ワイルドアームズ ザ フィフスヴァンガード(WA5)のネタバレ解説・考察まとめ

『ワイルドアームズ ザ フィフスヴァンガード』とはメディア・ビジョンエンタテインメントが開発したPlayStation 2用のロールプレイングゲーム(RPG)で、略称は『WA5』。かつて高度な文明が存在した世界「ファルガイア」。物語は古代兵器「ゴーレム」を発掘するゴーレムハンターを目指す少年ディーンが、謎の女性アヴリルとの邂逅を果たすところから始まる。本作はシリーズ10周年という節目の年に登場する記念碑的な作品であると同時に、新たな地平を切り開いた作品となっている。

ミーディアム

所有者と星を結びつけ、相互に作用を与えるための媒介となる装置。ファルガイアに眠る力を物理的なエネルギーとして具現化し、行使することができる。ミーディアムにはオリジナルミーディアムとブランクミーディアムの2種類が存在し、ブランクミーディアムはベルーニ族がオリジナルを模倣して作製しており、オリジナルの機能をコピーして使用可能となっている。一方でオリジナルミーディアムは全部で6枚存在しており、12000年前にアヴリルが当時の最先端技術を用いて造り出した。ミーディアムはディーン達のために造っているため、ディーン達以外に使用されたことはない。オリジナルミーディアムの人と星を結びつける力は、ベルーニ族が携行すれば、計算上Ubを無害化することが可能となっている。しかし、ベルーニ族全員分のミーディアムを製造するためには100年掛かるため、ベルーニ族が滅亡するまでに製造することは不可能とされているが、ミーディアムの互いを強く結びつける力を応用することで、人間がベルーニ族を受け入れることで両種族の繋がりが強まった場合、ベルーニ族がファルガイアとの結びつきを強めることを意味するため、Ub成分を無害化する唯一の手段となっている。

ファルガイア・エクスプレス

ファルガイア全土を繋ぐ列車。人間が乗車するためにはベルーニ族の許可が必要となっている。ファルガイアに入植したベルーニ族は大陸間を列車で繋ぐことを計画し、わずか15年で完成させた。しかし、この計画は人間が労働力として扱われており、作業に従事していた多くの人間が犠牲となっている。また、人間がこの計画に従ったことが、両種族の主従関係を形作るものとなった。

『ワイルドアームズ ザ フィフスヴァンガード』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

次回作『ワイルドアームズ クロスファイア』との連動

本作では次回作のPSP用ソフト『ワイルドアームズ クロスファイア』と連動することで、6体の隠しボスと戦うことができる。隠しボスはプレイヤーキャラクターとアースガルズのどちらで戦うか選択することが可能となっている。

歴代シリーズのキャラクターが登場

本作ではシリーズ10周年記念作品として、歴代シリーズのメインキャラクター達がNPCとして登場している。登場しているキャラクター達は全員、並行世界のよく似た別人という位置づけになっており、設定や外見が少し異なるキャラクターも存在する。

アヴリルの記憶状態を表すテキスト表記

物語の序盤、アヴリルのセリフは、他人の言葉を引用する場合を除き、全てひらがなで表記されている。これはアヴリルが記憶喪失であることを意味する表現となっている。中盤以降は、アヴリルの記憶の封印が少しずつ弱くなっていくにつれて、簡単な漢字がセリフに混ざり始めていき、記憶の遺跡脱出後、完全に記憶を取り戻すと他のキャラクターと同様に、セリフにひらがなや漢字がバランス良く表記されるようになる。

イベントシーンのショートカット

イベントシーンでスタートボタンを押すことで、イベントをスキップすることができる。また、会話イベントで「L1ボタン」を押し続けると、メッセージを早送りすることができ「R1ボタン」と同時押しすることでさらにメッセージを早送りすることができる。

『ワイルドアームズ ザ フィフスヴァンガード』の主題歌・挿入歌

OP(オープニング):水樹奈々「Justice to Believe」

ED(エンディング):水樹奈々「Crystal Letter」

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