが先に帰ることになると、あみなは「明日もまた来てくれる?」と呟く。ヒカルはその言葉をしっかり聞き取り、「来る!」と即答。あみなは恥ずかしそうな表情をしながらも、ヒカルに心を開いていた。
その日の夜、なぜかあみなはヒカルの家に泊まることとなった。そして翌日、ヒカルと共に学校へ行き、潤にお揃いの指輪を返して兄離れをする決意をする。潤はそんなあみなに「頑張れ」と声をかけるのだった。

潤と三智也とヒカルの想い

ヒカルに問題を解決された潤はヒカルのことを避けてしまう。そんな潤に対し三智也は「ヒカルに何か言ってやれ」「ヒカルのことをちゃんと考えておやりなさい」と話すのだが、潤は三智也とヒカルの方が似合っていると言う。それを聞いてしまったヒカルは動揺するが、そんなヒカルに対して三智也は「疲れた」「俺は二度と関わらない」と怒ってしまう。

その後、ヒカルが教室で悩んでいるとニキがヒカルを呼びに来る。三智也が大暴れしたと聞いたヒカルはすぐに2人を探しに行き、殴られた痕のある潤を発見する。潤は自分のことで誰かの生活が変わるのが嫌であることを話すが、ヒカルは自分が潤の運命を変えていると伝え、今まで書いてきた「幸せを呼ぶ女への道ノート」をラブレターとして手渡す。潤がノートを開くと、今まで起こった出来事やヒカルの気持ちがたくさん書いてあり、「潤先輩の周りにいる人達といると、潤先輩と一緒にいるみたい。」という文章も書かれていた。

翌朝、ヒカルが家を出るとそこには潤が待っていた。ノートを返し「嬉しかった」と話す潤にヒカルは驚きを隠せない。潤はヒカルに何かしてほしいことはないかと質問するが、ヒカルが「ないですそんなのっ 十分です!」と言ったため「だから三木がうらやましいんだよ」と言う。ヒカルはその言葉の意味を理解できなかった。

その後、ヒカルには様々な災難が一気に押し寄せる。母親から自分のお小遣いを自分で稼ぐように言われ、面接に行ったアルバイト先の店長が潤の母親だったのだ。そこではあみなも働いており、案の定ヒカルが潤に好意を寄せていることをバラされてしまう。ヒカルは三智也に相談しようとするが、三智也は「悩んでることがあったら潤に言え」と言ってヒカルを突き放す。しかし「ちゃんと遠くにいてやるから」とフォローを入れ、ヒカルは安心して潤の元に向かい始める。

三智也から連絡をもらっていた潤はヒカルのことを出迎え、ヒカルはそんな潤に驚きを隠せない。そして自分のモヤモヤしている気持ちの原因に気づいたヒカルは「潤先輩 私のこと好きですか?」と質問するのだった。

翌日、潤は屋上でテスト勉強の追い込みをしていた。そんな潤に「めずらしー」と声をかける三智也。潤は昨日ヒカルから聞いた話を三智也に話し「なんかこれから大変そう」と言うと、三智也は「ヒカルのノート化してる」と指摘する。潤はその言葉に「悪くないんじゃない」と返す。そんな2人の元にモヤモヤが晴れたヒカルが笑顔で現れ、元気よく「おはようございますっ」と挨拶するのだった。

『たらんたランタ』の登場人物・キャラクター

主要人物

佐久間ヒカル(さくまひかる)

本作の主人公。高校1年生で少し天然っぽい発言が多い。両親の離婚や兄の事故死を経験しており、自分の不幸を振り払うために「幸せを呼ぶ女への道ノート」をいつも持ち歩いている。兄にそっくりな三智也に一目ぼれするがすぐに失恋し、慰めてくれた潤に対して特別な気持ちを抱くようになる。関西出身のため怒ると関西弁が出てしまうが、普段はこわい言葉遣いだと思い話すことを禁止している。

一橋潤(いちはしじゅん)

ヒカルの先輩で高校2年生。寡黙でクールであるが、ヒカルのことをいつも慰めたりフォローしてくれる優しい性格である。家庭環境が複雑で、周りに振り回されてきた経験から自分のせいで他者の生活が変わってしまうことを嫌っている。元妹のあみなに離れていても兄妹である証として指輪をプレゼントし、あみなが兄離れするまでつけていた。ヒカルが三智也に色々な話やお願いをしていることを羨ましく思っている。

三木三智也(みきみちや)

chan53
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@chan53

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