金色小春(テニスの王子様)の徹底解説・考察まとめ

金色小春(こんじきこはる)とは、『テニスの王子様』に登場するキャラクターで、四天宝寺中学校テニス部3年生である。眼鏡に坊主頭の老け顔な見た目をしている。一人称は「アタシ」で、オネエ口調で話す事や、気に入った男性を見ると乙女になる。ダブルスパートナーの一氏から好意を寄せられている。プレイスタイルは「お笑いテニス」で、全国大会準決勝青学戦では桃城・海堂ペアを苦しめた。IQが250ある「天才」で、膨大なデータから相手の技を一瞬見ただけでその正体を分析できてしまう。

「お笑いテニス」で桃城(右)と海堂(左)を追い詰めた小春(右から2番目)と一氏(左から2番目)。

全国大会準決勝青学戦では、一氏と共に桃城・海堂ペアと対戦した。試合序盤から小春と一氏はかつらを被って登場したり、「千手観音」、「シンクロナイズドスイミング」のポーズをとったりと、得意の「お笑いテニス」を披露し観客を沸かせ、桃城・海堂ペアのリズムを崩していく。流れを引き戻そうとする海堂は、必殺技「トルネードスネイク」を打つ。しかし、小春は初めて見たはずの「トルネードスネイク」の仕組みを分析し返した。小春はIQ200の天才であり、そのため初めてみた技であってもその仕組みを分析し、どうすればボールを返せるかを計算する事ができた。
その後も「お笑いテニス」によって試合は3-0と四天宝寺の優位となる。不利な状況となった青学はなんと、桃城の提案で覆面マスクを付けた状態で試合に臨んだ。覆面マスクを付けることによって相手に表情を悟らせない作戦によって青学は4-4と同点に追いつく。
青学の追い上げムードの中、一氏が能力を発揮した。一氏は、声質や喋り方をまるで本人そのもののように似せる事ができる能力を持っており、その能力によって桃城の声色で海堂に間違った指示を出したり、海堂の声色で桃城に間違った指示を出して青学ペアを翻弄する。四天宝寺に再び流れを引き戻した中、桃城だと思っていた人物がいきなり海堂の必殺技である「トルネードスネイク」を打った。桃城と海堂はいつの間にか入れ替わっていた事に気が付いた小春と一氏はペースを乱され、試合は接戦となった。小春は覆面の柄でどっちが桃城でどっちが海堂かを認識し、「もう惑わされない」と気持ちを切り替え始めたが、今度は海堂だと認識した人物が桃城の必殺技である「ダンクスマッシュ」を打ち、またしても惑わされてしまう。
いつの間にか入れ替わっていたと思っていた桃城と海堂は最初から入れ替わってはおらず、互いの必殺技を打つ事で、小春と一氏をダマしていた。試合は桃城の策略にハマってしまった小春と一氏の負けとなった。試合結果は5-7。

『新テニスの王子様』脱落タイブレークマッチ

石田の七式波動球により宙を舞う小春。

『新テニスの王子様』ではU-17日本代表合宿に参加した小春。ペアを組んだ者同士が対戦し、負けた者は合宿所から去らなければならない脱落タイブレークマッチでは石田銀と対戦した。
七式波動球を出す石田に対し、小春はIQ200の頭脳で「七式から打ち出された初速を運動方程式で計算すると、時速218kmやから、アタイの所に」と分析するも、打ち返す事が出来ず身体が宙を舞い、そのまま棄権負けとなった。
その後、合宿所を去るはずだったが、負け組には崖の上での地獄の特訓が待っており、その特訓を受けた後「黒ジャージ帰ってきちゃった組」として合宿所に帰還している。

金色小春の関連人物・キャラクター

一氏ユウジ(ひとうじユウジ)

四天宝寺中学校テニス部3年生。小春のダブルスパートナー。「お笑いテニス」と「声モノマネ」を得意としており、全国大会準決勝青学戦では、桃城・海堂ペアを苦しめた。小春とはお笑いコンビも組んでおり、四天宝寺中学校で行われた「お笑いバトルトーナメントS-1GP」で前年度優勝している。監督の渡邊オサムからは試合以外でも小春と四六時中一緒にいるよう命じられているらしいが(オサム本人は「そんな事言うたっけか?」と言っている)、いつもベタベタくっついているのは監督命令だからではなく、小春に好意を寄せているからのようである。小春が他の男性にトキめいていると、「浮気かっ!死なすどっ!」とツッコミを入れている。

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神尾アキラ(かみおアキラ)

不動峰中学校テニス部2年生。全国大会準々決勝で四天宝寺と対戦した際に小春に気に入られて以降、小春の一番のお気に入りになっている。OVA『ペアプリ』では、熱を出した神尾だが、小春の気持ちが手塚や跡部に向くと神尾の熱が引き始め、小春の気持ちが神尾に戻ると再び熱が上がり出すという不思議な現象が起こった。

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海堂薫(かいどうかおる)

青春学園中等部テニス2年生。全国大会準決勝で桃城と共に小春・一氏ペアと対戦。その際、小春から「ロックオン」された小春お気に入りの男性の一人。OVA『ナニワの王子様』では海堂と小春の2人でたこ焼きを作っていると、小春から「アタシたち、新婚みたい」と言われ、凍り付いていた。小春からは「バンダナきゅん」と呼ばれている。

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金色小春の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「ロックオン」

気に入った男性を見つけた時、小春はマルを作った指を目に当てて「ロックオン」する。

全国大会準々決勝で不動峰と四天宝寺が対戦した時には、神尾を見て「カワイイ」と発言し、マルをつくった指を目に当てて「ロックオン」した。小春は気に入った男性を見つけるとこのように指でマルをつくって目に当て、「ロックオン」と言う。青学戦では海堂に対して「ロックオン」している。

「堪忍してぇな ジャイロ回転しとるやんか」

小春の強さはお笑いテニスだけでなく、その頭脳にある。

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桃城武(ももしろたけし)とは、『テニスの王子様』に登場するキャラクターで、青春学園2年生テニス部レギュラーである。明るく陽気な性格で、先輩からは「桃」、後輩からは「桃ちゃん先輩」の愛称で呼ばれている。試合では「クセ者」と呼ばれ、見た目に反して策士な一面がある。「~いけね~な、いけね~よ」という風に、同じ言葉を2度繰り返すのが口癖。海堂とはライバル関係で、「マムシ」と呼びケンカが絶えない。「ダンクスマッシュ」や「ジャックナイフ」といったパワーを駆使した技を得意としている。

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