バガボンド(井上雄彦)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『バガボンド』とは、スラムダンクの作者でもある井上雄彦による名作。宮本武蔵を題材としているが、従来ある歴史ものの古臭さは全くなく、むしろスタイリッシュな作品である。村一番の嫌われ者'武蔵'が剣に生き、天下無双を目指し旅を出る。強者たちと出会い、次第に本当の強さとは何かを追い求めていく内容。人の暗部を鮮明に映し出す心理描写はまさに圧巻。また、作画が非常に美しいのも魅力の一つである。

『バガボンド』の概要

『バガボンド』は、日本の漫画家・井上雄彦により描かれた作品。
吉川英治の小説『宮本武蔵』を題材にしているが、登場人物やストーリーなど原作から逸脱して描かれている部分もある。
バガボンド(vagabond)を和訳すると“放浪者”という意味になる。
1998年に『モーニング』で連載が始まったのをきっかけに人気に火が付き、2000年に第4回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、第24回講談社漫画賞一般部門受賞、2002年には第6回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞など多くの賞をものにしている。
剣の道を生きる主人公・宮本武蔵と宿敵・佐々木小次郎の生涯を描いている作品。
剣の時代が終わりを告げようとしていた頃(戦国末期から江戸時代の転換期)の物語である。
苦悩や葛藤を乗り越え、大きく成長していく姿などが描かれている。

『バガボンド』のあらすじ・ストーリー

第一章 宮本武蔵編

主人公・新免武蔵は幼馴染の本位田又八に誘われ、関ヶ原の合戦に西軍方として出陣するも敗戦する。
関ヶ原で落人になった武蔵と又八だったが、お甲という女に匿われることとなる。
しかし、お甲に惚れていた辻風典馬という野武士が自分の女にしようと自身が頭領である辻風組を引き連れ、武蔵たちのところに乗り込んでくる。
お甲は武蔵たちを味方に付け、辻風組を返り討ちにする。
数日後、報復に来た辻風組相手に一人戦っている武蔵を残し、又八はお甲と他の村へ逃げてしまう。
武蔵は、又八の母であるお杉に又八が生きていることを伝えるため一人宮本村へ帰還する。しかし一人で帰ってきた武蔵を恨んだお杉の謀略により村人から追われるようになる。
捕まり捕縛されるが、ここで武蔵の運命を大きく変わる沢庵という僧侶と出会うことになる。
捕縛から解放された武蔵は、宮本村を出る際に名乗りを「宮本武蔵」に改め、天下無双を目指し流浪の旅に出る。

4年後21歳の春に京を上り、天下に名高い吉岡道場に木剣一本で乗り込み、当主の吉岡清十郎に試合の申立てをする。
申立てを断った清十郎だったが、弟・伝七郎を挑発をする武蔵に一太刀を喰らわす。
一太刀を喰らい額を斬られた武蔵だが再度試合の申立てをする。
だが清十郎に逃げられてしまい、追いかけようとするも武蔵に門下生を殺された伝七郎の怒りを買い、戦うことになる。
決闘の最中、敷地内に火の気が上がったため伝七郎は再戦の約束をし武蔵はその場を去った。

更なる強者を求め、奈良にある槍の聖地・宝蔵院へ向かう。
武蔵は宝蔵院で胤舜と立ち合うが、その圧倒的な強さを目の前にし、死への恐怖でその場から無様に逃げ出してしまう。
死ぬ覚悟すら出来ていなかった己の弱さを痛感した武蔵は、弱さを克服するため胤舜の師である胤栄に稽古を付けてもらうように頼みこむ。
その後、胤舜に果たし状を送り、再戦を申し込んだ武蔵。
再戦前夜、胤舜との敗戦の記憶が蘇り死の恐怖に押しつぶされそうになる武蔵だが、自身の半生を見つめ直す過程で死を受け入れるようになる。
そんな心情の中、武蔵は胤舜との再戦に挑むこととなる。
胤舜との戦いに勝利した武蔵は宝蔵院を去る。

天下無双・柳生石舟斎が住む柳生の地へ向かう武蔵。
柳生石舟斎に近づくため策を練り、城内に客人として潜り込むことに成功する。
柳生四高弟との戦いを突破し、石舟斎のもとへたどり着いた武蔵だが、そこで石舟斎の世話役をしているおつうと再会する。
命を懸ける心の用意が出来ていた武蔵だが、おつうと再会したことでそれが霧散してしまう。
高弟たちが後を追ってきたため武蔵は屋根裏に隠れ、石舟斎の首を狙う。
武蔵は寝ている石舟斎に刀を突き付け、寝首を掻こうとするが石舟斎の存在に魅了され、その場を去る。

鎖鎌の宍戸梅軒という名を聞き、梅軒のもとへ向かう武蔵。
そこの村人から”宍戸梅軒は亡霊ではないか”と不可解な話を聞く。
梅軒を訪ねる武蔵だが、その亡霊の正体は宮本村で対峙した辻風黄平だった。
黄平は本物の宍戸梅軒を殺して鎖鎌を手にし、龍胆という娘と一緒に暮らしていた。
再び対峙する武蔵と黄平、過去の記憶がよみがえる。
勝負は武蔵が勝ったが、黄平は龍胆を守るため自分を斬った武蔵に命乞いをする。
その姿を見た武蔵は複雑な思いに駆られる。

第二章 佐々木小次郎編

越前の片隅で、細々と暮らす鐘巻自斎のところに、かつての弟子・佐々木佐康から息子の小次郎を頼むという手紙が届く。
海辺に座り込んで手紙を読んでいたところに、小舟に乗った赤ん坊の小次郎が流されてきたのを助けに向かい、以後育てることとなる。
ある日、訪ねて来た弟子の伊藤一刀斎との会話の中で、小次郎は耳が聞こえないことを気付かされる。
少年時代の小次郎は剣の勝負で幼馴染の草薙天鬼に勝ち、親友になる。
そんな中、草薙天鬼は父の腕を切った不動幽月斎に復讐のため、小次郎を誘い夜襲を仕掛ける。
自斎も時を同じくして村の疫病神であった幽月斎を殺害するよう村人から頼まれ、依頼を受ける。
戦いの最中、小次郎は幽月斎の右腕を落としたが追いつめられてしまう。
そこに現れた自斎が助けに入り、幽月斎を斬り捨てる。
村人からは感謝され、村長から家を譲り受ける自斎だがそれを断り、小次郎と共に自分たちの小屋へ戻った。
その後、自斎は道場を開き村の子供たちに剣を教えるが、耳が聞こえない小次郎には「剣は教えぬ」と決めていた。
しかし、口では「剣は教えぬ」と言いながらも毎日稽古を付けていた。

小次郎が17歳になった頃、再び一刀斎が自斎の元を訪ねて来た。
老いてしまった自分に小次郎の器は手に余ると感じた自斎は、一刀斎に小次郎を託した。
小次郎は自斎の手を離れ、一刀斎の弟子となり一緒に旅に出る。
道中、夢想権之助に出会い一緒に旅をすることになる。
そんな中、一刀斎が「戦を見物に行く」と言い出し、関ケ原に向かう。
ここで武蔵と小次郎が初めて出会う。
夜になり関ケ原の戦場は落人狩りの場と化し、一刀斎は落人狩りに囲まれる小次郎を一人残しその場を立ち去る。
取り残された小次郎は生き残るため落人狩りを斬りまくり生還する。

第三章 地上最強編

武蔵はかつて再戦の約束を交わした吉岡伝七郎と戦うため京へ上る。
吉岡清十郎は強くなった武蔵を目のあたりにして、伝七郎では武蔵に勝つことはできないと判断し、武蔵を人知れず葬ろうと闇討ちするが敗れる。
吉岡一門は清十郎が武蔵に敗れたことを知るが、名高い吉岡道場にとってあってはならないこと故に清十郎の死は世間に対しては病死と説明した。しかしほどなくしてことの真相は世間に伝わることになり、京の町はその噂で大騒ぎとなる。
噂は噂を呼び、武蔵の首を取ろうと浪人たちが京を訪れる。
吉岡兄弟と幼い頃から供に過ごした植田もまた清十郎と同じく伝七郎では武蔵に勝てないと踏み、伝七郎を勝負に出さず代役を立てようとするが、それを知った伝七郎から怒りを買い破門にさせられる。
伝七郎は交わした約束を守るため武蔵との決闘に挑むが敗れる。
清十郎・伝七郎が連破され、世間からは吉岡道場は終わりと言われる中、植田は門下七十余名総がかりで武蔵一人を切るための準備をする。
そして吉岡一門との前代未聞の死闘が始まる。地獄のような戦いの中、生き延びた武蔵だが右足に深手を負い剣はおろか歩くこともままならない状態まで追い込まれる。
その後、役人に捕まり吉岡門下七十余名を殺害した罪科で牢に入れられるが大事に扱われる。
剣の生きた道を閉ざされる中、沢庵からおつうと暮らし主君に仕える侍として生きるよう説得される。
だが武蔵は「本当の強さとは何か」を掴むため、今一度、強者との戦いを望んでいた。

稲作編

伊織の父を埋葬した翌日、一宿一飯の恩を受けた武蔵は小屋の前で畑を耕した。
しかしすぐに、嵐がその畑を河にしてしまう。
激しい雨の中、武蔵は仰向けになり咆哮した。
「笑うか俺を いや笑うのは人 恐れるのは自分 天は笑いはしない」
空を眺めながら武蔵の胸に去来したのは、大勢の中で斬りあう自らの姿だった。
そして畑を耕そうとやけになっている自分を省みた。
空を眺めながら過去の自分と今の自分を見つめ、武蔵は涙を流した。
「天は笑いはしない ただ微笑んで眺めている」
武蔵はいつしか空を、天を見るたびに言葉が降ってくるようになる。
視界に何もない、何も捉えられない天を見ることで、視野を広く保った状態では何が見えるか。
それは人の内部だ。
天を見ることで、自分に語り掛けるように、やさしく、柔らかな言葉が降ってくる。
自らの内部を見るように、そして心の在り方を確かめるように、武蔵は天を仰ぐ。

「流れのはやさ、遅さ、水自身は決めていない。ただ従っている。川底の地形と…。
風や外からの力に、完全に決められてる。
水自身はただそれに従っている。
それが故に…」
これまで武蔵は、自然物や動物の動き、その流れなどを自身の身体の動作に落とし込んできた。
川の流れる様をじっと見つめる中、自身の中に確かに繋がる何かを見つけた。
上記の「…」の先に繋がること、それは言葉ではなく、武蔵自身が言葉に頼らず、身に感じている部分である。
それは今まで武蔵が体感してきた記憶。内に流れている何かが、武蔵の感覚に適合したことで生まれる言葉。
後にその言葉を「完全に自由」と表現している。
内に流れている何かを「水」として捉え、その性質を利用し身体を動かした。

時に武蔵は言葉を必要としない。ぶつぶつと言葉で考え解釈していく中、言葉を置きざりにして身体のおもう様剣を振るうことがある。
最初に水に勝つとそれはそんな我執をもっていたらなにもうまくいかない事を暗示している。
その後に水に勝つだと水はこっちを見てもいない。
簡単に手の中に捕らわれる。翻弄されるにもかかわらず、完全に水のまま。自由のまま。
水に勝つのではなく、水が行きたい方向に流してやる。と
水が思う様、流れる様をただ見とく。外側の自分は。その容器を用意してあげる。準備をじてあげる。

畑うまくいかなくなると、武蔵の剣の振りも悪くなる。
畑と向き合う。にんげんが動く。そして環境が変わる。自分の中でも少しずつ変わっていく。それは「感謝」ということ。
秀作も感謝される。お乳がでましたよ。ありがとう。
村の希望になる。皆で耕した結果。水田作れず。
秀作の土を分けてくれることに。秀作にも変化が訪れていた。

『バガボンド』の登場人物・キャラクター

宮本 武蔵(みやもと むさし)

本名は新免 武蔵(しんめん たけぞう)。父は新免無二斎。
父の下、武芸者の子として人の温もりを知らずに育つ。
少年時代から村人には避けられ孤独になりがちだったが、幼馴染の又八やおつうには心を開いていた。
「山が師である」と言うほど山に育まれてきた。手先が器用で、山篭りの際に自分で木刀や木彫りの仏像を作ったり、沢庵の頭に悪戯をしたりする。

13歳の時、強者と立ち合い求めていた無芸者を、返り討ちにしたことからますます誰も近づかなくなった。17歳の時、又八と共に関ヶ原の合戦に出陣するも敗戦。
又八が生きていることをお杉に伝えるため一人宮本村へ帰還する武蔵だが、お杉の謀略により村人から追われるようになる。
最終的には、おつうと沢庵という僧侶に捕まり捕縛されるわけだが、この沢庵との出会いが武蔵の運命を大きく変わていくこととなる。
宮本村を出る際に、名を「宮本武蔵」に改め、流浪の旅に出る。

関ヶ原から宝蔵院までは粗末な着物と木刀を身につけていたが、宝蔵院で胤栄から服と刀、脇差を受け取った。

renote.net

本位伝 又八(ほんいでん またはち)

武蔵の幼馴染。実はお杉の実子ではなく、妾の子。
臆病者であるが人間味を感じさせる性格である。
村にいた頃には武蔵と唯一相手が出来る程の剣の腕を持っていた。
戦で名を挙げようと武蔵を誘い、関ヶ原の合戦に出陣するも敗戦。その先で出会ったお甲という女の情夫になり、次第に刀を振るわなくなり剣の腕が落ちていく。
又八とは対照的に名を上げる武蔵に対して、尊敬しながらも時おり嫉妬心をあらわにする。

おつう

武蔵と又八の幼馴染。又八の許婚。
寺に捨てられていたところをお杉に拾われる。
容姿の美しさと天真爛漫な性格で、誰からも好かれる。
本人も気づいていないが武蔵に想いを寄せている。
お甲の元に行ってしまった又八に愛想を尽かし、お杉に絶縁宣言したため宮本村にはいられなくなり武蔵の旅について行こうとするが、修行の邪魔だと拒否される。
沢庵の勧めで柳生家に世話になる。

お甲(おこう)

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【井上雄彦など】人気作家が描いたONE PIECEの登場人物・キャラクターまとめ【ワンピース】

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連載10周を記念して、人気作家たちが「ONE PIECE」のキャラクター達を描いたことが大きな話題となりました。「SLAM DUNK」の井上雄彦や「NARUTO」の岸本斉史、「BLEACH」の久保帯人など、名を連ねるのはそうそうたるメンバーたち。それぞれのタッチが反映された「ONE PIECE」キャラクターのイラストを紹介していきます。

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