種ヶ島修二(テニスの王子様)の徹底解説・考察まとめ

種ヶ島修二(たねがしましゅうじ)とは、『新テニスの王子様』に登場するキャラクターであり、U-17日本代表の高校3年生。初登場時は2軍のジャージを羽織っていたが、1軍の海外遠征帰国後に実は1軍のNo.2であることが明らかとなった。筋金入りの飛行機嫌いであるため、海外遠征には同行せず、2軍メンバーと共に合宿所に残っていた。U-17日本代表シャッフルマッチでは大曲と共に真田・亜久津ペアと対戦し圧勝。相手の打球を無にする能力を持つ。白髪に褐色の肌が特徴的。軟派な性格で、口癖は「ちゃい」や「ぺろっ」。

U-17日本代表総入れ替え戦では真田・亜久津ペアと対戦。序盤から必殺技である風林火陰山雷を出す真田。風林火陰山雷は手塚ですら「手塚ファントム」ではじき返すことがやっとだった大技だが、種ヶ島はそれをいとも簡単に返してしまう。種ヶ島は相手の攻撃を無効化できる能力を持っており、それによって真田の「風林火陰山雷」を返していた。
種ケ島は突然自分のラケットを大曲に渡すと、コートに座り込んでしまった。2本のラケットを持った大曲は両刀使いでテニスを始める。1人対2人の異例のダブルスとなったが、大曲の両刀使いに翻弄され、点を奪われていく真田と亜久津。
そんな中、真田は「黒色のオーラ」を出し、大曲に対抗する。真田は一度ラケットを振った後、もう一度振ることで打球の軌道を変化させることができ、その技によって大曲は点を取られ始める。その時、種ケ島は大曲に渡していた自分のラケットを奪い、突如再び試合に参戦した。
種ケ島は試合中にも関わらず急に真田にあっちむいてホイをし始める。ことごとく種ケ島が指さした方向を向いてしまう真田に対し、「あっち向いてホイで勝たれへんようじゃ、俺に勝たれへん」という種ケ島は、相手の打球を無にする能力で真田の軌道が変化する打球すらも返してしまう。さらに亜久津も追いすがるが、種ケ島の返す球に全く追いつくことができない。
窮地に立たされる真田と亜久津だが、あきらめない真田は打球の軌道を2度変える「ダブルクラッチ」という新技を編み出した。種ケ島はこの「ダブルクラッチ」には対応できず、点を落とす。しかし「ダブルクラッチ」は未完成であり、真田は再び出すことができなかったため、試合結果は6-0,6-0で種ケ島・大曲ペアの圧勝となった。

W杯予選リーグBブロック1回戦

序盤、種ケ島(右上)優位の試合展開に見えたが、スコアではゼウス(左下)が勝っていたというまさかの展開に。

W杯予選リーグギリシャ戦ではゼウスと対戦。序盤、種ケ島は相手の打球を無にする能力でゼウスの打球を返していく。試合は種ケ島の優位かと思いきやスコアを見ると5-0とゼウス優位となっていた。ゼウスは神がかりなゲームメイクでコート全てを支配し、攻められていると見せかけて自分が点を取っていた。精神的にも追い詰められる種ケ島は、突如コートに座り込んで目を閉じ始めた。目を閉じて座り込む種ケ島にお構いなしに球を打ち込むゼウスだが、種ケ島はなんと球を返してしまう。種ケ島はラケットを左手に持ち替え、球を打ち始めた。その後、ゼウスのゲームメイクは崩れ、種ケ島は点差を縮めていく。なぜ種ケ島はゼウスのゲームメイクを崩すことができたのか、試合を見ていた他の日本選手たちにも分からないまま、試合はついに7-5で種ケ島の勝利となった。実は種ケ島はペットボトルのキャップを握ったままラケットを持っており、それによって自分すらもどこに飛ぶか分からない打球を打つことができ、ゼウスのゲームメイクを崩していたのだった。

W杯決勝トーナメント

最終局面で種ヶ島(右・左下)は「更互無」を出し、切原の姿を無にした。無になった切原が返した1球によって試合は種ヶ島・切原ペアの勝利となった。

W杯決勝トーナメントドイツ戦では切原と共にビスマルク・ジークフリートペアと対戦。序盤から「天衣無縫(ドイツでは矜持の光と表現)」を発動するジークフリート。そんなジークフリートに対して、天衣無縫を発動せずとも天衣無縫と同等の力が出せるようになった切原はジークフリートの天衣無縫に対抗し、「天衣無縫狩りだ!」を宣言。ダブルスでありながらジークフリートとシングルスで決着を付けようとする。しかし、切原の「天衣無縫狩り」は10秒しか持たないという弱点があった。それでも切原はそんな弱点をもろともせず「10秒で決着をつける」と発言すると、サービスゲームをキープする。
そんな中、ジークフリートは「このワカメ野郎!」と切原を挑発し、その言葉に反応して切原は悪魔化(デビル化)してしまう。ドイツチームは切原を悪魔化(デビル化)させることで、スタミナ切れさせる狙いがあった。そのドイツ側の策略通り、切原はついにスタミナ切れしてしまう。
スタミナ切れしながらも放った打球は、不二の必殺技「白鯨」となってコートへ戻り、遠野の必殺技「13の処刑法最後のひとつ・介錯」でジークフリートの首に当たった。これによって身体を動かすことができなくなったジークフリート。切原とジークフリート、両者とも試合ができる状態ではなくなり、試合は種ヶ島とビスマルクのみで続けることに。
切原とジークフリートが相手のサーブをリターンできない状態のため、種ヶ島とビスマルクはサービスゲームで点を取っては取られてという膠着状態となった。なんの策もなく試合が続いているように思えたが、種ヶ島がサービスをキープしたままタイブレークに突入すれば、必然的に日本の勝利となり、種ヶ島はそれを狙っていた。しかし、乾のデータによると、タイブレークに入った際のビスマルクの勝率は100%であることが明らかとなった。Mr.タイブレークという異名を持つビスマルクに対し、種ヶ島も必殺技「未生無」を出し点を取る。
ゲームカウントは4ー5と窮地に追いやられる中で、種ヶ島は必殺技の「已滅無」をビスマルクに返されてしまう。ドイツのマッチポイントとなり、ビスマルクが勝負を決めようとしたその時、眠っていた切原が球を打ち返す。切原が打ち返したことによって絶体絶命のピンチを免れた種ヶ島は新技「不会無」を披露。「不会無」とは自らの姿を無にする技であり、種ヶ島はこの「不会無」で切原をサポートする形で守備に徹し、切原はシングルスとしてひたすら攻撃に徹した。
「不会無」によって種ヶ島の姿が見えず、どこから打球が来るか分からない状況に押されるドイツであったが、切原がいる場所には絶対種ヶ島の打球が来ないことに気付き、ビスマルクは切原の顔に向かって球を放つ。切原の顔面に当たりそうになった球だったが、とっさに種ヶ島が打球を返したことで切原に当たらずに済んだ。
その後、種ヶ島と切原の抜群のコンビネーションにより、ドイツにリードを広げるが、ビスマルクとジークフリートはダブルスの究極奥義である「能力共鳴」と「シンクロ」を同時に発動させる。「能力共鳴」と「シンクロ」の同時発動で窮地に立たされる切原は、「悪魔化(デビル化)」と「天使化(エンジェル化)」を融合させ、新たな人格である「青い目の赤也」を誕生させる。「青い目の赤也」はこれまで以上の動きを見せ、ドイツに応戦するが、体力の限界が来てしまう。
種ヶ島は「不会無」を解き、姿を見せて切原に代わりドイツペアの攻撃を必死に返す。そして迎えた最終場面でジークフリートは渾身の力を込めて日本コートへと球を放った。その時、突然種ヶ島の後ろに透明人間が現れ、ジークフリートが放った球を返した。その透明人間とは、切原であり、これはダブルスペアの姿を無にする「更互無」という技であった。切原が返したその1球により、試合は種ヶ島・切原ペアの勝利となった。試合結果は5-7 7-6 7-5。

種ヶ島修二の関連人物・キャラクター

入江奏多(いりえかなた)

U-17日本代表3番コートの高校3年生。シャッフルマッチでの跡部との試合後には、わざと肩が上がらないフリをして試合を棄権したことを種ケ島に見抜かれていた。種ケ島とは同じ京都の強豪校・舞子坂中学の出身で、種ケ島のことは「修さん」と呼んでいる。

renote.net

鬼十次郎(おにじゅうじろう)

U-17日本代表5番コートの高校3年生。本来1軍の実力であるが、2軍の育成のため、5番コートに配属している。挑んでくる者をことごとく負け組送りにしていることから「地獄の番人」と呼ばれている。2年前には1軍No.1の平等院鳳凰に勝利したことがあるほどの力の持ち主であるが、種ヶ島に関して鬼は「俺がこの合宿所で唯一勝てなかった男」と発言していることから、種ヶ島は日本代表の中でも屈指の実力者であることが伺える(種ヶ島は鬼との試合について「俺も勝てなかった」と言っていることから、鬼とは引き分けであった模様)。

renote.net

種ヶ島修二の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「あっち向いてホイ☆」

あっち向いてホイは種ヶ島の代名詞の一つと言える。

種ヶ島はあっちむいてホイが得意であり、U-17日本代表シャッフルでは、真田と亜久津に対して試合中であるにも関わらず唐突にあっちむいてホイをし始めた。これは相手の精神を揺さぶる目的でしたものと思われる。また、W杯予選リーグギリシャ戦では、当初ゼウスと戦うはずであった白石に唐突に「あっちむいてホイ☆」と言って勝ち、白石の代わりに自分が試合に出た(これはゼウスのオーラに気迫負けしている白石の代わりに自分が試合に出るために、あっちむいてホイをしたものと思われる)。W杯決勝トーナメントドイツ戦でも、悪魔化(デビル化)して暴走する切原をあっちむいてホイで鎮静化させた。

「こいつも戴き☆」

セグウェイで人のドリンクを奪っていくという軽い行動が面白い一場面。

U-17日本代表合宿にて海堂がランニング中に、唐突にセグウェイで現れた種ヶ島は、「戴き☆」と言ってベンチに置いてあった海堂のドリンクを奪ってセグウェイで去っていた。それに腹を立てた海堂を、隣にいた真田がなだめたが、今度は真田のドリンクも「こいつも戴き☆」と言いながら同じように種ヶ島に奪われ、真田は怒り狂っていた。また、日本代表シャッフルマッチで真田と対戦した際も、種ヶ島は真田のドリンクを飲んでおり、人のドリンクを勝手に飲むクセがあるようである。セグウェイは黒部コーチのものを勝手に使用している。

「大丈夫…俺が必ず守る」

ginya
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乾貞治(テニスの王子様)の徹底解説・考察まとめ

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乾貞治(いぬいさだはる)とは、『テニスの王子様』に登場するキャラクターであり、青春学園テニス部3年生。緻密なゲームメイクと相手の打つ方向を予測するデータテニスを得意としており、口癖は「~の確率〇〇%」。立海の柳蓮二とは幼馴染であり、関東大会では激闘の末、勝利した。番外編ではギャグ要因として登場することもしばしばで、疲労回復のため開発した乾特製ドリンク「乾汁」は、罰ゲームとして定番となっている。海堂とダブルスを組むことが多く、トレーニング量は海堂の2.25倍と、ストイックな一面もある。

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日吉若(テニスの王子様)の徹底解説・考察まとめ

日吉若(テニスの王子様)の徹底解説・考察まとめ

日吉若(ひよしわかし)とは、『テニスの王子様』に登場するキャラクターで、氷帝学園中等部2年テニス部のレギュラーである。プレイスタイルはベースライン上で積極的に攻撃するアグレッシブベースライナー。実家が古武術の道場をやっており、古武術を取り入れた通称「演武テニス」で独特なフォームをしている。氷帝学園テニス部次期部長として扱われている実力者。神経質な面もあるが、性格は冷静沈着で他人に流されない。キリッとした目とキノコヘアーが特徴的である。座右の銘と口癖は「下剋上」。

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毛利寿三郎(テニスの王子様)の徹底解説・考察まとめ

毛利寿三郎(テニスの王子様)の徹底解説・考察まとめ

毛利寿三郎(もうり じゅさぶろう)とは、『新テニスの王子様』にて登場するキャラクターで、U-17日本代表の高校1年生である。播州弁を話すのが特徴で、四天宝寺中学校に在籍していたが、途中で立海大附属中学校へと転校している。自身の才能に甘えて練習を怠っていたため、関東大会で越知に敗北したことで一度は挫折を味わった。試合の後で病院へ行った際に目撃した幸村精市のリハビリ姿に心を打たれ、日本代表に選ばれるほどの努力を重ねた。越知とのペアは「超高校級ダブルス」とも言われてる。

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平等院鳳凰(テニスの王子様)の徹底解説・考察まとめ

平等院鳳凰(テニスの王子様)の徹底解説・考察まとめ

平等院鳳凰(びょうどういんほうおう)とは『新テニスの王子様』に登場するキャラクターで、U-17選抜メンバーNo.1の実力者をもつキャラクターである。金髪の長髪、無精髭が特徴の高校生離れをした貫禄ある顔が特徴的で、額と背中には古傷がある。見た目は大人っぽく、高校3年生には見えない。多種多様な技と強靭な肉体、何度でも這い上がる精神の持ち主。勝利に対して異常な執着をもち、戦った相手が二度と立ち向かってこれないように屈辱を与え、自信を打ち砕く戦い方をする。同じU-17の徳川カズヤとは因縁の関係である。

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宍戸亮(テニスの王子様)の徹底解説・考察まとめ

宍戸亮(テニスの王子様)の徹底解説・考察まとめ

宍戸亮(ししどりょう)とは、『テニスの王子様』に登場するキャラクターで、氷帝学園中等部3年テニス部のレギュラーである。元はシングルスプレイヤーだったが、2年の鳳長太郎(おおとりちょうたろう)とダブルスを組んでおり「氷帝最強ダブルス」と呼ばれている。都大会で惨敗し、一度レギュラー落ちを経験した。レギュラー落ち以前は長髪だったが、レギュラー復帰の際に自らハサミで短髪にし青いキャップを後ろ向きに被っている。男気溢れる性格で、口癖は「激ダサ」。

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