神のみぞ知るセカイ（漫画・アニメ）のネタバレ解説・考察まとめ (5/16)

神のみぞ知るセカイ（漫画・アニメ）のネタバレ解説・考察まとめ

2023.02.19

『神のみぞ知るセカイ』とは、2008年から2014年まで『週刊少年サンデー』にて連載していた、若木民喜によるラブコメ漫画である。コミックスの累計発行部数は700万部以上で、3度に渡ってアニメが放映された。恋愛シミュレーションゲーム、いわゆるギャルゲーをこよなく愛する高校生桂木桂馬が、悪魔のエルシィと共に駆け魂（かけたま）と呼ばれる悪人の魂を捕まえるため、現実の女子たちを恋に落としていく物語。現実の女性たちと関わっていく中で成長する桂馬や、桂馬を巡って繰り広げられる恋愛模様が見どころである。

女神

アポロ

CV：東山奈央
かのんに宿る、ユピテルの姉妹の次女。アポロが表へ出ると頬に紋様が浮かぶ。女神の中では明るく能天気だが、天界の巫女という立場であり、また医術の専門家でもある。本人が言うには、歌を歌うと山が1つ生まれるなどの天変地異が起こるらしい。アポロが自我を取り戻した直後は鏡などの反射物越しにかのんと会話する程度しかできなかったが、精神的に追い詰められたかのんが桂馬に想いを告げたことで天使の輪が現れ、人格が入れ替わるほどにまで力を取り戻した。ただしその直後にヴィンテージに刺されてしまったために昏睡状態に陥ることになる。その際には「地獄に裏切られた。誰も信用するな」ということを天界の文字で空に描いた。桂馬がアポロの占術世界に来た時には、背中に翼が現れるほど力を取り戻していた。

ウルカヌス

CV：井口裕香
月夜に宿る、ユピテルの姉妹の長女。ウルカヌスが出てくると髪の色が変化する。性格は理知的に見えて実は激情家であり、初登場時には月夜のことを傷つけた桂馬に対して苛烈な攻撃を行った。月夜が桂馬のことを許した後も、月夜以外に女子に粉をかける桂馬のことは快く思っていないようだが、他の姉妹のことを任せるなど、それなりに信頼はしている模様。
目や耳が悪く、体も弱くて動くには誰かしらの補助が必要。その代わり物に魂を吹き込み自在に動かす力を持っている。作中では特に月夜の人形であるルナを自分の体のように操っており、月夜からはルナと呼ばれている。またルナの状態であればそれなりに目も見えるようである。

マルス

CV：高垣彩陽
結に宿る、ユピテルの姉妹の五女。マルスが表に出ると髪が金色になり、頭部に紐飾りが現れる。好戦的で負けず嫌いな性格で、桂馬が結の家に置いてきたゲームを一晩中プレイしたこともあった。男っぽい口調で話す戦いの神であり、戦いばかりで恋愛には縁がなかったそう。桂馬のことは不気味な男だと思っているが、友の結の想い人ということで応援している。また結が男装しているせいか、結を男として扱い、結から「ボクはオンナ」突っ込みを入れられることもしばしば。

ミネルヴァ

CV：花澤香菜
栞に宿る、ユピテルの姉妹の四女。栞と比べてもとても小柄で、ミネルヴァが出てくると栞の背も縮む。他の女神と異なり宿主の栞から分離して行動でき、初めのうちは図書館で栞のことを遠くから眺めていた。性格は栞と似ていつもおどおどとしており、口調も幼く自分の名前を「みねるば」と発音する。桂馬と初めて会った時はアポロの警告を受けて話そうとしなかったが、栞再攻略後に会った時は栞の好きな人と認識し他の姉妹にも譲らなかった。その際は座り込んで周囲に結界を張る力を見せており、他にも姉妹と手を繋ぐことで力を何倍にも増幅させる能力を持っている。

メルクリウス

CV：竹達彩奈
歩美に宿る、ユピテルの姉妹の末妹。メルクリウスの人格が出ると肌が褐色になり、髪の毛が銀色になる。また右目が長くなった前髪で隠れるようになる。怠惰な性格で寝ていることが多く、起きている時も眠そうにしていることがほとんど。姉妹の中では覚えている術が豊富で、ウルカヌスからは妙な術をたくさん知っていると評された。人間の感情に興味があり、歩美を通して人間を観察している。他の女神たちとは異なり、多数の女性に近づく桂馬に対しては「妻が2人いてもいいだろ」と寛容的。

地獄関係者

ドクロウ・スカール

CV：くじら
地獄の冥界法治省極東支局亡霊対策室長、いわゆる駆け魂隊の室長。エルシィの直属の上司であり、エルシィの仕事ぶりを正当に評価している数少ない人物でもある。人間界の物に興味があり、エルシィが地獄へ戻る際にはお土産を頼んでいた。桂馬に挑発めいたメールを送り、桂馬とエルシィの契約を結ばせた張本人。「アルマゲマキナの英雄」と呼ばれるほどの悪魔でかつては颯爽とした見た目だったらしいが、大戦で肉体を失い、現在は作り物の骨の体となっている。公式にはヴィンテージの味方となっており、ハクアから駆け魂隊の中にヴィンテージがいると告発を受けた時は公安部に連絡してハクアを拘束させた。しかしその後はハクアを助け、ハクアに新地獄の新しい未来を託して人間界へ送り出した。ヴィンテージが敗れた後はそのヴィンテージを統率していたとして懲戒解雇され、取り調べ中に抵抗したことを理由に処分された。しかしその前にハクアとノーラに遺言を残していた。
実は10年前の駆け魂の大脱走を引き起こした人物。10年前、巨大なサテュロスという組織が女神を悪用しようとしていることを知り、女神をサテュロスの手から守るため駆け魂と一緒に人間界へ逃がすことを思いついた。そして時間を記憶する球と自らの分身を生み出して、女神が無事に力を取り戻す未来から案内人を寄越し、その案内人に女神が無事に力を取り戻せる未来を作ってもらうという壮大な計画を立てた。

二階堂由梨（にかいどうゆり）

CV：田中敦子
私立舞島学園高等部の2年B組の担任。担当科目は国語。舞島学園の卒業生であり、在学中はバスケ部で長瀬の先輩だった。体罰を是としており、よく桂馬がその対象になる。
その正体は桂馬が過去の世界で会った、室長ドクロウの分身のドクロウ。桂馬と出会った当初はアルマゲマキナの後遺症で殺戮に満ちた世界に絶望しており、油断すると赤ん坊に逆行する体だった。桂馬と接するうちに感情が豊かになり、桂馬の真似をしてみたり、桂馬に嫉妬したりするほどになった。過去編の終盤で桂馬や女の子たちを守ることを約束して桂馬の前からいなくなる。
10年の間で肉体は人間になったようで、現代ではリミュエルから力を借りている状態。それでもハクアやノーラたちが手も足も出なかった駆け魂を捕まえたり、リューネと互角以上に戦えたりできる。桂馬に対して強く当たっていたのは桂馬が他の女の子を追いかけていたから。すべてが終わった後は教師を辞職し、没収したゲーム機を桂馬に返してドクロウだった頃と同じように「お兄ちゃん」と呼んで彼の前から去った。

丸井雪枝（まるいゆきえ）

16bitセンセーション（漫画・アニメ）のネタバレ解説・考察まとめ

『16bitセンセーション』とは、みつみ美里、甘露樹、若木民喜の3人が手掛けた日本の同人漫画作品で、美少女ゲームの制作現場で活躍する若者たちの群像劇である。主人公は、19歳の女子大学生・上原メイ子。彼女は大学の教育学部に通う傍ら、「アルコールソフト」という美少女ゲーム制作会社でCGの制作を担当し、後には原画も手がけるまでに成長していく。この物語はバブル景気が崩壊した1992年から始まり、美少女ゲーム産業の発展や影響力のあるゲーム、そしてその中で起こる様々な出来事を描いている。

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