
『めんたいぴりり』とは、テレビ西日本がテレビ西日本開局55周年記念ドラマとして制作した2013年のテレビドラマ。ドラマは2部構成で、第1部は海野俊之と千代子夫婦の青春と戦争の時代を描いた青春ドラマ、第2部は夫婦と「ふくのや」の人々を描いたホームコメディである。主人公・俊之のモデルは辛子明太子メーカー「ふくや」の創業者・川原俊夫であり、本作はふくやの一社提供番組である。主人公を演じる博多華丸の役者としての一味違った魅力にも注目の作品。
笹島が自分がしたことが許せなくなってふくのやを飛び出していくシーン

ふくのやのお金のほとんどを盗んでしまった笹島。とっさに「俊之から借りた」と嘘をついてしまったが、松尾が俊之に「(俊之が)笹島にお金を貸したか?」と尋ねると、俊之は笹島をかばい、お金を貸したと嘘をついた。
そして、笹島が自分がしたことが許せなくなって、ふくのやを飛び出してしまう。笹島の苦悩や自責の心境がわかるシーンである。
このあと、松尾が笹島の様子を心配しており、俊之に笹島を追い出さないでほしいと土下座してお願いしていることから、松尾がいかに笹島を弟の様にかわいがっているかがうかがえる。
また、笹島がお金を盗んだことに対して、俊之は改めてお金を貸し、笹島を追い出さなかったことから、俊之の厳しさと同時に温かさを感じることが出来る。
この大事件をきっかけに、笹島と松尾の絆も強くなり、笹島自身も人として成長していくのだった。
矢嶋政吉「最高のめんたいを作ってくれ」

釜山のめんたいを知っているヤクザの親分・矢嶋の意見を聞くため、俊之は矢嶋に自分の作っためんたいを食べてもらった。
味見をした矢嶋は、「味にしまりがない。唐辛子がちがうのでは?」と言う。しかし日本では釜山の唐辛子が手に入らない。
そのことを俊之が話すと、矢嶋は「釜山の味を求めるのは間違ってないが、それにとらわれてはいけない。(俊之の)「めんたい」があってもいいのでは?」と言った。そして矢嶋は、俊之に「最高のめんたいを作ってくれ。」と言って去っていった。
この後の矢嶋の一言が、俊之のめんたい作りに大きく影響することとなるのだった。
天神の主人に明太子について教えるシーン

笹島はふくのやを真似して偽物の明太子を売りに出している天神の店に偵察に行く。店先では明太子が売られており、店主の娘も店から出てきた。
笹島が店主になぜ明太子を作り始めたか尋ねると、店主は「明太子の味の深さに惹かれた」と言う。しかし笹島がふくのやの明太子に似ていることを指摘すると、様子がおかしい。
後日、松尾がふくのやで怪しい動きをしていた男を捕まえると、天神の店の主人だった。
天神の主人は俊之に、「(俊之に)負けんような明太子を作りたくて……。」と言うが、笹島は「あなたには無理です。」と否定。天神の主人も、「どうしてもふくのやの明太子の味に勝てない。」「初めて明太子を食べた時、感激してそのうち自分で作りたくなった。」と言った。
それを聞いた俊之は感激しながら「ありがとう。嬉しい。自分にとって最高の褒め言葉。」と言い、天神の主人にめんたいを作っている場所を案内し、材料を見学してもらった。そして明太子の作り方について詳しく語りだした。
天神の主人を責めるどころか、親切に明太子について教えるところから、俊之の寛大さと明太子に対してのこだわりが伝わるシーンである。
俊之には、「美味しいものは作りたくなるのは人間の性ある。」という考えがある。また、明太子を自分の儲けとして独占するわけではなく、明太子を広めたいという強い思いがあった。
この出来事が明太子が福岡土産の代名詞として広まるきっかけとなるのだ。
松尾がミチエの父親に土下座をするシーン

俊之がキャバレーで酔ってうちで働かないかと誘った岡村ミチエが、ふくのやにやってくる。最初は鬼のように怒る千代子だったが、働き者なミチエは千代子にも従業員にも気に入られ、住み込みで働くことになる。
そんなミチエのことが好きになってしまった松尾。あるとき、ミチエの父親がミチエを結婚させるためにやってくるという。咄嗟の俊之の機転で松尾を偽の彼氏役にして、デートをするうちに二人は良い雰囲気になった。
翌日、ふくのやにミチエの父親がやってきた。ミチエは父親に俊之と千代子はとてもいい人たちであることを伝え、千代子もミチエには助けてもらっていることを伝えた。
ミチエの父親は松尾に、学歴や家族構成、どこで知り合ったのか、いつ頃結婚するのかなど、立て続けに質問する。結婚についてはミチエが「結婚はまだ先のこと。」と言うが、松尾は「いつかは結婚したい。ミチエさんを大切に思っている。娘さんを幸せにする。」と言った。
その途端、ミチエの父親が「口で言うだけなら簡単。」と言い返した。
松尾が「自分が一人前になってしかるべき時がきたら、結婚する。」と言うが、父親に「そんなゆうちょうな事を言っている奴に娘はやれん。」と言う。
松尾はめげずに「今はダメかもしれないが、必ずミチエさんに見合った男になったら。」と言うと、父親から「ダメな男はダメだ。」と言われてしまった。
それを聞いていた俊之は、松尾をダメ呼ばわりされたことに対して怒る。父親は「結婚するなら生真面目な男と決めている。」と言うと、俊之は「堅物な男が幸せにするとは限らない」と言いかえす。喧嘩になる二人に、松尾は本気で「僕はミチエさんを必ず幸せにする。」と言った。
耐えられなくなったミチエは、父親に見合いを断るために松尾に頼んで嘘をついたことを白状した。父親は激怒して帰ろうとするが、松尾は「ミチエさんを本気で惚れている。けど、自分はこんな男だから、いつかミチエさんにはいい人が現れる。ミチエさんを許してほしい。」と土下座して謝罪した。
それに続いて千代子も土下座をし、俊之も「嘘は全部自分で考えた。」と土下座をして何回も謝るのだった。
俊之の土下座をしている姿を見て、みんながミチエの為に嘘をついてくれていたことを理解したミチエの父親は、笑いながらミチエにいい人たちに巡り合えて幸せだと言った。
父親は松尾をはじめ、千代子や俊之のことを認めてくれたのだ。
松尾の不器用ながらもミチエに対しての一途な「愛情の深さ」が伝わるシーン。松尾の愛情はミチエだけでなくミチエの父親にも伝わり、二人の恋は成就。翌年本当に結婚することになる。
八重山が俊之にふくのやを辞めさせて欲しいとお願いするシーン

ついに俊之が求めていた味の明太子が完成する。その一方で、八重山の様子はここ最近いつもと違い元気がなく、何か考え事をしている様だった。
次の日、八重山からふくのやを辞めようと思っていることを伝えられる千代子。驚いた千代子がなぜか聞き返すと、八重山は「俊之とは戦後の闇市で出会って、当たり前の様にそばにいた。周りから道楽だ、趣味だと言われながらも明太子を完成させた俊之を見て、このままでは自分はダメだと思い、田舎で自分の店を持ちたい。」と言う。
その日の夜、千代子が俊之に八重山が田舎で自分の店を持つためにふくのやを辞める事を伝えるが、俊之は「ふくのやはどうするつもりなのか?あいつはふくのやの人材だ。」と言って認めない。そんな俊之に、千代子は「八重山は俊之のものではない。」と怒るが、俊之は「俺は認めん。八重山に自分の店なんか持てるわけがない。」と激怒する。
俊之は八重山を呼び、「俺は認めんぞ!!」と言うが、八重山は「お願いします。」と土下座をした。
その後、松尾とミチエ、笹島が俊之に「八重山を応援したい。自分たちが八重山の分まで頑張るから、八重山を辞めさせて欲しい。」とお願いしにくるが、俊之はさらに激怒して、「そんなに辞めたければ、今すぐにでも出ていけ!!」と言って部屋を出て行ってしまった。
そしてとうとう、八重山がふくのやを去る時が来た。従業員のみんなは涙を流して八重山との別れを惜しんでいたが、そこに俊之の姿はない。千代子は俊之がいないことに関して謝ろうとしたが、八重山は俊之の気持ちを分かっていた。
そして八重山がふくのやを去ろうとすると、そこには俊之の姿が。俊之はみんなを高級割烹料理店へ連れて行った。八重山の送別会をするためである。俊之も八重山の「新たなる旅だち」を応援していたのだ。
こうして八重山は、自分の店を持つため、ふくのやからの旅立って行った。八重山の覚悟やショックを受けながらも八重山を応援したいと考えた俊之の想いが伝わってくるシーンである。
100万円分の明太子が完成したシーン

キャバレー「グラジオラス」から御歳暮用として配るため100万円分の明太子の注文が入ったふくのや。大喜びする千代子や従業員だったが、明太子は鮮度や品質が命であり、大量に作り置きが出来ない。そのため、俊之は注文を断ろうとしていた。
次の日の朝、千代子は従業員たちとコッソリ作戦会議を開く。笹島が鮮度を保てる冷凍倉庫を借りれば可能ではと提案したことから、俊之には内緒で「100万円めんたい大作戦」が実行された。
従業員たち総出で取引先に冷凍倉庫を貸してくれるよう交渉したが、なかなか貸してくれる所はない。残りはミチエの連絡待ち一件だけになってしまったが、ミチエが連絡待ちの取引先に電話している所を俊之に見つかってしまい、作戦がばれてしまう。
俊之は千代子や他の従業員たちを呼んで怒った。みんな俊之の力になりたいと動いていたが、そんなことは俊之も承知で、「俺に隠れてコソコソするな!」「お前らに昼間働かせた上に、夜中徹夜なんかさせられない!!」と怒るのだった。
そこへ、ミチエが電話をした取引先から電話があり、冷凍倉庫を貸してくれるという。冷凍倉庫は広さも丁度良く、ふくのやからも近かった。
俊之は借りるためのお金も高いと言うが、そこへ「ムロイ」という男が現れる。ムロイは、俊之が昔アイスキャンディ製造機をあげた男だった。
当時アイスキャンディ屋だったムロイはアイスキャンディを買えない子供たちのためにアイスキャンディを作ってあげていたのだが、そのアイスキャンディ製造機が盗まれてしまった。そこで、俊之はアイスキャンディ製造機を彼に無償であげたのだ。
その後、アイスキャンディから事業を起こしたムロイは社長になっていた。彼は俊之からの「恩」を忘れておらず、お礼として冷凍倉庫を無償で貸してあげるとのことだった。
こうして、「100万円めんたい大作戦」が行われることになった。俊之たちは昼間はいつも通りふくのやで働いて、夕方から100万円分の明太子作りをした。
「ムロイ」が冷凍倉庫を貸してくれたのと、ふくのやのみんなが力を合わせたおかげで、無事100万円分の明太子は完成。みんなは大喜びして、キャバレーへ配達に行ったのだった。
千代子や従業員たちが俊之の力になりたいと思い、100万円分の明太子の大量注文を実現させるために奔走しているこのエピソードには、ふくのやのみんなの絆の強さが描かれている。さらに、過去に俊之がアイスキャンディ製造機をあげたことの伏線も回収されており、みんなの力を合わせて100万円分の明太子が実現できた名シーンである。
再び釜山に帰ってこられた事に俊之と千代子が感激しているシーン

昭和50年代に入った。俊之と千代子は釜山と友好を繋げるための使節団として、30年ぶりに釜山の地を踏む。かつて、この海峡を渡り日本へ戻ったのは、敗戦の翌年の引き揚げの時だった。
俊之が「帰ってきたんだな。釜山へ」と感慨深い思いで言うと、千代子は「もう戻ってくることはないと思っていた。」と言い、「この海峡を渡って日本へ帰ってきたんだね。」と敗戦の翌年の引き揚げの時に俊之と再会したことを思い出しながら言った。
『めんたいぴりり』の主題歌・挿入歌
OP(オープニング):風味堂「夢を抱きし者たちへ」
Related Articles関連記事

めんたいぴりり2(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『めんたいぴりり2』とは、テレビ西日本が2015年に制作したテレビドラマ。2013年に制作された『めんたいぴりり』の新シリーズである。戦後の「ふくのや」を描いた前編後編のエピソードとなっており、前作とは物語はつながっていない。本作は福岡市の文化芸能の継承に貢献した団体・個人などを表彰する『博多町人文化勲章』を授与された。
Read Article

青天を衝け(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『青天を衝け』とは2021年にNHKで放送された大河ドラマ。幕末〜昭和初期を舞台に、実業家として日本の礎を築いた渋沢栄一を主人公としている。主演は吉沢亮が務めた。武蔵国の農民であった渋沢栄一は後に将軍となる一橋慶喜に仕えることで、幕末の動乱に巻き込まれていく。明治に入った後は官僚として新政府を支え、下野した後は実業界に入り数々の企業の経営に携わった。ドラマでは常に前を向き未来を切り開いていく栄一の姿が描かれている。第110回ザテレビジョンドラマアカデミー賞を受賞している。
Read Article

あさが来た(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『あさが来た』とは、幕末から明治にかけて活躍した実業家・教育者の広岡浅子をモデルとしたNHKの連続テレビ小説。2015年9月から2016年4月にかけて放送された。平均視聴率は23.5%で、朝ドラとしては2016年当時の最高記録となって話題に上った。 女性の社会進出が難しかった幕末から大正の時代に、女性起業家のパイオニアとして奔走した主人公・白岡あさの物語。銀行、生命保険会社、女子大学の設立という一大事業に邁進するあさと、彼女を支える家族、変化していく社会が描かれる。
Read Article

M-1グランプリのネタバレ解説・考察まとめ
『M-1グランプリ』とは、漫才師の日本一を決める大会のことを指す。2001年から2010年までは出場資格としてコンビ歴10年以下であったが、復活した2015年からはコンビ歴15年まで引き上げられた。歴代優勝者に中川家、ますだおかだ、フットボールアワー、アンタッチャブル、ブラックマヨネーズ、チュートリアル、サンドウィッチマン、NONSTYLE、パンクブーブー、笑い飯、トレンディエンジェル、銀シャリ、とろサーモン、霜降り明星、ミルクボーイ、マジカルラブリー、錦鯉、ウエストランド、令和ロマンがいる。
Read Article

魅力満載!!「めんたいぴりり」の「あらすじ」と「見どころ」 ~第十章 みっちゃん、来るの巻~
「めんたいぴりり」も今回で十回目。今回は再び俊之の夢の中にスケトウダラが現れる。 北海道産のスケトウダラが、博多弁で俊之に「卵を勝手にいじくりまわすな!!」と怒り、卵を返してもらうよう、実力行使で迫るが…。 また、ひょんな出来事から、「ふくのや」に新しい従業員が加わる。今回から松尾の「恋」が始まる。 この頃、ほかの店が「ふくのや」の明太子を真似するようになった…。
Read Article

「めんたいぴりり」の「あらすじ」と「見どころ」 ~第六章 「ジャンギャバン」ってなに?~
「めんたいぴりり」も今回で第六章。今回は相方の博多大吉が「謎のキャラクター」として登場。 俊之役の博多華丸との「掛け合い」に注目。シーンは短いですが、本当に面白いです!! 「謎のキャラクター」の誘惑により「めんたい作り」を辞めてしまい、千代子が好きな「ジャンギャバン」になろうとしている俊之の「健気な姿」がコミカルに描かれてます。
Read Article

「めんたいぴりり」の「あらすじ」と「見どころ」 ~第九章 京美人は色っぽか~の巻~
「めんたいぴりり」も今回で第九章。改良に重ねた「めんたい」を売りに出すも、全然売れなかった。 俊之は神社で「一人の京美人」と出会うが、その人は戦場で行動を共にし、命を落とした「三枝紀夫の妻、京子」であり、俊之のことを探していたのだ。 京子は夫が作った「ようかん」を俊之に食べて欲しかったのだ。 今回の出来事が俊之の「めんたい作り」を更に変化させる「きっかけ」となっていく…。
Read Article

魅力満載!「めんたいぴりり」の「あらすじ」と「見どころ」~第二章アイスキャンディで儲けたいの巻~
「めんたいぴりり」も今回から第二部のシリーズに入る。舞台は中洲の食料品店「ふくのや」 「ふくのや」の主人「海野俊之」と主人を支える妻「千代子」。今回から、住み込みの従業員も登場する。 「のぼせもの」の俊之は今回、「アイスキャンディ」で一儲けしようと考え、「ふくのや」の人間を巻き込んでゆく。やがて、ストーリーは意外な方向へ向かっていく…。
Read Article

魅力満載!!「めんたいぴりり」の「あらすじ」と「みどころ」 ~第十四章 さらば八重山の巻~
「めんたいぴりり」も今回で第十四章。今回は俊之や千代子の姿を見て、八重山は「ふくのや」を辞めて 田舎で自分の店を持つ決心をする。八重山がふくのやを辞める事に対しての俊之の心の葛藤を描いている。 八重山が「ふくのや」を去る日、「ふくのや」のみんなは俊之の「みんなに対しての思い」を知ることになる…。 所々に感動的なシーンが描かれている点に注目です!!
Read Article

魅力満載!「めんたいぴりり」の「あらすじ」と「見どころ」~最終章 二人の思い出はめんたいの巻~
「めんたいぴりり」も今回で最終章を迎える。 30年ぶりに釜山の地を踏んだ俊之と千代子。釜山に帰ってこれたことに感激する。 ところが、二人が見た釜山は昔と比べて、すっかり変わり果てていた。 俊之と千代子は戸惑いを隠せずにいたが、最後に二人は「大切な忘れ物」を見つけることに…。 ところどころに見られる「二人の回想シーン」にも注目です。
Read Article

魅力満載!!「めんたいぴりり」の「あらすじ」と「みどころ」 ~第十五章 めんたい大作戦の巻~
「めんたいぴりり」も今回で第十五章。今回はキャバレーから明太子の大量注文の電話が入る。 千代子を始め従業員は大喜びだが、明太子の鮮度や品質にこだわる俊之はキャバレーからの注文を断ると 言い出す。千代子と従業員たちは何とかキャバレーからの大量注文を実現させようと奔走するが…。 そして、俊之と千代子は「思わぬ人」と再会したことが、大量注文の実現に大きく左右することとなる…。
Read Article

魅力満載!「めんたいぴりり」の「あらすじ」と「見どころ」 ~第八章 親分さんいらっしゃいの巻~
「めんたいぴりり」も今回で八回目。俊之は自分が納得できる「めんたい」が出来ず自信を無くす。そこへ、従業員がヤクザに絡まれ「ふくのや」は大ピンチに…。さらに親分が登場し、「めんたいを食わせろ」と言われる始末…。「めんたい作り」に自信を無くして自暴自棄になる俊之。 俊之の力になろうとする千代子や従業員たち。 最後の親分の俊之への一言が今後の「めんたい作り」に大きく影響していく…。
Read Article

魅力満載!!めんたいぴりり」の「あらすじ」と「見どころ」 ~第三章 「めんたい」を作るけんの巻~
「めんたいぴりり」の第三章は、前回第二章の話の内容から入っていく。 前回のアイスキャンディ屋から言われた「一言」が、俊之に大きな影響を及ぼし、悩み続けることになる。 俊之は、自分にとっての「生きがい」を探し続けることに…。 そして、彼らの「生きがい」として「めんたい(辛子明太子)」を作り始めることにつながっていく…。
Read Article

魅力満載!!「めんたいぴりり」の「あらすじ」と「みどころ」 ~第十一章 めんたいが危ない~
「めんたいぴりり」も今回で第十一章。前回の「偽物の明太子が他の店で売られている。」シーンから始まる。そして、前回の「怪しい男」と「偽物の明太子を売っている店」が今回で明らかになる。 俊之はその男に対して意外な態度をとることとなる…。 好きなミチエのことになると、むきになる松尾にも注目である。
Read Article

魅力満載!!「めんたいぴりり」の「あらすじ」と「見どころ」 ~第五章 幼なじみはよかねの巻~
「めんたいぴりり」も今回で第五章。今回は女学校時代の親友「エリコ」と再会した千代子。 戦争によって変わり果ててしまったエリコに千代子は動揺する。 一方、俊之は「めんたい」が思うように完成できず焦り、周りに八つ当たりしてしまう。 千代子は何とか俊之を気づかせようとイメチェンするが、俊之は千代子に気づかず…。 今回はエリコとの出会いにより、千代子と俊之の気持ちの「動き」に注目である。
Read Article

魅力満載!「めんたいぴりり」の「あらすじ」と「みどころ」 ~第十六章 めんたいはラブレターの巻~
「めんたいぴりり」も今回で十六章。今回から舞台が昭和50年代に変わる。 新幹線が博多まで開通したことにより、「ふくのや」の明太子は「博多名物」として売り上げを伸ばす。 福岡観光協会のヤマモトから、釜山との友好を繋げるための使節団に加わってほしいという話に、俊之は積極的だったが、千代子は消極的だった。 千代子の気持ちを変えたのは、「息子たちの言葉」だった…。
Read Article

魅力満載!!「めんたいぴりり」の「あらすじ」と「見どころ」 ~第四章 台風がやってきたばいの巻~
「めんたいぴりり」も今回で第四章。俊之が「めんたい」を作るが、従業員の誰もが試食してくれず、逃げ回るばかり。 そうこうしているうちに、大型の台風が直撃。 俊之の「台風のぼせ」が「ふくのや」の人達を巻き込んでいき、いろいろと騒動が…。 後に、俊之の「のぼせもん」と「人情味の厚さ」によって「ふくのや」が発展していく「きっかけ」と なっていく…。
Read Article

魅力満載!「めんたいぴりり」の「あらすじ」と「見どころ」 ~第七章 お!お金がなくなったの巻~
「めんたいぴりり」も今回で第七章。今回は「ふくのや」史上の「大事件」が起きる。 お母さんが病気でお金が必要だったため、店のお金を盗んでしまったという笹島の苦悩や自責の心境が描かれている。併せて、松尾の笹島をまるで弟のように慕っている姿も所々に描かれており、二人の絆は強くなっていく…。俊之の笹島に対する「厳しくも温かい気持ち」が言葉や仕草からみられる点にも注目である…。
Read Article

魅力満載!「めんたいぴりり」の「あらすじ」と「みどころ」 ~第十三章 続・ふくのや恋物語の巻~
「めんたいぴりり」も今回で第十三章。 前回の俊之とミチエの父親との気まずいシーンから始まる。 ミチエが父親についた嘘が、「松尾とミチエの恋物語」にとって思わぬ方向へ進んでいくこととなる。 更に、千代子は俊之の洋服ダンスから「あるもの」を見つけたことで、俊之の「千代子や従業員に対しての思い」を知ることとなる…。
Read Article

魅力満載!!「めんたいぴりり」の「あらすじ」と「みどころ」 ~第十二章 ふくのや恋物語の巻~
「めんたいぴりり」も今回で第十二章。前回のシーンである、ミチエの元気がないシーンから始まる。 お見合いを強く勧めるミチエの父親をだますため、松尾はミチエの彼氏を演じることに…。 この「きっかけ」は「松尾の恋物語」に大きな影響を及ぼすことに…。 今後の展開の注目である。
Read Article

好評につき復活!!「めんたいぴりり2」 ~後編の「あらすじ」と「みどころ」~
今回は「めんたいぴりり」の後編の「あらすじ」と「みどころ」について紹介していきます。 クリスマスツリーのことで、俊之と千代子が大喧嘩になり、俊之が家出をすることに…。 何とか、俊之と千代子を仲直りさせようと奔走する「ふくのや」の従業員たち…。 果たして、俊之と千代子は仲直りできたのか? 一方、「悲しい事故」が原因で健一と薫に別れが…。
Read Article

好評につき復活!!「めんたいぴりり2」の「魅力」と「みどころ」
好評につき、「めんたいぴりり」の新シリーズである、「めんたいぴりり2」が放送された。 博多の中州にある「ふくのや」を舞台に、「のぼせもんの主人」俊之と俊之を支える妻千代子。 今回は、「めんたいぴりり」に出演していた人に加えて、スペシャルゲストが登場する。 今回は、「めんたいぴりり2」とは?どういうドラマなのか、紹介していきます。
Read Article

好評につき復活!!「めんたいぴりり2」 ~前編の「あらすじ」と「みどころ」~
今回は「めんたいぴりり2」の前編についての「あらすじ」と「みどころ」について紹介していきます。 ある日、「ふくのや」に俊之がかつて闇市で世話になった「亀山留吉」という男が現れる。 留吉は「ふくのや」で働くことになるが、彼は「ある事情」を抱えていた。 その後大事件が起こり、「ふくのや」は史上最悪の状態に陥ってしまう…。 果たして、「ふくのや」はどうなってしまうのか?
Read Article

博多華丸、大吉の憧れの師匠「大木こだま、ひびき」について。 ~大木こだまと博多大吉の対談より~
博多華丸、大吉の現在の活躍の原点に、憧れの師匠である「大木こだま、ひびき」の存在がある。 今回は大木こだまと博多大吉の対談から、大木こだまが芸人になるきっかけ、「大木こだま、ひびき」の結成秘話、吉本興業に移籍して現在に至るまでの歴史、博多華丸大吉との出会いと「大木こだま、ひびき」に憧れる理由について語られている。 最後の「憧れの師匠」から「彼ら」への「メッセージ」も注目である。
Read Article

同業者からも愛される博多華丸大吉の人気の秘密
お笑いコンビの「博多華丸大吉」は地元の福岡でブレイクするが、同業他社の進出で仕事が減って人気が低迷した時期もあった。しかしR1グランプリの優勝やテレビ番組でのトークが視聴者に受け、人気は不動のものとなった。ここでは視聴者だけでなく、同じお笑い業界の人々からも愛される博多華丸大吉の人気の秘密をまとめた。
Read Article

博多華丸、大吉が出演していたCMまとめ
今ではテレビで引っ張りだこのお二人だが、お二人は数々のCMに出演されてます。 今回は彼らが出演していたCMの中からいくつかを紹介していきます。 中には貴重なものもあるので、お楽しみ…。
Read Article

博多華丸、大吉物語 ~第五章 芸人人生最大のピンチを乗り越えて~
二代目所長の冷遇にただ耐えるしかなかった彼ら。そんな彼らに芸人人生の中で最大のピンチが訪れる。 彼らは不幸のどん底に突き落とされるが、果たして彼らは不幸のどん底から這い上がれるか? コンビとして一緒に乗り越えられるか?
Read Article

博多華丸、大吉物語 ~第九章 15年間の下積み生活から報われた「大きな転機」~
「博多華丸、大吉」として福岡から上京した彼ら。 上京したことが、彼らにとって芸人人生を左右する「大きな転機」を迎える。 そして、彼らはついに大きな「栄光」をつかむのだ…。
Read Article

博多華丸、大吉物語 ~第一章 運命の出会いから「芸人の道」へ~
「THE MANZAI 2014」で優勝した博多華丸、大吉。 今でこそ大人気でお忙しい二人だが、お二人にも長い下積み期間があったのだ。 今回は彼らの出会いから漫才師になるまでのストーリーを書いてみた。 彼らとの出会いは?どうやって芸人になったのか?紐をといてみよう。
Read Article

博多華丸、大吉物語 ~第七章 栄光をつかんだ「同期」と「後輩」への想い~
福岡での下積み生活が長く続いていたため、くすぶっていた彼ら。 その間、かつての「同期」と「後輩」は上京し、「ブレイク」という名の栄光をつかんでいた。 彼らは栄光をつかんだ「同期」、「後輩」に何を思ったのか…。その後、彼らの心境に変化があった。
Read Article

博多華丸、大吉物語 ~第二章 壮絶な地獄の芸人生活の始まり~
さて、福岡よしもとの第一期生として芸人生活のスタートが始まった彼ら。 ところが、そこには二人が抱いてた「憧れ」や「夢」とは程遠かった。 初代所長の厳しいスパルタに彼らはどうなる?
Read Article

博多華丸、大吉物語 ~最終章 THE MANZAI 2014の優勝、そしてこれからの彼らの夢~
「大きな転機」を迎え、「大きな栄光」を手にした彼ら。そんな彼らに大きなチャンスが訪れる。 二人との出会いから地獄の下積み生活を経て、彼らは一体何を思ったのか…。 そして、彼らの今後の夢は…?
Read Article

博多華丸、大吉物語 ~第三章 地獄の芸人生活から一躍福岡のスターへ…~
初代所長の厳しいスパルタにより、希望を失っていた彼らにも「大きなチャンス」が訪れる。 彼らは一気に福岡のスターへの階段を駆け上る…。 夢見心地でいる彼らに再び「悪魔の手」が忍び寄ってくる…。
Read Article

博多華丸、大吉物語 ~第八章 「博多華丸、大吉」の誕生。そして東京進出へ~
東京への進出を決心した彼ら。さらに彼らの運命を変える出来事が起こる。その出来事とは? また、東京への進出するまでの彼らは葛藤し、喧嘩を繰り返していた。 果たして、彼らの東京進出はどうなるのか?
Read Article

博多華丸、大吉物語 ~第四章 二代目所長からの冷遇~
福岡でたくさんのレギュラー番組をもち、人気もうなぎのぼりの彼ら。 仕事も順調で夢見心地だった彼らが、二代目所長に交代することで方針が大きく変わり、 彼らは再び地獄の下積み生活を強いられるのだ…。
Read Article

連載開始!!「華丸・大吉のなんしようと?」 ~飯塚市の回~
「今回の華丸・大吉のなんしようと?」も今回で18回目。今回は、華大のお二人で飯塚市を散策する。 今回は、30分番組構成で、ご夫婦クイズのコーナーもあります。 激辛ホットドックを食べる羽目になったお二人…。果たしてお二人はどうなってしまうのか? お二人だけで番組進行している、「自然体な雰囲気」にも注目です。
Read Article
目次 - Contents
- 『めんたいぴりり』の概要
- 『めんたいぴりり』のあらすじ・ストーリー
- 俊之と千代子の青春と戦争
- 食料品店「ふくのや」の開業
- 自分らしいめんたい作り
- 大切な忘れ物を見つける旅
- 『めんたいぴりり』の登場人物・キャラクター
- ふくのやの人々
- 海野俊之(うみの としゆき/演:博多華丸(少年時代:千葉一磨))
- 海野千代子(うみの ちよこ/演:富田靖子(少女時代:神田朝香))
- 八重山徳雄(やえやま とくお/演:瀬口寛之)
- 松尾竹吉(まつお たけきち/演:斉藤優)
- 笹嶋辰雄(ささじま たつお/演:福場俊策)
- 岡村ミチエ(おかむら ミチエ/演:井上佳子)
- ふくのやを取り巻く人々
- でんさん(演:ゴリけん)
- でん妻(演:酒匂美代子)
- 須崎幸之助(すざき ゆきのすけ/演:玄海竜二)
- 岡村吾郎(おかむら ごろう/演:西村雅彦)
- 矢嶋政吉(やじま まさきち/演:光石研)
- スケトウダラ(演:博多大吉)
- 釜山時代
- 李老人(演:小松政夫)
- 三枝紀夫(さいぐさ のりお/演:野村宏伸)
- 満州時代の世話人(演:川上泰生)
- その他
- 丸山さん(演:ケン坊田中)
- 消防団員(演:町田隼人)
- 猪鹿園(いのしかえん)社長(演:寿一実)
- 猪鹿園中洲店店長(演:森本のりひさ)
- 猪鹿園天神店店長(演:おほしんたろう)
- 中洲のチンピラ(演:ヤマドゥ、阿部哲陽)
- 矢部江里子(演:内田慈)
- 山本(演:椎葉ユウ)
- 『めんたいぴりり』の用語
- ふくのや
- めんたい(辛子明太子)
- ジャン・ギャバン
- 『めんたいぴりり』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 俊之の浮気がばれ風呂場で千代子にほうきでたたかれるシーン
- アイスキャンディ屋が子供達にアイスキャンディをあげているのを見て俊之が大切なことに気付いたシーン
- 俊之が初めて作った「めんたい(辛子明太子)」を従業員に見せるシーン
- 俊之が台風で家をなくした人々をふくのやに連れてきて酒盛りをするシーン
- 夜の女になったエリコと千代子の再会のシーン
- 俊之がイメチェンした千代子を褒めて謝罪するシーン
- 俊之とメスのスケトウダラの掛け合いのシーン
- 海野千代子(うみの ちよこ)「あんたはうちの「ジャン・ギャバン」たい。いや、「ジャン・ギャバン」よりかっこいい」
- 笹島が自分がしたことが許せなくなってふくのやを飛び出していくシーン
- 矢嶋政吉「最高のめんたいを作ってくれ」
- 天神の主人に明太子について教えるシーン
- 松尾がミチエの父親に土下座をするシーン
- 八重山が俊之にふくのやを辞めさせて欲しいとお願いするシーン
- 100万円分の明太子が完成したシーン
- 再び釜山に帰ってこられた事に俊之と千代子が感激しているシーン
- 『めんたいぴりり』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):風味堂「夢を抱きし者たちへ」
- ED(エンディング):風味堂「足跡の彼方へ」