リアル / REAL (manga)

リアル / REAL (manga)

『リアル』とは1999年より井上雄彦が『週刊ヤングジャンプ』で連載しているスポーツ漫画。主人公は3人の青年。高校生の野宮は小学生からバスケにのめり込んでいたが、バイク事故を起こし、中退。その時、車いすの青年、戸川と出会う。彼は短距離走の実力ある選手であったが、骨肉腫により右脚を切断する。そして、車イスバスケを通して、目の前の困難と戦っていた。もう1人、高橋久信は野宮と同じ高校のバスケ部に所属していたが、交通事故により下半身不随となる。彼は車イスバスケに熱中し、自尊心の高い自分を変えようとする。

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リアル(井上雄彦)のネタバレ解説・考察まとめ

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SLAM DUNK(スラムダンク)のネタバレ解説・考察まとめ

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『スラムダンク』とは1990年から96年に『週刊少年ジャンプ』にて連載された井上雄彦によるマンガ作品である。不良高校生だった主人公・桜木花道は、一目惚れした赤木晴子の勧めでバスケ部に入部する。素質はあるものの初心者の桜木は、元々の破天荒な性格から予想外のプレーで周囲を驚かせるが、リーダーの赤木やチームメイトと共に全国制覇を目指し、バスケットマンとして成長していく。

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バガボンド(井上雄彦)のネタバレ解説・考察まとめ

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『バガボンド』とは、スラムダンクの作者でもある井上雄彦による名作。宮本武蔵を題材としているが、従来ある歴史ものの古臭さは全くなく、むしろスタイリッシュな作品である。村一番の嫌われ者'武蔵'が剣に生き、天下無双を目指し旅を出る。強者たちと出会い、次第に本当の強さとは何かを追い求めていく内容。人の暗部を鮮明に映し出す心理描写はまさに圧巻。また、作画が非常に美しいのも魅力の一つである。

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バガボンドの武器と奥義・必殺技まとめ

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『バガボンド』とは、吉川英治の小説『宮本武蔵』を原作とした、江戸時代初期の剣客宮本武蔵が“日本一の剣士”へと成長していく様を描いた井上雄彦の漫画作品。丁寧な筆致と生々しくも迫力ある物語が高く評価され、第4回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、第6回手塚治虫文化賞マンガ大賞などを受賞している。 実在の剣豪をモデルにした作品であるため、作中には日本の武芸者たちが実際に使用した刀や槍、鎖鎌に杖といった様々な武器とその遣い手、奥義や必殺技が登場する。ここではそれを紹介する。

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SLAM DUNK(スラムダンク)の湘北高校まとめ

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湘北高校(しょうほくこうこう)とは、『SLAM DUNK』(スラムダンク)に登場する、物語の主人公桜木花道が通う神奈川の県立高等学校。 高校バスケの激戦区である神奈川県においては弱小校と見なされており、実際に創設以来バスケ部が全国大会に出場したことは1度もない。しかし作中では主将の赤木剛憲を中心に実力者がようやくそろい、ダークホースとしてインターハイ神奈川県予選を掻き乱していく。学校の外観のモデルとなったのは、東京都にある都立武蔵野北高等学校だとされている。

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SLAM DUNK(スラムダンク)の山王工業高校まとめ

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山王工業高校(さんのうこうぎょうこうこう)とは、『SLAM DUNK』(スラムダンク)に登場する、高校バスケ界において「最強」や「王者」の名をほしいままにする強豪校。 オールラウンダーの河田雅史、司令塔の深津一成、高校No.1プレイヤーの沢北栄治など、歴代のチームの中でも特に優れた選手をそろえ、優秀候補の最右翼と目される。インターハイ2回戦で主人公桜木花道が所属する湘北高校と激突し、その恐るべき力を存分に見せつけるも、花道たちの奮戦により衝撃的な敗北を喫する。

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SLAM DUNK(スラムダンク)の豊玉高校まとめ

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豊玉高校(とよたまこうこう)とは、『SLAM DUNK』(スラムダンク)に登場する、高校バスケの世界ではその名を知られた大阪の強豪校。 前監督の北野を敬愛する南烈や岸本実理といった主力選手たちと、北野以上の成績を出すことを学校側から命じられた現監督の金平との間に深刻な溝を抱えている。「北野の戦術の強さと正しさを証明する」ためだけに邁進する南たちは、勝つために有効だとしてラフプレイを繰り返すようになっており、他校の選手たちから警戒されている。インターハイ全国大会1回戦で湘北高校と激突する。

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SLAM DUNK(スラムダンク)の海南大附属高校まとめ

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海南大附属高校(かいなんだいふぞくこうこう)とは、『SLAM DUNK』(スラムダンク)に登場する、「神奈川の王者」と呼ばれるバスケ強豪校。 その実力は高く評価され、全国屈指のレベルにある。個々の才能ではなくチームとしての連携と総合力を重視し、猛練習によってそれを支えている。エースの牧紳一、全国クラスの3Pシューター神宗一郎、スーパールーキー清田信長、練習を重ねベンチメンバーとなった宮益義範など優れた選手をそろえ、神奈川県最強のバスケ校として主人公桜木花道と湘北高校の前に立ち塞がった。

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SLAM DUNK(スラムダンク)の陵南高校まとめ

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陵南高校(りょうなんこうこう)とは、『SLAM DUNK』(スラムダンク)に登場する、神奈川県屈指のバスケ強豪校。 主将の魚住純、エースの仙道彰、点取り屋の福田吉兆など、監督の田岡茂一が課す猛練習に耐え抜いたハイレベルな選手たちが集う。高い実力とそれに見合う評価を受けてはいるが、未だインターハイ予選を勝ち抜いた経験は無く、今年こそ悲願の初の全国大会出場を果たそうと奮戦。その最後の切符を賭けて、主人公桜木花道が所属する湘北高校と壮絶な試合を繰り広げた。

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SLAM DUNK(スラムダンク)の翔陽高校まとめ

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翔陽高校(しょうようこうこう)とは、『SLAM DUNK』(スラムダンク)に登場する、神奈川県の双璧とされるバスケ強豪校。 花形透や長谷川一志といった高身長の選手が多いことが特徴。「監督がいない」という問題を抱えており、エースにして中心選手の藤真健司が最初から試合に出られないことをチームの弱みとしている。「神奈川の王者」と呼ばれる海南大附属高校に次ぐ高い評価を受けており、「打倒海南」を目標にインターハイ地区予選に参加。主人公桜木花道が所属する湘北高校と負傷者も出る激しい試合を繰り広げた。

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スラムダンク名勝負「湘北 vs. 山王工業」戦のネタバレ解説・考察まとめ

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「湘北 vs. 山王工業」とは、高校バスケットボールを題材とした『SLAM DUNK』で描かれた同作最後の試合で、インターハイ全国大会2回戦の1つ。 主人公桜木花道が所属する湘北高校と、“高校最強”の名をほしいままにする優勝候補筆頭の山王工業高校が対決するという内容で、熱く清々しくも壮絶な展開で知られる。スポーツ漫画史上に残る名勝負として名高く、作者井上雄彦も「これ以上のものは描けない」と断言している。2022年にはこの試合部分のみがアニメ映画化され、その高いクオリティが改めて注目された。

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ジャンプの歴代ヒロインまとめ

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日本でもっとも発行部数の多い漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』は、人気でも知名度でも漫画という文化の頂点に位置する存在であり、幾多の傑作を生み出してきた。少年漫画であるだけにほとんどの作品の主人公は男性キャラクターだが、彼らを盛り立てるヒロインもまた魅力的な造形の人物ばかりである。 大人に子供、主人公に守られるだけの存在から共に戦う相棒、正規のヒロインを蹴散らして主人公と結ばれた者、“少年漫画”の常識を超えたヒロインかつ女性主人公というタイプ。ここでは、ジャンプ作品を彩ったヒロインたちを紹介する。

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山王工業高校(SLAM DUNK)の壮絶な過去を持つキャラクターまとめ

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人気漫画『SLAM DUNK』(スラムダンク)に登場する秋田県代表の山王工業高校バスケットボール部は、物語のラスボス的位置付けにあるチームで、“高校最強”の肩書きにふさわしいバックボーンを持つ選手たちが多く存在している。 体の成長に合わせて様々なポジションを経験し、その全てで結果を残してきた河田雅史。強敵を求め続ける高校最強のバスケプレイヤー沢北栄治。誰もが音を上げた厳しい練習をただ1人耐え抜いた一之倉聡。ここでは、山王工業の選手の中でも特に壮絶な過去を持つキャラクターを紹介する。

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スラムダンク名勝負「湘北 vs. 豊玉」戦のネタバレ解説・考察まとめ

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「湘北 vs. 豊玉」とは、高校バスケットボールを題材とした『SLAM DUNK』で描かれた、インターハイ全国大会1回戦の試合の1つ。 主人公桜木花道が所属する湘北高校と、攻撃特化の姿勢で知られる大阪代表の豊玉高校が対決するという内容であり、試合前から火花を散らしラフプレイが連発する激しい展開となった。初の全国大会出場ということもあって湘北の選手たちが緊張する一方、豊玉高校側は恩師のために是が非でも勝利を手に入れようと破滅的なドラマを繰り広げ、そこから再起する様が話題となった。

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豊玉高校(SLAM DUNK)の壮絶な過去を持つキャラクターまとめ

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人気漫画『SLAM DUNK』(スラムダンク)に登場する大阪府代表の豊玉高校バスケットボール部には、前監督の北野を巡る恩と憧れ、執念と憎悪という根深い人間関係が存在する。 北野を敬愛し、彼に帰ってきてほしい一心でひたすらに勝利を求め、ついにはラフプレイに走り始める南烈や岸本実理ら部員たち。学校側から成果を求められて苦悩し、自分に従わない部員たちに戸惑い、彼らを憎み、しかし見放すことだけはできない新監督金平。ここでは、豊玉高校の関係者の中でも特に壮絶な過去を持つキャラクターを紹介する。

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翔陽高校(SLAM DUNK)の壮絶な過去を持つキャラクターまとめ

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人気漫画『SLAM DUNK』(スラムダンク)に登場する翔陽高校のバスケットボール部は、「監督不在」というハンデを部員たちが力を合わせて補っており、それ自体が1つのドラマとしてキャラクターの魅力を際立たせている。 エースとして活躍するも、そのせいで相手チームのラフプレイの対象となり傷を負った藤真健司。少しでも主将の負担を減らそうと奮闘する花形透。チームのため己を変えるために過去の強敵に挑む長谷川一志。ここでは、翔陽高校の関係者の中でも特に壮絶な過去を持つキャラクターを紹介する。

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海南大附属高校(SLAM DUNK)の壮絶な過去を持つキャラクターまとめ

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人気漫画『SLAM DUNK』(スラムダンク)に登場する海南大附属高校は、自他共に神奈川県最強と認めるバスケットボール強豪校であり、そこに所属する者たちも様々なドラマを持っている。 神奈川県最強の選手と呼ばれつつも少年らしい悩みを抱える牧真一。才能が無いとはっきり言われてなお己を磨き続けた神宗一郎。いつ来るとも分からない出番のために研鑽を重ねた宮益義範。学生時代の因縁を今も引きずり、ライバルに闘志を燃やす高頭力。ここでは、海南高校の関係者の中でも特に壮絶な過去を持つキャラクターを紹介する。

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湘北高校(SLAM DUNK)の壮絶な過去を持つキャラクターまとめ

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人気漫画『SLAM DUNK』(スラムダンク)に登場する湘北高校は、主人公桜木花道(さくらぎ はなみち)が通う神奈川県の高校であり、壮絶な過去を抱えながらバスケットボールへの情熱を燃やすキャラクターが多く存在している。 父を救えなかったことを悔いる桜木花道。情熱のまま突き進み周囲を傷つけた赤木剛憲。挫折と自身への失望の末に迷走して時間を無駄にし続けた三井寿。誰よりも目にかけていた教え子を死なせてしまった安西光義。ここでは、湘北高校の関係者の中でも特に壮絶な過去を持つキャラクターを紹介する。

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陵南高校(SLAM DUNK)の壮絶な過去を持つキャラクターまとめ

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人気漫画『SLAM DUNK』(スラムダンク)に登場する陵南高校は、神奈川県屈指のバスケットボール名門校であり、物語序盤から強力なライバルとして強い存在感を発揮した。同校の選手たちも深堀りされており、それぞれが壮絶な過去を持っている。 天才選手として持て囃されながら、かつて自分を超える天才に敗れた仙道彰。才能の無さを嘆き、なおバスケへの情熱を捨てられない魚住純。パワハラに反抗した末にプレイする場所を失った福田吉兆。ここでは、陵南高校の関係者の中でも特に壮絶な過去を持つキャラクターを紹介する。

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SLAM DUNK(スラムダンク)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

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『SLAM DUNK』(スラムダンク)とは、湘南高校のバスケットボール部が全国制覇を目指していく日々を描いた、井上雄彦による漫画作品である。 湘北高校に入学した不良少年・桜木花道は、一目惚れした女の子目当てにバスケ部に入る。不純な動機でバスケを始めた花道だが、次第にバスケにのめり込み、天性の才能を開花させていく。 各キャラクターに個性があり、それぞれに悩みの種がある。思春期ならではの複雑な感情や全国を目指すメンバー同士のぶつかり合いは、性別や年齢を越えて心に刺さるセリフを数多く残している。

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車椅子バスケを扱った「リアル」を徹底紹介!前代未聞のパラスポーツ漫画!【井上雄彦】

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『SLAM DUNK』で知られる漫画家の井上雄彦は、『リアル』という作品も描いている。これは同じバスケというジャンルの中でも「車椅子バスケ」を題材としたもので、「差別的な演出と受け取られかねない」として敬遠されがちなパラスポーツに果敢に挑戦した意欲作である。ここでは、『リアル』という作品の魅力や基本設定について紹介する。

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リアル / REAL (manga)のレビュー・評価・感想

リアル / REAL (manga)
8

井上先生得意の心理描写を堪能

あの有名な「スラムダンク」の作者、井上雄彦先生の漫画です。
同じバスケを扱う漫画でも、こちらは車椅子バスケです。
事故の加害者になってしまった者、事故の被害者になってしまった者、病に侵された者、それぞれが心と体に大きな傷を負い、それによって生じる様々な困難に立ち向かっていく人間ドラマです。
それは突然歩けなくなる、歩けなくしてしまう、という重いテーマも含んでいます。
人生どん底に落ちた時に、どのように浮上したらいいのでしょうか。それはもう、藻掻くだけ藻掻き、苦しむだけ苦しみ、足掻き続けるしかないのかもしれません。
イケメンで何をやってもそつなくこなせる高橋君は人をランク付けする癖があり、そして歩けなくなった自分を底辺に位置付けてしまいます。
少し周りを見渡せば差し伸べられている手があるのに、人間は辛さの渦中にいるととっても視野が狭くなりますよね。
そして「そうじゃなかった」頃の自分と現実を比べて悲観してしまいます。
高橋君のそんなもがく姿が痛いほど理解できますし、同時に「今ある幸せ」を感じる大切さを教えてもらえます。
漫画の中には、今回ももちろん名言がたくさん生まれています。
答えのないこのテーマをリアルという漫画を通じて考えてみませんか?

リアル / REAL (manga)
8

逆境に立ち向かうということ

作者は、井上雄彦さんです。
井上雄彦さんといえば「スラムダンク」ですが、「リアル」はまた違った名作だと思います。

この「リアル」は車イスバスケを通して交わった3人の青年の、葛藤や成長を描いた漫画です。

主人公は戸川清春という青年です。
元々は、全国大会に行けるレベルの陸上選手でした。
しかし、骨肉腫ができてしまい右足を切断します。
こんな事があり暗い時期を過ごしますが、ある時、車イスバスケに出会います。そして車イスバスケにハマり、どんどんのめり込んでいきます。
性格はストイックで我が強く、これまでの人生経験から人と衝突することが多いタイプでした。
ただ、人との出会いや車イスバスケを通じて、自分を見つめなおし、もっと上を目指して行こうと変わり始めます。

そんな清春と出会って変わろうとしているのが、野宮 朋美です。
元々は高校で、競技に真面目に向き合うバスケットマンでした。熱意を持って取り組む野宮をみて、嘲笑うチームメイトと軋轢ができていました。
むしゃくしゃしている野宮はある日、ナンパした女性とバイクに乗っていた時に、事故を起こしてしまいました。さらにその女性が下半身不随になってしまい、その罪の意識に悩まされます。
でも、清春との出会いを通じて、少しずつ前を向こうとしていきます。野宮は目標に向かって努力しますが、それを台無しにしてしまう行動を繰り返してしまいます。
今後どの様な選択をして、人生がいい方向に向かって行けるのか注目です。

3人目が、高橋 久信です。高橋は、容姿、学業、運動全てに優れていて、人を見下すタイプでした。
高校時代、野宮の努力をバカにしていたのが、この高橋です。
そんな高橋は盗んだ自転車で彼女と遊んでいた時に交通事故に遭ってしまいます。そして下半身不随となってしまいました。その事で、何もできなくなってしまった事で、自分が最低ランクの人間になってしまったと考えます。
しかし、周囲の支えや車イスバスケとの出会いを通して、前を向いて進もうとしています。

三者三様の境遇ですが、それぞれバスケットボールというスポーツを通じて、人生に向き合っていきます。
障害も含めて、挫けそうな環境に置かれてしまった人間が、もがきながらも成長していく様はきっと、読んでいる人の背中も押してくれる様に思います。

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