ザ・キング:永遠の君主(韓国ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ザ・キング:永遠の君主』とは、2つの世界(パラレルワールド)を舞台にタイムスリップ等が起こるファンタジー&ロマンスドラマだ。韓国の人気俳優のイ・ミンホの兵役後の復帰作であり、韓国ドラマのヒットメーカーのキム・ウンスクが脚本を手がけたドラマである。大韓帝国の皇帝イ・ゴンを俳優イ・ミンホが演じ、大韓民国の刑事チョン・テウルを女優キム・ゴウンが演じた。幼い頃父親を殺された大韓帝国の皇帝ゴンと、正義感の強い大韓民国の女性刑事テウルが2つの世界を行き来する異次元ラブロマンスを描く。

『ザ・キング:永遠の君主』の概要

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『ザ・キング:永遠の君主』とは、2020年4月17日から6月12日まで韓国の放送局SBSに放送された韓国ドラマ。毎週金曜日と土曜日の22時から放送していた。
このドラマでは、大韓民国(韓国)とは別の大韓帝国というパラレルワールドが同時に存在している。また大韓民国にいる人間が大韓帝国にも存在する設定である。両世界の人間は、顔はそっくりだが、名前、性格、生い立ち、歩む人生が異なっている。両世界を繋げるのは、「萬波息笛(マンパシクジョク)」という国宝とされる伝説の笛。この笛は、謀反の時に2つに割れて、大韓帝国の皇帝イ・ゴンとゴンの父親を殺した逆賊のイ・リムが持っている。

幼い頃父親を父の弟イ・リムに殺されたのを目撃したイ・ゴンは、自分も殺されそうになるが、黒ずくめの格好をした謎の人物が助けに来たことで一命をとりとめた。その際に助けに来た者が落としたのが、警察のIDカードだった。それ以来ずっとゴンは自分を助けた者を探し続けたが、身元不明の警察のIDカードなので手がかりがなく、どれだけ探しても見つからなかった。謀反から25年後、大人になったゴンの前にパラレルワールドの門が開き、大韓民国の世界にたどり着いた。そこで出会ったのは、幼い頃の暗殺の夜に助けてくれた女性刑事チョン・テウルだった。しかし、テウルは何も知らない。その後、ゴンに連れてかれて大韓帝国に来たことをきっかけに、テウルはリムが起こした謀反を知るようになる。大韓民国で起こった事件が、リムに関係することがわかると、ゴンとテウルは、リムを追うため協力して捜査をしていく。
大韓帝国と大韓民国の両世界には、それぞれ同じ顔の人間が存在する。いわゆるドッペルゲンガー(自分とそっくりの姿をした分身のこと)だ。ゴンとリムの影響で、ドッペルゲンガー同士は出会うことになる。ゴンは、リムを捕まえるために、側近をドッペルゲンガーと入れ替えて調査させ、一方リムは世界を混乱させるためにどちらかを殺す。
謀反事件から25年後、ゴンとテウルは大韓帝国と大韓民国を行き来して、ゴンの父親を殺した逆賊イ・リムを追い、真相に近づくにつれて、次元を超えて2人は惹かれあう。そんな別次元で生きる2人の男女を描くファンタジー&ラブドラマだ。

2020年にSBSという韓国放送局で放送されたドラマである。全16話。放送終了後は、ネットフリックスで視聴できる。
主人公の大韓帝国の皇帝を演じたのは、イ・ミンホ。彼にとって『ザ・キング:永遠の君主』は兵役後の最初の復帰作である。イ・ミンホはこれまでテレビドラマ『花より男子~Boys Over Flowers』、『相続者たち』、『シンイ-信義-』、など数々の人気ドラマの主演を務めてきた。そして、ヒロインの大韓民国の女性刑事チョン・テウルを演じたのは、キム・ゴウン。これまでテレビドラマ『恋はチーズ・イン・ザ・トラップ』、『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』や映画『ウンギョ 青い蜜』などの作品の主演を務めてきた。

脚本家は、韓国ドラマのヒットメーカーのキム・ウンスクが務め話題となった。これまで『シークレット・ガーデン』、『太陽の末裔』、『相続者たち』など、御曹司との恋愛がテーマの作品が多く、王道のシンデレラストーリーで韓国ドラマファンを魅了している。また、男性のキャラクターを王子様のように描いていることが多いため、"プリンスメーカー"とも言われている。

『ザ・キング:永遠の君主』のあらすじ・ストーリー

1994年、暗殺された悲劇の皇帝と目撃したその息子

1994年の大韓帝国。幼いイ・ゴンは、大韓帝国皇帝である父が兄のイ・リムに殺される現場を目撃する。
ゴンはリムに抵抗し、父親の剣“西寅剣(サインゴム)”で萬波息笛(マンパシクジョク)と呼ばれる竹笛を真っ二つに割る。怒ったリムがゴンを殺そうとするが、そこに黒ずくめの人物が現れゴンを助けた。
その人はソウル地方警察庁のIDカードを下げていた。悲しむゴンを先皇の友人の息子チョ・ヨンが慰める。

リムは逃亡の末辿り着いた竹林で、不思議な石柱の門をくぐる。その門は大韓民国という世界に繋がっていた。
そこでリムは、殺したはずの弟にそっくりな顔をしたイ・ウノという男に出会う。男の家には車椅子に座った自分そっくりな男ソンジェがいた。
リムは男たちを殺しソンジェに成り代わる。帰宅したウノの妻チョンヘが異変に気付いた時には、もう遅かった。

その後大韓帝国でリムの死体が浜に上がる。解剖した医師のジョンインとノ尚宮(サングン)は、死因を「軍による射殺」とする。

15年後、国民から尊敬される立派な皇帝になったゴン。ヨンはゴンの側近になった。
大韓帝国の女性総理ク・ソリョンと交際していることになっているが、ただのイメージ戦略でゴンにその気は無い。

ゴンは、25年前の夜に自分の命を救ってくれた人をずっと慕っていた。大事に持っているIDカードを手に取る。そこには顔写真と”チョン・テウル”という名前が記されていた。
ある日、ゴンはその想い人を見つける。すぐに愛馬のマキシムスに乗って追いかけるが竹林の辺りで見失ってしまった。

すると、稲妻とともに石柱が2つ現れる。ゴンは石柱の間を通り、大韓民国に辿り着く。

パラレルワールドに来てしまった大韓帝国の皇帝

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大韓民国に初めて来たゴンを職質するテウル。

大韓民国ソウルに馬に乗って現れたゴンは、注意しようと追いかけてきた女性刑事のテウルの姿を見て驚く。それは長年探していた想い人だった。

ゴンは署に連行されてしまうが、そこでウンソプという人物に出会い驚く。彼はヨンに瓜二つだった。
ウンソプに幼いころの写真を見せて貰うと、ウンソプと父親の姿は、大韓帝国にいるヨンとその父親の姿にそっくりだった。ゴンは大韓民国がパラレルワールドだと確信する。

その頃、ゴンの想い人を調査中のヨンは、彼女がルナという名の窃盗犯であることを突き止める。
テウルになぜ自分を知っているのかと聞かれ、25年前のIDカードのことを話すゴン。だが、テウルは「25年前は5歳だからありえない」と否定する。

大韓帝国へ戻る皇帝

テウルの同僚カン・シンジェは、ゴンの愛馬マキシムスに近付き、そのサドルに付いているエンブレムと自分が捜査中のメモの文様を比較する。どうやらその文様を知っているようだ。

その頃大韓帝国ではゴンが病気だというデマが流れていた。困った広報室はSNSを開設し、ゴンの写真を投稿する策に出る。

翌日ゴンは、一瞬時が止まりその後動き出すという不思議な体験をする。時間の停止はゴンしか感じていないらしい。萬波息笛を持って竹林に行くと、石柱が出現した。
ゴンは、リムが生きていて笛を使って2つの世界を行き来していると確信する。ゴンは、テウルたちに「元の世界に戻る」と告げ、大韓帝国へと戻った。

再び大韓民国に戻ってきた皇帝

大韓帝国に帰ったゴンは従伯父のジョンインに会いに行く。楽しく会話をする2人。そしてゴンは「おじさんを心から信頼している。何も隠さないで欲しい」と言い、リムの死体検案書を置いて帰った。
大韓民国ではシンジェの母が大金の入った大きなカバンを抱え、笑顔で帰ってくる。シンジェは母から賭博場を聞き出すと現場へ向かい、母を含めてその場にいる全員を逮捕した。

IDカードを落とし再発行していたテウル。受け取った新しいカードの裏に“2019年11月11日”と書いてあるのを見つけ、言葉を失う。それはゴンが持っていたテウルのIDカードと同じ発行日だった。

ゴンは再び大韓民国へ向かう。連絡を受け飛んできたテウルは、庭に立つゴンを見つけるとIDカードについて質問攻めにする。「髪は結んでいた?着てた服は?」などの質問に全て正解するゴン。
驚くテウルを竹林に連れて行くと、石柱の門を抜けて大韓帝国に向かった。そこで出会ったのは、ウンソプと同じ顔をしたヨンだった。

パラレルワールドの大韓帝国に来たテウル

宮殿へ戻るゴンとテウル。なかなか別世界だと信じられないテウルだったが、お茶を運んできたスンアの姿を見てパラレルワールドだと確信した。スンアの顔が大韓民国にいるナリの顔と同じだったからだ。
寝室に案内され、ぐったりと座り込むテウル。抜け道を通りやってきたゴンはテウルの隣に座り、その肩に頭を置く。テウルに「恋愛経験ゼロでしょう?」と聞かれ、ゴンはテウルにキスをする。

翌日ゴンはテウルに近衛隊の制服を着せ、外へ連れ出す。皇帝として公務にあたるゴンを、間近で警護するテウル。ゴンの皇帝としての人気も実感した。
その後ソウルへと向かったテウルを、ゴンは飛行機で迎えに行く。ゴンが来ていると知ったソリョンも駆けつけ、テウルを見つけると「初めまして、大韓帝国の総理ク・ソリョンです」とにこやかに挨拶をした。

大韓帝国を守るゴンとテウルの発見

「総理のファンです。お会いできて光栄です」と誤魔化すテウル。ソリョンは、仲睦まじいゴンとテウルを見て嫉妬する。
ゴンはテウルに「25年前のIDカードを見せて欲しい」と頼まれ、幼い頃拾ったIDカードを見せた。なぜ持っているのかと尋ねるテウルに「助けに来てくれた人が落とした」と答えるゴン。
そしてゴンは公務に向かい、テウルは大韓民国へと戻る。

翌日テウルは、捜査中の“イ・サンド殺人事件”の資料にある音声ファイルを調べる。
繰り返し聞くと、"イ・ジョンイン教授"や"医療プログラム"等の単語が耳に付く。それは大韓帝国でよく聞く単語だった。

大韓帝国では、ヨンがルナについて調べていた。ヨンはルナを知る男を訪ね、テウルと広報室の女性の写真を混ぜて見せる。
男性はテウルの写真を指し「この人がルナだ」と言った。ヨンはルナとテウルがドッペルゲンガーだと悟る。

一方ゴンはジョンインからリムの本当の死因を聞く。発見された遺体にはリムには無い障害があったようだ。ゴンはリムが確実に生きていると知り、迫る危険を感じる。

協同捜査の始まり

大韓民国で、アパートの一室で女性が殺されるという事件が起きた。
テウルたちは被害者の恋人とルームメイトのチャン・ヨンジを調べる。ヨンジは皇室警備員の女性と同じ顔だった。

ゴンはヨンを大韓民国へ連れて行く。タイミング悪く現れたウンソプは驚きすぎて気絶する。
目覚めた後、事情を聞いたウンソプは「僕ってこんなにカッコよかったんだ!」と、ヨンの顔を見ながら感激していた。

ゴンに例の音声ファイルを聞かせると、それは大韓帝国のニュースだと分かった。協同捜査をしようと提案するテウルに、ゴンはリムについて調べるよう頼む。
そしてテウルは、24年前に死んだソンジェという男の情報を見つける。

ゴンがヨンに大韓民国に残って捜査をするよう頼んでいると、また時間が止まった。ゴンはどちらかが世界を超える度に時間が止まっていると確信した。

シンジェの過去

シンジェは母を警察から引き取り、賭博を止めてくれと頼む。母は謝り、シンジェが長い昏睡から目覚めた時の事を思い出しながら涙を流した。
シンジェも「母さんは自慢の母さんだよ。だから更生してくれ」と涙を浮かべる。

その頃大韓帝国では、皇室の職員でありスパイのパク・スクジンという女性が、リムの部下の元を訪れていた。シンジェの母と同じ顔をしたその女性は、シンジェの写真を見つめて泣いていた。
大韓民国で怪しい動きをする飲食店の店主を捕まえるゴンとヨン。店主はやはりリムの部下だった。

一方大韓帝国では、実家から送られてきた大韓民国の新聞を受け取ったソリョンが驚いていた。母に電話で尋ねるが何も知らないようだ。
ソリョンは新聞の内容を確認し、その中に野球観戦している自分を発見して悲鳴をあげる。

シンジェはゴンのホテルに忍び込んで部屋を調べ、リムの死体検案書を発見する。封筒に書かれた大韓帝国の文様を見て、シンジェは幼い頃の記憶を思い出し混乱する。
帰ってきたヨンの顔を見たシンジェは「ウンソプか?いや、誰だ?!」と取り乱す。その後部屋に入ってきたゴンが、封筒の文様は別世界の皇室の文様だと説明する。

シンジェはショックを受けながらも「お前はもしかしてイ・ゴンなのか?泣いてた子供はお前か?」と聞く。ゴンは「おそらく私は君の祖国の皇帝だ」と答えた。

ゴンとリムの対峙

テウルはゴンにサンド事件の捜査資料を見せる。ゴンはその中に宮殿の職員と同じ顔の男を発見した。
ゴンは「リムを捕まえる。君の世界に迷惑をかけて申し訳ない」と言ってテウルを抱きしめ、テウルは涙を堪えて送り出す。

ゴンはウンソプと共に大韓帝国に帰り、連れてきたリムの部下を宮殿の地下に監禁した。その後、ゴンはサンドを捕まえる。このサンドは、潜り込んでいたリムのスパイだった。
サンド事件の被害者は、入れ替わりで殺された大韓帝国の男だった。

ゴンはパソコンの中に奇妙な動画を見つける。それは2022年5月27日という未来の日付の動画だった。
そこに70代になっているであろうリムの姿は無いかと探すが、見当たらない。しかし代わりに謀反当時のリムの姿を見つける。リムは、時空を越える時に通る無の空間で時間を過ごし、変わらない姿を保っているようだ。

2020年になった。ゴンが降ってきた雪を眺めながら「テウル、新年明けましておめでとう」と呟く。その時、再び時間が止まった。ゴンはリムが大韓帝国に来たことを確信し、愛馬のマキシムスに乗りリムを探す。

リムの行方を追うゴン

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