傳ジロー／狂死郎（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ

復讐の機会を狙う

やくざ者の親分に収まった傳ジロー／狂死郎はその手腕を発揮して、黒炭家御用達の両替屋としてオロチに取り入る。そんなある時おでんの家臣の一人だった河松によって密かに生き延びていたおでんの娘の日和と再会し、河松に代わって日和を護っていくことを誓った。

あまりの風貌の変化に最初気付くことができなかった日和に対し、傳ジロー／狂死郎は「小紫」という名を与え、やがて来る復讐の時まで仲間に対してさえ正体を明かさないよう言い含める。そして日和に毎日血糊を仕込むよう申し合わせた。

オロチの手下として働きながら機会を待っていた傳ジロー／狂死郎は、錦えもんたちが20年の時を経て現れ、討ち入りの準備を進めていることを知る。そして幹部たちが揃って「鬼ヶ島」へ出かけたタイミングで捕まっていた1000人の味方を解放し、港で襲撃されていた錦えもんたちに正体を明かして討ち入りに加わった。

仲間と共にカイドウに立ち向かったものの手傷を負い、隠れていたところ内通者だったカン十郎の卑劣な襲撃に遭う。その後再び城内で戦っていた所、オロチと対峙する日和と遭遇し、首を斬り落として日和を助けた。

傳ジロー／狂死郎の関連人物・キャラクター

光月おでん（こうづきおでん）

ワノ国の将軍・スキヤキの子息であるが、破天荒な性格であり、幼少期から手のかかる問題児だった。錦えもん・傳ジローたちが引き起こした都の危機を引き受け、襲撃してきた母猪を切り伏せて人々を救うも、今までの態度に目を瞑れなくなったスキヤキから絶縁を言い渡される。

おでんの強さや人柄に惚れたという、癖のある人物たちが次々押しかけ家来になり、当時荒れ果てていた久里を治めた功績が認められて大名の地位を得る。家臣も正式に侍として登用されることとなった。

幼いころからの夢であった海外への脱出を果たし、「ラフテル」に到達した後国を牛耳っていたオロチ・カイドウと戦うが、釜茹での刑によって処刑された。

光月おでん（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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光月おでんと（こうづき おでん）とは、『ONE PIECE』の登場人物。新世界・ワノ国の統治者で「歴史の本文（ポーネグリフ）」を作った光月家の人間である。破天荒すぎるゆえに民の多くに嫌われているが、その大きすぎる器に惹かれている者がそれよりも多い。四皇"白ひげ"ことエドワード・ニューゲートの白ひげ海賊団、海賊王ゴール・D・ロジャーのロジャー海賊団に在籍。ロジャーと共に偉大なる航路の最果ての島・ラフテルに到達し、世界の全てを知った。物語開始時点では故人。「ワノ国を開国せよ」という言葉を遺している。

錦えもん（きんえもん）

子供の頃から傳ジローが良くつるんでいたチンピラである。金儲けの為に白猪を捕まえたものの、古文書を読んでいた傳ジローによって「子供を取り返すために母猪が暴れに来る」と警告されてしまう。二人で慌てていたところに現れたおでんによって救われ、おでんに惚れ込んだ二人は彼の初めての押しかけ家臣となった。

その後は正式に家来として登用され、白舞大名康イエの計らいによって学を身に着けた立派な侍となる。しかし康イエが命がけで遺した討ち入りの集合場所を読み間違えるなどうっかりした性格で、そんな錦えもんの性格を傳ジローは疑うことなく買いかぶっている。

錦えもん（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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錦えもん（きんえもん）とは『ONE PIECE』に登場するキャラクターであり、ワノ国の「九里大名」である光月おでんに忠誠を誓った家臣である。荒くれ者のチンピラだった錦えもんはおでんの強さと人柄に惹かれて第一の家臣となり、やがて「赤鞘九人男」と呼ばれるおでんの家臣たちのリーダー的存在として認識されるようになる。20年の時を超え海賊たちの協力を得た錦えもんは、おでんの仇・カイドウとオロチを倒すため、命がけの討ち入りを決行した。「フクフクの実」の能力者であり、焔を切り裂く特殊な剣術の使い手である。

光月日和（こうづきひより）

光月おでんの娘であり、燃え盛るおでん城から河童の河松によって救い出されて生き延びていた。しかし僅かな食べ物を日和に譲るなどの行動によって河松がどんどんやせ衰えてしまい、見ていられなくなった日和は黙って一人さ迷い歩く。

その内傳ジロー／狂死郎が経営する遊郭の遊女に拾われて傳ジローと再会し、「小紫」という名を与えられて傳ジローに庇護され育つ。二人の間では「万一の時は死を偽装してオロチから引き離す」と取り決めがされており、日和は毎日服に血糊を仕込んでいた。

遊女としての「小紫」はお金にしか興味が無い高飛車な性格だったが、実際には悪者からしかお金を巻き上げておらず、ひそかに「丑三つ小僧」に売り上げを渡して庶民を助ける優しい性格だった。

「鬼ヶ島」でも決戦時はオロチを追い詰めるものの道連れにされそうになり、傳ジローに救われた。

光月日和／小紫（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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光月日和（こうづき ひより）／小紫（こむらさき）は、『週刊少年ジャンプ』の大人気海賊漫画『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。偉大なる航路（グランドライン）の鎖国国家・ワノ国の氏族である光月家の人間。光月おでん、光月トキを両親に持ち、兄にモモの助の妹がいる。
おでん城落城の折に赤鞘九人男の河童の河松の手によって逃され、その後狂死郎と名を変えた傳ジローに匿われていた。正体を隠すために小紫と名乗り、ワノ国一番の花魁に上り詰める。仇である黒炭オロチからは思いを寄せられていた。

ササキ

百獣海賊団幹部・飛び六法の一員であり、「狂死郎親分」と親しい間柄だった。都の居残り番を抜け出して宴会にやって来た「狂死郎」に対して親し気に話しかけるが、スキを突かれて傳ジローに拘束される。
彼の正体が判明した後は「過去はどうでもいいが、親友を騙していたことは許せない」と憤っていた。

黒炭オロチ（くろずみおろち）

ワノ国に恨みを抱く黒炭オロチは、百獣海賊団ノカイドウと手を組んでワノ国を牛耳る。一方女性や美食には目が無く、派手に宴会を催しては遊び倒していた。
おでんの娘である日和の正体に気付かぬまま「小紫」に惚れ込んでおり、妃に迎えようとまでしていたが、禿であるおトコを庇った彼女から平手打ちにされて怒りのまま切り捨てようとする。
しかしオロチよりも先に狂死郎によって小紫を殺されてしまい、オロチなりに深い悲しみに包まれていた。

「鬼ヶ島」にて死んだはずの小紫と再会した際には涙を流して喜んでおり、「夢なら覚めるな」と喜びの声をあげる。しかし正体が「日和」であることがわかって殺されかけると、日和を道連れにしようと企む。すんでのところで駆け付けた傳ジローによって首を斬り落とされた。

黒炭オロチ（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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黒炭オロチ（くろずみおろち）とは『ONE PIECE』に登場するキャラクターであり、百獣のカイドウと手を組んでワノ国を牛耳る将軍である。動物系幻獣種「ヘビヘビの実 モデル・八岐大蛇」の能力者。かつてオロチの祖父が大名の座を狙って暗殺を繰り返していたことが露見し、幼いころから迫害から逃れるために貧乏暮らしを強いられた。国民全体を強く憎んでおり、ワノ国を亡ぼすことで復讐を果たそうとしている。食事や酒、女にこだわりが強く、派手好きな性格である。カイドウがルフィに敗北したことにより失脚した。

傳ジロー／狂死郎の名言・名セリフ／名シーン・名場面