ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』とは2018年のアメリカのアクション映画で、2015年に製作された『ボーダーライン』のスピンオフである。前作同様にメキシコの麻薬カルテルをテーマにしている。メキシコの麻薬カルテル内に混乱を引き起こすことを国防長官から命ぜられたCIAのマットは暗殺者のアレハンドロを雇い作戦を決行するが、敵の攻撃を受けたことから想定外の事態へ陥ってしまう。監督はステファノ・ソッリマが務め、キャストはベニチオ・デル・トロやジョシュ・ブローリンが前作から続投した。

マットが武器や工作員の確保を依頼する男。目標がメキシコの麻薬カルテルと分かると、料金を引き上げる。

不法入国ビジネス関係者

ミゲル・ヘルナンデス(演:イライジャ・ロドリゲス)

右がミゲル。

アメリカテキサス州マッカレンに住む14歳の少年。母と2人の妹がいる。従兄のヘクターの誘いでガヨが取り仕切る不法入国のビジネスの手伝いをすることに。アレハンドロをアメリカで目撃していたことから、アレハンドロがメキシコからアメリカに不法入国しようとしているのがおかしいと気付く。アレハンドロを始末するように指示されてアレハンドロの頭を撃つが、撃った銃弾が左頬から右頬を貫通したのみで、殺すことには失敗した。それから1年が経つと、ミゲルは体のいたるところにタトゥーを入れており、カルテルの世界でも立場が向上しているのが分かる。そのミゲルのところへアレハンドロが現れ、「殺し屋になりたいか」と聞かれる。

ヘクター(演:デヴィッド・カスタニェーダ)

左がヘクター。

ミゲルの従兄。不法入国のビジネスを仕切っているガヨを慕っており、ミゲルをそのビジネスに誘う。

ガヨ(演:マヌエル・ガルシア=ルルフォ)

右がガヨ。

日本語吹替:宮本淳

アメリカへの入国を希望する者を不法に入国させることで金を稼いでいるギャング。

『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』の用語

麻薬カルテル

麻薬の製造・売買を行っている組織。麻薬の売買を巡ってカルテル同士で抗争が行われるなど、治安への影響を及ぼす。特にメキシコの麻薬カルテルは、隣国の麻薬の最大消費国であるアメリカへ麻薬を供給している。カルテル間の抗争が激化し、2006年からメキシコ麻薬戦争に発展した。

レイエス・カルテル

メキシコの麻薬カルテルの1つ。マタモロス・カルテルと対立している。カルロス・レイエスがリーダーで、イザベルという娘がいる。そのイザベルはマットのチームによって拉致される。かつてカルロス・レイエスの手下が、アレハンドロの娘を殺している。

マタモロス・カルテル

メキシコの麻薬カルテルの1つ。レイエス・カルテルと対立している。アレハンドロがマタモロス・カルテルの弁護士を殺したことをマスコミがレイエス・カルテルの仕業だと報じたことで、レイエス・カルテルとの抗争が始まる。

『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

アレハンドロ「あばよ」

アレハンドロがマタモロス・カルテルの弁護士を射殺するシーン。

メキシコのメキシコシティにて、マットが指揮する作戦が始まる。覆面を被ったアレハンドロらはマタモロス・カルテルの弁護士を追いつめる。その弁護士に眼鏡をかけるように促したアレハンドロは覆面を脱いで素顔を見せると、その弁護士は驚いたような表情を見せる。そしてアレハンドロは「あばよ」と言って銃をに乱射する。アレハンドロはメキシコでかつて検事をやっており、その弁護士にわざわざ素顔を見せていることから個人的な恨みがあったと思われる。そして撃ち込む弾の数が一発ではないことからその恨みは相当なものだったことが伺える。

アレハンドロ「やるべきことをやれ」

マットがアレハンドロと電話で話すシーン。

7bk0taro
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