レッド・デッド・リデンプションII(RDR2)のネタバレ解説・考察まとめ

『レッド・デッド・リデンプション2』とは、アメリカ合衆国のロックスター・ゲームスによって、2018年10月26日に世界同時発売されたオープンワールドアクションゲームである。対応ハードはPS4とXboxOneで、PC版も存在する。西部開拓時代末期、壮大な自然と新しい文明の波が入り混じるアメリカが再現された広大なマップを、崩壊寸前のギャング団の幹部アーサー・モーガンとなり、自由に動き回り冒険することができる。

アビゲイル・ロバーツはダッチギャングの女性メンバーである。元娼婦でダッチに保護されて現在に至り、ジョン・マーストンとの息子ジャックを懸命に育てている。
教養を受けて育つことができず読み書きができない。無法者としてしか生きられなかった自分と同じような人生をジャックには歩んでほしくないと望み、仲間に協力してもらい教育を与えて将来は立派な職業に就いてもらいたいと望んでいる。
物語序盤こそ父親としての責任を果たさないジョンとは激しく言い争う場面が見られたが、彼が心を入れ替えて家庭を築こうと努力を始めてからは2人は良き人生のパートナー同士になる。アビゲイルはジョンとジャックと共にいずれはギャングをやめて平穏に生きたいと望んでいる。
夫を失って悲しみに沈んでいたセイディを優しく慰めているシーンが何度かあり、2人の仲はとても良い。アーサーもアビゲイルのことは尊敬できる女性として見ていて幸せになってほしいと望んでいる。ダッチギャングが窮地に立たされた時、アーサーとセイディはアビゲイルたちをギャングから足を洗わせるために奮闘する。

ジャック・マーストン

ジャック・マーストンはジョンとアビゲイルの4歳の息子。ダッチギャング全員で保護している少年で無垢で優しい心を持っている。母親のことが大好きでアビゲイルからも何よりも大切に愛されているが、父親のジョンは彼を自分の息子と認めようとしなかった。そんな父親には少々困惑していてどんな態度で接すればいいかがわからない様子を見せる。
アビゲイルは頼りにならないジョンの代わりにアーサーに彼の面倒を見てもらうことがある。ゲーム中ではジャックに釣りを教える場面があり、アーサー自身もジャックのことは気にかけている。アーサーは純粋なジャックが自分たちの代わりに平穏で幸せな人生を歩んでくれるのではないかと彼の未来に希望を抱いている。

スーザン・グリムシャウ

スーザン・グリムシャウはダッチギャングの古参メンバーで女性たちのまとめ役。キャンプの運営を監督していて女性たちへの指導は厳しい。アーサーにも運営費の催促をするなどギャング団の存続に責任を感じているようだ。
きつい物言いが女性陣には受けが悪く、言い争いも絶えない。普段はお互いへの不満を隠そうともしないスーザンと他の女性陣だが、いざ彼女たちの身が危なくなるとスーザンは全力で守ろうとする。自ら銃を携え敵対者を射殺してしまう場面が見られる。
長年無法者として生きてきた彼女は敵対者や裏切り者に容赦がなく、自分たちの身を守るためなら手段を選ばない。その姿からはダッチへの強い忠誠心と仲間への愛情が見て取れる。

モリー・オシェア

モリー・オシェアはダッチギャングの女性メンバーでダッチの愛人でもある。自尊心が強く、ダッチに選ばれたことで態度が高飛車になってしまい他の女性メンバーからうとましがられている。
当のダッチは明らかにモリーを深く愛してはおらず、逃亡続きでストレスが強くなると高慢に見える彼女を冷たくあしらうようになっていく。あまりキャンプ内の家事をすることもなく孤立を深めているモリーはアーサーに相談を持ち掛けようとする場面があるが、アーサーもなかなか忙しく彼女の相手ばかりをするわけにもいかない。
物語が進むとダッチに対する不満が高まっていき、彼の注意を惹くためか徐々に彼女の言動は自己破滅的になっていく。

カレン・ジョーンズ

カレン・ジョーンズはダッチギャングの女性メンバーである。カールした金髪と派手な服装に似合う強気な女性で、アーサーと共にバレンタインの町に行ったときは早速男のカモを見つけて金を盗もうとしたり、銀行強盗の計画を練ったりする。
いざ銀行強盗本番の時は実行メンバーとして、銀行員の注意を惹きつけるために善良な市民のふりをして嬉々として男性メンバーのサポートをしていた。
無法者としての顔だけではなく、アーサーの個人的な悩みを真剣に聞いてくれる優しい姿を見せることもある。
物語終盤ではピンカートン探偵社による苛烈な追跡に精神的に耐えられず、酒を常に飲むことでストレスを発散するようになる。酒に溺れたその姿から他のメンバーたちに憐れみの目を向けられるようになっていく。

メアリー=ベス・ガスキル

メアリー=ベス・ガスキルはダッチギャングの女性メンバーである。物静かで穏やかな女性で、小説が大好きな彼女はキャンプ内ではいつも本を読んでいる。犯罪行為を実行する場面はほとんどなく、ダッチに保護されているがギャングらしい部分は見られない。
孤立気味の元コルム一味の捕虜であるキーランと仲睦まじく会話をする場面があり、彼女の優しさが見て取れる。
恋バナが好きらしく、アーサーに元恋人のメアリー・リントンとの関係について興味深そうに尋ねてくる場面がある。小説家になる夢があり、特にロマンス小説を書きたいそうだ。

ティリー・ジャクソン

ティリー・ジャクソンはダッチギャングの女性メンバーのひとりである。性格は明るくて屈託なくアーサーに接するが、12歳のとき黒人ギャングのフォアマンブラザーズに拉致された過去がある。
フォアマンブラザーズのメンバーを1人殺害しており、逃げていたところをダッチに保護される。それ以降比較的安全に暮らしていたが、バレンタインに買い出しに行った際以前の仲間に見つかる。以来追手に捕まることを恐れながらキャンプで生活を続けるようになる。
幼い時からギャング団で暮らしていたこともあり、いざとなったら銃を使って戦うことができる勇敢な女性である。

おじさん

おじさんとはダッチギャングのメンバーのひとりである。本名は誰も知らず、みんなからは単に”おじさん”(Uncle)と呼ばれている。
怠け者のじいさんでめったに働かず、キャンプでは酒を飲むか昼寝ばかりしている完全なお荷物だ。性格はお調子者で、めったに真剣に話をすることはない。それでも言葉の端々から幼い頃から無法者として生きてきたことと、戦争に参加して心に傷を負っていることがわかる。
ぐーたらだがどこか憎めないキャラで、時にはアーサーたちの心を慰めてくれる存在なのかもしれない。

オービル・スワンソン牧師

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