CLAYMORE(クレイモア)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『CLAYMORE(クレイモア)』とは、八木教広原作のダークファンタジー漫画である。中世ヨーロッパ的な世界を舞台に、半人半妖の女戦士たちが妖魔や覚醒者などの人外の存在と戦う姿が描かれている。主人公クレアの成長や女戦士たちの生き様などバトルシーン以外にも見どころが多く、美麗な女戦士や覚醒者のデザインの素晴らしさが評価されている。壮大な世界観と重厚なストーリーが上手くまとめられており、非常に読み応えのある作品となっている。

ベス

断片に身体を貫かれ、ベスは強制的に覚醒してしまった。

組織のナンバー2。ナンバー1アリシアの双子の妹。生まれてすぐアリシアと共に組織に引き取られ、精神共有と戦いだけを叩き込まれて育った。そのため、ほとんど自我を持たない。アリシアと同じく全身黒の装備を身に纏っている。アリシアと精神を共有し、姉の精神を預かる。覚醒体となって戦うアリシアが人に戻れるかどうかはベスにかかっており、精神的な疲弊がアリシアよりも激しい。北の戦乱から7年後、リフル討伐の命令を受けた際は、精神共有をしながらダフの攻撃をよける姿が見られ、以前よりも力をつけていることが伺える。ルシエラとラファエラの融合体の断片に身体を貫かれ、強制的に覚醒。アリシアに精神を預けてプリシラと戦い始めるが、ベスの窮地を察して駆け付けたアリシアもその場で覚醒。姉妹でプリシラに挑むが、アリシアの首を落とされ涙を流していたところをプリシラに殺された。

ガラテア

CV:笠折愛
組織のナンバー3で、妖力を感知する能力に長けた戦士。その能力は非常に高く、広域での妖力探索はもちろん、妖気の流れから心理状態を読み取ることが可能。「神眼のガラテア」という異名を持ち、「組織の目」として様々な任務をこなす。戦闘時には妖気感知能力を活かして敵の攻撃を回避したり、妖力同調を行って相手を操りながら、自分に優位になるような戦いをする。美意識に反するためあまり妖力解放は行わないが、妖力解放をした時の妖気の上昇率は、戦士の中で最も高い。また防御型であるため、大抵の傷は再生・修復できてしまう。北で仲間が戦っている最中に、次々と新しい戦士が補充されたこと、アリシアとベスを人として扱っていないことなど、戦士たちの扱いに反目して組織を離反。目の色で組織の戦士だと気付かれることを防ぐために、自らの目を潰して盲目となり、シスターとしてラボナに潜伏。そこに住む人を守りたいという気持ちが強くなり、覚醒者アガサの存在に気が付いた際は、組織に追われていることを利用して自らを囮にし、組織から強力な戦士をおびき出した。目を潰してからは妖気を読む力が格段に上がっており、妖気を消す薬を飲んで聖都を目指すミアータたちの妖気を読み取っていた。その後もラボナにとどまり、ラボナの兵士と戦士たちを連携させながらラボナを襲う覚醒者たちと戦う。深淵に並ぶ力を持つエウロパを倒すために、クラリスと共にミアータの精神を共有。ミアータの精神を預かり、覚醒したミアータの力でエウロパを倒した。

オフィーリア

上半身には鋭い鎌のようなものが生え、下半身は蛇のような姿をしている。

CV:篠原恵美
組織のナンバー4。攻撃力、スピード共にトップクラスで、強力な覚醒者も一人で倒すことができる実力者。体が異様に柔らかく、柔軟さを活かした変幻自在な太刀筋を作り出す「漣の剣」を使う。自称「漣のオフィーリア」。穏やかな人物に見えるが、相手を威圧するときには乱暴な言葉を使うなど二面性のある人物。一本角の化物プリシラに兄を目の前で食い殺されたことから、覚醒者狩りに異様な執着を見せる。覚醒者を倒すためならば人間を傷つけても構わないという考えを持ち、クレアの任務についてきたラキを殺そうとする。ミリアからは「血塗られた凶戦士」と揶揄された。半覚醒の状態のクレアを覚醒者と見なし、執拗なまでに追い続ける。とどめを刺そうとしたところ、クレアの妖気に誘われて現れたイレーネに襲い掛かったことで、「高速剣」で攻撃された。その後、痛みと怒りで妖力をコントロールできずに覚醒してしまう。しかし自分が覚醒したことに気が付かず、再会したクレアを食べようと襲い掛かる。湖に沈めた時に、そこに映る自分の姿を見て初めて自分が覚醒したことに気が付いた。「高速剣」の制御に苦しみながら戦うクレアの姿から、自分を守って死んだ兄を思い出し、自我を取り戻す。打倒プリシラの思いを託し、クレアにとどめを刺されて死亡した。

ラファエラ

CV:雪野五月
組織のナンバー5。常に妖力を抑えて行動しており、離反者の追跡や粛清を担う。「南の深淵」ルシエラは実姉であり、最初の精神共有の被験者として、姉と共に精神共有の訓練を受けていた。ラファエラは覚醒して戦うルシエラの精神を受け持っていたのだが、重圧に耐えられずに姉をそのまま覚醒させてしまった。左目の傷はその時に受けたもので、修復せずに隻眼の戦士となる。その当時ナンバー1だったルシエラに次いで組織のナンバー2であり、実力はルシエラと同等の強さである。一度組織を追放されるが、テレサの死により組織へ復帰。ルシエラを深淵にしてしまった後悔から姉を殺すことを生きる目的としており、イースレイとの戦いに敗れたルシエラの前に現れ、目的を遂げた。しかし姉を深く愛しており、殺すと同時に自身の生命力を流し込んで融合体となった。北の戦乱から7年後、ラファエラを探して融合体の元に辿り着いたクレアが精神世界に入り込み、真剣勝負をする。「高速剣」を使ったクレアに斬られ、自身の感情や記憶をクレアに託して消滅した。

フローラ

CV:松未来祐
組織のナンバー8。北の戦乱で小隊率いて戦った戦士。どんな時も丁寧な口調を崩さず、ミリアの補佐に当たった。剣を抜いて、振って、再び収めるという動作が誰よりも早く、その技は「風斬り」と呼ばれている。「風斬りのフローラ」という通り名も、この技が由来となっている。抜刀術だけでなく、移動や攻撃のスピードも速い。クレアの「高速剣」を目にして、どちらの力が上か確かめるために手合わせをした際、実力のある者が下の者を率いる責務があることを説いた。クレアの属する小隊を率いて覚醒者と戦うが、リガルドに身体を真っ二つに割かれて絶命した。

ジーン

拷問を受けて蝶のような羽を持つ姿へ覚醒するが、心は人の心を保ったままである。

CV:三石琴乃
組織のナンバー9。義理堅く、仲間思いで、強靭な精神力を持つ戦士。右腕を捻り、その威力で敵の体を抉る「旋回剣」を使って戦う。覚醒者討伐に向かうがリフルに捕らえられ、ダフから拷問を受ける。体は覚醒してしまうが、人の心を保ち続けていたところをクレアに発見され、妖力同調によって覚醒体から人に戻ることができた「半覚醒」の戦士。自分を救ってくれたクレアに恩義を感じ、自分の命をクレアのために使おうと考えている。ピエタでは小隊を率いて覚醒者と戦うが、リガルドに腹部を貫かれて倒れる。四肢のみを覚醒させてリガルドを倒したクレアを人に引き戻すため、最後の力を振り絞って妖力同調すると、クレアを人に戻して死亡した。

ウンディーネ

CV:石塚理恵
組織のナンバー11。北の戦乱で小隊を率いて覚醒者と戦った二刀流の戦士で、「双剣のウンディーネ」の通り名を持つ。戦士一の怪力を自称し、常に妖力解放をして筋骨隆々の体を保つ。乱暴な言葉遣いと威圧的な態度を見せるが、実は繊細な心の持ち主で、仲間を思う気持ちも強い。デネヴが属する小隊を率いて覚醒者と戦うが、リガルドに身体を割かれて絶命した。

kiriyamamiu
kiriyamamiu
@kiriyamamiu

目次 - Contents