
『BULLY』とは、アメリカのゲームメーカーのロックスター・ゲームスより2006年に発売されたアクションアドベンチャーゲーム。日本ではXbox 360/PS2版が2008年に発売された。悪ガキが町中で大暴れすることから、「学園版GTA」と称されることもある。スクールカーストをテーマにし、全寮制の学園「ブルワース・アカデミー」とその周辺の町を舞台に、15歳の問題児ジミー・ホプキンスが繰り広げる刺激的な学園生活を描く。
『BULLY』の概要
『BULLY』とは、アメリカのゲームメーカーのロックスター・ゲームスより2006年に発売されたアクションアドベンチャーゲーム。日本ではXbox 360/PS2版が2008年に発売された。悪ガキが町中で大暴れすることから、「学園版GTA」と称されることもある。スクールカーストをテーマにし、全寮制の学園「ブルワース・アカデミー」とその周辺の町を舞台に、15歳の問題児ジミー・ホプキンスが繰り広げる刺激的な学園生活を描く。
あまりのやんちゃっぷりのため、全寮制のブルワース・アカデミーに入れられてしまったジェームス・ホプキンス(愛称・ジミー)。一癖も二癖もある人物ばかりのこの学園で1年間を過ごす、自由度の高い箱庭形ゲームとなっている。
プレイヤーはいたずら好きの転校生ジミーとなり、授業を受けたり、ガールフレンドと遊んだり、不良グループに喧嘩を売ったり、報酬と引き換えにいじめられっ子を助けたりといった日々を送りながら、スクールカーストの頂点に立つことを目指す。
本作は、ロックスターの代表作『グランド・セフト・オートシリーズ』と同様に、舞台となるフィールドと多数の登場人物が作りこまれている。本筋以外にも多数のサブシナリオやミニゲームをしているだけでも楽しめる、自由度の高いゲームとなっている。ストーリーはミッションをクリアする事で進めて行くが、NPCから手伝い(サブシナリオ)を頼まれる事もある。本編は全5章で構成され、エンディング後はフリーパートである第6章がプレイできる。
『BULLY』のあらすじ・ストーリー
問題児ばかりの学校に転校したジミー
15歳の問題児、ジミー・ホプキンスは、母親の再婚相手との新婚旅行中に、問題児ばかりが集まる全寮制の「ブルワース・アカデミー」に転校させられてしまう。
過去の問題行動から教師に目をつけられ、転校生のため初日からいじめの標的となるジミー。しかし持ち前のタフネスで校内の様々なグループと対立しながらも、自身の居場所を確立していく。
学校内には、いじめっ子、不良、優等生、体育会系など、様々なグループが存在し、それぞれが独自の勢力争いを繰り広げている。ジミーはこれらのグループと時には協力し、時には対立しながら、学園内で起こる様々な事件や問題を解決していくことになる。
学校の真実
ストーリーが進むにつれて、「ブルワース・アカデミー」の裏側に隠された陰謀や、教師たちの腐敗した実態が明らかになっていく。ジミーはこれらの問題に立ち向かいながら、学園に平和を取り戻すために奔走する。
『BULLY』のゲームシステム
基本システム

本作のキャラクターはモブではなくすべてのキャラクターにキャラクター付けがされている。学生が主人公であるため、GTAシリーズのように死人が出ることはない。
また、本作ではミッションを受けたり、ミニゲームで遊んだり、自由に探索していたずらしたりと、非常に自由度の高い内容となっている。ミッションやミニゲームをクリアすることで報酬が手に入る。基本的にお金だが、女子生徒のミッションをクリアするとキスしてもらえたりする。
学園が舞台だが、学園内だけで進むという訳ではない。基本的にはGTAシリーズのようなオープンワールドであり、町もかなり広く作られている。
さらに、建物も綿密に作られているほか、遊園地やGTAに多い謎の建物もあるなど、町の探索も楽しめる。
殺人描写や重火器の代わりに悪戯アクションが多数

あくまで「いたずら」のため殺人などの重犯罪は行えない。女子更衣室に忍び込んだりする事は出来る。
格闘ではパンチやキックの他、相手を掴んで投げ飛ばしたりする事が出来る。授業や特定のミッションでコマンド入力による必殺技を修得することも出来る。
いたずらアイテムは主に遠距離武器。自分で作成したり、各地で拾うことで使用出来る。
ビー玉ばらまきやパチンコ、覗き、スカートめくり、ロッカー破り、他人をおちょくる、といった、現実世界でもやってみたい、いたずらが豊富に用意されている。

殺人描写や重火器の類は全く出でこない。 戦闘は格闘が中心、キャラをぶちのめしても死亡にはならず、主人公も死なない。 代わりに、『BULLY』にはいたずらアクションやアイテムがたくさん用意されており、ビー玉で相手を転ばしたり、輪ゴムを相手に飛ばしたりすることが可能。ロッカーに閉じ込めたり、女子トイレや女子更衣室に忍びこんだりもできる。
犯罪が出来ないからといって、自由度が低い印象は全くない。 「これ見つかったらヤバいかな?」といった具合の、悪戯のスリルが再現されている。
ミッションをクリアして学園内派閥のトップに

主人公のジミーはいかにも悪ガキな最悪な容姿だが、懐は広く、弱きを助け強きを挫く好漢である。彼を操って、どこか闇のある他のマトモな生徒や派閥を屈服させて勢力を築きあげる様は一種のカタルシスがある。
ブルワーズにはいくつかの派閥があり、それぞれが敵対している。ジミーはそれら派閥のミッションをこなして行き、その派閥のトップに立つ。これを繰り返し、学園のトップに立つ事を目指そう。
警察のかわりに風紀委員や教師が登場

授業をサボろうとしたり、いたずらの現場を風紀委員や教師に見つかれば追いかけられることになる。彼らが本作における警察の役割を担う。 風紀委員を倒す事も出来るが、組付かれるとそのまま補導(GTAにおける逮捕)される。何度も補導されると学長から罰として草刈りのミニゲームを命じられる事も。反抗して芝刈り機で先生を撥ねてしまうとやり直しになる。

ミニゲームやコンプリート要素も多数
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目次 - Contents
- 『BULLY』の概要
- 『BULLY』のあらすじ・ストーリー
- 問題児ばかりの学校に転校したジミー
- 学校の真実
- 『BULLY』のゲームシステム
- 基本システム
- 殺人描写や重火器の代わりに悪戯アクションが多数
- ミッションをクリアして学園内派閥のトップに
- 警察のかわりに風紀委員や教師が登場
- ミニゲームやコンプリート要素も多数
- 『BULLY』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- ジミー・“ジェームズ”・ホプキンス
- ゲイリー・スミス
- ピート・コワルスキー
- ブリーズ(悪ガキ)
- ラッセル・ノースロップ
- デイビス・ホワイト
- ナーズ(インテリ)
- アーネスト・ジョーンズ
- アルジャーノン・パパドポウロス
- ベアトリス・トルドー
- プレッピーズ(お坊ちゃま)
- ダービー・ハリントン
- ビフ・テイラー
- ピンキー・ゴーティエ
- チャッド・モリス
- グリーサーズ(ロカビリー)
- ジョニー・ヴィンセント
- ローラ・ロンバルディ
- ノートン・ウィリアムズ
- ジョックス(体育会系)
- テッド・トンプソン
- デイモン・ウェスト
- マンディ・ウィリーズ
- 『BULLY』の用語
- 学園内の派閥
- Bullies/(悪ガキ)
- Nerds/ナーズ(インテリ)
- Preppies/プレッピーズ(お坊ちゃま)
- Greasers/グリーサーズ(ロカビリー)
- Jocks/ジョックス(体育会系)
- Townies/タウニーズ(タウニー)
- 課題
- 英語
- 美術
- 体育
- 化学
- 技術
- 写真
- 『BULLY』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- GTAよりも難易度は低め
- 日本版の『BULLY』はアメリカの『BULLY Scholarship Edition』に相当