ウィザードリィ #3(Wizardry #3)のネタバレ解説・考察まとめ

『ウィザードリィ #3(Wizardry #3)』とは、1983年アメリカのサーテック社より発売された3Dダンジョン・ロールプレイングゲーム。副題は『リルガミンの遺産(Legacy of Llylgamyn)』。
「ハック&スラッシュ」の元祖とも言える古典RPGシリーズ第3作。世界的な天変地異の原因を探るべく、偉大なる龍ル・ケブレスの守る宝珠を持ち帰る事が、冒険者たちに与えられた使命である。

麻痺の魔除け

僧侶呪文3レベル「ディアルコ」(キャラクター1人の麻痺を治す)が封じられている護符。『リルガミンサーガ』では「ディアルコの護符」という名称。
本来、僧侶呪文を扱えない中立のキャラクターでも麻痺の治療ができるが、25%の確率で破損する恐れがある。

トロールの指輪

ヒーリング+1(歩く毎、または戦闘1ターン毎にHPが1点回復する)に加え、クリティカルヒット(モンスターを一撃で倒す忍者の特殊能力)も繰り出せるようになる指輪。

ドラゴンの牙

ドラゴンの牙を集めて作った首飾り。『リルガミンサーガ』では「龍の牙」という名称。
AC(アーマークラス。防御力のこと)を2下げる効果があり、全ての職業で装備できる。

悪魔の書

『リルガミンサーガ』では「悪魔の本」という名称。
悪魔系への倍打、不死系と悪魔系の攻撃緩和、呪文とエナジードレイン(冒険者のレベルを下げる)の防御能力まで兼ね備える高性能アイテム。
ただしスペシャルパワー(装備時にのみ使える特別な力)を使うと信仰心が低下してしまう。

赤い靴

FC版II以降に登場。移植にあたり、アイテムデータの枠が余ったため急遽組み込まれた3種類の追加アイテムのひとつ。『リルガミンサーガ』には登場しない。
発見が村正並みに困難な割に特筆すべき性能はなく、スペシャルパワー(装備時にのみ使える特別な力)で素早さが低下してしまう。
その入手のしづらさから「金の斧」「黄色い耳栓」と合わせて「裏三種の神器」という俗称もある。

黄色い耳栓

FC版II以降に登場。移植にあたり、アイテムデータの枠が余ったため急遽組み込まれた3種類の追加アイテムのひとつ。『リルガミンサーガ』には登場しない。
発見が村正並みに困難な割に何の特殊効果も持っておらず、単なるコレクターアイテムと化してしまっている。
その入手のしづらさから「金の斧」「赤い靴」と合わせて「裏三種の神器」という俗称もある。

『ウィザードリィ #3』の用語

石の中にいる

迷宮内で石のマス(本来は侵入できない)へ、テレポート呪文「マロール」で座標移動したり、宝箱の罠「テレポーター」に引っかかって飛び込んだ時などに表示されるメッセージ。
このメッセージが出た瞬間、パーティは全滅となる。FC版II以降では全員死亡して城に送り返されるだけだが、オリジナル版や『リルガミンサーガ』では全員ロストしてしまい、二度と復活できない。

エナジードレイン

物理攻撃が命中した際、キャラクターのレベルを下げる特殊攻撃。不死怪物(アンデッド)が繰り出してくる事が多い。ドレインの結果、レベルが0以下になったキャラクターはロストしてしまう。
キャラクターのレベルが下がるタイミングと、経験値が修正されるタイミングには法則性があり、これを逆手に取った裏技も存在する。

*おおっと*

キャンプ画面で蘇生呪文に失敗したり、宝箱の罠解除に失敗した時などに表示されるメッセージ。英語だと*OOPS*。
テレポーターの罠解除に失敗して「おおっと! テレポーター」と表示されるシーンは、階層によっては石のエリアに飛び込む危険もあり、多くのプレイヤーにトラウマを植え付けてきた。

クリティカルヒット

忍者の特殊攻撃。攻撃が命中すると、一定確率で「首を刎ねられた!」というメッセージが出る。クリティカルヒットが決まれば、HPがいくら残っていようが、受けたダメージが1だろうが、問答無用で首が飛ぶため死亡となる。首を持たないスライムのようなモンスターでも「首を刎ねられた!」とメッセージが出る。
忍者以外でも一部のアイテムを装備したキャラクターが繰り出せる。敵側にも序盤からクリティカル能力を持つモンスターが出現するので注意。

スペシャルパワー

一部のアイテムにのみ存在する特別な力。アイテム装備画面の最後で「〇〇の特別な力を使いますか?」と可否を問われる。
使用する事で様々な恩恵を得られるが、中にはマイナスの効果(能力値の低下など)を発揮するアイテムもある。
スペシャルパワーを開放すると、一定確率で破損、あるいは別のアイテムに変化してしまう事もあり、軽はずみに使うにはリスクが伴う。

灰になる、ロスト

9kwatarus
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