チェンソーマン(第二部「学園編」)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『チェンソーマン(第二部「学園編」)』とは、人の世で暴れる悪魔と、それを追うデビルハンターと、彼らに振り回される人々を描いた藤本タツキによる漫画作品。第一部はその巧みな構成とバイオレンスさで大きな話題となり、藤本の才能を世に知らしめる出世作となった。
高校生の三鷹アサは、悪魔に襲われて命を落とすも、戦争の悪魔がその体に入り込んだことで蘇生。ヨルと名乗り始めた戦争の悪魔から「自分に協力しないと殺す」と脅されたアサは、命じられるまま噂のデビルハンターチェンソーマンを探すこととなる。

『チェンソーマン(第二部「学園編」)』の概要

『チェンソーマン(第二部「学園編」)』とは、人の世で暴れる悪魔と、それを追うデビルハンターと、彼らに振り回される人々を描いた藤本タツキによる漫画作品。
第一部はその巧みな構成とバイオレンスさで大きな話題となり、藤本の才能を一般層にまで広める出世作となった。第一部の最終回から半年以上の時間を空けてスタートした第二部は、第一部に登場しなかった女性キャラクターが宣伝画像に登場したこともあり、どのような展開になるのか多くのファンから高い注目を集めていた。

悪魔に親を殺され、教室にまで悪魔が入り込んでくる日常に辟易していた高校生の三鷹アサ(みたか アサ)。ある時、アサは教師の寵愛を欲したクラスメイトから嫉妬され、正義の悪魔と融合した彼女によって命を落とす。しかし死の間際に「もう少し生きたい」と願ったことから、たまたまその場に居合わせた戦争の悪魔がアサの遺体に入り込み、彼女を魔人として復活させる。
ヨルと名乗り始めた戦争の悪魔と肉体を共有しつつ、「従わないと殺す」と脅されたアサは、命じられるまま噂の凄腕デビルハンターチェンソーマンを探すこととなるのだった。

『チェンソーマン(第二部「学園編」)』のあらすじ・ストーリー

第一部「公安編」

悪魔を狩って日々の糧を得るデビルハンターの少年デンジは、チェンソーの悪魔であるポチタと融合し、人でありながら悪魔の力を振るう存在となる。マキマという女性に公安対魔特異5課へとスカウトされたデンジは、そこで早川アキやパワーといった仲間を得てプロのデビルハンターとして活躍する。
しかし、実はマキマは「食べた悪魔の司る概念を記憶や記録ごと世界から完全に消滅させる」力を持つポチタを我が物とすることを目論んでおり、その正体は支配の力を司る強大な悪魔だった。デンジとポチタを切り離すため、マキマは数々の謀略を張り巡らせ、アキとパワーは命を落とす。デンジも追い詰められるも、ポチタとの連携でマキマを出し抜き、ついにこれを撃破する。

その後デンジは公安を辞し、再びフリーのデビルハンターとなる。さらに前世の記憶と人格を失った状態で生まれ変わった支配の悪魔を、公安時代の上司から押し付けられたデンジは、ナユタと名乗る彼女を自身の新たな家族として受け入れる。
デンジの存在は、「エンジン音と共に現れ、どんな悪魔もやっつけるチェンソーマン」として、人々の噂となっていくのだった。

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戦争の魔人の誕生

「命の大切さを知る」という名目で、鶏の悪魔のコケピーが飼育されることとなったとある高校。3か月後に処分されることが決定しているコケピーだったが、悪魔とは名ばかりの無害極まる存在で、天然気質のキャラクターでクラスの人気者となっていく。真面目で正義感の強いアサは、それがどうにも気に入らない。
アサの両親は悪魔によって殺されており、“悪魔”と名の付くものを見るだけでも嫌な気分になるのである。友人でもある委員長に諭され、なんとか我慢してコケピーが処分される3か月後を迎えるも、その頃には彼はすっかりクラスに打ち解けていて「コケピーを殺さないでほしい」との声が大勢を占めるようになっていた。担任の田中もこれを受け入れ、今後もコケピーはクラスで飼育されることとなる。不愉快な思いを隠せないアサだが、憎悪の矛先であるはずのコケピーからも心配され、彼を中心にまとまっていくクラスメイトたちを内心羨ましがっていたことに気づく。

今さらながらコケピーを受け入れ、自身もクラスの輪に加わろうとするアサ。しかしコケピーを抱いたままうっかり転んで彼を潰してしまい、クラスメイトたちから白い目を向けられる。あまりのショックに引きこもるようになったアサだったが、委員長と田中に諭され、2人と一緒にコケピーの墓参りへと赴く。
しかしその途中、夜道で通る車もないのに信号を守ろうとしたアサを見て、委員長が豹変。「いつもいい子ちゃんぶって先生に愛されてる、私は先生とセックスまでしているのに」と嫉妬を剥き出しにした委員長は、自身と一体化している正義の悪魔の力を解放して暴走。委員長が嫉妬のままに繰り出した一撃によってあっさりと命を落とすアサだったが、“自分がコケピーとクラスメイトたちを羨ましがっていたように、委員長も自分のことを羨ましがっていた”と知って奇妙な安堵を覚える。

自分もそんな風に素直になって、誰かを妬んだり羨んだりする気持ちを隠さず、もう少しだけ生きてみたかった。そう願いながら倒れる彼女に、「生きたいなら体をもらうぞ」とその場に居合わせた謎の悪魔が声をかける。体を乗っ取る形でアサを蘇らせたその悪魔は、自らを“戦争の悪魔”と名乗って田中の体を使い捨ての武器へと変えて、正義の悪魔と一体化した委員長を一蹴。巷で噂のチェンソーマンに並みならぬ興味を抱き、彼がかつて“食べた”ことでこの世から消滅した核兵器を「吐き出させて復活させる」と豪語する。
その戦争に悪魔によれば、チェンソーマンはアサの学校に正体を隠しつつ通っているらしい。なんとしてもこれを見つけたい戦争の悪魔は、「チェンソーマンに勝ったら体を返すから、周囲に怪しまれないよう行動するのに協力しろ」とアサに迫る。アサは渋々ながら生きるためにこれを引き受け、アサの体を1人と1体で共有しながら使っていくこととなる。

デビルハンター部の入部試験

吉田(よしだ)という名の転校生の少年から「デビルハンター部にチェンソーマンがいる」という噂を聞いたアサは、早速デビルハンター部への入部希望届けを提出する。しかし入部するには「1週間以内に悪魔を討伐して持ち帰る」というテストを突破する必要があるらしく、アサは悪魔を探すためのパトロールに赴く。
この時チームを組むことになったのが、ユウコという名の同級生と、チェンソーマンに関する情報提供者でもある吉田だった。特に吉田については、戦争の悪魔が「自分の“所有物”にしよう」といきなり恋人になるよう迫ったこともあり、アサは彼らとのチームに居心地の悪さを感じる。

しかしコケピーのことで恨まれたアサがクラスメイトたちからイジメを受けていることを知ったユウコが、汚された靴の代わりに自分の靴を差し出してくれたのを見て、そんなアサの心境にも変化が生まれていく。ユウコもまた悪魔に親を殺されているらしく、共通する苦しみがあることを知った2人は友情を育む。
それを見た戦争の悪魔は、「アサの罪悪感が強いほど強力な武器になるから、ユウコを殺して武器にしよう」と言い出す。アサが慌てて拒絶すると、戦争の悪魔は「より仲良くなってからの方が強い武器になる」として彼女の意見を受け入れる。この時アサから「名前が長くて言いにくい」と文句を言われた戦争の悪魔は、今後自分のことを“ヨル”と呼ぶよう提案するのだった。

吉田がいない中で悪魔を探して街を散策していたアサとユウコは、廃墟の中でチーマーに襲い掛かる悪魔と遭遇。ヨルによればそれは「今の自分たちでは勝てない」ほど強力な悪魔で、さらに「今分かったことだが、アサが強い恐怖を感じているとヨルは体を乗っ取れない」らしい。対抗する手段も無く、アサとユウコが恐慌したまま逃げ出すと、悪魔もまた彼女たちを追いかけていく。
ヨルは「ユウコを殺して武器にしよう、少しは生き延びる可能性が上がる」と提案するが、アサはそれを断固拒否して彼女と一緒に逃げ続ける。アサが願った「もう少し自由に行きたい」というのは、ユウコのように他人に手を差し伸べることを恐れない生き方だった。それを思い出させてくれた彼女を死なせたくない、失いたくない。必死に逃げるアサたちだったが、ついに悪魔に追いつかれて丸呑みにされてしまう。

しかし、そこにさらなる強大な悪魔と、それを追い立てる両腕がチェンソーと化した魔人が現れる。彼こそはチェンソーマン、巷で話題の凄腕デビルハンターにしてヨルの標的たる人物だった。彼らの戦闘に巻き込まれてアサたちを追っていた悪魔は呆気なく死亡し、2人は九死に一生を得る。チェンソーマンは両腕のチェンソーを振り回し、周囲に結構な被害を撒き散らしつつ、あっさりと強大な悪魔を仕留めるのだった。

チェンソーマンの正体

悪魔に襲われたアサたちが九死に一生を得た翌日、街は再び現れたチェンソーマンの話題で持ち切りだった。カメラを向けられた人々が賛否両論様々な意見を述べる中、チェンソーマンの行動を全肯定して絶賛する学生服姿の少年の姿があった。
彼こそはデンジ。チェンソーマンの正体にして、かつてチェンソーの悪魔と契約して支配の悪魔を打ち倒したヒーローである。そんな彼にヒロフミが近づき、「久し振り」と声をかけるが、デンジの方は覚えていないようだった。

ヒロフミは現在ある組織から依頼を受けて、デンジの正体が世間にバレないよう様々に工作していた。彼の今の生活と世間の混乱を避けるためにも協力してほしいと頼み込むヒロフミだったが、デンジはそれをあっさり拒絶する。むしろ自分がチェンソーマンであることが最高に劇的な形で世間に知られること、それによって女の子にモテモテになることが、今のデンジの目的なのだった。
これに対し、ヒロフミは「女の子にモテたいというのがデンジの目標なら、自分の監視できる範囲で女の子と仲良くなるよう協力してやろう」と方針転換。差し当たってアサとデンジを引き合わせる。そのアサは、結果としてチェンソーマンに助けられたことで、彼に対する認識を少しだけ改めようとしていた。

しかしまともに女の子と付き合ったことのないデンジはデリカシーに欠ける発言を連発し、アサをすっかり怒らせる。勢い余って「俺がチェンソーマンだ」と打ち明けるデンジだったが、アサはそれを冗談と受け取って彼の前を去る。デンジの恋路をコントロールしようと考えていたヒロフミは、この事態に頭を抱える。
一方ヨルは、デンジがチェンソーマンであることをすっかり信じ込み、「本当に本物なら自分から正体を明かすはずがない、あんな出任せを信じるなんてバカじゃないのか」とアサから痛罵されていた。

その後アサは「学校に悪魔を呼べばチェンソーマンが現れるかもしれない、どうやって悪魔を呼ぶかは自分で考えろ」とヨルに提案し、彼女が必死に思案している間に怪我をしたユウコのお見舞いに行く。ユウコはアサを歓迎し、友情の証に互いの秘密を共有しようと言い出す。乞われるままアサが小学生だった頃の何気ない失敗談を語ると、ユウコは突如「昨日隣人を殺した」と打ち明けて、ヨルのことや彼女が殺した田中先生や委員長のことを言い当ててくる。
秘密を共有したからこれで友達だとユウコが喜ぶ一方、誰にも明していない秘密をあっさり言い当てられたアサは驚愕。ユウコはさらに「アサを助けるために正義の悪魔と契約した」と語り、彼女をイジメから救うために、明日は学校に来ないでほしいと言葉を続ける。

朝と夜の決別

ユウコは本気でイジメっ子たちを殺すつもりだと気づいて戦慄するアサだったが、なんとか彼女を説得しようとしたところでヨルに待ったをかけられる。これからユウコが巻き起こすだろう事態こそは、アサが語った「生徒が悪魔に襲われる」という状況であり、つまりはチェンソーマンを誘い出す好機となる。チェンソーマンが出てこないなら出てこないで、自力でユウコを殺せばデビルハンター部に入る試験を突破できる。ヨルは「どちらに転んでも自分に損はない」と豪語し、ユウコを殺すまでアサに肉体の主導権を渡さない旨を告げる。
翌朝、少し遅刻して登校したユウコの前に、刀を手にしたヨルが現れる。ユウコは一目でそれが“アサではない”ことに気付き、自分と戦っても勝てないと諭すが、ヨルは「そう思うなら私を殺してアサも殺せばいい」と決別の言葉を返す。話し合いは無駄だと察したユウコは正義の悪魔の姿へと変貌し、ヨルと殺意をぶつけ合う。

力の劣るヨルはこの戦いに備えて様々な策を用意していたが、相対した者の思考を読み取れる正義の悪魔と融合したユウコには全て見抜かれており、劣勢を強いられる。イジメっ子たちを殺し、駆けつけた学校のデビルハンター部の生徒たちも容赦なく蹂躙するユウコだったが、ヨルが最後に用意していた「アサに全て任せる」という策の前に顔色を変える。それは「アサの作戦が読めないから」などではなく、「自分を止めるためにそうするしかないなら、アサが本気で戦うつもりでいる」ことを察知したがゆえの動揺だった。アサが自分の制服を武器化すると、生前母が最後に買ってくれたそれはその場にいた誰もが予想していなかったほどの威力を発揮し、触れただけでユウコをバラバラに切り刻む。
このままではユウコが死んでしまう。ただ彼女を止めたかっただけのアサが泣き崩れる中、その場に心臓にスターターがついた形状のイヤリングをした少女が現れ、「その子を助けたいか」と尋ねてくる。アサがこれに応じると、彼女は「妹の頼みだ」といってこれを了承し、ユウコを再生させる。しかしその結果彼女は巨大化し、瀕死の状態から回復した混乱の中で暴れ出す。崩れ落ちる校舎に巻き込まれてアサは気絶し、学校に駆け付けたデビルハンターも、校内に残っていた生徒たちも次々と惨殺されていく中、満を持してデンジが現れる。

「いかに自然な形で自分の正体を世間にバラすか」しか考えていないデンジの前には、正義の悪魔の読心能力も役に立たず、ユウコはあっさりと切り刻まれて倒れ伏す。この戦いに決着がついたところでアサは目を覚まし、目の前にチェンソーマンがいるのを確認した刹那、彼に対して殺意を剥き出しにするヨルに体の支配権を奪われる。しかしチェンソーマンの正体を暴かれたくないヒロフミがこの場にタコの悪魔を顕現させて割って入り、両者の対決は水入りに終わる。
こうして多くの犠牲者を出しながら事件は終息。その日の夜、アサの暮らすアパートに、傷を負ったままいずこかへと姿を消したユウコが現れる。嘘か誠か「遠い親戚のデビルハンターのところに行く」というユウコは、まだ学校に潜んでいるという正義の悪魔に注意するようアサに忠告する。友情の証にアサから靴をもらったユウコだったが、アサの家から離れていく中、突如現れたチェンソーマンに酷似した姿を持つ何者かに襲われて命を落とすのだった。

学校に潜む悪意

正義の悪魔と融合した大暴れしてから数日。アサはユウコを巨大化させた謎の少女と、生徒会長の伊勢海ハルカ(いせうみ ハルカ)に出会う。2人は共にデビルハンター部に所属しているらしく、その部長でもあるハルカはアサの対悪魔の実績を賞賛して彼女の入部を認める。この時、ヨルが「デビルハンター部にチェンソーマンはいるのか」と尋ねると、ハルカは自身の胸に埋め込まれたチェンソーのスターターを見せつけてくる。
ハルカこそ探していたチェンソーマンだと判断したヨルは、これに打ち勝つために強い武器を作れとアサに迫る。これ以上悪魔に関わり、周囲の人間を巻き込むことには耐えられないと考えたアサはこれを了承するも、「戦争の悪魔の力で強い武器を作るには“アサへの愛情”が込められた何かが必要」という条件が問題となる。

すでに武器として消費してしまった制服以上に自分への愛情が込められた品はアサには心当たりがなく、“自分のことを大切に想ってくれる誰か”を武器にする以外に道は無い。「最悪を終わらせるために、一度だけ最悪なことをしよう」とヨルに唆され、アサは“死んでほしいというほどの悪人ではないが、生きていてほしいとも思えない”程度の人間を武器化することを考える。思いつく候補は、“失礼極まる最低男”として記憶していたデンジだった。アサが誘いをかけると、その思惑を知らないデンジは一も二もなくデートに応じる。

無限の牢獄

「適当に楽しく過ごせば、すぐに相手を自分に惚れさせられる」と考えていたアサだったが、誰かに恋をしたこともない彼女のデートプランは独りよがりもいいところで、デンジとの水族館デートは始まって早々に失敗しかける。「お前の方法ではダメなのではないか」とヨルが呆れ、「私は間違ってない」とアサが言い張っていると、その場に正義の悪魔の周囲で暗躍していた謎の少女が現れ、「アサは正しいが、だからこそデンジを武器化することなどできない」と断言。彼女は自らを「戦争の悪魔の姉である“飢餓の悪魔”のキガ」だと名乗り、ヨルを水族館の外へと連れ去っていった。
「飢えれば正しさを捨てられる、アサがデンジを武器化するまで外には出られない」と言い残し、キガもまた姿を消す。デンジによれば、いつの間にか廊下をどれだけ進んでも外に出られなくなっていたらしく、アサは彼やたまたま同じ場所に来訪していた吉田や伊勢海たちデビルハンター部の面々と共に水族館に閉じ込められる。

伊勢海は一行を仕切り、脱出と籠城のための準備と情報収集を進めていく。幸いにも水と給餌用の魚が見つかり、これがあれば当面籠城できそうだとみなが安堵したところで、アサは「魚は見た目が気持ち悪くて食べられない」と言い出す。デンジですら彼なりに真剣に行動する中、自分だけがまったく貢献できていない状況に焦るアサ。電波なら外部に通じているかもしれないと期待して母の形見の携帯電話を取り出すと、果たしてかろうじてアンテナが立っていた。
しかし「これで外に連絡すれば脱出できる」と一行が喜ぶ中、さらに電波状況の良い場所を探そうとしたアサは転んでしまい、携帯電話を壊してしまう。デビルハンター部の面々から「役立たず」と言わんばかりの視線を向けられたアサは、いよいよ意気消沈して塞ぎこむ。

それから体感で3日ほどの時が過ぎ、水槽の魚も死んで腐り始める。「もはや脱出は不可能なのではないか」と誰もが絶望する中、アサはハルカに「チェンソーマンならなんとかしてくれ」と頼み込む。しかしハルカは「自分はチェンソーマンに憧れてそのように振る舞っているだけ」と打ち明け、一行はいよいよ打つ手を失う。
この期に及んで魚を食べられないアサは、体力尽きかける中でデンジに巻き込んだことを謝罪。「ただ“間違わない”ように生きている人間はつまらない人間だ」と嘆く彼女の話をまったく聞いていなかったデンジは、死肉を食べるヒトデはまだ生きていることに気付き、これならアサも食べられるのではないかと提案する。食欲を刺激されたアサは、デンジが作った干物にも手を伸ばし、吐き気を堪えながら食らいつく。これを見たデンジは、「お前の話はおもしろくないが、お前は見てておもしろい」とアサを評する。

「おもしろい=自分の価値を認めてもらえた」と捉えたアサは気を取り直し、同時に無限の牢獄となった水族館を打ち破る術を閃く。「ここを出たらどんな頼みでも聞く」と言って、デンジと2人で水族館内から集めた金を受け取ると、彼女はそれを使って“自分はこの水族館を購入した”と自らに言い聞かせる。これにより「この水族館は私の所有物だ」という意識を確かなものとしたアサは、水族館を武器化。無限の悪魔から水族館の支配権を奪い、脱出することに成功する。
たまたまペンギンと遭遇したデンジがその愛らしさに夢中になる中、アサは「100万で水族館が買えるか」と激昂する無限の悪魔を一蹴。散々なデートになったことを彼に詫びるアサだったが、デンジは一向に気にしておらず、「“どんな頼みでも聞く”というなら、またデートをしてくれ」と言い出す。自分はデート上級者だと語るデンジに、アサがほんのりと好感を抱いた刹那、ヨルはそれを読み取って「これが恋か」と感慨深そうにつぶやく。直後、ヨルはアサの体を乗っ取ってデンジの武器化を試みる。しかしアサとヨルは知らないことながら、悪魔と同化しているデンジにこれは通じなかった。

緊迫の自宅デート

翌日、アサはデンジから映画館に誘われる。しかしアサは「ビデオを借りる方が安い」と提案し、再生機のあるデンジの家でそれを見ようと言い出す。デンジはこれを渋々ながら了承するも、「破ったら最悪死ぬ」と釘を刺しつつ、彼の家の“ルール”を守るよう要求。そんな2人のやり取りを、水族館での戦いからアサに注目するようになった伊勢原が密かに見張っていた。
その後デンジの暮らすアパートで一緒に映画を見ながら教えられたルールは、「他人の部屋や冷蔵庫の扉を開けるな」、「同居人の前ではデンジとイチャイチャするな」というものだった。アサは「憂さ晴らししたくてデートに誘っただけで、アンタのことが好きなわけじゃない」と伝えた上で、自分とはもう関わらない方がいいとデンジに告げる。これはヨルに本気で武器化されかねない立場にある彼を案じての言葉だったが、アサといい雰囲気になれたと思っていたデンジは少なからずショックを受ける。

自分の何が悪くて嫌われたのかとデンジが思案していると、アサの体を乗っ取ったヨルが身を乗り出して彼にキスをする。そこに折悪く犬の散歩に出かけていたデンジの同居人の少女が戻り、ヨルに向けて「泥棒」と言い放つと、指先から鎖を発して彼女を捉える。これによりヨルは人格を犬同然のものに“支配”されてしまうが、デンジが「元に戻してやれ」というとナユタはこれに従う。その代わり、「アサ(ヨル)と2度と仲良くしない」、「アサ(ヨル)の“デンジの部屋に来た記憶”を消す」、「自分に毎日アイスを食べさせる」ことを条件として要求する。
デンジと待ち合わせして彼の部屋に向かった記憶を消されたアサとヨルは、日没まで校門で立ち尽くしていた。デートをすっぽかされた2人は、「デンジはアサに好意がある」というこれまでの作戦の前提を疑い出し、アサはそれに自分でも意外なほどの落胆を覚える。そんな彼女たちの前に吉田が現れ、「ちょっと付き合ってくれないか」と提案する。「もしかして吉田も自分に好意があるのでは」と浮かれるアサだったが、彼の口から出てきたのは「理由は好きに解釈してくれて構わないが、もうデンジと関わらないでほしい」という要求のみだった。

落下の悪魔の脅威

勝手に好かれてると期待して喜んで、それが勘違いだと気付いて勝手に絶望する。アサが自分の軽薄さに自己嫌悪を抱えていた頃、ナユタは「かつてなくヤバい気配の悪魔」が行動を起こしたことを感じ取る。折しも、アサが通りかかった団地では、1人の男が墜死する様を住民たちが無言で見守っていた。アサから肉体の主導権を奪ったヨルは、何かに魅入られたように投身自殺を繰り返す人々を見て、「戦ってはダメな相手だ」と察して撤退に転じる。その背後では、遺体の山の中から異形の悪魔が姿を現していた。
「落下の悪魔」を名乗ったその悪魔は、凄惨な過去の記憶をむりやり思い出させることで人々を絶望させ、その感情を利用して“上空に向かって落下”させるという奇想天外な能力を持っていた。母と死に別れた後、養護施設で「ここにいる者はみんな家族を失っているのに、この子だけペットという家族を持ったままなのが許せない」という理由から愛猫を殺された絶望を呼び起こされたアサもまた上空に向かって落ちかけるが、咄嗟にガードレールをつかんで耐える。

恐怖こそが相手の悪魔の攻撃のカラクリだと察したヨルは、アサに「怖がるな」と命じ、痛めつけてでも自分がイニシアチブを握ろうとする。しかしヨルが自分を助けようとしていることを知ってなおアサは彼女を恐れ、敵の悪魔を恐れ、過去の絶望を恐れた。自分の体を勝手に利用しているヨルのことなど信用できなかったし、人付き合いの苦手なアサは「1人でいるのも寂しいし、誰かに近づいて傷つけるのも傷つけられるのも怖い」と感じていた。
その頃、自分を倒しに来たデビルハンターを返り討ちにした落下の悪魔は、「次の調理の素材はアサとヨルだ」と嘯く。その準備と称してさらに人々を殺していく落下の悪魔だったが、そこにチェンソーマンに変身したデンジが現れ、材料の1つとしてスーパーからリンゴを盗んだことを糾弾しつつ猛然と襲い掛かる。しかし大切な仲間たちを奪われた記憶を想起させられたことでデンジは苦戦し、大きなダメージを負い、落下の悪魔を捕食することで回復しようとするもなお相手の再生能力が上回る。デンジは地に倒れ伏し、落下の悪魔はいよいよアサを仕留めんとその場を後にする。そこに何者かが現れ、悪魔にとって活力となる人の血をデンジに与える。

アサが落下の悪魔によって“上空へと叩き落された”まさにその時、復活したデンジが彼女を確保。「もう苦しみたくない」と死を受け入れようとする彼女を必死に励ます。「どんなに苦しいことがあっても、自分はやりたいことがあるから乗り越えられる」というデンジは、「女の子とセックスをしてみたい」と赤裸々な野望を語ってアサをドン引きさせる。「頭からチェンソーが生えるような男とセックスしたがる女はいない」と告げられるなり、デンジもあっさり生きる気力を無くし、2人はそろって地獄へと続く門の中に落ちていく。
地獄に落とされたデンジは、気を失ったアサを抱えて、襲い来る悪魔を退けつつ現世への帰還を目指す。ようやく見つけた現世へと続く扉の先には落下の悪魔が待ち構えており、「アサを置いていけばお前は見逃す」と提案。デンジがこれを拒否し、両者が身構えたその時、チェンソーを持つ何者かが落下の悪魔を背後から貫く。

この隙に現世へと帰還するアサとチェンソーマン。「今なら倒せる」と意気込むヨルを制し、目覚めたアサは傷ついたチェンソーマンに自分の血を与えて回復させる。これまで何度も助けてくれた恩と、「こんなくだらないヤツが生きていていいなら、私も生きていいと思える」というのが理由だった。武器化したバイクに乗り込み、アサは息を吹き返したチェンソーマンと共に地獄から迫り来る悪魔の攻撃をかわし続ける。
落下の悪魔の妨害もあり、ついには大型の悪魔に一飲みにされてしまうアサとデンジだったが、間一髪ナユタが「人間を糞の味に感じる」ようその悪魔の脳を“支配”したため吐き出されることとなり、窮地を脱する。「アサを悪魔に食べさせる」ことを目的にしていた落下の悪魔だったが、計画の失敗を悟り、雇い主であるキガに謝罪した後に撤収。そのキガは「間もなく“最悪の恐怖”が地上に現れて悪魔の時代が訪れる」と語る一方、「人間の作るおいしい料理を食べられなくなるのは嫌だ」という理由からその阻止に向けて行動していた。アサたちを悪魔に食べさせようとしたのも、「戦争の悪魔なら“最悪の恐怖”に勝てる可能性がわずかにある」のが理由で、悪魔の腹の中で飢えさせて自分の駒とするのが目的だった。

世界平和チェンソーマン協会

落下の悪魔の力は世界規模で影響があり、日本だけでも確認できるだけで2000人以上の死者が出ていた。この大惨事に人々が恐慌する中、伊勢海は「こういう時に頼りになるのはチェンソーマンだけだ」と主張し、世界平和チェンソーマン協会なるグループの発足をテレビで宣言する。実はこの伊勢海の動きは、キガともう1人別の悪魔の差し金によるものだった。
そのチェンソーマンであるデンジは吉田に捕らえられ、ナユタを人質に「2度とチェンソーマンにはならないと約束しろ」と要求されていた。チェンソーマンを崇める人々はますます増加し、政治的にも無視できないほどの規模となっていた。デンジの行動1つで彼らは暴徒化し、この国の在り方にも影響を与え、場合によっては無数の死者を生み出しかねない。

吉田は理路整然と理屈を並べて「君が欲しがっている普通の生活を手に入れたいなら、自分の雇い主である公安に従え」と要求するも、デンジは「ナユタを殺されるのは嫌だが、チェンソーマンになってチヤホヤされたい」という理由からこれを拒否。手違いで解放されたナユタと合流すると、呆れる吉田を残して意気揚々と自宅に帰る。
吉田の説得自体はデンジの耳にしっかり届いており、彼は「今後もチェンソーマンになって戦うことは正しいのか、今の生活で満足すべきなのか」と思い悩む。そんなデンジの与り知らぬところで世間の“チェンソーマン熱”はさらに高まっていき、ついには世界平和チェンソーマン協会の手によって「自分こそ本物のチェンソーマンだ」と語る人物がテレビに登場。それを見たデンジは、「チェンソーマンは俺なのに」と大いに嘆く。

同じ頃、アサはヨルと「チェンソーマンをどうするのか」で激論を交わしていた。落下の悪魔が起こした混乱で、ヨルは「近々大きな戦争が始まる」と予想し、チェンソーマンを倒せるだけの“戦争への恐怖”が得られると考えていた。しかしアサは幾度も助けられたことでチェンソーマンにほのかな恋心を抱くようになっており、「そんなことで戦えるのか」とヨルを呆れさせる。
そこに突如としてキガが現れ、「チェンソーマンは2人いる」とアサたちに伝える。アサを助けたチェンソーマンと、ヨルから力を奪ったチェンソーマンは別人だというのだ。「信じられない、信じる理由がない」と警戒するアサだったが、「誰かがチェンソーマンの代わりに悪魔を狩り続ければ、彼は力を失って普通の人間になれる。あなたたちが戦う理由も無くなる」と唆され、キガの勧めるまま世界平和チェンソーマン協会に入会。チェンソーマンに成り代わって悪魔と戦い、これを次々と撃破していく。自分の代わりに人気者になっていくアサを、デンジはテレビ越しに呆然と見詰めるのだった。

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チェンソーマンのデビルハンターまとめ

チェンソーマンのデビルハンターまとめ

『チェンソーマン』とは、藤本タツキによる漫画、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品。超常的な力で人々に仇なす悪魔たちの脅威と暗躍、物欲と色欲のために死に物狂いでそれを倒していく少年デンジの活躍を描いている。 そのデンジを含む、“悪魔と戦う”ことを生業とする者たちを「デビルハンター」と呼ぶ。銃火器で武装している者から友好的な悪魔と契約している者まで、戦闘スタイルは多種多様。公的な組織の者から民間の者まで、時には共闘、時には敵対しながら活躍するデビルハンターたちを紹介する。

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チェンソーマンの歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ

チェンソーマンの歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ

『チェンソーマン』とは、少年漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』で連載された、藤本タツキによる悪魔と人間の残酷な戦いを描いた漫画。チェンソーの悪魔「ポチタ」と共に極貧の生活を送っていた少年デンジが、ポチタの力をその体に宿した不死身のチェンソー人間となったことで公安のデビルハンターとして戦っていくことになる。従来の少年漫画とは一線を画した過酷な展開、容赦のない残酷な死、そして誰にも予測できない物語が漫画界に衝撃を与えた。2022年にMAPPA制作のアニメが公開された。

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チェンソーマンの壮絶な過去を持つ公安対魔特異課まとめ

チェンソーマンの壮絶な過去を持つ公安対魔特異課まとめ

人気漫画『チェンソーマン』に登場する「公安対魔特異課」(こうあんたいまとくいか)は、悪魔を駆除することを職務とする公的機関であり、その死亡率の高さを知ってもなおここで働くしかない“壮絶な過去”を持つキャラクターが多く身を置いている。 才能に恵まれたがために他の生き方ができなくなった岸辺。復讐のために戦い続け、やがて気力を失っていった姫野。実家の貧困が理由で他の選択肢を失った東山コベニ。ここでは、公安対魔特異課に所属するキャラクターの中でも特に壮絶な過去を持つ者たちを紹介する。

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チェンソーマンの壮絶な過去を持つ悪魔まとめ

チェンソーマンの壮絶な過去を持つ悪魔まとめ

人気漫画『チェンソーマン』に登場する悪魔たちは、その多くが人間を襲う危険な怪物だが、同時にそれぞれが人格と様々な過去を持つ個性的なキャラクターでもある。彼らは時に時として、時に味方として主人公デンジと仲間たちに関わり、物語の裏に隠された謎の一端を紹介する役目を担ってきた。 何人もの人間を破滅させてきた永遠の悪魔。恐るべき大虐殺を行い、世界中を戦慄させた銃の悪魔。チェンソーマンへのリベンジを果たさんと執念を燃やす戦争の悪魔。ここでは、悪魔たちの中でも特に壮絶な過去を持つキャラクターを紹介する。

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世界平和チェンソーマン協会の徹底解説・考察まとめ!目的・活動・メンバーなど盛り沢山!

世界平和チェンソーマン協会の徹底解説・考察まとめ!目的・活動・メンバーなど盛り沢山!

「世界平和チェンソーマン協会」とは、『チェンソーマン(第二部「学園編」)』に登場する組織で、“悪魔を狩って人々を守る”アイコンと化したチェンソーマンを救世主と崇める団体。裏では「近い将来現れる恐怖の大王との戦いに備えて、その鍵となる主人公の三鷹アサを管理下に置く」ために活動している。 その三鷹アサを宣伝塔として活躍させ人々を扇動する一方、幹部でもある人と悪魔が融合した存在をもう1人の主人公デンジに接触させ、協会に勧誘。政治的社会的に無視できない規模にまで成長し、公安を警戒させている。

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チェンソーマンの壮絶な過去を持つ魔人まとめ

チェンソーマンの壮絶な過去を持つ魔人まとめ

人気漫画『チェンソーマン』に登場する魔人は、悪魔が人間の死体に入り込んだ存在であり、“人でも悪魔でもない存在”として独特のドラマを背負っている。同じく“人でもあくまでもない存在”である主人公のデンジの対になる存在として、敵としても味方としても物語を大いに盛り上げた。 ここでは、魔人の中でも特に壮絶な過去を持つキャラクターを紹介する。信頼する仲間にして家族同然の存在であったにも関わらずデンジと私闘を繰り広げた銃の魔人、人間側の自我と共存しながら活動する戦争の魔人と、様々なタイプが存在する。

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チェンソーマンの衝撃的な死を遂げたキャラクターまとめ

チェンソーマンの衝撃的な死を遂げたキャラクターまとめ

人間を襲う悪魔たちとそれを狩るデビルハンターたちの攻防、その裏で進む謀略を描いた人気漫画『チェンソーマン』には、衝撃的な死を迎えた登場人物が数多く登場している。 復讐を断念した直後に探し求めた家族の仇によって殺され、その死体を利用され尽くして果てた早川アキ。傍若無人でゴーイングマイウェイな暴君ながら、最期の最期に仲間を守るため命懸けで戦ったパワー。愛する者を守ろうと奮闘し、しかし力及ばず食い殺された姫野。ここでは、『チェンソーマン』の中でも特に衝撃的な死を迎えたキャラクターを紹介する。

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チェンソーマンの壮絶な過去を持つデビルハンターまとめ

チェンソーマンの壮絶な過去を持つデビルハンターまとめ

人気漫画『チェンソーマン』に登場するデビルハンターには、「人間を襲う凶悪な悪魔を退治して報酬を得る」という仕事の内容上、いつ大きな怪我をするか、または命を落とすか分かったものではなく、その危険な職務に相応の理由と重たい過去を持つ者が多数存在する。 デビルハンターとしての栄達のため多くのものを犠牲にしたサムライソードのような者もいれば、多くの謎を残したまま暗躍を続ける吉田ヒロフミのような者もいる。ここでは、作中のデビルハンターの中でも、公安に未所属かつ壮絶な過去を持つ者について紹介していく。

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チェンソーマンの壮絶な過去を持つキャラクターまとめ

チェンソーマンの壮絶な過去を持つキャラクターまとめ

チェンソーの悪魔と融合してしまった少年デンジを中心に、人を襲う悪魔とそれを狩るデビルハンターたちの血で血を洗う戦いとドタバタの日常を描いた『チェンソーマン』には、壮絶な過去を持つキャラクターが数多く登場する。 貧困の中で親を殺し、その記憶を封じて生きてきたデンジ。己の命と人生を懸けて家族を殺した怪物を追い続ける早川アキ。初めて芽生えた愛情のために悪魔の言いなりとなるパワー。孤独に苛まれ、理解者を求め続けたマキマ。ここでは、特に壮絶な過去を持つ『チェンソーマン』のキャラクターたちを紹介する。

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チェンソーマンの回収済み・未回収の伏線・謎まとめ

チェンソーマンの回収済み・未回収の伏線・謎まとめ

『チェンソーマン』とは、藤本タツキによる漫画作品。人を襲う悪魔と、それを狩るデビルハンターたちのスプラッタなバトルとスラップスティックな日常を描いている。秀逸な人物描写と、破天荒なようで丁寧なストーリー展開で好評を博した。 作中には数多くの謎や伏線が提示されており、それが見事に回収され、物語を盛り上げていった。その中には「続きが気になるけど読むのがつらい」とまで言われた衝撃的なものもあり、本作の高い評価の一因となった。ここでは、『チェンソーマン』の回収済み・未回収の伏線・謎をまとめて紹介する。

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劇場版『チェンソーマン レゼ篇』とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

劇場版『チェンソーマン レゼ篇』とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

劇場版『チェンソーマン レゼ篇』とは、藤本タツキの漫画『チェンソーマン』を原作とするアニメ映画作品。『チェンソーマン』のエピソードの1つである「レゼ篇」を映画化したもので、MAPPAが制作した2022年のTVアニメ版の続編である。 悪魔と呼ばれる異形の存在が人間を害する世界。チェンソーの悪魔と融合し、公安対魔特異4課のデビルハンターとして働くようになった少年デンジは、ある日レゼという少女と出会う。レゼに惹かれていくデンジだったが、実は彼女は大国のスパイで、悪魔化したデンジの心臓を狙っていた。

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チェンソーマンのマキマ定食まとめ

チェンソーマンのマキマ定食まとめ

『チェンソーマン』とは藤本タツキによる漫画。『週刊少年ジャンプ』にて連載され、後にアニメ化もされた。主人公・デンジは、チェンソーの悪魔こと相棒の犬・ポチタと悪魔退治をし、死んだ父親の借金を返済していたが、ヤクザのボスに殺されかける。その後ポチタと融合してチェンソーの悪魔へと変身できるようになったデンジは、マキマと名乗る美女に公安所属のデビルハンターにならないかスカウトされる。終盤でマキマが支配の悪魔だと判明し、激戦が描かれた。ここではラストで読者の度肝を抜いたマキマ定食について解説する。

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ポチタ/チェンソーの悪魔(チェンソーマン)とは【徹底解説・考察まとめ】

ポチタ/チェンソーの悪魔(チェンソーマン)とは【徹底解説・考察まとめ】

ポチタとは『チェンソーマン』の登場キャラクターでチェンソーの悪魔。鼻先からチェンソーの刃が生えた仔犬のような愛らしい見た目をしている。怪我をして倒れていたところをデンジに拾われ、血を与えられる代わりにデンジを助ける契約を交わした。その後は2人でデビルハンター稼業をして細々と暮らしていたが、雇い主のヤクザにデンジが殺害されると「自分の心臓をデンジにあげる代わりにデンジの夢を自分に見せてほしい」と言ってデンジの心臓と一体化した。その正体は悪魔さえ恐れる地獄のヒーロー「チェンソーマン」。

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デンジ(チェンソーマン)とは【徹底解説・考察まとめ】

デンジ(チェンソーマン)とは【徹底解説・考察まとめ】

デンジとは、藤本タツキによるアクションスリラー漫画『チェンソーマン』の主人公でデビルハンター。「チェンソーの悪魔」ポチタと契約したことで、頭部がチェンソーの怪人に変身できるようになった。 極貧の暮らしから救ってくれたマキマに好意を抱いており、彼女と付き合いたいという目的のために公安のデビルハンターとして働くことになる。同僚の早川アキや「血の魔人」パワーらと共に常識外れのはちゃめちゃな大活躍を繰り広げ、いつしか「チェンソーマン」の名は世界中の人に知られることになった。

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マキマ/支配の悪魔(チェンソーマン)とは【徹底解説・考察まとめ】

マキマ/支配の悪魔(チェンソーマン)とは【徹底解説・考察まとめ】

マキマとは『チェンソーマン』の登場人物で、内閣府直属のデビルハンター。公安退魔特異4課を取り仕切るリーダーでもある。長い髪を三つ編みに束ねるミステリアスな美女で、主人公・デンジにとっては憧れの存在。基本的に物腰柔らかいが時折シビアで残忍な言動を見せ、空恐ろしさを感じさせる。 人間の姿をしているが、正体は作中最強クラスの能力を持つ「支配の悪魔」。終盤では「チェンソーマンの力でより良い世界を作る」という本当の思惑が判明し、黒幕としてデンジを利用していたことが明らかとなった。

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銃の悪魔(チェンソーマン)とは【徹底解説・考察まとめ】

銃の悪魔(チェンソーマン)とは【徹底解説・考察まとめ】

銃の悪魔とは『チェンソーマン』に登場する悪魔。非常に強大な悪魔として知られており、13年前初めて出現した際は7分ほどの内に世界各国で120万人弱を殺害した。その後銃の悪魔は姿を消したものの、その事件で悪魔そのものへの恐怖が高まり悪魔全体がパワーアップするなど世界に大きな影響を与えている。その姿は山にも匹敵する巨体で、頭が拳銃を模した形になっているほか背中と腕に大量のマシンガンが生え、胸部には無数の人の頭が付いている。

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早川アキ(チェンソーマン)とは【徹底解説・考察まとめ】

早川アキ(チェンソーマン)とは【徹底解説・考察まとめ】

早川アキとは、『チェンソーマン』の登場人物で公安退魔特異4課所属のデビルハンター。主人公デンジの先輩でもあり、最初は反発しあっていたものの徐々にかけがえのない仲間となっていく。銃の悪魔に家族を殺された過去があり、復讐を果たすため公安に入る。性格は温厚で常識的だが、内に強い信念を抱く激情家。家族の仇を追い求めて、自分の命を削りながら悪魔との死闘を繰り広げる。

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沢渡アカネ(チェンソーマン)とは【徹底解説・考察まとめ】

沢渡アカネ(チェンソーマン)とは【徹底解説・考察まとめ】

沢渡アカネとは『チェンソーマン』の登場人物でヘビの悪魔の契約者。元々は民間デビルハンターだったが、なんらかのきっかけで「銃の悪魔」と契約し、チェンソーの悪魔であるデンジの心臓を狙うようになる。金髪のショートカットが特徴の少女で、常に冷静沈着にふるまう。自身の爪などを代償に契約しているヘビの悪魔を呼び出し、対象を丸呑みにさせたり呑んだものを吐き出させたりすることができる。最終的に公安に捕縛されたが情報を聞き出す前にヘビの悪魔に首をはねられ死亡した。

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東山コベニ(チェンソーマン)とは【徹底解説・考察まとめ】

東山コベニ(チェンソーマン)とは【徹底解説・考察まとめ】

東山コベニとは、チェンソーマンの登場人物で、公安退魔特異4課のデビルハンターである。 主人公デンジとはほぼ同期の関係になる。引っ込み思案な性格で、いつもオドオドしているが、先輩である姫野からは「かなり動ける」と評されている。実際ヤクザグループが襲撃した際には、コベニの活躍によりデンジを救い出した。家族との関係はあまり良くない。 作中最後まで生き残る数少ない登場人物である。

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パワー/血の魔人(チェンソーマン)とは【徹底解説・考察まとめ】

パワー/血の魔人(チェンソーマン)とは【徹底解説・考察まとめ】

パワーとは『チェンソーマン』の登場人物で、主人公デンジのバディとなる血の魔人。人間と敵対する魔人ではあるが、知能が高いため公安特異4課所属のデビルハンターとして働いている。利己的な言動で周囲を振り回すが、本質的には臆病で憎めない性格。最終的に初めての友達であるデンジを助けるため、圧倒的な力を持つマキマに逆らい命を落とした。

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闇の悪魔(チェンソーマン)とは【徹底解説・考察まとめ】

闇の悪魔(チェンソーマン)とは【徹底解説・考察まとめ】

闇の悪魔とは、藤本タツキの漫画『チェンソーマン』に登場した地獄に住む最強の悪魔。悪魔は現世で死ぬと地獄に生まれ、地獄で死ぬと現世に生まれるという輪廻転生を繰り返しているが、地獄に生まれてから一度も死なずに生き続けている悪魔が存在する。闇の悪魔はそんな悪魔の1体で、「超越者」「根源的恐怖の名前を持つ悪魔」などと呼ばれてあらゆる悪魔から恐れられている。 アーティスティックでおぞましい登場シーンは読者の心に大きなインパクトを残した。

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クァンシ/弓矢の悪魔(チェンソーマン)とは【徹底解説・考察まとめ】

クァンシ/弓矢の悪魔(チェンソーマン)とは【徹底解説・考察まとめ】

クァンシとは『チェンソーマン』の登場人物で凄腕のデビルハンター。中国政府からの依頼でデンジを捕らえるため来日する。右目の眼帯と銀髪が特徴の美女で、傍らには常に4人の魔人達を愛人として侍らせている。デンジ捕獲の指令を受けたのも魔人達に人権と義務教育を与えるため。常に気だるげな雰囲気を漂わせているが戦闘能力は非常に高く、かつてのバディだった岸辺からは「素手で殴り合いをさせたら人類最強」と評されている。また、弓矢の悪魔に変身する能力を持つ。

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岸辺(チェンソーマン)とは【徹底解説・考察まとめ】

岸辺(チェンソーマン)とは【徹底解説・考察まとめ】

岸辺とは『チェンソーマン』の登場人物で、公安に所属するベテランのデビルハンター。初登場時は退魔特異1課だったが、後に人員不足のため1、2、3課が特異4課に合併されると、4課の隊長に就任した。生身の人間としては作中最強クラスの戦闘能力を持ち、デビルハンターとしての戦い方をデンジやパワーに指導する。「悪魔が恐れるデビルハンターは頭のネジがぶっ飛んでるヤツ」という持論を持ち、自身も酒の力で頭のネジを外してエキセントリックにふるまっているが、根は人情家であり教え子に深い愛情を抱いている。

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ナユタ(チェンソーマン)とは【徹底解説・考察まとめ】

ナユタ(チェンソーマン)とは【徹底解説・考察まとめ】

ナユタとは、藤本タツキの漫画『チェンソーマン』第一部の最終回に登場した支配の悪魔。デンジとの戦いの末にマキマが死亡し、新たに人間界に転生した。生まれる前のマキマとしての記憶は一切ない。中国にいたところを岸辺がさらってきた。日本政府に預けるとマキマのようにすべてを意のままに支配する悪魔になってしまうため、デンジが預かって面倒を見ることになった。食べたいものを聞かれたナユタが答えたのは「食パン」だった。

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レゼ/爆弾の悪魔(チェンソーマン)とは【徹底解説・考察まとめ】

レゼ/爆弾の悪魔(チェンソーマン)とは【徹底解説・考察まとめ】

レゼとはチェンソーマンの登場人物で、とある雨の日主人公デンジが電話ボックスの中で出会った女性。カフェ「二道」でバイトをしている。きゃしゃで物腰穏やかな美少女であり、右側にリングの付いたチョーカーを首につけている。デンジとレゼは夜の学校に忍び込んだり一緒にお祭りに行ったりしながら徐々に距離を縮めていく。しかしレゼの正体はデンジの心臓を狙うソ連の工作員で、「爆弾の悪魔」と融合し頭部を爆弾に変えられる武器人間だった。

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落下の悪魔(チェンソーマン)とは【徹底解説・考察まとめ】

落下の悪魔(チェンソーマン)とは【徹底解説・考察まとめ】

落下の悪魔(らっかのあくま)とは、『チェンソーマン(第二部)』の登場人物で、落下する恐怖を司る強大な悪魔。 キガこと飢餓の悪魔をして「世界を最悪の恐怖に導く1人目の悪魔」と評価されるほどの実力者。物理的な意味での“落下”だけでなく、気分が“沈む”、“落ち込む”といった精神的な働きも権能の一部として操ることができる。周囲の人間たちに「思い出したくもない最悪の記憶」を蘇らせて落ち込ませ、上空に向かって落下させるという不可思議な力を使う。

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吉田ヒロフミ(チェンソーマン)とは【徹底解説・考察まとめ】

吉田ヒロフミ(チェンソーマン)とは【徹底解説・考察まとめ】

吉田ヒロフミとは『チェンソーマン』の登場人物で民間デビルハンター。デンジが各国の刺客から狙われた際、護衛としてマキマに雇われる。作中では珍しい民間のデビルハンターながらその戦闘力は非常に高く、作中最強キャラクターの1人であるクァンシの攻撃も素手で受け止めている。契約悪魔は「蛸の悪魔」で、蛸足による攻撃のほか墨での攪乱や索敵など様々な用途に使用可能。色気のある顔立ちで風格も十分だが、実は現役高校生である。

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天使の悪魔/エンジェル(チェンソーマン)とは【徹底解説・考察まとめ】

天使の悪魔/エンジェル(チェンソーマン)とは【徹底解説・考察まとめ】

天使の悪魔(エンジェル)とは『チェンソーマン』の登場人物で、公安退魔特異4課に所属する悪魔。「天使」という名前の通り、背中に翼を持ち頭の上には天使の輪が浮かんでいる。中性的な見た目だが男性で、人間の寿命を吸い取るという特殊能力を持つ。姫川の死後、後任として早川アキのバディとなるが、「働くくらいなら死んだ方がマシ」と公言するほどの怠け癖から当初は不仲であった。しかしレゼや台風の悪魔との戦いを通して、徐々にアキとバディとしての絆を深めていく。

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永遠の悪魔(チェンソーマン)とは【徹底解説・考察まとめ】

永遠の悪魔(チェンソーマン)とは【徹底解説・考察まとめ】

永遠の悪魔(えいえんのあくま)とは、藤本タツキの漫画『チェンソーマン』に登場するチェンソーマンの心臓を狙う悪魔。空間を捻じ曲げ、外部と完全に遮断された脱出不可能な領域とすることができる。デンジの中にあるチェンソーの悪魔の心臓を狙って公安4課の面々をホテルのフロアに閉じ込め、デンジを差し出すように要求する。対処不可能な状況にコベニが錯乱し、荒井がデンジを差し出そうとする中、「永遠の悪魔が死にたくなるまで痛めつける」という作戦を思いついたデンジによって殺される。

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荒井ヒロカズ(チェンソーマン)とは【徹底解説・考察まとめ】

荒井ヒロカズ(チェンソーマン)とは【徹底解説・考察まとめ】

荒井ヒロカズとは『チェンソーマン』の登場人物で公安退魔特異4課に所属する新人デビルハンター。契約悪魔は狐の悪魔。堅物で面倒見のいい性格で、趣味は俳句である。指導役である先輩デビルハンターの姫野は「実力不足だけどやる気は十分」と彼を評している。当初デンジに対して反感を抱いていたが、「永遠の悪魔」との戦いを通してデンジの実力を認めるようになる。テロリストグループによる特異課襲撃の際、同僚でバディの東山コベニを庇って銃撃され死亡した。

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暴力の魔人/ガルガリ(チェンソーマン)とは【徹底解説・考察まとめ】

暴力の魔人/ガルガリ(チェンソーマン)とは【徹底解説・考察まとめ】

暴力の魔人(ガルガリ)とはチェンソーマンの登場人物で、公安退魔特異4課所属の魔人。ガスマスクとペストマスクを合わせたような仮面を装着し、パーカーを被っている男性。魔人でありながら強すぎるため、常に毒の出る仮面で力を制御されている。他の魔人と比べて人間の脳が多く残っていることから理性が高く、争いを嫌う気さくな性格。バディである東山コベニとの仲も良好で、「自分はマスクで食べられないからコベニが幸せそうに食べてる姿を見たい」とよく食べ物をおごっている。

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ニャーコ(チェンソーマン)とは【徹底解説・考察まとめ】

ニャーコ(チェンソーマン)とは【徹底解説・考察まとめ】

ニャーコとは、藤本タツキの漫画『チェンソーマン』に登場する血の悪魔、パワーの飼い猫。パワーが公安に捕らえられる前にパワーと出会い、友達になる。コウモリの悪魔にニャーコを捕らえられたパワーはニャーコを助けるためにコウモリの悪魔の言いなりになっていた。公安でバディとなったデンジを差し出し、ニャーコを助けようとする。デンジはコウモリの悪魔を殺してパワーとニャーコを助け出した。この件の後、パワーはデンジと共にアキの家で暮らすことになった。

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