亜久津仁(テニスの王子様)の徹底解説・考察まとめ
亜久津仁(あくつ じん)とは、漫画『テニスの王子様』に登場するキャラクターで、山吹中学校男子テニス部に所属していた3年生だが、都大会以降に退部している。不良で「怪物」と恐れられているが、自分を慕ってくれている壇太一には優しく接していたり、全国大会の時には幼馴染である青春学園中等部3年の河村隆に喝を入れたりと意外な一面が垣間見られる。母子家庭で育ち、指図されることを毛嫌いしている。プレイスタイルは自己流だが、運動神経は良く、「テニス界10年の1人の逸材」と言われるほどの才能の持ち主である。
S2 亜久津 vs 越前 ●4-6○
越前に挑発されながらも試合開始。試合早々、「ドライブA」で顔面にボールをぶつけられてしまう。監督の伴爺曰く「努力せずに負けるのは恥ずかしい事」。テニスを見下して碌に練習もしていなかった亜久津は、負けるわけにはいかず集中力が高まった試合である。他人の言う事など今まで聞き入れてこなかった亜久津が「緩急をつけてみましょう、何も攻めるばかりがテニスじゃないですよ」という伴爺からのアドバイスを思い出し、緩急を付け始めた。「ねえ、大人しく空手やってればこんなチビに負けずに済んだのに」と煽りながら、越前は喰らいつく。最終的に、越前の放ったボールが亜久津側のコートへと落ちて勝負がついた。亜久津は腹を立て、コート越しに越前の胸ぐらを掴む。一瞬驚いた顔をした越前だったが、すぐにいつもの表情で「俺の勝ち。あんたもわりと頑張ったけどね」と言い放つ。亜久津としては初の敗北であり、この試合を最後に山吹中のテニス部を退部した。
『新テニスの王子様』同士討ち
同士討ち 亜久津仁 vs 河村隆 ○7-1●
『新テニスの王子様』2巻及びTVアニメ版『新テニスの王子様』 第5話『勝者そして敗者』にて。中学生同士の潰し合いで青春学園中等部3年の河村隆を倒し、勝ち組として残る。試合後、河村に「俺はキサマの夢を奪ってねーよな?」と尋ねており、「中学最後にお前と戦えて悔いは無いよ。」と告げる河村に「甘ちゃんが……」と呆れつつも「ならとっとと失せな。俺はあの生意気な一年坊主に借りを返しに来ただけだ!」と言っていた。
『新テニスの王子様』日本代表選抜戦 シャッフルマッチ
亜久津&真田 vs 種ヶ島&大曲
ゲーム 0-6 / 0-6 / セット ●0-2○
立海大附属中学校3年・真田弦一郎(さなだ げんいちろう)とダブルスを組み、高校生ペアの種ヶ島修二(たねがしま しゅうじ)・大曲竜次(おおまがり りゅうじ)と試合をした。種ヶ島のテニスに翻弄され、ペースを崩した真田が必死に振り抜いたラケットは、亜久津の頬を強く打ってしまう。「お前が許したとて、俺が自分を許せん!俺を殴れ!」と言う真田を亜久津は蹴った。「け、蹴れとは…言って…いない…」と真田。「力(りき)が入りすぎだ。お前のテニスをしろ」と真田を諭す亜久津。その言葉を受け止め、真田は集中力を取り戻した。真田は、ボールを打った後にもう一度ラケットを振ることで打球の軌道を変えることができる「黒色のオーラ」を使う。種ヶ島は打球を捉えた後で、一度無にし、相手が届かない位置を狙って返すという技「已滅無(いめつむ)」で返した。
その後、試合中にも関わらず種ヶ島はネット越しに真田へと歩み寄り「俺は負けへんで☆」と言い放ち、突然じゃんけんを始めた。じゃんけんは種ヶ島の勝利で、次に「あっち向いてホイ☆」と指を動かす。真田は惨敗していた。「あっち向いてホイで勝てへんよーじゃ、俺達にテニスで勝てへんわ」と種ヶ島が煽ったため、今度は亜久津が「俺にやらせろ」とあっち向いてホイでの勝負を引き受ける。亜久津は指された方を向かずに耐えたため、「あいこで」と種ヶ島がもう一度始めようとした。しかし、種ヶ島のパートナーである大曲が「いい加減テニスしよーや」と言い、試合再開。結果は亜久津&真田の敗北だったものの、あっち向いてホイで負けたことのなかった種ヶ島に勝利した亜久津であった。漫画『新テニスの王子様』11巻及び12巻、アニメ『新テニスの王子様 OVA vs Genius10』第8話に収録されている。
『新テニスの王子様』U17W杯 予選リーグ スイス戦
S3 亜久津 vs アレキサンダー・アマデウス
●1-5○ 棄権負け
スイスのプロ選手であるアレキサンダー・アマデウスと対戦する亜久津。高校生No.1の平等院鳳凰(びょうどういん ほうおう)が行使しようとしたオーダー変更権を拒否。「負けたら帰国」という約束で試合に臨む。平等院の「光る打球(デストラクション)」や、鬼十次郎(おに じゅうじろう)の「10球打ち」など日本代表のトップ選手の技を吸収し、成長した姿を見せた。しかし相手はプロのため、実力の差で追い詰められる。一時はコートチェンジすら自分で出来ず、試合相手であるアマデウスに引き摺られるほど満身創痍で、その姿には審判も棄権を勧めるほどであった。亜久津への最後の一撃と共に平等院に対する捨て台詞を残すアマデウス。それを聞いた亜久津は「キサマ誰と戦ってんだ!!」と怒りながら意地で1ゲーム奪った。第8の意識とも呼ばれる状態になり、打球を打つ直前まで5〜10種類の攻撃を残像のように見せる自身の技、「無没識」が覚醒した試合でもあるが、その影響でシューズが赤く染まるほど足に負担がかかっていた。力尽きて、倒れた所を平等院に受け止められながら負傷離脱となる。結果的にアマデウスに完敗した。試合後、意識を戻した亜久津に「約束通りとっとと日本へ帰れ」と言う平等院。言われるまでもなく帰ろうとする亜久津に、平等院は「2年後の大会はキサマが連覇しろ」と激励し、アマデウスからは「お前はきっといいテニス選手になる」と賛辞が贈られた。
亜久津仁の関連人物・キャラクター
千石清純(せんごく きよすみ)
千石清純(せんごく きよすみ)は亜久津と同じ山吹中学校の3年生で、テニス部のレギュラー。強運で「ラッキー千石」という愛称を持っており、お小遣いを占い雑誌につぎ込んでいる程の重度の占い好きである。亜久津には手を焼いているものの、実力は買っているようで何かと気にかけてくれている。得意技は高く上げたトスを最短距離のセンターコートへと叩きつけるジャンプサーブ「虎砲」と、跳躍力を活かした「ダンクスマッシュ」である。
千石清純(テニスの王子様)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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千石清純とは、『テニスの王子様』に登場するキャラクターであり、山吹中学校テニス3年生。初登場は都大会2週間前、青学へ偵察に来た他校生として登場。ジュニア選抜経験の実力者として知られ、都大会では青学・桃城と、関東大会では不動峰の神尾と対戦している。オレンジ色(原作では茶色)の髪にゲジゲジとした眉毛が特徴。性格は飄々としており、人懐っこい。無類の女好き。千石が試合にいるとラッキーなことが起こることから「ラッキー千石」という異名で呼ばれている。
壇太一(だん たいち)
壇太一(だん たいち)は山吹中学校の1年生で、元々はテニス部のマネージャーだった。亜久津の退部後、テニス部に部員として入部。亜久津のことを尊敬しており、サイズは合っていないが亜久津から貰ったヘアバンドを愛用している。アニメ89話『青学、ダダダ壇』では、1日だけ青春学園中等部の練習に参加し、未熟ながらも越前リョーマの技である「ツイストサーブ」や「ドライブB」を再現できる程の潜在能力を持っていた。
『新テニスの王子様』では、亜久津に御守りを届けに合宿所にやって来た。
壇太一(テニスの王子様)の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
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壇太一(だんたいち)とは、『テニスの王子様』に登場するキャラクターで、山吹中学校テニス部の1年生である。入学当初は小柄であることを理由にテニス部のマネージャーをしていた。みんなが恐れる先輩の亜久津仁(あくつじん)を恐れるどころか、強い憧れを抱いている。亜久津に試合で勝利した小柄な越前リョーマ(えちぜんりょーま)を見て、自身もテニス部への入部を決意した。試合描写はなく、選手として成長途中のキャラクターだ。亜久津からもらった緑のヘアバンドを愛用している。「〇〇するです」など、誤った敬語を使っている。
河村隆(かわむら たかし)
河村隆(かわむらたかし)は青春学園中等部の3年生であり、テニス部のレギュラー。愛称は「タカさん」で、亜久津とは小学生の頃に同じ空手道場に通っていた。普段は穏やかで優しい性格だが、ラケットを持つと人格が変わり、「バーニング!」などと力強く叫ぶ熱血漢となる。対戦相手のシングルスに強力なパワータイプがいない限りは、ダブルスで出場する事が多く、よくペアを組むのは不二周助(ふじ しゅうすけ)である。高校に入学したら、実家の寿司屋を継ぐ修行を始める予定であるため、テニスは中学で最後にすると決意している。
亜久津仁の名言・名セリフ/名シーン・名場面
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宍戸亮(テニスの王子様)の徹底解説・考察まとめ
宍戸亮(ししどりょう)とは、『テニスの王子様』に登場するキャラクターで、氷帝学園中等部3年テニス部のレギュラーである。元はシングルスプレイヤーだったが、2年の鳳長太郎(おおとりちょうたろう)とダブルスを組んでおり「氷帝最強ダブルス」と呼ばれている。都大会で惨敗し、一度レギュラー落ちを経験した。レギュラー落ち以前は長髪だったが、レギュラー復帰の際に自らハサミで短髪にし青いキャップを後ろ向きに被っている。男気溢れる性格で、口癖は「激ダサ」。
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目次 - Contents
- 亜久津仁のプロフィール・人物像
- 亜久津仁の能力
- テニス界10年に1人の逸材
- 詳細な能力データ
- 亜久津仁の必殺技
- 光る打球(デストラクション)
- 無没識(むもつしき)
- 亜久津仁の来歴・活躍
- テニススクールに通っていた小学生時代
- 『テニスの王子様』都大会
- 2回戦以降の戦績
- 決勝 vs青学
- 『新テニスの王子様』同士討ち
- 『新テニスの王子様』日本代表選抜戦 シャッフルマッチ
- 『新テニスの王子様』U17W杯 予選リーグ スイス戦
- 亜久津仁の関連人物・キャラクター
- 千石清純(せんごく きよすみ)
- 壇太一(だん たいち)
- 河村隆(かわむら たかし)
- 亜久津仁の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「太一…俺を目指してもその先に可能性はないぜ」
- 「死んでこい河村…そのかわりまた吹っ飛ばされんなら何度でも受け止めてやる」
- 『新テニスの王子様』フェンスをこじ開ける
- 「さぁお待ちかねだぜ相棒!」
- 亜久津仁の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 破り捨てたのは受け取ったばかりのパスポート
- モンブランが大好きな亜久津
- 家でコーラスの練習をしていた