咲-Saki-(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『咲-Saki-』とはスクエア・エニックスの『ヤングガンガン』で連載されている小林立による麻雀漫画である。麻雀に青春を捧げる少女たちの熱い思いや人間関係、丁寧に描かれる対局の様子が魅力であり、シリーズ累計発行部数は1000万部を突破。多くのスピンオフ作品が描かれ、アニメ作品にもなっている。舞台となるのは麻雀が広く浸透した世界。主人公の宮永咲は原村和という美少女と出会って麻雀の楽しさを知る。そして麻雀を通してなら仲違いしている姉とも話せるかもしれないという思いから全国大会を目指すことになる。

CV:原紗友里

福岡代表・裏磐梯高校の先鋒。インターハイの1回戦で阿知賀女子学院に敗北する。

寺崎遊月(てらさき ゆづき)

富山代表・射水総合高校の先鋒。昨年は個人戦で15位を取るが、今年のインターハイ団体戦では阿知賀女子学院に敗北する。

新免那岐(しんめん なぎ)

岡山代表・讃甘(さのも)高校の先鋒。白い鉢巻を身に着け、二本の刀を佩いている。インターハイ1回戦で阿知賀女子学院に敗北する。

『咲-Saki-』の用語

麻雀の役・ルール

嶺上開花(りんしゃんかいほう)

カンをした後に引く嶺上牌であがる役。山の上に花が咲くという意味で、主人公の咲が得意とする役である。咲は「咲く」という言葉が自分の名前と同じだということで好きになったが、姉が役の意味を教えてくれたということも好きになった理由の1つ。

海底撈月(はいていらおゆえ)

海底、つまり山の最後の牌でツモあがりした場合に成立する役。龍門渕高校の天江衣が得意とする役で、彼女が海底撈月であがる際には水面に浮かぶ月を掬い上げるというイメージ描写が入る。

槍槓(ちゃんかん)

他家がカンを宣言した際、その牌が自らのあがり牌であれば和了できるというもの。長野県予選では鶴賀学園の加治木ゆみが、2連続で嶺上開花であがった咲の異常性を感じ取り、待ちを変えてまで槍槓を成立させにいった。後半では持ち点が0点になった風越女子高校を助けるために、咲が槍槓で差し込むという高度なテクニックを見せた。

責任払い

衣の捨てた牌で大明槓をする咲(画像右のコマ)。

ある特定の役の和了が発生した時に、その役を確定させる副露を許したプレイヤーに罰則が課されるというルール。作中では大明槓を許したプレイヤーに対する罰則という形で紹介された。長野県予選の決勝で、咲は1位の天江衣から大明槓による責任払いをさせることで逆転ができた。

四喜和(すーしーほー)

小四喜をあがる初美(画像右側)。

大四喜と小四喜の総称。どちらも東南西北の風牌が絡む役満である。永水女子高校の薄墨初美は北家の時に東と北を鳴いて鬼門に晒すことで、南と西が集まるという能力を持っており、県予選と全国で2度、四喜和で和了している。

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