BURN THE WITCH(バーン・ザ・ウィッチ)のネタバレ解説・考察まとめ
『BURN THE WITCH(バーン ザ ウィッチ)』とは、久保帯人による日本の漫画及びそれを原作とするアニメ作品。
ロンドンの裏側に存在する街リバース・ロンドンで、ドラゴンと呼ばれる異形の存在への対処を担う組織ウイング・バインド。ニニーとのえるはそこに所属する魔女であり、それぞれ実力は確かながら噛み合わない名物コンビだった。彼女たちの知己でドラゴン憑きでもある青年バルゴが処分対象とされたことを発端に、ニニーとのえるは組織の上層部や伝説の怪物を敵に回して大立ち回りを演じていく。
CV:早見沙織
アイドルグループ「セシルは二度死ぬ(セシル・ダイ・トゥワイス)」の元メンバー。脱退後は人前から姿を消し、マスコミを騒がせていた。
長身でスタイルが良く、ダンスも上手かったことから“クールなアイドル”として売り出されていたが、実際はかなり女々しく感情的な性格。ニニーにやや依存的な友情を抱き、彼女とのえるが普通に会話しているところを見ただけで激昂し自分の体より大きいロッカーを投げつけていた。画像はまさにその瞬間の姿である。
バルゴ同様リバース・ロンドンのことなどまったく知らない一般人だったが、ごく稀に現れる生まれつき極めて高い魔力を持つ人間「竜を見る者(ウォッチャー)」である。上記のアイドルとしての自分と本来の自分の乖離に悩んでいた頃にドラゴンの赤ん坊を拾い、その世話をする内に“ドラゴンという特別な存在に懐かれるありのままの自分”に酔い痴れていく。結果彼女がドラゴンを飼育していることを知ったブルーノに利用されるも、当初は「やっと特別な場所に行ける」と喜んでいた。
シンデレラ討伐後、彼女もドラゴン憑きになっていたことが判明。笛吹き隊の預かりの身となる。ニニーとずっと一緒にいられるので、こちらも本人は幸せそうな顔をしていた。
トップ・オブ・ホーンズ
ブルーノ・バングナイフ
CV:小林親弘
ウイング・バインドの最高意志決定機関トップ・オブ・ホーンズの一員にして、同組織の魔陣隊の長。前髪にメッシュを入れており、お気に入りなのかこれを貶されると激昂する。
トップ・オブ・ホーンズの中では特に強硬派で、バルゴに惹かれたドラゴンがリバース・ロンドン市街地に現れたことを問題視。約100年ぶり(正確には96年ぶり)の緊急事態として議題に挙げ、原因たるバルゴの討伐を訴えた。
バルゴの討伐指定が内々に確定した後は迅速に行動を起こし、メイシーを利用してニニーやのえるごとバルゴを誘い出し、冤罪をなすりつけて確保しようとした。必要と考えれば卑劣な策も用いる強引な野心家ではあるが、あくまで彼の権限で可能な範囲で事を進め、怪我人が出ないよう配慮し、ニニーとのえるに対しても一応は退くよう告げるなど、作中の描写を拾っていくとそれほど悪党というわけでもない。
カラースプレーのようなものを用いて魔方陣を描き、強力な魔法を行使する。シンデレラ出現後は「そちらを倒す方がよほど手柄になる」と言い放ち、伝説の魔物相手に怯むことなく戦いを挑んだ。これには「街を守る」という意志もあったようで、同様の理由から加勢しようと駆けつけたニニーたちを見た時は心なしか嬉しそうにしていた。
バルゴが魔器から剣を作り出すところと、それを見たシンデレラが動きを止めるところを目撃。シンデレラ討伐後に自ら動いてバルゴの討伐指定を解除させる。バルゴの作り出した剣は「シンデレラを始めとする童話竜の討伐の切り札となりうる」とのことだが、それが具体的にどのような意味を持つのかは不明のままseason1は幕を閉じた。
ウルフギャング・スラッシュハウト
CV:麦人
ウイング・バインドの最高意志決定機関トップ・オブ・ホーンズのまとめ役にして、人事神罰隊(ギャロウズ)の長。
ブルーノの提案を受け、バルゴを保護し続けることの問題を認めその討伐認定を進める。重厚かつ冷厳な雰囲気の老人だが思考は柔軟なようで、ブルーノからの報告と解除申請を受け、自ら発したバルゴの討伐指定を即座に解除した。それによると、「バルゴは童話竜討伐の切り札となりうる」とのことだが、詳細は不明。
サリバン・スクワイア
CV:清水はる香
ウイング・バインドの最高意志決定機関トップ・オブ・ホーンズの一員にして、戦術隊の長。軍服のような黒装束に身を包んだ峻厳な雰囲気の女性で、その厳しさで部下から恐れられている。
ビリーに対して一目置いている節があり、彼が戦術隊で何もしなかった結果事実上の左遷を食らったことには「買い被っていた」と失望したようなことを口走った。後日、シンデレラを討伐したのが彼であることに気づき、どこか満足そうに認識を改めると共にビリーを「英雄の息子」と称した。
ロイ・B・ディッパ―
CV:田中美央
ウイング・バインドの最高意志決定機関トップ・オブ・ホーンズの一員にして、呪歌隊(アンセムズ)の長。
几帳面な性格らしく、会議中ブルーノの小さな間違いをその都度指摘していた。
キュントナイア・ミリーヴ
ウイング・バインドの最高意志決定機関トップ・オブ・ホーンズの一員にして、聖務隊(セイクリッズ)の長。
season1では言葉を発することがなく、ブルーノの提案に本心ではどのように考えていたかは不明。
トロンボーン・タッキネン
ウイング・バインドの最高意志決定機関トップ・オブ・ホーンズの一員にして、ニニーたちが所属する笛吹き隊(パイパーズ)の長。
season1では言葉を発することがなく、ブルーノの提案に本心ではどのように考えていたかは不明。
サカ・リン
ウイング・バインドの最高意志決定機関トップ・オブ・ホーンズの一員にして、開発隊(パッチワークス)の長。
トップ・オブ・ホーンズの会議にも顔を出さず、どのような人物かは不明。season1のラストで、開発隊はシンデレラの死体を手に入れている。
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目次 - Contents
- 『BURN THE WITCH』(バーン ザ ウィッチ)の概要
- 『BURN THE WITCH』(バーン ザ ウィッチ)のあらすじ・ストーリー
- 『BURN THE WITCH #0.8』(2018年 読み切り版)
- 『BURN THE WITCH season1』(2020年 短期連載版)
- 『BURN THE WITCH』(バーン ザ ウィッチ)の登場人物・キャラクター
- 笛吹き隊(パイパーズ)
- ニニー・スパンコール
- 新橋 のえる(にいはし のえる)
- ビリー・バンクスJr.(びりー・ばんくす・じゅにあ)
- バルゴ・パークス
- メイシー・バルジャー
- トップ・オブ・ホーンズ
- ブルーノ・バングナイフ
- ウルフギャング・スラッシュハウト
- サリバン・スクワイア
- ロイ・B・ディッパ―
- キュントナイア・ミリーヴ
- トロンボーン・タッキネン
- サカ・リン
- ハリー・シェイク
- ドラゴン
- オスシ
- セルビー
- エリー
- シンデレラ
- リッケンバッカー
- 『BURN THE WITCH』(バーン ザ ウィッチ)の用語
- ドラゴン
- ダークドラゴン
- リバース・ロンドン
- ウイング・バインド
- 魔女/魔法使い(ウィッチ/ウィザード)
- トップ・オブ・ホーンズ
- セシルは二度死ぬ(セシル・ダイ・トゥワイス)
- ドラゴン憑き
- 童話竜(メルヒェンズ)
- 『BURN THE WITCH』(バーン ザ ウィッチ)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- バルゴ「お前が人を食うって言ってんのに、黙って置いてけるわけねえだろ!!!」
- のえる「責められるようなことしてませんけど」 ニニー「よく言ったって褒めようとしたのよ!」
- ニニー「魔法が途中で解けるのは、それが自分の力じゃないからよ」
- オスシ「ノエルチャンパンツミセテ」
- 『BURN THE WITCH』(バーン ザ ウィッチ)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- リバース・ロンドンは尸魂界の一部である
- 『BURN THE WITCH』(バーン ザ ウィッチ)の主題歌・挿入歌
- 主題歌:NiL『Blowing』(『BURN THE WITCH』)
- 主題歌:NiL「PROVE」(『BURN THE WITCH #0.8』)