さんかく窓の外側は夜(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ
『さんかく窓の外側は夜』とは、ヤマシタトモコによる、日本の漫画作品。霊が見えるという能力を持つ書店員、三角康介(みかどこうすけ)が、除霊師の冷川理人(ひやかわりひと)と共に除霊をし、殺人事件の謎を解くミステリー・ホラー漫画。除霊師として優秀だが生活能力や人間関係における常識が欠けている冷川と、生真面目で誠実な性格の三角という凸凹コンビが活躍する謎解きミステリーをコミカルなやりとりを交えながら繰り広げつつ、三角や冷川の生い立ちや暗い過去など陰のあるドラマも展開する。
漫画と映画で異なる三角の眼鏡の使用法
『さんかく窓の外側は夜』の漫画本編では、三角は、眼鏡をかけていると霊も人間も同じようにはっきりと見えてしまうため、霊が見えて怖いときや、除霊の時には眼鏡を外す。しかし、映画では、除霊の時になると霊を見るために眼鏡をかけるという設定になっており、眼鏡の使用法が逆になっている。
テレビアニメ化と音声アプリ「SARF」とのコラボ企画について
2021年10月~12月に、全12話がTOKYO MX、BSフジ、ホームドラマチャンネル等で放映された。テレビアニメと、音声アプリ「SARF」とのコラボ企画で、「SARF」をダウンロードして阿佐ヶ谷に行くと、三角と冷川が金運スポットを巡るという音声ドラマが聴けるという企画が行われた。
Blu-rayおよびDVDとドラマCDの発売について
テレビアニメ化された後、Blu-rayおよびDVD(全4巻)が発売された。また、2021年12月~2022年4月にドラマCD(全5巻)も発売され、アニメ化されなかった原作エピソードも収録された。
実写映画化について
主演、岡田将生(冷川理人役)、志尊淳(三角康介役)で、2021年1月22日に全国公開された。上映時間は102分。
タイトルにある「さんかく窓」について
タイトルにある「さんかく窓」とは、冷川の作る結界(原作中では三角形)のことではないかと考えられている。
『さんかく窓の外側は夜』の主題歌・挿入歌
映画
OP(オープニング):ずっと真夜中でいいのに。「過眠」
主題歌:ずっと真夜中でいいのに。「暗く黒く」
テレビアニメ
OP(オープニング):フレデリック「サイカ」
ED(エンディング):羽多野渉「Breakers」
Related Articles関連記事
やまとなでしこ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『やまとなでしこ』とは、2000年にフジテレビの月9枠で放送されていたドラマ。脚本は『ハケンの品格』や『花子とアン』を担当した中園ミホなどが手掛ける。主演は松嶋菜々子。その他、堤真一や矢田亜希子などが出演している。玉の輿に乗ることを夢見る客室乗務員の神野桜子と、小さな魚屋を営む中原欧介の恋愛模様を描く、ロマンスコメディである。本作は平均視聴率26.4%、最高視聴率は34.2%を記録。2000年以降に放送されたフジテレビのドラマでは、歴代2位の視聴率を獲得した。
Read Article
セクシー田中さん(漫画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『セクシー田中さん』とは、2023年10月に日本テレビ系で放送されたテレビドラマ。芦原妃名子の漫画作品が原作である。主演は木南晴夏で、生見愛瑠や安田顕などが出演する。派遣OLの倉橋朱里が、ある日立ち寄ったレストランでベリーダンスを鑑賞し、ベリーダンサーの女性に魅了される。そしてその女性が、同じ会社に勤める田中京子であることに気付く。そのことをきっかけに接点のなかった朱里と京子に交友関係が生まれ、2人に絆が芽生えていく。本作は単行本の累計部数が100万部を超える人気作で、実写ドラマが話題となった。
Read Article
違国日記(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ
『違国日記』とは2017年よりヤマシタトモコが『FEEL YOUNG』にて連載している、女性小説家である高代槇生が、疎遠である姉とその夫が急遽したことをきっかけに、姪である田汲朝を引き取り共に生活を送る様子を描いたハートフル漫画である。人見知りである槇生と社交的な朝の突如始まった同居生活を中心に描いており、親子とはまた少し違う奇妙な距離感である二人が時には衝突しながらも、お互いの家族の形を見つけていく。各登場人物の繊細な人物描写が見所の作品である。
Read Article
漫画家ごはん日誌 たらふく(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ
『漫画家ごはん日誌たらふく』とは、50名の漫画家が自身の食についてのエピソードを元に描いた漫画を掲載した漫画本である。漫画家50名が1名2ページで、日ごろ食べているごはんや、漫画家自身が持っている食についての考えをラフなスタイルで描いている。後半には、特別インタビューとスペシャル対談が記載されている。人気漫画家が日常どのようなモノを食べているかを知ることが出来る本であり、更に食とは何かを考えるきっかけとなる作品である。本書は2015年5月に刊行された『漫画家ごはん日誌』の続編である。
Read Article
漫画家ごはん日誌(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ
『漫画家ごはん日誌』とは、50名の漫画家が自身の食についてエピソードを元に描いた漫画を掲載した漫画本である。後半には特別インタビューとスペシャル対談が記載される。2015年5月8日、祥伝社により刊行された。漫画家52名が1名2ページで、日頃食べているごはんや漫画家が持っている食についての考えをラフなスタイルで描いている。人気漫画家が日頃どのような食生活を送っているかを知ることが出来る本であり、さらに食とは何かを考えるきっかけとなる作品である。
Read Article
溺愛×平凡な商業BL漫画、オススメ3選~第2弾~
年下攻め、メガネ受け、ツンデレ受けなどジャンルの多様な商業BL漫画の世界! その中でも王道パターンのひとつであり、多くのファンを持つ「溺愛×平凡」カップルの作品を集めてみました。第1弾と合わせて、どれもオススメの名作ぞろいです。
Read Article
デビュー10周年!ヤマシタトモコの多彩な作品の中で、絶対外せない10タイトル
青年誌から女性誌まで、幅広いジャンルを股にかける女性漫画家ヤマシタトモコさん。とにかく多くの作品を精力的に発表しています。全タイトルを読了した上で、特にオススメしたい10タイトルをご紹介します。
Read Article
【HERO】歴代最高&最低視聴率はどれだ!?月9ドラマまとめ【やまとなでしこ】
通称「月9(ゲツク)」として知られる月曜夜9時枠のドラマ。その長い歴史の中で、数々のヒット作が生み出されてきました。この記事では、そんな懐かしい月9ドラマを歴代最高視聴率が高い順に紹介しています。どれも有名なものばかりだから、実際に観たことはなくても名前くらいは知っている方も多いのではないでしょうか。
Read Article
良作揃い!特におすすめしたい面白ドラマまとめ【ナースのお仕事、ごくせんほか】
恋愛・ミステリー・学園もの・医療系などテレビドラマのテーマは多岐にわたっている。「休日で何もやることが無い!」などという時には、お気に入りの俳優が出演しているドラマをピックアップしてみたり、特定のジャンルを決めて視聴してみるなどの楽しみ方はいかがだろうか。本記事ではネット上などで特に「面白い」と評判のドラマを、厳選して紹介する。
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『さんかく窓の外側は夜』の概要
- 『さんかく窓の外側は夜』のあらすじ・ストーリー
- 三角が冷川の助手になり、冷川によって霊的に紐で繋がれるまで
- 三角が冷川に紐を付けられていると知った後
- 三角の母親が三角の父親に出会った頃の話(回顧談)
- 三角の過去と冷川の過去が明らかになり始める
- 三角と冷川そして仲間たちと、先生との対決
- 『さんかく窓の外側は夜』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 三角 康介(みかどこうすけ)
- 冷川 理人(ひやかわりひと)
- 半澤 日路輝(はんざわひろき)
- 非浦 英莉可(ひうらえりか)
- 迎 系多(むかえけいた)
- 逆木 一臣(さかきかずおみ)
- 先生(せんせい)
- その他の登場人物・キャラクター
- 三角 則子(みかどのりこ)
- 冷川 塔子(ひやかわとうこ)
- 非浦英莉可の母親
- 半澤冴子(はんざわさえこ)
- 『さんかく窓の外側は夜』の用語
- 掌光会(しょうこうかい)
- 大掌様(だいしょうさま)
- 『さんかく窓の外側は夜』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 逆木一臣「罪は罪だ。たとえ死んでも償って許されてもしたことが消えるわけじゃない」
- 半澤日路輝「さしのべた手が届かなくても、それはきみのせいじゃない」
- 三角康介「おれは絶対壊れない。おれは、あのひと(母親)が全部信じてくれた、あの人の信念の証明だからだ」
- 三角康介「壊れたら直して、失ったらその穴を見つめて、そうやっておれたちは生きていかなきゃいけない」
- 『さんかく窓の外側は夜』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 続編『さんかく窓の外側は夜 その後』の発売
- 漫画と映画で異なる三角の眼鏡の使用法
- テレビアニメ化と音声アプリ「SARF」とのコラボ企画について
- Blu-rayおよびDVDとドラマCDの発売について
- 実写映画化について
- タイトルにある「さんかく窓」について
- 『さんかく窓の外側は夜』の主題歌・挿入歌
- 映画
- OP(オープニング):ずっと真夜中でいいのに。「過眠」
- 主題歌:ずっと真夜中でいいのに。「暗く黒く」
- テレビアニメ
- OP(オープニング):フレデリック「サイカ」
- ED(エンディング):羽多野渉「Breakers」