車椅子バスケを扱った「リアル」を徹底紹介!前代未聞のパラスポーツ漫画!【井上雄彦】

『SLAM DUNK』で知られる漫画家の井上雄彦は、『リアル』という作品も描いている。これは同じバスケというジャンルの中でも「車椅子バスケ」を題材としたもので、「差別的な演出と受け取られかねない」として敬遠されがちなパラスポーツに果敢に挑戦した意欲作である。ここでは、『リアル』という作品の魅力や基本設定について紹介する。

リアル

まさに「リアル」。
現実とは時に、過酷過ぎる。
全く他人事ではない。
それに、ただ「障害を乗り越えて頑張ろうぜ」みたいなノリのマンガでもない。
ただ淡々と、人間に起こる「リアル」を描く。
本当に心が痛かった。

障害者を描いた漫画は数あれど、その内一体どれくらいの漫画が本当の障害者の現実を描いた作品として存在するのだろう。
もちろん、あえて現実的に障害者を描かない作品もあると思うが。とにかく凄い、凄まじさがこの作品にはある。

もうマンガじゃない

ちょっとしたきっかけで身障者の世界に行くような儚い状態で我々は生きている。ということを「リアル」は痛烈に読者に伝えてくる。

正にスラダンの逆サイドに位置する気がする。

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