007シリーズの歴代ジェームズ・ボンドまとめ

007シリーズとは、英国秘密情報部のエージェント「ジェームズ・ボンド」の活躍を描いた小説、および映画シリーズである。原作は作家のイアン・フレミングが1953年に生み出した小説『カジノ・ロワイヤル』が初作品で、映画はショーン・コネリーがボンドを演じた1962年の『007は殺しの番号』から始まった。長期のシリーズであるため、主人公のボンドのキャストも作品ごとに変わっていく。どの俳優も渋く魅力的である。

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第7作:『007/ダイヤモンドは永遠に』

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『007 ダイヤモンドは永遠に Diamonds Are Forever』

『007/ダイヤモンドは永遠に』は1971年公開の、007シリーズの第7作目。ショーン・コネリーのボンド復帰作となった。

番外編:『ネバーセイ・ネバーアゲイン』

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『ネバーセイ・ネバーアゲイン Never Say Never Again』

『ネバーセイ・ネバーアゲイン』は1983年公開の007シリーズの一作。他のボンド映画とは異なり、イーオン・プロダクションズではなくジャック・シュワルツマンのタリアフィルムが製作した。ショーン・コネリーは7回目にして最後のボンドを演じ、『ダイヤモンドは永遠に』から12年ぶりにボンド役に復帰した。

2代目ボンド:ジョージ・レーゼンビー

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ジョージ・レーゼンビー(George Lazenby)

本名:George Robert Lazenby
生年月日:1939年9月5日

映画での二代目ジェームズボンドを演じたのが、当時まだ新人だったジョージ・レーゼンビーである。オーストラリア出身の俳優。身長188cm。
二代目ボンド役が有名、歴代ボンドのなかでも唯一、英国(ヨーロッパ圏)以外のオセアニア圏出身(オーストラリア)の俳優でもある。
ジェームズボンドに抜擢される以前は、俳優ではなく売れっ子のファッションモデルであったという経歴の持ち主。
第6作『女王陛下の007』(On Her Majesty's Secret Service)に出演している。

第6作:『女王陛下の007』

『女王陛下の007 On Her Majesty's Secret Service』

『女王陛下の007』は1969年公開の、007シリーズの第6作目。ショーン・コネリーが『007は二度死ぬ』でボンド役を引退した後、演技経験のないジョージ・レーゼンビーがジェームズ・ボンド役に抜擢されたが、レーゼンビーはボンド役を今作限りで降板した。

3代目ボンド:ロジャー・ムーア

ロジャー・ムーア(Roger Moore)

本名:Roger George Moore
生年月日:1927年10月14日

ショーン・コネリーに並び、7作に渡ってジェームスボンドを演じたのがロジャー・ムーア。イギリス出身の俳優。身長は185cm。
ショーン・コネリーからの大抜擢を受け、三代目のジェームスボンドとなった。1973年から1985年の間、007作品でジェームズ・ボンドを演じた。
また、ショーン・コネリーが演じるジェームスボンド像に演技を似せることなく、まったく違うジェームスボンドを目指したことで広く知られている。
ロジャー・ムーアは以下の7作品に出演。

第8作007 死ぬのは奴らだ Live and Let Die
第9作007 黄金銃を持つ男 The Man with the Golden Gun
第10作007 私を愛したスパイ The Spy Who Loved Me
第11作007 ムーンレイカー Moonraker
第12作007 ユア・アイズ・オンリー For Your Eyes Only
第13作007 オクトパシー Octopussy
第14作007 美しき獲物たち A View To A KIll

第8作:『007/死ぬのは奴らだ』

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『007/死ぬのは奴らだ Live and Let Die』

『007/死ぬのは奴らだ』は1973年公開の、007シリーズの第8作目。3代目のロジャー・ムーアがMI6諜報員ジェームズ・ボンドを最初に演じた作品である。

第9作:『007/黄金銃を持つ男』

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『007/黄金銃を持つ男 The Man with the Golden Gun』

『007/黄金銃を持つ男』は1974年公開の、007シリーズの第9作目。ロジャー・ムーアがMI6諜報員ジェームズ・ボンドを演じる2作目の作品である。

第10作:『007/私を愛したスパイ』

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『007/私を愛したスパイ The Spy Who Loved Me』

『007/私を愛したスパイ』は1977年公開の、007シリーズの第10作目。ロジャー・ムーアがMI6諜報員ジェームズ・ボンドを演じる3作目の作品である。

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007シリーズとは、英国秘密情報部のエージェント「ジェームズ・ボンド」の活躍を描いた小説、および映画シリーズである。原作は作家のイアン・フレミングが1953年に生み出した小説『カジノ・ロワイヤル』が初作品で、映画はショーン・コネリーがボンドを演じた1962年の『007は殺しの番号』から始まった。本作には、毎回入れ替わる形で表れてはジェームズのパートナーとして活躍するヒロイン、通称「ボンドガール」が存在する。グラマラスで魅力的なボンドガールが登場することも、本シリーズも見所である。

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