咲-Saki-(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『咲-Saki-』とはスクエア・エニックスの『ヤングガンガン』で連載されている小林立による麻雀漫画である。麻雀に青春を捧げる少女たちの熱い思いや人間関係、丁寧に描かれる対局の様子が魅力であり、シリーズ累計発行部数は1000万部を突破。多くのスピンオフ作品が描かれ、アニメ作品にもなっている。舞台となるのは麻雀が広く浸透した世界。主人公の宮永咲は原村和という美少女と出会って麻雀の楽しさを知る。そして麻雀を通してなら仲違いしている姉とも話せるかもしれないという思いから全国大会を目指すことになる。

CV:山田みほ
演:佐野ひなこ

風越女子高校の麻雀部のコーチ。元ヤンで口が悪く、部員への指導も非常にスパルタである。しかし県予選決勝終了後、敗北し号泣して顔を隠す華菜に対して「そんなに恥ずかしい打ち方をしたのならうちの部から出ていけよ」と遠回しながらも最後まで戦い抜いた姿勢を褒めたり、疲れている部員のためにホテルを確保したりと、部員のことはしっかりと慮っている。特に華菜のことは可愛がっている模様。藤田プロとは旧知の間柄で、藤田プロの意を受けて県予選出場選手の分析を行っていた。

鶴賀学園

麻雀部は2年前に創られたばかりの無名校。県予選の1ヶ月前まで団体戦に出場するメンバーが足りなかった。

加治木ゆみ(かじき ゆみ)

CV:小林ゆう
演:岡本夏美

大将を務める3年生。クールで冷静沈着な性格だが、桃子を麻雀部に勧誘するために彼女の教室に乗り込むなど、情熱的な一面も持ち合わせる。麻雀を始めたのは高校1年生の時だが、相手選手の分析が得意ですでに強豪校の大将とも渡り合えるほどの実力を身につけている。県予選の決勝では咲の異常性に素早く気づき、槍槓で狙い撃つなど柔軟な対応をとってみせた。

蒲原智美(かんばら さとみ)

CV:桑谷夏子
演:大西亜玖璃

中堅を務める3年生。麻雀部の部長だが、蒲原の能天気な性格やゆみの指導力などから、ゆみが部長と思われることが多い。蒲原自身部長の実務をあまりやっていないようで、部長の引継ぎを行ったのもゆみである。だが統率力に長けているのは確かで、高校1年生の学園祭ではバラバラなクラスをその大らかさで見事に1つにまとめ上げた。インターハイでは蒲原が運転する車で清澄高校の応援のために上京し、鶴賀学園の部員たちの宿舎として門前仲町に住む祖母の家を提供した。なお車の運転はあまりうまくない様子。

東横桃子(とうよこ ももこ)

CV:斎藤桃子
演:あの

副将の1年生。小さい頃から目の前でダンスを踊るなどをしないと相手に気付かれないほど存在感が薄く、桃子は他人とのコミュニケーションを放棄していた。県予選の1ヶ月前、学内のサーバーを使ったネット麻雀で遊んでいた時にゆみの目に留まり、ゆみが勧誘のために桃子の教室まで乗り込むという事件が発生。桃子は自分を求めてくれたゆみのために麻雀部に入部した。そのためゆみに対しては特別な念を抱いており、ゆみが久などと親しくしていると嫉妬した姿を見せている。

麻雀では自身の存在感のなさが対局にも表れ、発声や桃子が捨てた牌を認識できないという性質を持つ。ただし無条件に「消える」ことができるわけではなく、相手が強いほど消えるまでに時間を要する。カメラ越しだと普通に知覚することができ、卓上をゲーム画面のように認識している和相手には消えることができなかった。

津山睦月(つやま むつき)

CV:七沢心
演:山地まり

先鋒の2年生。ポニーテールの朴訥な女の子。蒲原が引退した後は部長を務める。プロ雀士のカードを集めており、4校合同合宿の最終日には、小鍛治健夜のカードをまだ持っていないという文堂にプレゼントした。

妹尾佳織(せのお かおり)

CV:新谷良子
演:長澤茉里奈

次鋒を務める2年生。眼鏡をかけた巨乳の女の子で、蒲原の幼馴染み。麻雀は素人で蒲原に数合わせとして勧誘された。しかし県予選の決勝では強力なビギナーズラックを発揮し、四暗刻をあがって次鋒戦最多得点を記録した。4校合同合宿でもビギナーズラックは健在。まこや智紀、未春に挑まれたリベンジ戦でも緑一色をあがって返り討ちにした。

高遠原中学校

和と優希、新道寺女子高校の花田の母校。花田が3年生の時に和たちは1年生だったが、和たちの入部が遅く、人数不足でその年のインターミドル団体戦に出場することはできなかった。昨年は和が個人戦でインターミドルチャンピオンに輝いている。

夢乃マホ(ゆめの まほ)

CV:徳永愛(第1作)/小岩井ことり(全国編)

2年生。小柄な女の子で、他人の対局を見ては「あんな風に打ちたい」と思っている。その思いから他者の打ち筋をコピーする能力を持ち、作中では優希の東場の速攻かつ高火力の打ち筋や和の堅実な打ち筋、咲の嶺上開花などを真似てみせた。だがコピーできるのは1人につき1日に1局程度で、マホの素の実力は永遠の初心者と言われるほど低い。

室橋裕子(むろはし ひろこ)

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