迅悠一(ワールドトリガー)の徹底解説・考察まとめ

迅悠一(じん ゆういち)とは、『ワールドトリガー』の登場人物であり、本作の主人公の一人である。自らを「実力派エリート」と名乗るその実力は本物。黒トリガー「風刃」の最初の所有者であり、ボーダー内に数人しかいないとされているS級隊員であった。「未来予知」というサイドエフェクトによって目の前の人間の未来を見ることができる。「風刃」を本部に返還したため隊に所属しないA級隊員として活動している。「ぼんち揚げ」が大好物で、部屋に箱で常備しているほど。

近界の中でも大国であるアフトクラトルからの大きな攻撃、通称「大規模侵攻」が予想されたため、ボーダーは迎え撃つための作戦を整えていた。
迅は大規模侵攻をよりよい未来で終結させるために暗躍する。
迅が回避しようとしていた「最悪の未来」は判明しているだけで「三雲の死亡」「雨取が近界民にさらわれる」「民間人の死亡・大きな被害」「A級隊員が近界民にさらわれる」である。

大規模侵攻が始まり、迅は警戒区域西側区域のトリオン兵を1人で排除するよう配置されていた。
しかし、三雲が死ぬかどうかの未来の分岐点が近いことを予知し、S級隊員の天羽月彦(あもう つきひこ)に担当区域を任せて自身は未来を動かすために行動し始めた。
三雲の死亡を回避するため、迅は雨取を捕えようと襲い掛かる近界「アフトクラトル」のヴィザ・ヒュースの前に空閑とともに立ちふさがる。
空閑と手分けし、迅はヒュースを地下に誘導する。攻撃を仕掛けるヒュースだが、迅は未来視で攻撃を避けてヒュースを翻弄。
ヒュースに攻撃もせず避けて躱してエスクードで挟み動けないようにし、敵戦力の撤退まで徹底してヒュースを駒として膠着状態にし続けた。
迅の狙いはヒュースをフリーにしないこと。結果、ヒュースは置き去りにされ、玉狛支部の捕虜とならざるを得なくなる。

また、迅は盤面を有利に進めるためにキーとなる隊員に戦闘前から根回しをしており、何名かの隊員が迅のアドバイスに従って未来のために行動している。
玉狛第一の木崎レイジ(きざき れいじ)と烏丸京介(からすま きょうすけ)は対峙相手を撃破ではなくなるべく留まらせ、戦闘を長引かせることに注力。結果敵情報を共有できたことにより敵の撤退に貢献。
三輪は迅の推薦により黒トリガー「風刃」を使用したことで、三雲を襲う近界民へ遠隔攻撃。三雲の危機を救うこととなった。
当真にボーダー本部屋上から援護射撃を依頼。敵戦力のトリオン切れを加速させた。

第二次大規模侵攻は結果、民間人に死者なし。オペレーター6名死亡、行方不明(C級隊員)32名という、迅曰く「最善とはいかずとも2、3番目に良い未来」となった。
論功行賞ではC級隊員の援護および人型近海民を捕虜にしたことを評価され、一級論功を授与されている。

B級ランク戦

B級ランク戦ROUND3にて太刀川と解説を担当。
マイクが入っているにもかかわらず最初からぼんち揚げをボリボリ食べながらスタートするなど、終始マイペースな様子をみせた。
解説では鈴鳴第一のエース村上鋼(むらかみ こう)と空閑の一騎打ちについて太刀川から村上の勝ちがみえているのでは、と聞かれると「さすがに分が悪い」と答えつつ空閑の経験値に期待し空閑が勝つほうに賭けた。
ROUND4後は玉狛支部屋上にて、三雲から玉狛第二に入らないかと誘われる。
しかし「やるべきことがある」と断ったうえで玉狛第二にはもっとふさわしい人物がいるとほのめかした。
また、大規模侵攻で三雲が重傷を負ったことを「おれのせいだ」と謝罪。
迅曰く、雨取と三雲を早々に危険な未来から遠ざける手段はあったものの、民間人への被害が出る可能性からわざとそれをしなかったという。
三雲は迅には何回も助けられていると感謝したうえで迅の責任を否定。
しかし、迅はしばらくは落ち込んだ様子をみせていた。

ガロプラ侵攻

風刃で敵を攻撃する迅

第二次大規模侵攻後、アフトクラトル国の属国である「ガロプラ」から追撃があるとの情報をもとにボーダーは迎撃準備をする。
アフトクラトル国の軌道が完全に三門市を離れるまでの間、アフトクラトルにボーダーが進撃しないようにするための防衛策というところまでは読めているが、どこにどのようにかは不明な状況。
迅曰く、三門市やボーダー内を見回った限りでは特に市民に被害が出る未来は見えないため、基地への襲撃の可能性が高いと予測する。
さらに第二次大規模侵攻から日が浅いことから、市民には作戦および襲撃について知らせないまま行うこととなった。
そのため作戦はA級中心の少部隊で作戦を遂行することになった。

敵の目的が見えないままのため、迅は風刃を手に一番手の攻撃を担う。
風刃の能力がアフトクラトルから伝わっていたため攻撃は当たらなかったものの、敵の目視に成功。未来視により敵の目的が「遠征艇の破壊」だと予知する。
動き出した作戦の中、ヒュースが玉狛支部を出奔。玉狛支部で預かっているお子様陽太郎とペットの雷神丸がヒュースを追いかけて外へ出てしまう。
迅はどこかに加勢をするつもりであったが、敵はA級精鋭に任せて急遽陽太郎のもとに駆け付けることになった。
ヒュースと陽太郎に合流し玉狛第二のランク戦を観戦。玉狛支部に帰還後、無事勝利した三雲達に得意料理である鍋をふるまった。

ガロプラとの同盟

ガロプラの侵攻の防衛に成功した翌日。
予知を利用して迅と林藤はガロプラに接触。ガロプラの目的である遠征艇の破壊の代わりに「遠征を数十日遅らせる」交換条件を出し、アフトクラトル属国のデータを要求。
自身のサイドエフェクト「未来視」の情報を与えたうえで同盟を持ち掛けた。
後日同盟の締結時には三雲と空閑を帯同させる。ガロプラのラタリコフから通信機である銀の腕輪を受け取り、遠征に行く可能性のある三雲に託した。
迅は「遠征に行きたいのはやまやま」としたうえで三門市に残ったほうが未来として良いと、遠征には行かないという。
三雲達が遠征に行けるかどうかの答えについては「五分五分」としたうえで、行くしかないと発破をかけた。

遠征選抜試験

第2次大規模侵攻でアフトクラトルにさらわれた隊員や、4年前の大規模侵攻でさらわれた三門市住民奪還のための近界遠征。遠征に参加することのできる限られたメンバーを選出するため、遠征選抜試験が開催される。
三門市に残る隊員とのバランスも図る必要があるため、試験をとおしてB級中位以上の隊員の適正と能力を測る必要があり、試験はB級中位以上の隊員が軒並み参加している。
事前に「誰と一緒に遠征に行きたいか」「一緒に行きたくない隊員は」などアンケートがとられたが、選ぶ隊員の中に迅の名前はなかったため、本部も迅を三門市に残ることをすでに承認している可能性が高い。
A級は第1試験「閉鎖環境試験」の審査官を担当するため、迅もA級隊員として試験用の臨時部隊メンバーの審査をしていく。

迅悠一の関連人物

小南 桐絵(こなみ きりえ)

CV:釘宮理恵

ボーダー玉狛支部所属A級玉狛第一の隊員。攻撃手ランク3位。
幹部メンバー以外で唯一迅より前から旧ボーダーに所属していた。
ヒュースが迅のことを「うさんくさい」というのに同意するなど、迅の周りを煙に巻く言動に騙されつつよく知っている。

renote.net

嵐山 准(あらしやま じゅん)

CV:岡本信彦

ボーダー本部所属嵐山隊隊長のオールラウンダー。
作者公認で迅とシルエットが丸被りであり、身長と血液型も同じ。
「迅から聞いている」という嵐山の発言が随所にみられることから、よく話す間柄の様子。
嵐山の愛犬の散歩に付き合わされることがある。
「未来視」の特性ゆえ起こったことを自分のせいにしてしまう迅を心配しており、「何があってもお前のせいじゃない」と声を掛けられる場面がある。

renote.net

三雲 修(みくも おさむ)

CV:梶裕貴

ボーダー玉狛支部所属、玉狛第二の隊長。ポジションはシューター。
本作の主人公の一人。
ボーダー入隊試験に不合格となった三雲が深夜、ボーダーに侵入しようとしてトリオン兵に襲われたところを迅に助けられた。
迅からは「メガネ君」と呼ばれている。

renote.net

空閑 遊真(くが ゆうま)

TOMATOPIE9
TOMATOPIE9
@TOMATOPIE9

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東春秋(ワールドトリガー)の徹底解説・考察まとめ

東春秋(ワールドトリガー)の徹底解説・考察まとめ

東春秋(あずま はるあき)は、『ワールドトリガー』に登場するボーダー本部B級6位の東隊の隊長で狙撃手(スナイパー)である。年齢は25歳と、戦闘員中2番目の年長者。現ボーダー創設時のメンバーの一人で「最初の狙撃手」で狙撃手ランク第3位。ほぼ全ての狙撃手が東の弟子筋と言え、人望も厚い。指揮力も忍田真史(しのだ まさふみ)本部長と並びNo.1の実力者である。 任務外ではボーダー提携の大学院でトリオンや戦史の研究をしている。

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三輪秀次(ワールドトリガー)の徹底解説・考察まとめ

三輪秀次(ワールドトリガー)の徹底解説・考察まとめ

三輪秀次(みわしゅうじ)とは、『ワールドトリガー』の登場人物で、ボーダーのA級7位三輪隊の隊長を務めている人物。 近界民(ネイバー)という異次元からの侵略者による攻撃から世界を守る機関として作られた”界境防衛機関”通称ボーダーの戦闘における精鋭部隊の1人である。ボーダーには3つの派閥があり、その内の過激派にあたる城戸派に所属している。「ネイバーはすべて殺す」とのセリフどおり、ネイバーに深い恨みを持っている。過去に最愛の姉をネイバーに殺されているのが要因だと言える。

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風間蒼也(ワールドトリガー)の徹底解説・考察まとめ

風間蒼也(ワールドトリガー)の徹底解説・考察まとめ

風間蒼也(かざま そうや)とは『ワールドトリガー』の登場人物で、ボーダー本部所属A級風間隊の隊長。他人の才能や才覚を見抜くことに長けており、優れた育成能力も持ち合わせている。厳しめな物言いもするが、役目を果たしたものを称賛したりと優しさも持ち合わせている。スコーピオンをメイントリガーとして扱い、アタッカーランクは2位の実力者。部隊の戦術は聴覚と透明化のトリガーを駆使したステルス戦闘を得意としている。間接的ではあるが、本作主人公の一人三雲修(みくも おさむ)の成長に何度もかかわっている。

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