チェンソーマン（第二部「学園編」）のネタバレ解説・考察まとめ

真面目で正義感の強い高校生の少女。両親を悪魔に殺され、現在は1人暮らし。
巷に当たり前のように悪魔がいる今の世界に辟易としており、「腐っている」とまで語っている。その過去と真面目さからクラスメイトたちに対しても壁を作っていたが、内心では彼らと仲良くなりたいと感じていた。友人だと思っていた委員長からは「いい子ちゃんぶって担任の愛情を独占している」と密かに嫉妬されており、正義の悪魔と融合した彼女によって命を落とす。

しかし直後に戦争の悪魔によって蘇生させられ、「学校に潜伏しているチェンソーマンを探す」という目的のために協力を要請される。「逆らえば死あるのみ」と戦争の悪魔に脅され、「チェンソーマンに勝ったら体を返す」という彼の言葉を信じ、渋々その命令に従っている。
担任の田中からの好意を寄せられていたことについて、本人はまったく気づいていなかったようである。

三鷹アサ／戦争の魔人（チェンソーマン）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

三鷹アサ／戦争の魔人とは、『チェンソーマン（第二部）』の主人公で、ヨルこと戦争の悪魔と肉体を共有する少女。
クラスメイトと担任の痴情のもつれに巻き込まれて命を落とし、そこでヨルに憑依されたことで今の状態となる。ヨルからは「いつでもお前の自我を消せる」と脅され、強い恐怖と警戒心を抱いているが、時に天然な反応を見せる彼女に「意外とチョロい」との印象も持っている。「チェンソーマンを倒して奪われた力を取り戻す」ことを目論むヨルの片棒を担がされ、望まないまま悪魔やチェンソーマンに関わっていく。

ヨル／戦争の悪魔（せんそうのあくま）

アサが死んだ時にたまたまその場に居合わせた、ヨタカのような姿をした悪魔。「もう少し生きてみたい」という彼女の最期の想いを利用し、その遺体に入り込んで魔人として復活させる。その後はアサの肉体を彼女と共有した状態となり、普段は肉体の制御を任せている。戦争の悪魔が肉体を制御している間は、顔に大きな傷跡が浮かび上がる。「名前が長くて言いにくい」と文句を言われてからは、自分を“ヨル”と呼ぶよう彼女に提案した。

「自分のもの」だと認識した物体から武器を生成することが可能で、これは人間であれば“自分に愛情を抱いている”ことが「自分のもの」である条件となっている。また、アサが罪悪感を抱けば抱くほど強い武器になるため、彼女と親しい人間をこそ殺して武器化しようと考えている。制限こそあるが戦闘能力はかなりのもので、並みの悪魔では相手にならない。

かつてチェンソーマンに敗れたことでこの世から“戦争”という概念が消滅し、現在は弱体化している。そのチェンソーマンがアサの学校に潜伏しているとの情報をつかんでおり、彼がかつて“食べた”ことで消滅した核兵器を「吐き出させてやる」と豪語する。校内で怪しまれずに行動するためにアサを蘇生させ、自分に従うよう要求した。
目的のためなら人の命を奪うことも厭わない怪物だが、協力させるためアサに対しては多少譲歩することもあり、「ユウコを殺して武器にしよう」という提案を断られた際はいったんそれを受け入れている。

ヨル／戦争の悪魔（チェンソーマン）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

ヨル／戦争の悪魔とは、『チェンソーマン（第二部）』の登場人物で、主人公三鷹アサと肉体を共有する悪魔。
強大な悪魔だったが、チェンソーマンに敗れて力の大半を奪われ、それを取り戻すことを目的とする。殺されたアサの死体を乗っ取るが、脳の大部分がまだ生きていたことと「人間社会で行動するには、それに詳しい者に手伝わせるのが都合がいい」との判断から彼女の自我までは奪わず、むりやり従わせる。アサからは恐れられているが、時折重度の天然っぷりや妙に意地を張る姿を見せ、「意外とチョロい」とも思われている。

吉田ヒロフミ（よしだ ヒロフミ）

アサの学校に最近やってきた転校生。校門前で自分にしか認識できない戦争の悪魔と口論していたアサを心配して声をかけるなど、親切な性格。
チェンソーマンがデビルハンター部にいるという噂をアサに伝える。後にデビルハンター部に入部しようとしたアサと入部テストの場で再会し、チームメイトとして一緒に悪魔を探すこととなった。

第一部に登場した吉田ヒロフミと同一人物。現在はとある組織から「世間の動揺を防ぐためにデンジの正体が知られることを防ぐ」という依頼を受けており、“女の子にモテモテになりたい”という彼の野望を自分の制御下で叶えるためにアサを引き合わせる。
キガのことを意味ありげに見やるシーンがあり、なんらかの関係があるものと思われる。

吉田ヒロフミ（チェンソーマン）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

吉田ヒロフミとは『チェンソーマン』の登場人物で民間デビルハンター。デンジが各国の刺客から狙われた際、護衛としてマキマに雇われる。作中では珍しい民間のデビルハンターながらその戦闘力は非常に高く、作中最強キャラクターの1人であるクァンシの攻撃も素手で受け止めている。契約悪魔は「蛸の悪魔」で、蛸足による攻撃のほか墨での攪乱や索敵など様々な用途に使用可能。色気のある顔立ちで風格も十分だが、実は現役高校生である。

ユウコ

デビルハンター部の入部試験でアサとチームを組むことになった少女。アサとは同学年で、チェンソーマンのファン。
アサがクラスメイトからイジメを受けていることを知ると、深くは事情を聞かずにフォローする優しい性格。実家はかなり古い平屋で、アサ同様に家族を悪魔に殺されており、かなり貧しい生活をしているものと思われる。

「イジメられているアサの力になりたい、チェンソーマンのような人気者になりたい」との思いから正義の悪魔と融合し、学校で暴走。何人もの犠牲者を出すも、チェンソーマンによって切り刻まれ、瀕死の重傷を負って撤退する。その後アサの下を訪れて事件を起こしたこと、それに巻き込んだことを詫び、“デビルハンターをしている遠縁の親戚”のところに行くと言って立ち去るも、チェンソーマンに酷似した姿を持つ何者かに惨殺された。

伊勢海ハルカ（いせうみ ハルカ）

デビルハンター部の部長にして生徒会長。正義の悪魔との戦いぶりを評価して、アサの入部を認める。
チェンソーマンの熱烈なファンで、「誰かがチェンソーマンを名乗るなら、それは自分であるべきだ」と考えている。デンジと同様に胸にチェンソーのスターターが埋め込まれているが、これは外科的な手術によるもの。

伊勢海ハルカ（チェンソーマン）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

伊勢海ハルカ（いせうみ ハルカ）とは、『チェンソーマン（第二部）』の登場人物で、主人公三鷹アサが通う第四東高等学校のデビルハンター部の部長。
熱狂的なチェンソーマンマニアで、胸にはわざわざ彼のものと同じスターターロープを手術で埋め込んでいる。デビルハンター部の部長だけのことはあり、“高校生にしては”という前置きはつくが非常時にもある程度の冷静さや統率力を発揮する。アサの実力を認めてデビルハンター部への入部を認めるが、彼女が見せたすさまじい力を目の当たりにして個人としても強い興味を抱く。

東山ノバナ（ひがしやま ノバナ）

アサやデンジの通う第四東高等学校の生徒。伊勢海が部長を務めていたデビルハンター部に所属し、気があったのか何かを評価されてか彼の側近のような立場にあった。

東山ノバナ（チェンソーマン）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

東山ノバナ（ひがしやま ノバナ）とは、『チェンソーマン（第二部「学園編」）』の登場人物で、主人公三鷹アサの通う第四東高等学校の生徒。
同校のデビルハンター部に所属し、部長にして生徒会長でもある伊勢海ハルカの下で力を尽くしている。後にその伊勢海が世界平和チェンソーマン協会で働くことになった際、彼に付き従う形で自分も協会に参加。気弱で周囲に流されやすいためか、協会の狂った実態を「当たり前のこと」として語った。作中で明言されてはいないが、第一部「公安編」に登場した東山コベニの弟の1人だと思われる。

デンジ／チェンソーマン