
『めんたいぴりり』とは、テレビ西日本がテレビ西日本開局55周年記念ドラマとして制作した2013年のテレビドラマ。ドラマは2部構成で、第1部は海野俊之と千代子夫婦の青春と戦争の時代を描いた青春ドラマ、第2部は夫婦と「ふくのや」の人々を描いたホームコメディである。主人公・俊之のモデルは辛子明太子メーカー「ふくや」の創業者・川原俊夫であり、本作はふくやの一社提供番組である。主人公を演じる博多華丸の役者としての一味違った魅力にも注目の作品。
『めんたいぴりり』の概要
『めんたいぴりり』とは、テレビ西日本がテレビ西日本開局55周年記念ドラマとして制作した2013年のテレビドラマ。ドラマは2部構成で、第1部は海野俊之(うみの としゆき)と千代子(ちよこ)夫婦の青春と戦争の時代を描いた青春ドラマで、人が恋におちていく淡い青春や、戦争という事実により、戦場で家族の為に生きようとする俊之と我が子を守り夫が生きて帰ってくることを信じて生きようとする千代子が、それぞれ悲しい事実を目の当たりにしながらも乗り越えていく姿を描く。第2部は終戦後、博多で食料品店「ふくのや」を経営する夫婦と周囲の人々を描いたホームコメディである。
主人公・俊之のモデルは辛子明太子メーカー「ふくや」の創業者・川原俊夫。「めんたい(辛子明太子)」を日本で初めて製造、販売し福岡を代表とする食産品に育て上げた人物である。川原俊夫の生誕100年、ふくやの創業から65周年であることから、ふくやの特別協賛、一社提供で放送された。
本作は第30回ATP賞・奨励賞、第51回ギャラクシー賞・奨励賞、2014年日本民間放送連盟賞テレビドラマ種目優秀賞など、数々の賞の栄誉に輝いている。
ドラマの大きな特徴として、制作にあたっては福岡の人にこだわっているという点が挙げられる。監督には福岡を拠点に活動する映像作家の江口カンを起用。
主役の海野俊之役に博多華丸、妻の千代子役に富田靖子とダブル主演になっている。
また、第二部で登場する「スケトウタラ」役に相方の博多大吉が登場しており、他にも福岡を拠点に活動しているローカルタレントも多数出演している。
主人公を演じる博多華丸の役者としての一味違った魅力にも注目である。博多華丸が漫才師「博多華丸のボケ」の部分と「真面目な性格」というキャラクターで、のぼせもんで人情味の厚い主人・俊之のキャラクターに重ねて演じている。俊之と千代子という、二人の「夫婦の絆」にも注目の作品。
本作は『めんたいぴりり〜博多座版〜』として舞台化され、2015年3月6日から3月29日まで上演された。また、続編の『めんたいぴりり〜博多座版〜 未来永劫編』が2019年3月30日より上演された。
また、映画化もされており、『映画 めんたいぴりり』として2019年1月11日に福岡県内先行公開、1月18日に全国公開された。
『めんたいぴりり』のあらすじ・ストーリー
俊之と千代子の青春と戦争
日本統治下の釜山。別々の学校に通う海野俊之(うみの としゆき)と千代子(ちよこ)は、ひょんなことから浜辺で徒競走を行う事になる。二人は「日本の見える丘」を目指して歩いていたが、市場で李という老人に出会う。李老人に山笠の存在を教えられた俊之は、老人にもう一度山笠を見せようと奔走するが、老人は病死。山笠の当日、人々の中に千代子は李老人の姿を見た気がした。
その後結婚した二人は、満州に移住する。二人の子どもに恵まれるが、俊之のもとにも赤紙が届き、俊之は妻子を残して沖縄へ向かった。終戦後、千代子は幼い二人の息子たちを連れてなんとか引揚船に乗り込んだ。そしてたどり着いた博多港で千代子たちを待っていたのは、一足先に復員していた俊之だった。
食料品店「ふくのや」の開業
終戦から二年後。俊之と千代子は博多・中洲で食料品店「ふくのや」を経営していた。
俊之は「のぼせもん」だが人情に厚く、千代子はそんな主人を支えている。ふくのやには、住み込みの従業員としてしっかり者の八重山徳雄(やえやま とくお)、お調子者の松尾竹吉(まつお たけきち)、一番若い笹嶋辰雄(ささじま たつお)の3人がいる。また、ふくのやの向かいにある金物店の主人・でんさん夫婦とも交流がある。
ある朝、俊之はアイスキャンディで一儲けしようと考える。かけ時計やラジオを質屋に入れてアイスキャンディ製造機を手に入れるが、アイスキャンディ屋がお金のない子供たちにアイスキャンディを配っているのを見て、俊之はアイスキャンディの商売をやめてしまった。
アイスキャンディ屋に「生きがい」について問われた俊之は、その後も生きがいについて思い悩む。周囲はふさぎ込む俊之を心配するが、千代子と息子たちの会話から俊之は生きがいとは何かに気づかされる。そして、俊之は釜山で知った味、めんたい(辛子明太子)作りに挑戦するのだった。
俊之が美味しいめんたいを完成させようと試行錯誤しているうちに、福岡に台風が来た。千代子たちは台風が直撃することよりも、俊之が「台風のぼせ」になることで面倒くさいことが起きることを心配していた。そして案の定、俊之は台風で家が壊れて困っている見ず知らずの家族を家に連れてきてしまう。しかし、俊之がふくのやに沢山の人達を連れて酒盛りをしたことがきっかけで、ふくのやはその後有名な中華料理店と取引をすることになったのだった。
自分らしいめんたい作り
完成しためんたいを売り始めたが、俊之自身が納得できるめんたいはまだ出来なかった。そんな中、ヤクザにいちゃもんをつけられた俊之は、ヤクザの親分である矢嶋政吉(やじま まさきち)にめんたいを振舞うことになってしまう。
しかし、自分が釜山で食べためんたいが完成していなかったため、俊之は矢嶋に出せるめんたいがないことを謝罪した。俊之らが釜山育ちであることを知った矢嶋は、自身も釜山にいたが落ちぶれてしまったことを語った。俊之は釜山のめんたいを知っている矢嶋の意見が聞くために、自分のめんたいを食べてもらうことに。
俊之のめんたいを食べた矢嶋は、釜山の味を求めるのは間違ってないが自分のめんたいがあってもいいのではないかと言う。そして矢嶋は、俊之に最高のめんたいを作ってくれと言って去っていった
その後、偶然にも戦友であった三枝紀夫(さえぐさ のりお)の妻・京子に出会った俊之。両親が唐辛子の専門店をしているという京子に唐辛子を送ってもらうと、その中に釜山の唐辛子を発見。さらに、カレー粉をこぼしたことで、俊之はめんたい作りの大きなヒントを得たのだった。
大切な忘れ物を見つける旅
さまざまな騒動を乗り越え、ついに納得のいくめんたいが完成した。ふくのやは100万円分のめんたいの発注という難題もクリア。時代は昭和50年代に突入した。
新幹線が博多まで開通したことにより、ふくのやの明太子は博多名物として売り上げを伸ばす。創業時の従業員たちはみんな独立し、ふくのやも事業拡大のため、新しい場所に移転することになった。
そんな中、俊之は福岡観光協会の山本(やまもと)から、釜山と友好を繋げるための使節団に加わってほしいとの打診を受ける。乗り気の俊之に対して、千代子の返事は消極的だった。
千代子の中には釜山での辛い思い出があったのだ。しかし息子たちから、俊之にとってのめんたい作りには俊之から千代子へのラブレターの意味もあるのだと背中を押され、夫婦で釜山へ行くことにする。
30年ぶりに釜山に帰ってきた俊之と千代子。そこにはかつての日本人の町はもうなく、故郷は変わり果てていた。展望台から海岸を見つけた二人は、青春時代に二人でかけっこしたことを思い出した。
その後、案内役のパクとはぐれてしまった二人は、パクを探すうちに青春時代の自分たちに出会うという不思議な体験をする。青春時代の俊之と千代子に案内され、明太(ミョンテ)を食べた二人は、その青春時代の時と変わらない味に、大切な忘れ物を見つけた。それは、「釜山は二人の故郷である」だということだった。
二人にとって、釜山に来たことは、とても大切で意味のあることだったのだ。
『めんたいぴりり』の登場人物・キャラクター
ふくのやの人々
海野俊之(うみの としゆき/演:博多華丸(少年時代:千葉一磨))

釜山生まれ、釜山育ち。終戦後は博多中洲で食料品店「ふくのや」を経営している。中洲市場の「のぼせもん」として町内の人々からも親しまれているが、めんたい作りに情熱を燃やしすぎるあまり、周りの人々を巻き込むこともしばしば。博多の街を愛して止まない人物。
海野千代子(うみの ちよこ/演:富田靖子(少女時代:神田朝香))

俊之の妻でふくのやの女将。釜山生まれで、俊之とは別の学校に通っていたが、女学校時代に釜山の市場で出会う。
唐突な行動に出がちな俊之を止めたり、店にやってきたやくざに立ち向かったり、度胸のある女性。俊之が浮気をした時には、風呂場で裸の俊之の背中をほうきで打ちのめした。
八重山徳雄(やえやま とくお/演:瀬口寛之)
ふくのやで住み込みで働く古参の従業員。俊之とは戦後のヤミ市で出会って以来、俊之を慕ってそのままふくのやの従業員となった。俊之とともにめんたい作りに奔走していたが、めんたいを完成させた俊之を見て、何もなし遂げていない自分自身を見つめなおし、田舎で自分の店を開くことを決意してふくのやを退職する。
松尾竹吉(まつお たけきち/演:斉藤優)
ふくのやに住み込みで働く従業員。お調子者でふくのやのムードメーカー。後に、ふくのやの従業員のとなるミチエに一目惚れする。
笹嶋辰雄(ささじま たつお/演:福場俊策)
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目次 - Contents
- 『めんたいぴりり』の概要
- 『めんたいぴりり』のあらすじ・ストーリー
- 俊之と千代子の青春と戦争
- 食料品店「ふくのや」の開業
- 自分らしいめんたい作り
- 大切な忘れ物を見つける旅
- 『めんたいぴりり』の登場人物・キャラクター
- ふくのやの人々
- 海野俊之(うみの としゆき/演:博多華丸(少年時代:千葉一磨))
- 海野千代子(うみの ちよこ/演:富田靖子(少女時代:神田朝香))
- 八重山徳雄(やえやま とくお/演:瀬口寛之)
- 松尾竹吉(まつお たけきち/演:斉藤優)
- 笹嶋辰雄(ささじま たつお/演:福場俊策)
- 岡村ミチエ(おかむら ミチエ/演:井上佳子)
- ふくのやを取り巻く人々
- でんさん(演:ゴリけん)
- でん妻(演:酒匂美代子)
- 須崎幸之助(すざき ゆきのすけ/演:玄海竜二)
- 岡村吾郎(おかむら ごろう/演:西村雅彦)
- 矢嶋政吉(やじま まさきち/演:光石研)
- スケトウダラ(演:博多大吉)
- 釜山時代
- 李老人(演:小松政夫)
- 三枝紀夫(さいぐさ のりお/演:野村宏伸)
- 満州時代の世話人(演:川上泰生)
- その他
- 丸山さん(演:ケン坊田中)
- 消防団員(演:町田隼人)
- 猪鹿園(いのしかえん)社長(演:寿一実)
- 猪鹿園中洲店店長(演:森本のりひさ)
- 猪鹿園天神店店長(演:おほしんたろう)
- 中洲のチンピラ(演:ヤマドゥ、阿部哲陽)
- 矢部江里子(演:内田慈)
- 山本(演:椎葉ユウ)
- 『めんたいぴりり』の用語
- ふくのや
- めんたい(辛子明太子)
- ジャン・ギャバン
- 『めんたいぴりり』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 俊之の浮気がばれ風呂場で千代子にほうきでたたかれるシーン
- アイスキャンディ屋が子供達にアイスキャンディをあげているのを見て俊之が大切なことに気付いたシーン
- 俊之が初めて作った「めんたい(辛子明太子)」を従業員に見せるシーン
- 俊之が台風で家をなくした人々をふくのやに連れてきて酒盛りをするシーン
- 夜の女になったエリコと千代子の再会のシーン
- 俊之がイメチェンした千代子を褒めて謝罪するシーン
- 俊之とメスのスケトウダラの掛け合いのシーン
- 海野千代子(うみの ちよこ)「あんたはうちの「ジャン・ギャバン」たい。いや、「ジャン・ギャバン」よりかっこいい」
- 笹島が自分がしたことが許せなくなってふくのやを飛び出していくシーン
- 矢嶋政吉「最高のめんたいを作ってくれ」
- 天神の主人に明太子について教えるシーン
- 松尾がミチエの父親に土下座をするシーン
- 八重山が俊之にふくのやを辞めさせて欲しいとお願いするシーン
- 100万円分の明太子が完成したシーン
- 再び釜山に帰ってこられた事に俊之と千代子が感激しているシーン
- 『めんたいぴりり』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):風味堂「夢を抱きし者たちへ」
- ED(エンディング):風味堂「足跡の彼方へ」